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75歳の母親の物忘れ…認知症の始まり?家族としてできること、専門家への相談、そしてキャリアへの影響

75歳の母親の物忘れ…認知症の始まり?家族としてできること、専門家への相談、そしてキャリアへの影響

最近、75歳の母が「え?それ冗談で言ってるの?」という感じで、おかしなことを言います。父が病院に行ってるのに「会社に行ってるんだね」と言ったり、曜日を間違えたり。何度も日にちや曜日を聞いたり、、、。「これをやっておいてとか、これを飲んで」と言う話はほとんど忘れています。「忘れるから書いておいて」と言うんですが、異常に書くことを嫌がります。目が見えないからとかなんとか。最近、料理も煮物しか作らなくなりました。一年前までは、ハンバーグやらスープやら色々と作っていたんですが、、、。以前から、ちょっと物忘れあるかなと思っていたんですが、普段の生活がしっかりしてるので、歳のせいだと思ってましたが、ここのところ、ちょっと目立って物忘れがひどいです。ただ、物忘れがひどい他は、話も理路整然としているんです。自分でもしっかりしていると自負しています。確かに病院に行くことがまずないほど、身体は丈夫です。(実際、病院に行っていないんで、その辺は健康と言えるかわかりませんが)多分、認知症の始まりなんだと思うんですが、こういうのは本人に自覚させた方がいいんでしょうか。でもたまに、「物忘れがひどいよ」とは言ってます。プライドが高いので、病院に連れていくことも難しいですが、そんなこと言ってられないですよね。今、一緒に歩いたり、足浴をやってあげたり、温泉に連れてったり、本で読んだ知識で、フェルゴッドと言うサプリメントも飲んでもらってます。(でも、飲み忘れてるようです、箱を見ると減ってない)やり始めたばかりなので、そんな急に、物忘れがなくなるとは思えませんが、父は病院に連れて行った方が良いと言うんです。「早期なら、いい薬があるから」とかなんとか。自分は、「自分達家族で出来ることから」と思ってるんですがそういう判断が、手遅れになるんですかね。ご経験のある方に、教えてもらえたらと思います。

ご相談ありがとうございます。75歳のお母様の物忘れについて、ご心配な気持ち、そしてご家族としての葛藤、大変よく分かります。今回の記事では、認知症の可能性に直面した際に、ご家族として何ができるのか、専門家への相談の重要性、そして、ご自身のキャリアや仕事への影響について、具体的なアドバイスとチェックリスト形式で解説していきます。

1. 認知症の可能性と初期対応:家族としてできること

お母様の物忘れが気になり始めたとのこと、まずは冷静に状況を整理し、適切な対応をすることが大切です。認知症の初期症状は、物忘れだけでなく、判断力の低下、言葉の理解力の低下、性格の変化など、様々な形で現れることがあります。

1-1. 現状の把握と記録

まずは、お母様の現在の状態を客観的に把握するために、具体的な症状を記録することから始めましょう。

  • 物忘れの内容: 具体的に何を忘れやすいのか(例:薬の服用、食事、約束など)を記録します。
  • 頻度: どのくらいの頻度で物忘れがあるのかを記録します。
  • 時間: いつ、どのような状況で物忘れが起こりやすいのかを記録します。
  • その他の症状: 言葉の間違い、理解力の低下、性格の変化、行動の変化など、気になる点を記録します。

記録することで、症状の進行具合や、どのようなサポートが必要なのかを判断する材料になります。また、専門医に相談する際に、正確な情報を提供することができます。

1-2. 環境調整

認知症の症状を悪化させないためには、生活環境を整えることも重要です。

  • 安全な環境: 家の中の段差をなくしたり、転倒防止のために手すりを設置したりするなど、安全な環境を整えましょう。
  • 整理整頓: 物を置く場所を決め、整理整頓することで、物を探しやすくし、混乱を避けることができます。
  • コミュニケーション: 落ち着いて話を聞き、ゆっくりと分かりやすい言葉で話しかけるようにしましょう。
  • 日課の確立: 毎日同じ時間に食事や入浴、睡眠をとるなど、規則正しい生活リズムを確立することで、生活の安定を図ります。

1-3. コミュニケーションの工夫

認知症の方とのコミュニケーションは、非常に重要です。

  • 肯定的な言葉: 否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉で話しかけるように心がけましょう。
  • 共感: 相手の気持ちに寄り添い、共感することで、安心感を与えることができます。
  • 短く分かりやすい言葉: 長い話や複雑な話は避け、短く分かりやすい言葉で話しましょう。
  • 質問の仕方: 「はい」か「いいえ」で答えられるような簡単な質問をしましょう。
  • 焦らない: 相手が理解するまで、焦らずに待ちましょう。

2. 専門家への相談:早期診断と適切な治療

ご家族だけで抱え込まず、専門家に相談することも非常に重要です。

2-1. 専門医の受診

物忘れなどの症状が見られる場合は、早期に専門医(認知症専門医、精神科医、神経内科医など)を受診しましょう。早期診断によって、適切な治療やケアを受けることができ、症状の進行を遅らせることが期待できます。

  • 認知症専門医: 認知症の診断と治療に特化した専門医です。
  • 精神科医: 精神的な問題や認知症の症状に対応します。
  • 神経内科医: 脳神経系の疾患を専門としています。

受診の際には、これまでの記録や、現在の状況を詳しく伝えることが大切です。

2-2. 相談できる窓口

専門医だけでなく、様々な相談窓口があります。

  • 地域包括支援センター: 高齢者の介護や福祉に関する相談窓口です。
  • 認知症疾患医療センター: 認知症に関する専門的な相談や医療サービスを提供しています。
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー): 介護保険に関する相談や、ケアプランの作成を行います。

これらの窓口に相談することで、適切な情報提供やサポートを受けることができます。

3. 家族としてのサポートと、自身のキャリアへの影響

お母様の介護は、ご自身の時間やエネルギーを大きく奪う可能性があります。しかし、ご自身のキャリアや仕事との両立も、諦める必要はありません。

3-1. 介護と仕事の両立

介護と仕事の両立は、多くの人が直面する課題です。

  • 会社の制度の活用: 育児・介護休業制度、時短勤務制度、テレワーク制度など、会社の制度を活用しましょう。
  • 周囲への相談: 上司や同僚に、介護の状況を相談し、理解と協力を得ることが大切です。
  • 情報収集: 介護に関する情報や、利用できるサービスについて、積極的に情報収集しましょう。
  • 休息: 介護は体力的に負担が大きいため、適度に休息を取り、心身の健康を保ちましょう。

3-2. キャリアへの影響と対策

介護は、キャリアに影響を与える可能性があります。

  • 業務量の調整: 介護のために、業務量を調整する必要があるかもしれません。
  • キャリアプランの見直し: 長期的なキャリアプランを見直す必要が出てくるかもしれません。
  • スキルアップ: 介護と両立しながら、スキルアップを目指しましょう。
  • 転職: 介護と両立しやすい職場への転職も選択肢の一つです。

介護と仕事の両立は、簡単ではありません。しかし、周囲のサポートを得ながら、自分らしい働き方を見つけることが可能です。

4. チェックリスト:早期発見と対応のための自己診断

以下のチェックリストで、お母様の状況を改めて確認し、早期発見と適切な対応に役立てましょう。

4-1. 物忘れに関するチェック項目

  • 最近、同じことを何度も言ったり、聞いたりすることがありますか?
  • 以前はできていたことが、できなくなったり、時間がかかるようになったことはありますか?
  • 物の置き場所を忘れ、探し物をすることが増えましたか?
  • 約束や予定を忘れることが多くなりましたか?
  • 金銭管理が難しくなりましたか?

4-2. 行動・性格に関するチェック項目

  • 以前と比べて、性格が変わったと感じることはありますか?
  • 怒りっぽくなったり、疑い深くなったりすることがありますか?
  • 意欲が低下し、何事にも無関心になったりすることがありますか?
  • 落ち着きがなくなり、徘徊することがありますか?
  • 周りの人に無関心になったり、孤立したりすることがありますか?

4-3. その他のチェック項目

  • 時間や場所、人物が分からなくなることがありますか?
  • 言葉が出てこなかったり、話がまとまらなかったりすることがありますか?
  • 料理や掃除など、家事がうまくできなくなりましたか?
  • 着替えや入浴など、身の回りのことができにくくなりましたか?
  • 以前と比べて、判断力が低下したと感じることはありますか?

上記のチェック項目に多く当てはまる場合は、専門医への相談を検討しましょう。

5. まとめ:早期対応と、あなた自身のキャリアを両立するために

お母様の物忘れについて、ご心配な気持ち、そしてご家族としての葛藤、大変よく分かります。認知症の可能性に直面した際には、早期発見と適切な対応が重要です。ご家族だけで抱え込まず、専門家への相談や、地域のリソースを活用しながら、お母様のサポートをしていくことが大切です。そして、ご自身のキャリアや仕事との両立も、諦める必要はありません。

介護と仕事の両立は、困難なことも多いですが、周囲のサポートを得ながら、自分らしい働き方を見つけることが可能です。ご自身の健康を第一に考え、無理のない範囲で、お母様のサポートを続けていきましょう。

今回の記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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