86歳のお母様との関係改善:認知症の疑いと介護・キャリア支援の視点から
86歳のお母様との関係改善:認知症の疑いと介護・キャリア支援の視点から
この記事では、86歳のお母様の言動に困惑し、今後の関係性や介護について悩んでいるあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供します。認知症の可能性や、親との関係性、自身の心の負担など、複合的な問題にどのように向き合い、解決していくか。キャリア支援の専門家としての視点も交えながら、具体的なステップと心の持ち方について解説していきます。
86歳になる母の事で相談です。
長文ですが宜しくお願いします。
母は現在、私の家からほど近い老人ホームで暮らしていますが、洋服などが全てが収まらず、一部は我が家に置き季節ごと取り替えに来たりしていますが、先日衣替えをして帰った一週間後、大事にしていたカーディガンがないので返してほしいというのです。
母はメールで「そのカーディガンは父が亡くなった時歯医者のかえりに◯◯と言う店で一番最近に買ったとても大事な物なので必要なので解ってほしい。タンスの引き出しに入れてあり、衣替えに行った時、あなたがさっと除けたのを見ていたのです」と言うのです。
その様な事実もないので、「その様な事は覚えがないし、どの様なカーディガンかもわからない」と答えると
「どうしたの〜知らないはずないのにー番大切な物なんです。」と返ってきました。
他に「自分は若い時、母親が大好きで着物を買ってあげた。」と言う様なメールも来ました。
どの様なデザインの物なのか詳しく聞いてみたりしましたが、皆目見当もつかないので、もう一度探しに来てみるよう勧めましたが、その日はきませんでした。
最近、母は物忘れも激しくなってきたので、もしかしたら、その様に言った事も忘れるかもとも思い、その日は過ぎましたが、翌日我が家にやって来て自分のタンスを見、「あのカーディガンだけがない、どうしてないんだろう、あんたが、どうしてだかよけた」と訴えるのです。
再び 何時、何処で、購入した物か、最近着たのは何時だったか・・・等、聞いてみましたが、辻褄が合わなくなったりするのですが、とにかく、私が衣替えの際に 「盗った」と言う事だけは終始変わらない主張でした。
前日、物忘れに対する対応などを参考に調べてみてはいましたが、あまりの言い分に私もカッとなりつつ、とりあえず、一緒に私のタンスなど衣類のあるところを全て探してみてもらいましたが、盗った事実がないので、見つかりませんでした。
が、翌日には納得する事はないどころか、どんどんカーディガンに対する思い入れの表現が強くなり
「どうして他の冬物は仕舞った所にちゃんとあるのに一番大事な必要なカーディガンだけが、引き出しにないのかなぁ」とメールがきたのです。
私が盗ったという母の思いはもう変える事は出来ない様に思われます。
母が私が盗ったという考えから、私と距離を置く事になり孤立感を深め、物忘れなどの状態がますます酷くなる事が心配な事と、私自身も今まで親の事でストレスも抱えてきた状況で自分にこれ以上の負担の自信もありません。
これから母親とどの様に付き合っていけば良いでしょうか。やはり認知症など病院にも連れて行くべきでしょうか
私は父母の仲が良いと感じる中で育ってきてはいません。
家に自分の居場所がないと感じていました。
父がアルコール依存であったり、母がうつ病になったりでしたが、やれるだけの事は親には尽くしてきているつもりです。
母は現在、心不全など病気もありますが、病院にかかり落ち着いている状況。高齢者住宅で昼食は自分で作り、毎日散歩をします。只退屈などの訴えがはげしいです。補足回答ありがとうございます。
もう少し、カーディガンの事など含め、どう接していけばよいか、アドバイスも頂ければと思うので、他にも回答お待ちしております。どうか宜しくお願いします。
1. 現状の整理:問題の本質を見極める
まず、現状を客観的に整理することから始めましょう。お母様の抱える問題は、大きく分けて以下の3つに集約されます。
- 認知機能の低下の可能性: カーディガンの件だけでなく、物忘れの頻度が増えていることから、認知症の可能性を考慮する必要があります。
- 感情的な対立: 盗んだという誤解から、あなたとの間に溝が生まれてしまっています。
- 介護と自身の負担: これまでの親との関係性や、現在の介護における負担感、そして今後の対応への不安が混在しています。
これらの問題を一つずつ紐解き、具体的な対策を講じていくことが重要です。
2. 認知症の可能性への対応:専門家への相談と検査
お母様の物忘れが頻繁になっていることから、認知症の可能性を考慮し、専門家への相談を検討しましょう。
2-1. 専門医への相談:
まずは、かかりつけ医に相談し、必要であれば認知症専門医への紹介を依頼しましょう。認知症の早期発見は、適切な治療やケアに繋がるだけでなく、今後の対応方針を立てる上でも重要です。
2-2. 認知機能検査:
専門医の指示のもと、認知機能検査を受けましょう。代表的なものとして、MMSE(Mini-Mental State Examination)や、長谷川式認知症スケールなどがあります。これらの検査結果から、認知症の可能性や、どの程度の進行度なのかを把握することができます。
2-3. 早期発見のメリット:
- 適切な治療: 認知症の種類によっては、進行を遅らせる薬物療法などがあります。
- ケアプランの作成: 専門家と連携し、お母様に合ったケアプランを作成することができます。
- 家族の心の準備: 認知症という現実を受け止め、今後の対応について家族で話し合うことができます。
3. 感情的な対立への対応:コミュニケーションの工夫
「盗んだ」という誤解は、あなたにとって大きな心の負担になっていることでしょう。しかし、感情的に反論するのではなく、冷静に、そして優しく対応することが重要です。
3-1. 共感と理解を示す:
お母様の気持ちに寄り添い、「大切なカーディガンが見つからなくて、とても不安なのですね」など、共感の言葉を伝えましょう。感情を受け止めることで、お母様の安心感を高めることができます。
3-2. 事実確認は穏やかに:
「いつ、どこで買ったのか、どんなカーディガンだったか、詳しく教えていただけますか?」など、穏やかな口調で事実確認を試みましょう。ただし、詰問するような口調は避け、あくまでも「一緒に探したい」という姿勢を見せることが大切です。
3-3. 記憶を修正しようとしない:
認知症の症状として、記憶の混同や、事実と異なることを信じることがあります。無理に記憶を修正しようとすると、お母様は混乱し、あなたへの不信感を強めてしまう可能性があります。事実を否定するのではなく、「一緒に探しましょう」という姿勢で接することが重要です。
3-4. 環境調整:
カーディガンが見つからない原因として、置き忘れや、どこかに紛れ込んでいる可能性も考えられます。お母様のタンスやクローゼットを一緒に整理したり、他の家族にも協力を仰ぎ、カーディガンを探す手伝いをしてもらいましょう。
4. 介護と自身の負担軽減:サポート体制の構築
これまでの親との関係性や、現在の介護における負担感は、あなたにとって大きなストレスになっていることでしょう。一人で抱え込まず、周囲のサポートを積極的に活用しましょう。
4-1. 介護サービスの利用:
お母様の状況に合わせて、介護保険サービスを利用しましょう。訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々なサービスがあります。これらのサービスを利用することで、あなたの負担を軽減し、お母様も専門的なケアを受けることができます。
4-2. 家族や親族との連携:
兄弟姉妹や親族がいる場合は、積極的に連携を取り、役割分担を決めましょう。一人で抱え込まず、協力体制を築くことが大切です。
4-3. 相談窓口の活用:
地域包括支援センターや、介護保険サービスを提供する事業所には、介護に関する相談窓口があります。専門家のアドバイスを受けることで、適切な情報収集や、問題解決の糸口を見つけることができます。
4-4. 自身の心のケア:
介護は、心身ともに大きな負担を伴います。定期的に休息を取り、自分の時間を確保しましょう。趣味を楽しんだり、友人との交流を深めたりすることも大切です。必要であれば、カウンセリングや、精神科医への相談も検討しましょう。
5. 今後の関係性構築:穏やかなコミュニケーションを心がける
お母様との関係を改善するためには、日々のコミュニケーションを穏やかに保つことが重要です。
5-1. 過去のことは忘れ、今を大切にする:
過去の出来事にとらわれず、今のお母様との関係を大切にしましょう。物忘れや、誤解があったとしても、それを責めるのではなく、理解しようと努めることが大切です。
5-2. 感謝の気持ちを伝える:
「いつもありがとう」「助かります」など、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。感謝の言葉は、お母様の心の安定に繋がり、あなたとの関係を良好にする効果があります。
5-3. 一緒に楽しい時間を過ごす:
お母様の好きなこと、興味のあることを一緒に楽しみましょう。散歩に付き添ったり、一緒に食事をしたり、会話を楽しんだりすることで、心の距離を縮めることができます。
5-4. 期待しすぎない:
認知症の症状は、徐々に進行していく可能性があります。すべてを理解してもらうことや、以前のような関係に戻ることを期待しすぎず、現実を受け入れ、穏やかな気持ちで接することが大切です。
6. キャリア支援の視点:介護と仕事の両立
介護と仕事の両立は、多くの人が抱える課題です。あなたの状況に合わせて、キャリア支援の視点から、両立を支援する方法をいくつかご紹介します。
6-1. 勤務時間の調整:
介護のために、勤務時間を調整する必要がある場合は、会社に相談してみましょう。時短勤務、フレックスタイム制度、在宅勤務など、様々な制度があります。会社の制度を利用することで、介護と仕事の両立がしやすくなります。
6-2. 介護休暇・休業の取得:
介護のために、休暇や休業が必要な場合は、介護休暇や介護休業制度を利用しましょう。これらの制度を利用することで、介護に専念する時間を確保することができます。
6-3. 転職・キャリアチェンジ:
現在の仕事と介護の両立が難しい場合は、転職やキャリアチェンジを検討することも選択肢の一つです。介護と両立しやすい仕事、例えば、在宅勤務可能な仕事や、勤務時間の融通が効く仕事など、様々な選択肢があります。あなたのスキルや経験を活かせる仕事を探しましょう。
6-4. スキルアップ:
介護に関する知識やスキルを習得することで、介護への対応能力を高めることができます。介護に関する資格を取得したり、セミナーに参加したりすることも有効です。また、キャリアアップを目指すことも、モチベーション維持に繋がります。
6-5. 専門家への相談:
キャリアに関する悩みや、介護と仕事の両立に関する悩みは、キャリアコンサルタントや、介護に関する専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な情報収集や、問題解決の糸口を見つけることができます。
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7. まとめ:あなたの心の負担を軽減するために
お母様の認知症の可能性、感情的な対立、そして介護と自身の負担という、複合的な問題に直面しているあなた。今回のケースでは、以下のステップで対応していくことが重要です。
- 専門家への相談: 認知症の可能性を考慮し、専門医への相談と検査を行いましょう。
- コミュニケーションの工夫: 共感と理解を示し、穏やかなコミュニケーションを心がけましょう。
- サポート体制の構築: 介護サービスの利用、家族や親族との連携、相談窓口の活用など、周囲のサポートを積極的に活用しましょう。
- 穏やかな関係性構築: 過去にとらわれず、感謝の気持ちを伝え、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
- キャリア支援の活用: 介護と仕事の両立を支援するために、勤務時間の調整、介護休暇・休業の取得、転職・キャリアチェンジ、スキルアップ、専門家への相談など、様々な方法を検討しましょう。
これらのステップを踏むことで、お母様との関係を改善し、あなたの心の負担を軽減することができます。焦らず、一歩ずつ、問題を解決していくようにしましょう。
あなたの状況は大変ですが、決して一人ではありません。専門家のサポートや、周囲の協力を得ながら、前向きに進んでいくことを願っています。
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