「競馬は行けるのに…」介護と仕事の板挟みで悩むあなたへ：状況を打開する5つのステップ
「競馬は行けるのに…」介護と仕事の板挟みで悩むあなたへ：状況を打開する5つのステップ
この記事では、親族の介護と仕事の両立に悩み、精神的な負担を感じているあなたに向けて、具体的な解決策を提示します。特に、介護を巡る人間関係の難しさ、そして自身の心のケアに焦点を当て、あなたの状況を打開するための5つのステップを詳細に解説します。
仲良しのお婆ちゃんの息子の考えがわかりません。
仲良しのお婆ちゃん(87才)と同居する、一人息子(50才手前)が最近手術の為に入院してしまい、一人取り残されてしまったお婆ちゃんの様子を、たまに見に行ったり、ご飯をおすそ分けしに行ったりしていました。
そんな矢先、入院中の息子から私宛に“母を風呂に連れて行ってくれませんか？”とのﾒｰﾙ。
お婆ちゃんの家は俗に言うｺﾞﾐ屋敷で、玄関口から新聞紙やｺﾞﾐで山積み‥お婆たゃんはｺﾞﾐの上をｴｯｺﾗと登り、やっとの思いで中に入る感じ。部屋もｺﾞﾐだらけの様で、寝起きや食事もﾄｲﾚ・洗面所辺りでしている様です。そんな状態では一人ｼｬﾜｰも使えないのかと思い、一緒に銭湯に行ったのですが、全身から漂うｱﾝﾓﾆｱ臭や、排泄物(汚くてすみません)で汚れた下半身を目の当たりにし、驚愕した私は、息子さん宛に状況説明をした上、
・この様な状態では一人の生活は無理ではないか？
・せめて退院する迄、親類や施設に預かっていただいたら良いのではないか？
等を、ﾒｰﾙで伝えました。返事は｢真摯に受け止めます。｣でした。
そして先日、お婆ちゃんから嬉しそうに｢病院に外出届けを出した息子が、競馬に連れて行ってくれた。｣と聞き、回復に向かっているんだと安心していた矢先の事‥度々息子からのﾒｰﾙ。｢勝手ながら母の風呂・洗濯お願いします。｣前回銭湯へ行った時のお婆ちゃんの状態・状況を説明したのにも関わらず、何事も無かった様な再度のお願いに開いた口が塞がらず、身内の不幸や仕事で多忙な為に時間が取れない事‥その為妹さんか親類の方に頼んで下さいと返信しましたが、それに対しての返信は全く無し。それより何より、競馬は行けるのに、ｺｲﾝﾗﾝﾄﾞﾘｰはいけないのか？ｼｬﾜｰは手伝えないのか？そこが不思議でならないのです。大変な事は他人任せ、家を片付ける気すらない。補足文字数ｵｰﾊﾞｰの為追加させて頂きます(>_<)息子さんは頭が良いらしく、講師をしている様ですが、どこか感覚がおかしい気がしてなりません。確かにお婆ちゃんとは仲良しですが、そこ迄してあげなければダメでしょうか？競馬に行った事を聞いてしまった以上、何だか息子に甘く見られている気がしてなりません。ちなみに息子とは会えば挨拶をする程度です。
ご相談ありがとうございます。87歳のお婆様の介護と、その息子さんの対応に困惑されているのですね。ご自身の時間や労力を割いてお婆様を気遣われているにも関わらず、息子さんの行動に疑問を感じ、心身ともに負担を感じていることと思います。この状況を打開するために、具体的なステップと、あなたが抱える心の負担を軽減するためのアドバイスを提供します。
ステップ1：現状の整理と感情の認識
まずは、現状を客観的に整理し、ご自身の感情を認識することから始めましょう。具体的には、以下の3つのポイントに焦点を当てます。
- 状況の可視化: お婆様の現在の状況（住環境、健康状態、介護の必要性）を具体的にリストアップします。息子さんの行動（介護への参加度合い、あなたへの依頼内容、その他の行動）も記録します。
- 感情の言語化: あなたが感じている感情（困惑、怒り、不公平感、疲労感など）を具体的に言葉にします。日記やメモを活用して、感情の揺れを記録することも有効です。
- 優先順位の明確化: 介護に関わる上で、あなたが最も大切にしたいこと（お婆様の健康、ご自身の心身の健康、息子さんとの関係性など）を明確にします。
このステップを通じて、あなたは現在の状況を客観的に把握し、自分の感情を理解することができます。これにより、今後の行動指針を立てやすくなり、感情的な負担を軽減することにも繋がります。
ステップ2：息子さんとのコミュニケーション
次に、息子さんとのコミュニケーションを図る必要があります。ただし、感情的にならず、冷静に、そして建設的な対話を目指しましょう。以下の3つのポイントを意識してください。
- 対話の準備: 息子さんと話す前に、伝えたい内容を整理し、具体的な提案を準備します。例えば、「お婆様の介護について、どのように協力できるか一緒に考えたい」といった具体的な提案を準備します。
- 対話の実施: 落ち着いた場所を選び、対話の時間を確保します。あなたの感情を伝えつつ、相手の意見も聞く姿勢を示します。例えば、「お婆様の状況を見て、とても心配しています。あなたも大変な状況だと思いますが、一緒に解決策を見つけたいと思っています」といったように、相手への配慮を示しながら、自分の気持ちを伝えます。
- 具体的な提案: 息子さんに具体的な提案をします。例えば、「週に一度、私がシャワーを浴びさせることはできますが、その間の洗濯や掃除は、他の家族や専門家にお願いできませんか？」といったように、具体的な解決策を提示します。
コミュニケーションを通じて、息子さんの考えや状況を理解し、互いに協力し合える関係を築くことが重要です。もし、対話が難航する場合は、第三者（親族、ケアマネージャーなど）に仲介を依頼することも検討しましょう。
ステップ3：専門家への相談
介護に関する専門家への相談は、状況を改善するための有効な手段です。専門家は、あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスやサポートを提供してくれます。以下の3つの専門家への相談を検討しましょう。
- ケアマネージャー: お婆様の介護保険の申請や、介護サービスの利用に関する相談ができます。ケアプランの作成や、適切なサービスの紹介も行ってくれます。
- ソーシャルワーカー: 介護に関する悩みや、家族関係の問題について相談できます。地域の福祉サービスや、利用できる制度についても詳しく教えてくれます。
- 弁護士: 介護に関する法的問題（財産管理、成年後見制度など）について相談できます。将来的なトラブルを避けるためにも、専門家のアドバイスを受けておくことは重要です。
専門家への相談を通じて、あなたは介護に関する正しい知識を得て、適切なサポートを受けることができます。また、専門家のアドバイスは、あなた自身の心の負担を軽減することにも繋がります。
ステップ4：自己ケアの徹底
介護は、心身ともに大きな負担を伴います。ご自身の健康を維持するためには、自己ケアを徹底することが不可欠です。以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 休息と睡眠: 十分な休息と睡眠を確保し、心身の疲労を回復させましょう。
- ストレス解消: 趣味や運動など、ストレスを解消できる方法を見つけましょう。
- 心のケア: 悩みや不安を抱え込まず、信頼できる人に相談しましょう。必要であれば、カウンセリングを受けることも検討しましょう。
自己ケアを怠ると、心身の健康を損ない、介護を続けることが困難になる可能性があります。ご自身の健康を第一に考え、無理のない範囲で介護を続けることが重要です。
ステップ5：関係性の見直しと境界線の設定
介護を通して、人間関係は複雑になることがあります。時には、関係性の見直しや、適切な境界線の設定が必要になることもあります。以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 関係性の見直し: 息子さんとの関係性を見直し、互いに無理のない距離感を保つようにしましょう。
- 境界線の設定: 自分の時間や労力を守るために、介護に費やす時間や、できることの範囲を明確にしましょう。
- 支援の要請: 介護に関する負担を軽減するために、親族や友人、地域社会からの支援を積極的に求めましょう。
関係性の見直しと境界線の設定は、あなた自身の心の健康を守り、介護を継続するための重要な要素です。無理なく、そして自分らしく介護を続けるために、必要な措置を講じましょう。
これらのステップを踏むことで、あなたは現在の状況を打開し、より良い方向へと進むことができます。しかし、一人で抱え込まず、周囲のサポートを積極的に活用してください。
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まとめ：介護と仕事の両立を成功させるために
この記事では、介護と仕事の両立に悩み、精神的な負担を感じているあなたに向けて、状況を打開するための5つのステップを解説しました。現状の整理、息子さんとのコミュニケーション、専門家への相談、自己ケアの徹底、関係性の見直しと境界線の設定を通じて、あなたはより良い状況へと進むことができます。
介護は、一人で抱え込まず、周囲のサポートを積極的に活用することが重要です。専門家や親族、友人、地域社会の力を借りながら、あなた自身の心身の健康を守り、無理なく介護を続けていきましょう。そして、あなたの人生を大切にしてください。
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