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92歳のお父様と認知症のお母様の介護問題:グループホーム退所後の選択肢と、あなたができること

目次

92歳のお父様と認知症のお母様の介護問題:グループホーム退所後の選択肢と、あなたができること

この記事では、認知症のお母様がグループホームを退所せざるを得なくなった状況に直面し、92歳のお父様の介護と実家への対応に悩む長男の方に向けて、今後の選択肢と具体的な対策を提示します。介護保険制度の活用、住まいの選択、そしてご自身の働き方との両立について、専門的な視点からアドバイスします。

認知症で(要介護3)自宅近くのグループホームに入所し約3年経ちましたが、先週発熱があり、提携している病院で診察を受けたところ「嚥下性肺炎」と診断されて、即入院となりました。昨日時点でまだ食事がのどを通らず、点滴だけの為寝たきり状態です。1ケ月程度の入院見込みとの事ですが、恐らく寝たきり状態になるような感じがします。

その場合は現在入所しているグループホームを退所しなければならないとの事(グループホームからのコメント)ですが、その後はどのような選択肢があるのでしょうか?

小生は長男で川崎在住で、実家の父は92歳です。まだ元気で食事、洗濯、見舞い等は一人でもできますが、母が実家に戻った時は到底面倒は見きれません。

何か良い方法(方向性で結構です)があればアドバイスお願いします。

はじめに:状況の整理と問題点の明確化

ご相談ありがとうございます。お母様の病状と、それに伴う今後の介護に関するご不安、そして92歳のお父様の介護と実家への対応について、大変な状況だとお察しします。まず、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。

  • お母様の状況: 嚥下性肺炎による入院、寝たきり状態の可能性、グループホーム退所を迫られている。
  • お父様の状況: 92歳、自立しているが、お母様の介護は困難。
  • ご相談者の状況: 長男、川崎在住、実家との距離、介護と仕事の両立への不安。

この状況下で、最も重要なのは、お母様の今後の生活の場を確保し、お父様の介護負担を軽減することです。同時に、ご自身の生活と仕事を維持できるようなバランスを見つける必要があります。

ステップ1:情報収集と準備

まずは、現状を把握し、今後の選択肢を検討するための情報収集と準備を行いましょう。

1. 医療機関との連携

お母様の主治医や、入院先の病院のソーシャルワーカー(MSW:医療ソーシャルワーカー)と密接に連携を取りましょう。MSWは、介護保険や施設に関する情報提供、退院後の生活に関する相談など、様々なサポートをしてくれます。今後の治療方針や予後について、詳しく説明を受け、疑問点を解消しましょう。

2. グループホームとの協議

グループホームの管理者と面談し、退所後の具体的な手続きや、今後の介護に関する相談を行いましょう。グループホームによっては、退所後の連携や、他の施設への紹介も行ってくれる場合があります。

3. 介護保険サービスの確認

お母様の介護保険の利用状況を確認し、利用できるサービスを把握しましょう。ケアマネジャー(介護支援専門員)に相談し、今後のケアプランを作成してもらうことが重要です。ケアマネジャーは、介護に関する専門的な知識を持ち、適切なサービスを提案してくれます。

4. 家族会議の開催

ご兄弟や親族がいる場合は、家族会議を開き、今後の介護について話し合いましょう。それぞれの役割分担や、経済的な負担についても話し合う必要があります。一人で抱え込まず、家族で協力体制を築くことが大切です。

ステップ2:介護施設の選択肢

グループホーム退所後の選択肢は、お母様の状態やご家族の状況によって異なります。主な選択肢をいくつかご紹介します。

1. 介護老人保健施設(老健)

老健は、病状が安定し、リハビリテーションが必要な方が入所する施設です。医療ケアと生活支援を受けながら、在宅復帰を目指すことができます。ただし、入所期間は原則として3ヶ月程度と定められています。

2. 特別養護老人ホーム(特養)

特養は、常時介護が必要な方が入所する施設です。終身利用が可能ですが、入所待ちの期間が長い場合があります。お母様の状態によっては、特養への入所を検討することも必要です。

3. 介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、食事や入浴、排泄などの介護サービスを受けながら生活できる施設です。比較的自由度が高く、レクリエーションなども充実しています。費用は高めですが、個室で生活できるなどのメリットがあります。

4. 住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、生活支援サービスを提供する施設です。介護が必要な場合は、訪問介護などの外部サービスを利用することになります。自立度の高い方が多く入居しています。

5. サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サ高住は、バリアフリー構造で、安否確認や生活相談サービスが提供される住宅です。介護が必要な場合は、訪問介護などの外部サービスを利用します。比較的費用を抑えることができます。

6. 自宅介護

ご自宅で介護を行うことも選択肢の一つです。訪問介護や訪問看護などのサービスを利用することで、在宅での生活を継続することができます。ただし、ご家族の負担が大きくなる可能性があるため、慎重に検討する必要があります。

ステップ3:介護保険サービスの活用

介護保険サービスを最大限に活用することで、介護負担を軽減し、お母様の生活の質を向上させることができます。

1. ケアマネジャーとの連携

ケアマネジャーは、介護保険に関する専門家です。お母様の状況やご家族の希望に応じて、適切なケアプランを作成し、サービスの手配をしてくれます。定期的に面談を行い、状況の変化に応じてケアプランを見直すことが重要です。

2. 訪問介護(ホームヘルプサービス)

訪問介護は、ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行うサービスです。身体介護だけでなく、生活援助(掃除、洗濯、買い物など)も利用できます。自宅介護を行う場合は、必須のサービスです。

3. 訪問看護

訪問看護は、看護師が自宅を訪問し、医療的なケアを行うサービスです。健康状態の観察、服薬管理、褥瘡(床ずれ)の処置などを行います。医療的なサポートが必要な場合は、利用を検討しましょう。

4. 通所介護(デイサービス)

デイサービスは、日中に施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどを受けるサービスです。心身機能の維持・向上を図り、ご家族の介護負担を軽減することができます。お母様の状況に合わせて、利用を検討しましょう。

5. 短期入所生活介護(ショートステイ)

ショートステイは、短期間、施設に入所し、介護サービスを受けることができます。ご家族が旅行や冠婚葬祭などで介護ができない場合に利用できます。普段から利用しておくと、いざという時にスムーズに利用できます。

6. 福祉用具のレンタル

車椅子、ベッド、歩行器などの福祉用具をレンタルすることができます。介護保険を利用することで、費用を抑えることができます。お母様の状況に合わせて、必要な福祉用具を検討しましょう。

ステップ4:ご自身の働き方との両立

介護と仕事を両立するためには、様々な工夫が必要です。ご自身の状況に合わせて、働き方を見直すことも検討しましょう。

1. 会社の制度の活用

介護休業、介護休暇、時短勤務などの制度を利用できるか、会社の就業規則を確認しましょう。上司や人事部に相談し、制度の利用について検討しましょう。

2. テレワークの導入

テレワークができる環境であれば、介護と仕事を両立しやすくなります。会社に相談し、テレワークの導入を検討しましょう。

3. 仕事の効率化

仕事の効率を上げ、残業時間を減らす工夫をしましょう。タスク管理ツールを活用したり、優先順位をつけて仕事を進めるなど、工夫次第で時間の有効活用ができます。

4. 周囲の理解と協力

同僚や上司に、介護の状況を伝え、理解と協力を求めましょう。困ったことがあれば、遠慮なく相談しましょう。

5. 家族との連携

ご兄弟や親族と協力し、介護の負担を分担しましょう。定期的に話し合い、情報共有をすることが大切です。

6. 外部サービスの活用

家事代行サービスや、配食サービスなどを利用することで、ご自身の負担を軽減することができます。積極的に外部サービスを活用しましょう。

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ステップ5:経済的な問題への対応

介護には、経済的な負担も伴います。介護保険制度や、その他の制度を活用して、経済的な負担を軽減しましょう。

1. 介護保険の利用

介護保険は、介護サービスの費用を一部負担してくれる制度です。自己負担割合は、所得に応じて1割~3割となります。介護保険を最大限に活用しましょう。

2. 高額介護サービス費制度

高額介護サービス費制度は、1ヶ月の介護サービスの自己負担額が高額になった場合に、一定額を超えた分が払い戻される制度です。制度の利用条件を確認し、該当する場合は申請しましょう。

3. 医療費控除

医療費控除は、1年間の医療費が一定額を超えた場合に、所得税が軽減される制度です。介護に関する費用も、医療費控除の対象となる場合があります。領収書を保管し、確定申告を行いましょう。

4. 障害者控除

お母様が障害者手帳をお持ちの場合、障害者控除を受けることができます。税金の負担を軽減することができます。

5. 生活保護

経済的に困窮している場合は、生活保護を検討することもできます。福祉事務所に相談し、生活保護の申請について検討しましょう。

ステップ6:精神的なサポート

介護は、心身ともに負担のかかるものです。ご自身の心身の健康を保つために、精神的なサポートも受けましょう。

1. 専門家への相談

精神科医や、カウンセラーに相談し、心のケアを受けましょう。専門家は、あなたの悩みを聞き、適切なアドバイスをしてくれます。

2. 家族や友人との交流

家族や友人との交流を通じて、気分転換を図りましょう。悩みを打ち明け、支え合うことが大切です。

3. 地域の支援サービスの活用

地域の介護者支援サービスなどを利用し、情報交換や交流をしましょう。同じような境遇の人と話すことで、気持ちが楽になることがあります。

4. 休息時間の確保

十分な休息時間を確保し、心身の疲れを癒しましょう。趣味や、好きなことに時間を使うことも大切です。

まとめ:今後の行動計画

今回の相談に対する、具体的な行動計画をまとめます。

  1. 情報収集: 医療機関、グループホーム、ケアマネジャーとの連携を強化し、必要な情報を収集する。
  2. 選択肢の検討: お母様の状態、ご家族の状況、経済的な状況などを考慮し、最適な介護施設や、在宅介護のプランを検討する。
  3. 介護保険サービスの活用: ケアマネジャーと連携し、適切なケアプランを作成し、介護保険サービスを最大限に活用する。
  4. 働き方の見直し: 会社の制度を活用し、テレワークの導入などを検討し、介護と仕事を両立できる働き方を見つける。
  5. 経済的な対策: 介護保険制度、高額介護サービス費制度、医療費控除などを活用し、経済的な負担を軽減する。
  6. 精神的なサポート: 専門家への相談、家族や友人との交流、地域の支援サービスの活用など、精神的なサポートを受ける。

これらのステップを踏み、一つ一つ問題を解決していくことで、必ず道は開けます。焦らず、ご自身のペースで、最善の選択をしてください。応援しています。

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