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母の異変…一体どうすれば?介護・メンタルヘルス、専門家が教える寄り添い方

母の異変…一体どうすれば?介護・メンタルヘルス、専門家が教える寄り添い方

この記事では、ご家族の介護とメンタルヘルスに関する複雑な問題に直面しているあなたへ、具体的な解決策と心の支えとなる情報を提供します。ご自身の状況を理解し、より良い方向へ進むためのヒントを見つけていきましょう。

母親(67歳)の行動が心配です。私は同じ町内に住み、実家に通って食事など身の回りの世話をしています。ちなみに母の希望等で今のところ同居は考えていません。

母は関節リウマチ、シェーグレン症候群、鬱病など色々抱えていますが、最近諸事情あって一人暮しになりました。1年前に亡くなった父に依存し続け、自立して暮らして行けるスキルがないような人です。今は私に依存対象が移りました。体調が悪いと毎日毎日泣き言ばかり、友人も趣味もありません。介護認定の申請も非該当で、家に引きこもっています。

今朝は用事があり行けないと伝えていましたが、かなりの冷え込みで水道が凍結して水が出ない!と電話がありました。部屋と水回りをあたためるように伝え、ペットボトルに水を汲み急いで実家に行きました。

見てみると台所と洗面所、トイレも水が出ません。ただ昨日のうちに炊いたご飯と味噌汁おかずなどがあり(私が行けない時は事前に用意するため)すぐに困る状態ではありません。飲み水は持病(シェーグレン症候群)の緩和のためペットボトルに汲んだものが常に枕元に用意してある。それでもパニックになり、どうしようどうしようとなるのです。

上記説明し、大丈夫だよトイレは仕方ないけど昼までにはお水出ると思うよ。と伝えたら少し落ち着いたのですが。。。ふと持ち上げたやかんにお水が入っているので、これはどうしたの?どこのお水?と聞くと、トイレの溜まりの水をコップで汲んだと言いました。ゾッとしました。

それはダメだと言うと、そんなに汚くないと思う。と。

これはいったいどういう症状なのでしょう?鬱病?認知症?または別の病気ですか?

11月頃かかりつけ医で認知症の簡易テストをした時は、まぁ大丈夫でしょうと言われました。元々物事を自分で考えること、何かに対処することが苦手、程々とか良い加減がわからない傾向があります。なるべく自分で考えてみて?と言うと死んだ方がいいと悲観し、日常会話も噛み合わないことが多いです。また、薬の飲み忘れや言動のミスなどを絶対認めないので困ります。

1. 状況の整理と初期対応:まずは何から始めるべきか

ご相談ありがとうございます。お母様の状況、そしてあなた自身の苦労、大変お察しします。まず、現状を整理し、初期対応として何から始めるべきか、具体的なステップを説明します。

1.1. 現状の把握と情報収集

  • 詳細な情報収集:お母様の現在の健康状態、服用している薬の種類と量、これまでの病歴、日常生活での困りごとなどを詳細に記録します。かかりつけ医や訪問看護師など、専門家との連携も重要です。
  • 家族内での情報共有:可能であれば、他のご家族(兄弟姉妹など)とも情報を共有し、協力体制を築きましょう。
  • 専門家への相談:かかりつけ医だけでなく、精神科医、認知症専門医、ケアマネージャーなど、複数の専門家に相談し、多角的な視点からアドバイスを受けましょう。

1.2. 緊急時の対応

  • 安全の確保:お母様の安全を最優先に考え、危険な状況(例えば、火の始末、外出時の迷子など)を未然に防ぐための対策を講じましょう。
  • 緊急連絡先の確認:緊急時の連絡先(救急車、かかりつけ医、近隣の病院など)を明確にし、すぐに連絡できるようにしておきましょう。
  • 生活必需品の確保:食料、水、薬など、生活に必要なものを常に確保できるように、備蓄の準備をしておきましょう。

2. 症状の理解:鬱病、認知症、それとも他の問題?

お母様の症状は、鬱病、認知症、あるいは両方の可能性があります。また、シェーグレン症候群などの持病が、精神的な症状に影響を与えていることも考えられます。それぞれの可能性について、詳しく見ていきましょう。

2.1. 鬱病の可能性

鬱病は、気分の落ち込み、意欲の低下、食欲不振、睡眠障害などを主な症状とする精神疾患です。お母様の場合、

  • 毎日泣き言を言う
  • 「死んだ方がいい」と悲観的な発言をする
  • 日常会話が噛み合わない

といった症状は、鬱病の可能性を示唆しています。鬱病の治療には、薬物療法と精神療法(カウンセリングなど)が有効です。

2.2. 認知症の可能性

認知症は、記憶力や判断力の低下を主な症状とする脳の病気です。お母様の場合、

  • 物事を自分で考えることや対処することが苦手
  • 薬の飲み忘れや言動のミスを認めない
  • トイレの水を飲んでしまう

といった行動は、認知症の可能性を疑わせます。認知症の初期症状は、鬱病と似ていることもあります。認知症の診断には、専門医による詳細な検査が必要です。認知症の治療には、薬物療法や生活習慣の改善が有効です。

2.3. その他の可能性

シェーグレン症候群などの持病が、精神的な症状に影響を与えていることも考えられます。また、薬の副作用によって、精神的な症状が現れることもあります。かかりつけ医とよく相談し、適切な検査と治療を受けましょう。

3. 専門家への相談と連携:誰に相談すれば良い?

お母様の状況を改善するためには、専門家との連携が不可欠です。具体的に、どのような専門家に相談し、どのように連携すれば良いのでしょうか。

3.1. かかりつけ医

まず、かかりつけ医に相談し、お母様の症状について詳しく説明しましょう。かかりつけ医は、お母様の健康状態を最もよく知っており、適切な検査や専門医への紹介をしてくれます。また、薬の調整や副作用についても相談できます。

3.2. 精神科医または心療内科医

鬱病の疑いがある場合は、精神科医または心療内科医に相談しましょう。専門医による診断と治療(薬物療法、精神療法)を受けることができます。

3.3. 認知症専門医

認知症の疑いがある場合は、認知症専門医に相談しましょう。専門医による診断と治療(薬物療法、生活習慣の改善)を受けることができます。

3.4. ケアマネージャー

ケアマネージャーは、介護保険に関する専門家です。介護保険の申請手続きをサポートし、適切な介護サービス(訪問介護、デイサービスなど)を紹介してくれます。また、お母様の状況に合わせたケアプランを作成してくれます。

3.5. 訪問看護師

訪問看護師は、自宅での医療ケアを提供してくれます。お母様の健康状態を観察し、服薬管理、食事のサポートなどを行います。また、ご家族の相談にも応じてくれます。

4. コミュニケーションと接し方:どのように接すれば良い?

お母様とのコミュニケーションは、非常に重要です。どのように接すれば、お母様の不安を軽減し、より良い関係を築けるのでしょうか。

4.1. 話をよく聞く

お母様の話をよく聞き、共感の姿勢を示しましょう。話を聞く際には、

  • 相手の目を見て話す
  • 相槌を打つ
  • 相手の気持ちを理解しようと努める

といったことに注意しましょう。話を聞くことで、お母様の不安を軽減し、信頼関係を築くことができます。

4.2. 具体的な指示を出す

お母様は、物事を自分で考えることや対処することが苦手なようです。具体的な指示を出し、わかりやすく説明することで、混乱を避けることができます。例えば、

  • 「水を出しっぱなしにしないでください」ではなく、「蛇口をしっかり閉めてください」と言う
  • 「今日は〇〇をしてください」ではなく、「朝食後に薬を飲んでください」と言う

といったように、具体的な指示を出すようにしましょう。

4.3. 肯定的な言葉を使う

お母様の自己肯定感を高めるために、肯定的な言葉を使いましょう。例えば、

  • 「すごいですね」「素晴らしいですね」と、お母様の努力や成果を褒める
  • 「大丈夫ですよ」「できますよ」と、お母様の自信を励ます

といったように、肯定的な言葉を使うことで、お母様の心の状態を安定させることができます。

4.4. 薬の管理

薬の飲み忘れを防ぐために、工夫が必要です。例えば、

  • 薬を飲む時間を決める
  • 薬を飲むためのカレンダーを作成する
  • 薬を飲むことを声に出して確認する

といった方法を試してみましょう。薬の管理は、お母様の健康状態を維持するために非常に重要です。

5. 介護サービスの活用:一人で抱え込まないために

介護は、一人で抱え込むと心身ともに疲弊してしまいます。介護サービスを積極的に活用し、負担を軽減しましょう。

5.1. 介護保険の申請

まず、介護保険の申請を行いましょう。介護保険を利用することで、様々な介護サービスを費用を抑えて利用することができます。申請手続きは、ケアマネージャーがサポートしてくれます。

5.2. 訪問介護

訪問介護は、ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行います。お母様の身体的な負担を軽減し、生活の質を向上させることができます。

5.3. デイサービス

デイサービスは、日中に施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどを行います。お母様の社会的な交流を促進し、認知機能の維持にも役立ちます。また、ご家族の介護負担を軽減することができます。

5.4. ショートステイ

ショートステイは、短期間(数日~数週間)施設に入所し、介護サービスを受けます。ご家族が旅行や冠婚葬祭などで介護ができない場合に利用できます。また、ご家族の休息期間を確保することもできます。

6. あなた自身のケア:心と体の健康を守るために

介護は、ご家族の心身に大きな負担をかけます。あなた自身の心と体の健康を守るために、セルフケアを心がけましょう。

6.1. 休息と睡眠

十分な休息と睡眠をとりましょう。睡眠不足は、心身の健康に悪影響を与えます。毎日同じ時間に寝起きし、質の高い睡眠を確保するように心がけましょう。

6.2. ストレス解消

ストレスを解消する方法を見つけましょう。趣味に没頭する、友人との時間を楽しむ、軽い運動をするなど、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

6.3. 相談できる相手を持つ

悩みを一人で抱え込まず、相談できる相手を持ちましょう。家族、友人、専門家など、誰でも構いません。誰かに話すだけでも、心が軽くなることがあります。

6.4. 自分の時間を確保する

自分の時間を確保し、リフレッシュする時間を作りましょう。趣味に没頭したり、好きなことをしたりすることで、心身のリフレッシュを図りましょう。

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7. 今後の見通しと長期的な視点

お母様の状況は、長期的な視点で見守る必要があります。今後の見通しと、長期的な視点について考えていきましょう。

7.1. 定期的な診察と検査

定期的にかかりつけ医や専門医の診察を受け、お母様の健康状態を把握しましょう。必要に応じて、検査を行い、早期発見・早期治療に努めましょう。

7.2. 介護サービスの継続的な利用

介護サービスを継続的に利用し、お母様の生活をサポートしましょう。状況に応じて、介護サービスの種類や利用頻度を見直すことも重要です。

7.3. 家族間の連携強化

家族間で情報を共有し、協力体制を強化しましょう。定期的に話し合いの場を設け、お互いの状況を理解し、支え合うことが大切です。

7.4. あなた自身の心のケア

あなた自身の心のケアを忘れずに行いましょう。介護は長期間にわたる可能性があります。無理をせず、自分のペースで、無理なく介護を続けていきましょう。

8. まとめ:寄り添い、支え合い、共に歩む

お母様の状況は、非常に複雑で、困難な道のりかもしれません。しかし、適切な対応とサポートがあれば、必ずより良い方向へ進むことができます。専門家との連携、介護サービスの活用、そしてあなた自身のケアを忘れずに、お母様に寄り添い、支え合い、共に歩んでいきましょう。

この記事が、少しでもあなたの助けになれば幸いです。困難な状況ではありますが、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。

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