認知症の父をデイケアに通わせたい！頑固な父を納得させる方法と施設選びのポイント
認知症の父をデイケアに通わせたい！頑固な父を納得させる方法と施設選びのポイント
この記事では、認知症の父親をデイケアに通わせたいけれど、本人の拒否や家族の介護負担に悩むあなたに向けて、具体的な解決策と成功事例、そして最適な施設選びのポイントを解説します。遠方に住むあなたのジレンマを理解し、どのようにすれば父親がデイケアに前向きになり、家族みんなが笑顔で過ごせるようになるのか、一緒に考えていきましょう。
父をデイケアに通わせたいんですが。
父が認知症を患ってます。専門医の治療を受けてます（月１回、薬を服用）。母と妹が同居（福岡）してますが母が父を介護、妹は特殊な病気にかかり自宅で治療中です。
私は愛知在住なので距離的に迅速に動けない状態です。母が介護疲れでかなり疲弊しています。父はせん妄状態になり易く怒り出すと激しく興奮します。おまけに頑固、神経質です。
母が父の衝動的な怒りを買わない様に神経を使ってますが、それが大きな負担になっています。ここ２０日位は落ち着いてたのですが、先日また些細な事で怒鳴りだしました。母は突然怒り出すのを凄く嫌がってます。だから、いつもビクビクしてて憔悴しきってます。電話で母の愚痴を聞いてると私も疲れます。
かねてから父にはデイケアにでも通って外出を進めるのですが、頑として聞きません。せめて、家で大人しくしてくれてれば良いのですが、自分でも感情のコントロールが出来ないようです。デイケアの歌とか遊戯が嫌いみたいです。趣味も持ってないので余計に外出しないです。
しかし、私はやはり父が反対しても週１回で良いのでデイケアに通わせたいと考えてます。父は散歩位はしてますが基本的に引きこもり傾向です。家にずーっと母と居るから、つまらない事ばかり考えてます。妹も巻き込まれ治療どころか悪化してしまいました。
母が倒れると家族全員が困るし身動きが取れなくなります。冷たいようですが介護者（母）を守る事を優先したいので、最後は私が父を説得する予定です。
質問は２つあります。
①父のようなタイプをデイケアに通わせるいい方法はございませんか？成功事例などありましたらお聞かせ下さい。
②デイケアによっては、歌とか遊戯などを実施していない施設って有りますか？デイケアに通うけど本人の好きにさせるような施設もあると聞いた事があります。加えて、男性が多い施設の方が良いです。そのような施設が福岡市に有ったら教えて下さい。
②のような束縛（本人が勝手に束縛と思ってる）が無い施設なら父も話を聞いてくれるかもしれませんし。
離れて暮らしてるので母がとても心配です。宜しくご指南下さい。
お母様の介護疲れ、お父様の認知症、そして妹さんの病気と、本当に大変な状況ですね。遠方にお住まいのあなたも、ご家族を案じ、どうにかしたいと願っていることと思います。この問題は、介護を受ける方だけでなく、介護をするご家族にとっても大きな負担となります。しかし、適切な対応と情報があれば、状況を改善し、より良い生活を送ることは可能です。
1. 頑固な父親をデイケアに通わせるための第一歩：理解と共感
まず、お父様の気持ちを理解することから始めましょう。認知症の方は、自分の置かれた状況を理解することが難しく、不安や恐怖を感じやすいものです。デイケアを拒否する背景には、
- 変化への不安：新しい環境や人との交流に対する不安。
- 自尊心の喪失：自分の能力が低下することへの抵抗感。
- 過去の経験：過去の嫌な経験からくる拒否感。
といった感情が隠されている可能性があります。
お父様のこれまでの人生や性格を振り返り、なぜデイケアを嫌がるのか、その根本的な原因を探ってみましょう。例えば、昔から人とのコミュニケーションが苦手だったり、自分のペースを乱されることを嫌う性格だったりするかもしれません。
次に、お母様や妹さんの気持ちにも寄り添いましょう。介護疲れや病気の不安は、想像以上に心身に負担をかけます。あなたのサポートが、ご家族全体の安心につながります。
2. 成功事例から学ぶ：具体的なアプローチ
多くのご家族が、認知症の高齢者をデイケアに通わせることに成功しています。以下に、具体的なアプローチと成功事例をご紹介します。
2-1. 事前の情報収集と準備
情報収集：まずは、デイケアに関する情報を集めましょう。施設の雰囲気、プログラム内容、送迎の有無、利用者の年齢層などを調べ、お父様の性格や好みに合った施設を選びます。
準備：お父様にデイケアの話をする前に、施設の見学に行き、パンフレットや資料を集めておきましょう。可能であれば、他の利用者の方やスタッフと話をして、施設の雰囲気や評判を確認しておくことも大切です。
2-2. コミュニケーションの工夫
本人の気持ちを尊重する：一方的にデイケアを勧めるのではなく、「何か不安なことはある？」「デイケアに通うことに抵抗があるのはなぜ？」など、本人の気持ちを聞き出すことから始めましょう。
メリットを具体的に伝える：デイケアに通うことで得られるメリットを具体的に伝えましょう。「他の人と話すことで気分転換になる」「専門家に見てもらえるので安心」「毎日同じことの繰り返しから解放される」など、本人の興味を引くような言葉を選びましょう。
体験談を話す：同じようにデイケアに通っている他の人の体験談を話すことで、安心感を与えることができます。「○○さんも最初は嫌がっていたけど、今はデイケアに行くのを楽しみにしているみたいだよ」など、具体的なエピソードを交えて話すと効果的です。
2-3. デイケア体験のハードルを下げる
体験利用：いきなり週に何回も通うのではなく、まずは体験利用から始めるのがおすすめです。半日だけ、または送迎だけなど、本人の負担にならないように工夫しましょう。
一緒に見学：可能であれば、一緒に行き、施設の雰囲気を見たり、スタッフと話したりすることで、安心感を与えることができます。
無理強いしない：最初は嫌がっても、無理強いは禁物です。焦らず、本人のペースに合わせて、少しずつ慣れていくことが大切です。
2-4. 周囲の協力を得る
家族の協力：家族全員で協力し、お父様を励まし、応援する姿勢を見せましょう。
専門家への相談：医師やケアマネージャーに相談し、適切なアドバイスやサポートを受けましょう。
施設のスタッフとの連携：施設のスタッフと連携し、お父様の様子を共有し、一緒に対応策を考えましょう。
成功事例
事例1：趣味を活かしたデイケア
ある男性は、長年続けていた釣りをデイケアで再開。同じ趣味を持つ仲間と交流することで、デイケアに通うのが楽しみになり、認知症の症状も改善しました。
事例2：個別対応のデイケア
頑固で人との交流を嫌う男性は、個別対応のデイケアに通い始めました。最初は抵抗があったものの、スタッフが本人のペースに合わせて接し、徐々に心を開き、今では他の利用者とも打ち解けています。
3. デイケア選びのポイント：父親に合った施設を見つけるために
お父様に合ったデイケアを選ぶことは、成功の鍵となります。以下のポイントを参考に、最適な施設を見つけましょう。
3-1. 施設の雰囲気とプログラム
本人の性格に合わせる：お父様の性格や趣味、興味に合わせて、プログラム内容を選びましょう。例えば、静かな環境を好む方には、落ち着いた雰囲気の施設、体を動かすのが好きな方には、運動系のプログラムが充実している施設がおすすめです。
男性が多い施設：男性が多い施設は、同性の仲間との交流がしやすく、安心感を得やすい場合があります。
歌や遊戯がない施設：歌や遊戯が苦手なお父様には、そのようなプログラムがない施設を選びましょう。代わりに、趣味活動や個別対応に力を入れている施設を探すと良いでしょう。
3-2. 施設の設備とサービス
バリアフリー：移動がスムーズにできるバリアフリー設計であることは必須です。
送迎の有無：送迎サービスがあれば、家族の負担を軽減できます。
食事：栄養バランスの取れた食事を提供しているか、本人の嚥下機能に合わせた食事形態に対応しているかを確認しましょう。
医療体制：緊急時の対応や、持病への対応など、医療体制が整っているかを確認しましょう。
3-3. スタッフの質
専門性：認知症ケアの専門知識を持つスタッフがいるか、研修制度が整っているかを確認しましょう。
コミュニケーション能力：利用者の気持ちに寄り添い、丁寧に対応してくれるスタッフがいるかを確認しましょう。
相性：スタッフとの相性は、利用者の満足度に大きく影響します。見学の際に、スタッフの対応をよく観察しましょう。
4. 福岡市でのおすすめデイケア施設
福岡市には、様々な特徴を持つデイケア施設があります。以下に、いくつかの例をご紹介します。
※施設の詳細については、最新の情報を必ずご自身でご確認ください。
4-1. 男性向けプログラムが充実している施設
一部のデイケア施設では、男性向けの趣味活動やレクリエーションに力を入れています。例えば、園芸、将棋、囲碁、麻雀など、男性が興味を持ちやすいプログラムを提供している施設を探してみましょう。
4-2. 個別対応に力を入れている施設
認知症の症状や性格は人それぞれです。個別対応に力を入れている施設では、本人のペースに合わせて、きめ細やかなケアを受けることができます。スタッフとの信頼関係を築きやすく、安心して過ごせる環境です。
4-3. 落ち着いた雰囲気の施設
静かな環境を好む方には、落ち着いた雰囲気の施設がおすすめです。少人数制で、ゆったりとした時間を過ごせる施設を探してみましょう。
これらの施設を探す際には、以下の方法が役立ちます。
- インターネット検索：「福岡市 デイケア 男性向け」「福岡市 認知症 デイケア 個別対応」などのキーワードで検索してみましょう。
- 地域包括支援センター：お住まいの地域の地域包括支援センターに相談し、情報提供や施設紹介を受けましょう。
- ケアマネージャー：ケアマネージャーに相談し、本人の状況に合った施設を探してもらいましょう。
5. 遠方からのサポート：あなたが出来ること
遠方に住んでいるからといって、何もできないわけではありません。あなたにもできることがたくさんあります。
5-1. 定期的な連絡と情報共有
電話やビデオ通話：定期的に電話やビデオ通話をして、お父様やご家族の様子を確認しましょう。
情報共有：介護に関する情報を共有し、家族全体で問題意識を持つようにしましょう。
5-2. 経済的なサポート
金銭的な援助：介護費用やデイケア費用の一部を負担することで、家族の負担を軽減することができます。
物品の購入：介護用品や日用品などを送ることで、生活をサポートすることができます。
5-3. 精神的なサポート
話を聞く：お母様や妹さんの話を聞き、共感し、励ますことで、精神的な支えとなりましょう。
感謝の気持ちを伝える：日頃の感謝の気持ちを伝え、家族の絆を深めましょう。
これらのサポートに加えて、定期的に帰省し、直接会って話を聞いたり、一緒に過ごす時間を作ることも大切です。遠方からでも、あなたのサポートは、ご家族にとって大きな力となります。
6. 介護者の心のケア：あなた自身のために
介護は、心身ともに大きな負担がかかります。あなた自身も、心と体の健康を保つことが大切です。
6-1. ストレスを溜めないために
休息：十分な休息を取り、心身を休ませましょう。
気分転換：趣味や好きなことをして、気分転換をしましょう。
相談：家族や友人、専門家などに相談し、悩みを打ち明けましょう。
6-2. 専門家の活用
カウンセリング：専門家によるカウンセリングを受けることで、心の負担を軽減することができます。
介護保険サービス：介護保険サービスを利用して、介護負担を軽減しましょう。
あなたが心身ともに健康でいることが、ご家族を支えるために不可欠です。無理をせず、自分を大切にしてください。
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7. まとめ：一歩ずつ、家族みんなで支え合う
認知症のお父様をデイケアに通わせることは、簡単ではありません。しかし、諦めずに、一つ一つ課題をクリアしていくことで、必ず道は開けます。
1. 理解と共感から始める：お父様の気持ちを理解し、寄り添うことから始めましょう。
2. 具体的なアプローチを試す：成功事例を参考に、コミュニケーションの工夫や体験利用を試しましょう。
3. デイケア選びのポイントを押さえる：本人の性格や好みに合った施設を選びましょう。
4. 遠方からでもできることをする：定期的な連絡、情報共有、経済的・精神的なサポートをしましょう。
5. あなた自身のケアも忘れずに：心と体の健康を保ち、無理のない範囲でサポートしましょう。
ご家族みんなで支え合い、協力し合うことで、より良い生活を送ることができます。焦らず、一歩ずつ、進んでいきましょう。
あなたの温かい思いやりと、この記事で得た情報が、ご家族の明るい未来につながることを心から願っています。
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