18歳、障害者への嫌悪感が消えない…この気持ち、どうすればいい？【キャリアコンサルタントが徹底解説】
18歳、障害者への嫌悪感が消えない…この気持ち、どうすればいい？【キャリアコンサルタントが徹底解説】
この記事では、18歳の方から寄せられた、障害者に対する嫌悪感が消えないという深い悩みにお答えします。ご自身の感情に苦しみ、将来への不安を抱えているあなたへ、キャリアコンサルタントとして、どのようにこの問題に向き合い、前向きな一歩を踏み出すためのヒントをお伝えします。
自分は今18才です。
障害者への嫌悪感が消えません。
私は頭がおかしいのかもしれません。姉がダウン症なのにも関わらず障害者に対してマイナスのイメージしか持てません。24時間テレビのチャリティーを見るとムカムカが止まらないし、外でダウン症の特徴のある顔を見るだけでも嫌な気持ちになります。出生前診断で障害者だと分かっても中絶はダメだなんて言っているお人好しの大人を見るとぶちのめしてやりたいほどむかつきます。障害者に非はありませんが、家族として散々な迷惑を被ってきた事は揺るぎない事実です。
片親なこともあり家にはヘルパーのおばさん達が入ってきます。何度言っても同じことを叫んだりするのを止めず、一緒に歌を歌ったりします。うるさくて朝も家に居れたもんじゃないです。どうせ何も分からない姉に構ってあげてお人好しのつもりなのか？昔から、障害者を餌にすることでしか金を食えないような低脳な養護学校の先生や介護者はヘドが出るほど嫌いです。
早く自立して出ていけばいいだろって言う人はいるかもしれませんが、生まれた環境のせいで大学に通えず就職するなんて嫌なんです。なぜなら障害者関係の人達のような低脳な職にはつきたくないからです。一人暮らしができれば理想なのですが片親なのでそんな金もありません。正直どんな大人の人から意見を聞いてもお前らに俺の気持ちの何が分かるんだよといったような反感の気持ちしか出てきません。
とにかく早く姉の入居施設が見つかればいいのですが、どこも満員で見つかりません。
「保育園落ちた。日本死ね。」といったフレーズが世間を賑わせていたのを見ていました。でも自分は、健常な子供くらい産んだてめえが見ればいいだろって思います。普通の子供の施設より、さっさと障害者の施設をバンバン建ててほしい。最近起きた植松という方のように全員殺したいとまではいきませんが、正直消えてくれるなら消えてくれた方がマシなんです。昔のように兄弟だからという情も沸きません。
長々と愚痴をこぼしてしまいましたが全て本心です。私は狂ってしまったのでしょうか？もしかしたら既に私が障害者なのでしょうか。
批判でもなんでも構わないので皆様の1つでも多くの意見を聞かせてください。
この度は、ご自身の内面と向き合い、率直な気持ちを打ち明けていただき、ありがとうございます。あなたの抱える苦しみ、怒り、そして将来への不安は、決して軽視されるべきものではありません。まずは、あなたが一人ではないこと、そして、この感情を抱えることが「おかしい」ことではないことをお伝えしたいです。多くの人が、あなたと同じように、複雑な感情を抱えながら生きているのです。
1. なぜ、このような感情を抱くのか？原因を理解する
まず、あなたがなぜこのような感情を抱くのか、その原因を深く理解することが重要です。原因を理解することで、感情の整理が進み、具体的な解決策を見つけやすくなります。
1-1. 家族としての負担とストレス
姉がダウン症であること、そして片親であることから、あなたは多くの負担を背負ってきたことでしょう。ヘルパーの対応、姉のケア、経済的な問題など、様々なストレスが蓄積されているはずです。これらのストレスが、障害者全体に対する嫌悪感へとつながっている可能性があります。
例えば、ヘルパーの対応に不満を感じることは、介護を受ける側の姉だけでなく、あなた自身もケアの対象者であると感じているからかもしれません。また、経済的な問題は、将来への不安を増幅させ、障害者関係の仕事に対するネガティブな感情を抱かせる原因になっている可能性があります。
1-2. 社会的な偏見と無理解
障害者に対する社会的な偏見や無理解も、あなたの感情に影響を与えている可能性があります。24時間テレビに対する嫌悪感や、出生前診断に対する考え方は、社会的な価値観とのずれから生じることがあります。また、障害者を「餌」にするような人たちへの怒りは、社会の不公平さに対する憤りとも言えるでしょう。
メディアが作り出すステレオタイプな障害者のイメージや、障害者を取り巻く環境の不備は、あなたの感情をさらに複雑にしているかもしれません。周囲の無理解や、理解を求めることの難しさも、孤独感を深める原因となります。
1-3. 将来への不安と自己肯定感の低下
大学進学を諦めざるを得ない状況や、将来の仕事に対する不安は、自己肯定感を低下させ、ネガティブな感情を増幅させる可能性があります。障害者関係の仕事に対する拒否感は、将来の選択肢が限られていることへの不満や、自己実現への願望が満たされないことへの焦りからくるのかもしれません。
一人暮らしができない経済状況も、自立への願望を阻み、将来への不安を増大させる要因となります。これらの不安が、障害者に対する感情をさらに複雑化させていると考えられます。
2. 感情と向き合い、受け入れるためのステップ
次に、あなたの感情と向き合い、受け入れるための具体的なステップを解説します。
2-1. 感情を言語化し、記録する
まずは、自分の感情を言葉にして、記録することから始めましょう。日記やノートに、日々の出来事に対する自分の感情を書き出すことで、感情のパターンやトリガーを把握することができます。具体的に何に対して嫌悪感を抱くのか、どのような状況で怒りを感じるのかを分析することで、感情の根源に近づくことができます。
例えば、「今日はヘルパーの対応にイライラした」という記録だけでなく、「なぜイライラしたのか？」「具体的に何が不満だったのか？」を掘り下げていくことが重要です。感情を客観的に見つめることで、感情に振り回されるのではなく、コントロールできるようになります。
2-2. 専門家への相談
あなたの感情は非常に複雑であり、一人で抱え込むには限界があります。専門家であるカウンセラーや精神科医に相談し、客観的な視点からアドバイスを受けることを強くお勧めします。専門家は、あなたの話を聞き、感情の整理を手伝い、具体的な解決策を提案してくれます。
カウンセリングでは、あなたの過去の経験や現在の状況を詳しく聞き取り、感情の原因を特定します。そして、認知行動療法などの心理療法を用いて、ネガティブな感情をコントロールするためのスキルを身につけることができます。精神科医は、必要に応じて薬物療法を提案することもあります。
2-3. 情報収集と理解の深化
障害者に関する正しい情報を収集し、理解を深めることも重要です。偏見や誤解は、感情を悪化させる原因となります。障害の種類、特性、支援方法などについて学ぶことで、障害者に対する理解を深め、偏見を払拭することができます。
インターネット、書籍、映画、ドキュメンタリーなど、様々な情報源を活用しましょう。障害者に関するイベントに参加したり、当事者の話を聞いたりすることも、理解を深める良い機会となります。ただし、情報収集の際には、偏った情報や誤った情報に惑わされないように注意が必要です。
2-4. 距離を置くことの重要性
どうしても感情が抑えられない場合は、一時的に距離を置くことも有効です。姉やヘルパーとの接触を減らしたり、障害者関連の情報を避けるなど、自分の心を守るための措置を講じましょう。無理に感情を抑え込もうとすると、精神的な負担が増大し、さらなる問題を引き起こす可能性があります。
距離を置くことは、決して「逃げ」ではありません。自分の心を守り、冷静さを取り戻すための大切な手段です。距離を置くことで、感情的な負担が軽減され、客観的な視点を取り戻すことができます。
3. キャリアと将来への展望
あなたの将来に対する不安を解消し、キャリアを切り開くための具体的なアドバイスをします。
3-1. 自己分析と強みの発見
まずは、自己分析を行い、自分の強みや興味関心を見つけ出すことから始めましょう。これまでの経験や、得意なこと、好きなことを振り返り、自分の価値観やキャリアの方向性を見つけ出します。自己分析は、自分自身を深く理解し、将来の目標を設定するための第一歩です。
自己分析には、自己分析ツールやキャリアコンサルタントのサポートを活用することも有効です。自分の強みや弱みを客観的に評価し、キャリアプランを具体的に立てることができます。
3-2. スキルアップと資格取得
大学進学が難しい状況でも、スキルアップや資格取得を通じて、キャリアアップを目指すことができます。プログラミング、デザイン、Webライティングなど、オンラインで学べるスキルはたくさんあります。資格取得は、就職活動において有利に働くだけでなく、自己肯定感を高めることにもつながります。
オンライン学習プラットフォームや、職業訓練校などを活用し、自分の興味のある分野のスキルを磨きましょう。資格取得は、専門知識を証明するだけでなく、自己管理能力や学習意欲を示すことにもなります。
3-3. キャリアプランの多様性
障害者関係の仕事以外にも、あなたの強みを活かせる仕事はたくさんあります。例えば、Webライターとして、自分の経験や知識を活かした記事を書くこともできます。また、プログラミングスキルを身につければ、在宅で仕事をする道も開けます。
キャリアプランは一つではありません。様々な選択肢を検討し、自分の興味関心やスキルに合った仕事を見つけましょう。キャリアコンサルタントに相談し、多様なキャリアプランについてアドバイスを受けることも有効です。
3-4. 経済的な自立への道
経済的な自立は、将来への不安を解消し、自己肯定感を高めるために不可欠です。アルバイトやパートタイムの仕事を通じて、収入を得ることから始めましょう。また、スキルアップや資格取得を通じて、より高い収入を得られる仕事を目指すこともできます。
一人暮らしを目指すのであれば、生活費の見積もりを行い、具体的な貯蓄計画を立てましょう。経済的な自立は、自分の力で人生を切り開くための基盤となります。
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4. 周囲とのコミュニケーションとサポート
周囲とのコミュニケーションを円滑にし、サポートを得ることも重要です。
4-1. 家族との対話
家族との対話は、あなたの感情を理解してもらい、サポートを得るために不可欠です。自分の気持ちを正直に伝え、理解を求める努力をしましょう。ただし、感情的にならず、冷静に話すことが重要です。
家族との対話を通じて、互いの立場を理解し、協力関係を築くことができます。家族のサポートは、あなたの精神的な負担を軽減し、将来への希望を与えてくれます。
4-2. 友人や信頼できる人への相談
友人や信頼できる人に、自分の気持ちを打ち明けることも有効です。話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。また、客観的なアドバイスをもらうことで、新たな視点を得ることができます。
友人や信頼できる人は、あなたの味方であり、支えとなる存在です。困ったことがあれば、遠慮なく相談しましょう。
4-3. 地域のサポートサービスの活用
地域には、様々なサポートサービスがあります。障害者支援センター、児童相談所、NPO法人など、様々な機関が、あなたをサポートしてくれます。これらのサービスを活用し、必要な支援を受けましょう。
地域のサポートサービスは、あなたの生活を支え、将来への希望を与えてくれます。積極的に情報を収集し、活用しましょう。
5. ポジティブな思考と自己肯定感を高める
最後に、ポジティブな思考を持ち、自己肯定感を高めるための方法を紹介します。
5-1. 成功体験の積み重ね
小さな目標を設定し、それを達成することで、成功体験を積み重ねましょう。成功体験は、自己肯定感を高め、自信につながります。目標達成の喜びを味わい、自己成長を実感しましょう。
例えば、資格試験に合格する、新しいスキルを習得する、友人との約束を果たすなど、どんな小さなことでも構いません。目標を達成するたびに、自分を褒め、自信を深めましょう。
5-2. 感謝の気持ちを持つ
日々の生活の中で、感謝の気持ちを持つように心がけましょう。家族、友人、周囲の人々への感謝の気持ちは、心の安定につながります。感謝の気持ちを言葉で伝えたり、感謝の気持ちを行動で示すことで、人間関係が良好になり、幸福感が高まります。
感謝の気持ちを持つことは、ポジティブな思考を育み、自己肯定感を高めるための重要な要素です。
5-3. ストレス解消法の実践
ストレスを解消するための方法を見つけ、実践しましょう。趣味に没頭する、運動をする、音楽を聴く、自然の中で過ごすなど、自分に合った方法を見つけましょう。ストレスを解消することで、心身ともに健康な状態を保ち、ポジティブな思考を育むことができます。
ストレス解消法は、心身の健康を維持し、感情のバランスを保つために不可欠です。自分に合った方法を見つけ、積極的に実践しましょう。
5-4. 自分を大切にする
自分を大切にすることは、自己肯定感を高めるために不可欠です。自分の心と体を大切にし、休息を取り、好きなことをする時間を持ちましょう。自分を大切にすることで、自己肯定感が高まり、前向きな気持ちで毎日を過ごすことができます。
自分を大切にすることは、心身の健康を維持し、幸福感を高めるための基盤となります。
まとめ
あなたの抱える感情は、決して異常なものではありません。多くの人が、あなたと同じように、複雑な感情を抱えながら生きています。今回の記事で紹介したステップを参考に、感情と向き合い、受け入れ、前向きな一歩を踏み出してください。そして、あなたの将来が明るいものになることを心から願っています。
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