82歳のお母様の認知症と仕事の両立:介護とキャリア支援のプロが教える、今できること
82歳のお母様の認知症と仕事の両立:介護とキャリア支援のプロが教える、今できること
この記事では、82歳のお母様の認知症の症状と、介護と仕事の両立について悩んでいるあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供します。認知症の進行を遅らせるための具体的な方法から、介護と仕事を両立させるためのヒント、そして専門家への相談方法まで、幅広く解説します。あなたの状況に合わせた、実践的な情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
82歳になる母の事ですが、物忘れがひどくて、認知症と言えるレベルかなと思います。まだ、病院で診てもらった事はありません。とにかく、何でもかんでもすぐ忘れてしまうんですが、さっき食べたタルトの事はもう忘れていても、先日お土産でもらった饅頭の事は「◯◯さんからお土産でもらった饅頭おいしかったわ」と覚えていたり、バラバラなんですよね。特に気になるのが、ちょっと考えたらわかりそうな事でも、とにかく考えようとしないので何か物がなくなっても「たぶん捨てたんだろう」とか「誰かに盗られた」とか言いますが、これも認知症ではよくある話なんですよね?少し考えたり、頭を使ったらちょっとは違うのかな、と思って簡単なパズルやクイズなどをさせてみようと考えてるんですがどうでしょう?効果ありますか?年のせいでもあるとは思いますが、父が亡くなってから、年々ひどくなっています。今は弟家族と暮らしてますが、弟夫婦も働いているので昼間は1人で過ごしています。私が時々、様子を見に行ってますが、なるべく弟家族に迷惑かからないよう、またなるべくこれ以上進行しないよう願ってます。パズルなどの他に何か効果ありそうな物があれば教えていただきたいです。
補足
皆さん、ありがとうございます。病院で診断を…という意見が多いですが、私も考えてはいますが、他が健康な事もあって、どうやって病院へ連れて行けばいいのか悩みます。今のところ大きなトラブルや事故などはありませんので、母本人もたぶんそこまでボケてはいない、と思ってるようで、料理以外の家事は割としてくれます。何かあってからでは遅いとは思いますが、きっかけがないと、なかなか病院へ連れて行くのも難しいな、と思ってしまいます。
認知症の初期症状と進行を遅らせるための具体的な方法
お母様の物忘れがひどくなり、認知症の可能性を心配されているとのこと、心中お察しいたします。認知症は、早期発見と適切な対応によって、進行を遅らせることが可能です。まずは、認知症の初期症状について理解を深め、具体的な対策を講じていきましょう。
認知症の初期症状とは
認知症の初期症状は、人によって異なりますが、一般的には以下のような症状が見られます。
- 物忘れ:直前の出来事を忘れたり、同じことを何度も言ったりすることが増えます。特に、新しい情報を覚えにくいという特徴があります。
- 判断力の低下:金銭管理や家事の段取りなど、判断力が鈍ることがあります。
- 見当識障害:時間や場所、人物がわからなくなることがあります。
- 感情の変化:些細なことで怒ったり、落ち込んだりすることが増えます。
- 性格の変化:以前は穏やかだった人が、攻撃的になったりすることがあります。
認知症の進行を遅らせるための具体的な方法
認知症の進行を遅らせるためには、以下の方法が効果的です。
- 脳トレ:パズルやクイズ、計算問題など、脳を使う活動は、脳の活性化に役立ちます。お母様が楽しみながら取り組めるようなものを選びましょう。
- 運動:ウォーキングや体操など、適度な運動は、脳の血流を良くし、認知機能の維持に役立ちます。
- バランスの取れた食事:栄養バランスの取れた食事は、脳の健康を保つために重要です。特に、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を多く含む食品(魚など)を積極的に摂取しましょう。
- 社会的な交流:人との交流は、脳を刺激し、認知機能を維持するために重要です。地域の集まりや趣味の教室などに参加するのも良いでしょう。
- 規則正しい生活:睡眠不足や不規則な生活は、認知症の進行を早める可能性があります。規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとるようにしましょう。
病院への受診を促すための工夫
お母様を病院に連れて行くことは、認知症の早期発見と適切な治療のために非常に重要です。しかし、本人が病院に行くことを拒否する場合や、どのように連れて行けば良いのか悩むこともあるでしょう。ここでは、病院への受診を促すための工夫について解説します。
受診を促すための具体的な方法
- 家族の協力を得る:弟さん夫婦など、他の家族にも協力を仰ぎ、一緒にお母様に話を聞いてもらうと、効果的な場合があります。
- かかりつけ医に相談する:普段からお母様の健康状態をよく知っているかかりつけ医に相談し、受診の必要性や、受診を促すためのアドバイスをもらうのも良いでしょう。
- 受診の目的を明確にする:認知症の診断だけでなく、他の病気の可能性を調べるため、あるいは現在の症状を詳しく把握するためなど、受診の目的を明確にすることで、お母様の不安を軽減できる場合があります。
- 本人の気持ちに寄り添う:なぜ病院に行きたくないのか、その理由を丁寧に聞き、不安を取り除くように努めましょう。
- 受診しやすい環境を作る:移動手段や付き添いの準備を整え、お母様が安心して受診できる環境を作りましょう。
受診の際に役立つ情報
- これまでの経過をまとめる:いつからどのような症状が出始めたのか、具体的なエピソードなどをまとめておくと、医師に状況を伝えやすくなります。
- 本人の好きなものを用意する:診察までの待ち時間や、診察中に本人がリラックスできるように、好きな音楽や写真、おやつなどを用意しておくと良いでしょう。
- 医師とのコミュニケーション:医師には、本人の性格や生活習慣、これまでの病歴などを伝え、適切なアドバイスをもらいましょう。
介護と仕事の両立:具体的な対策
介護と仕事の両立は、多くの人が抱える悩みです。ここでは、介護と仕事を両立させるための具体的な対策について解説します。
介護サービスの活用
介護サービスを積極的に活用することで、介護の負担を軽減し、仕事との両立を可能にすることができます。
- 訪問介護:ヘルパーが自宅を訪問し、食事や入浴、排泄などの介助を行います。
- デイサービス:日中に介護施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどを行います。
- ショートステイ:短期間、介護施設に入所し、介護サービスを受けます。
- 介護保険制度の利用:これらの介護サービスを利用するためには、介護保険の申請が必要です。お住まいの市区町村の窓口で手続きを行いましょう。
職場の理解と協力
職場の上司や同僚に、介護の状況を理解してもらい、協力を得ることも重要です。
- 介護休暇・休業制度の利用:多くの企業で、介護休暇や休業制度が設けられています。これらの制度を利用し、介護に時間を割くことができます。
- 勤務時間の調整:時短勤務や、フレックスタイム制度などを利用し、介護と仕事の両立を図ることができます。
- テレワークの活用:テレワークが可能な職場であれば、自宅で仕事をしながら、介護をすることもできます。
- 上司との相談:上司に介護の状況を伝え、仕事の進め方について相談しましょう。
- 同僚との連携:同僚に、仕事のサポートをお願いすることもできます。
仕事の効率化
仕事の効率化を図ることで、介護と仕事の両立をよりスムーズにすることができます。
- タスク管理:仕事のタスクを整理し、優先順位をつけ、効率的に業務を進めましょう。
- 時間の有効活用:移動時間や休憩時間を有効活用し、業務を進めましょう。
- 情報共有:同僚や上司と情報を共有し、連携を密にすることで、業務の効率化を図ることができます。
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専門家への相談
介護や仕事に関する悩みは、一人で抱え込まずに、専門家に相談することも重要です。
相談できる専門家
- 医師:認知症の診断や治療について相談できます。
- ケアマネジャー:介護保険に関する相談や、介護サービスの利用に関するアドバイスを受けられます。
- 社会福祉士:介護に関する様々な相談に対応し、必要な支援を紹介してくれます。
- 精神保健福祉士:精神的な悩みや、家族関係の問題について相談できます。
- キャリアコンサルタント:仕事に関する悩みや、キャリアプランについて相談できます。
相談のポイント
- 抱えている問題を具体的に伝える:何に困っているのか、具体的に伝えることで、より適切なアドバイスを受けられます。
- 希望する支援を伝える:どのような支援を求めているのか、明確に伝えましょう。
- 積極的に質問する:疑問に思うことは、遠慮なく質問しましょう。
- 複数の専門家に相談する:様々な専門家に相談することで、多角的なアドバイスを得ることができます。
まとめ
お母様の認知症と、介護と仕事の両立は、大変な道のりかもしれませんが、適切な対策と周囲のサポートがあれば、乗り越えることができます。この記事で紹介した情報を参考に、ご自身の状況に合った方法を見つけ、実践してみてください。そして、一人で抱え込まず、専門家や周囲の人々に相談し、サポートを受けながら、前向きに進んでいきましょう。
認知症の進行を遅らせるための対策、病院への受診を促すための工夫、介護と仕事の両立のための具体的な対策、そして専門家への相談について解説しました。これらの情報を活用し、お母様とご自身の生活がより良いものとなるよう、願っています。
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