成年後見申立てを阻止したい！弁護士からのプレッシャーと家族間の金銭トラブルを乗り越える方法
成年後見申立てを阻止したい！弁護士からのプレッシャーと家族間の金銭トラブルを乗り越える方法
今回は、ご自身の父親の成年後見申立てを阻止するために、様々な問題に直面されている方からのご相談です。弁護士からの圧力、家族間の金銭トラブル、そして成年後見制度に関する複雑な状況について、具体的な対策と解決策を提示します。
姉が、特養に入居する父に対し、成年後見人の申立てをしようとしてきています。これを阻止する方法を検討中です。姉が依頼したL総合法律事務所弁護士IMからの文書を抜粋引用します。「通知人（姉のこと）は、平成○○年○月○日初旬、貴殿から、通知人及び貴殿の父であるｘ氏の賃貸収入が安定しないことを理由として、ｘ氏に金員を貸し付けるよう依頼を受けました。通知人は、貴殿がｘ氏の委任を受けて、同人の財産管理を引き受けていると考え、○月○日、弁済期限を定めずに、ｘ氏の○○銀行の預金口座に、500万円を振り込んで、貸し付けました。その後、ｘ氏が所有する賃貸物件の契約者も決まり、また貸付から既に１年が経過しましたが、ｘ氏から上記金銭の返還もございません。通知人といたしましては、ｘ氏に対して上記金員の返還を請求する所存ではございますが、貴殿が、ｘ氏の委任を受けて同人の財産管理をおこなっているのであれば、ただちに上記金員を下記預金口座に振り込んでお支払いください。xxxxx また、仮に貴殿がｘ氏の財産管理の委任を受けていないとすれば、通知人といたしましては、ｘ氏の現在の心身の状況に鑑み、同人に対する成年後見等の申立を行い、その上で、上記金員の返還を求める所存です。」
姉の弁護士IMは、父の入居する老人ホーム（同施設の入居契約者キーパーソンは私）に対して、執拗なまでに、診断書提出を要求しています。老人ホームはキーパーソンの私の同意を得てから、窓口を私として、対処するとの回答をしています。
実情は「500万を貸した」と言っても「過去の姉家族（夫と娘）への2010年～2012年の期間に、父からの負担付き贈与した434万や契約者を父から姉に変更した生命保険契約（解約返戻金相当額638万）を父に戻すことを、要請してきましたが、それを長年拒んだきた。ところが、姉一家のアパート建築計画の企画立案を行い、それに出資することも目的として出資金の捻出の為という理由から、ようやく500万だけ父に返還してきた。」のが実態です。
その弁護士IMは、父の入居する老人ホームに電話をし、「○○（私のこと）がそのお父さんの入居介護費用を、お父さんの口座から振込手続きをしていることは『電子計算機使用詐欺罪』です。警察に通報します。」と言って、私に対する誹謗中傷を行い、私が成年後見申立をするのを妨害しようとしています。老人ホームでは、その電話を録音したテープがありますので、家裁に、それを証拠として提出しようとも考えております。或いは弁護士会に懲戒処分の申立てをすることも検討中です。
ご相談ありがとうございます。非常に複雑な状況で、精神的にも大変なご心労をお察しいたします。成年後見制度は、ご本人の財産と生活を守るための重要な制度ですが、家族間の対立や弁護士からの圧力など、様々な問題が絡み合うことで、より複雑になります。今回のケースでは、成年後見申立てを阻止したいというご希望と、それを取り巻く様々な問題について、具体的な対策と解決策を提示していきます。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を整理し、問題点を明確にすることが重要です。今回のケースでは、以下の点が主な問題点として挙げられます。
- 弁護士からの圧力: 姉の弁護士IMからの、診断書提出要求や「電子計算機使用詐欺罪」という発言による脅迫は、精神的な負担を増大させています。
- 家族間の金銭トラブル: 500万円の貸付金に関する主張と、過去の贈与や生命保険の問題が複雑に絡み合っています。
- 成年後見申立ての可能性: 姉が成年後見申立てを検討しており、これが実現した場合、ご自身の立場が不利になる可能性があります。
- 証拠の確保: 老人ホームの録音テープや過去の和解契約書など、有利な証拠をどのように活用するかが重要です。
2. 成年後見制度に関する基礎知識
成年後見制度について、基本的な知識を整理しておきましょう。成年後見制度は、判断能力が不十分になった方の財産管理や身上監護を支援する制度です。
- 成年後見人: 本人の財産管理や身上監護を行う人。親族、弁護士、司法書士などが選任されます。
- 後見開始の申立て: 本人、配偶者、四親等内の親族などが申立てを行うことができます。
- 審判: 家庭裁判所が、本人の判断能力を調査し、後見開始の可否を決定します。
- 監督人: 後見人の職務を監督する人。後見人が親族の場合、監督人が選任されることが多いです。
今回のケースでは、ご自身が後見人になることを希望されているようですが、姉が申立てを行った場合、第三者（弁護士や司法書士）が後見人に選任される可能性もあります。また、後見人が選任された場合でも、ご自身の協力や情報提供が不可欠であるというH法律事務所の見解は、重要なポイントです。
3. 弁護士からの圧力への対策
弁護士IMからの圧力に対しては、以下の対策を検討しましょう。
- 証拠の保全: 老人ホームの録音テープは、弁護士の不適切な言動を証明する重要な証拠となります。家裁や弁護士会への提出を検討しましょう。
- 弁護士会への懲戒請求: 弁護士の非行があった場合、弁護士会に懲戒請求を行うことができます。今回のケースでは、「電子計算機使用詐欺罪」という発言は、不適切である可能性があります。
- 弁護士との交渉: 弁護士IMとの直接交渉は、状況を悪化させる可能性があるため、避けるべきです。まずは、ご自身の弁護士に相談し、対応を依頼しましょう。
- 法的措置: 弁護士からの不当な行為に対しては、損害賠償請求や刑事告訴も検討できます。
4. 家族間の金銭トラブルへの対応
家族間の金銭トラブルについては、以下の点を踏まえて対応しましょう。
- 事実関係の整理: 500万円の貸付金に関する事実関係を、客観的な証拠に基づいて整理しましょう。過去の贈与や生命保険の問題についても、詳細な記録を残しておくことが重要です。
- 弁護士との連携: ご自身の弁護士に、過去の経緯や証拠を共有し、適切な対応策を相談しましょう。
- 和解の可能性: 500万円の返済や、過去の金銭問題を解決するための和解も選択肢の一つです。ただし、和解条件は慎重に検討し、ご自身の利益を最大限に守るようにしましょう。
- 証拠の収集: 過去の和解契約書や、姉とのやり取りに関するメール、手紙などを収集し、証拠として保管しましょう。
5. 成年後見申立てへの対策
成年後見申立てに対しては、以下の対策を講じましょう。
- 情報収集: 姉がどのような理由で申立てを検討しているのか、情報を収集しましょう。
- 弁護士との連携: ご自身の弁護士に、申立てに対する対応策を相談しましょう。
- 親族間の話し合い: 他の親族と協力し、成年後見申立てに対する対応を検討しましょう。
- ご自身の準備: 家庭裁判所の面接に備え、父の財産管理や身上監護に関するご自身の考えを整理しておきましょう。
- 後見人候補としての準備: ご自身が後見人になることを希望する場合は、成年後見制度に関する知識を深め、必要な書類を準備しましょう。
6. 専門家への相談と連携
今回のケースは、非常に複雑で、専門的な知識や経験が必要です。以下の専門家への相談と連携を検討しましょう。
- 弁護士: 法律問題に関する相談や、法的手続きの代理を依頼しましょう。複数の弁護士に相談し、最適な弁護士を選びましょう。
- 司法書士: 成年後見に関する手続きや、書類作成を依頼しましょう。
- ファイナンシャルプランナー: 財産管理に関するアドバイスを受けましょう。
- ケアマネージャー: 介護保険サービスに関する相談や、情報提供を受けましょう。
専門家と連携することで、問題解決に向けた道筋を立てやすくなります。また、精神的な負担を軽減することもできます。
7. 成功事例と専門家の視点
今回のケースに類似した成功事例や、専門家の視点をご紹介します。
- 成功事例: 家族間の金銭トラブルが複雑に絡み合ったケースで、弁護士が詳細な事実調査を行い、証拠を収集した結果、和解が成立した事例があります。
- 専門家の視点: 弁護士は、成年後見申立てを阻止するためには、まず、申立ての理由を詳細に分析し、対抗策を検討する必要があります。また、家族間の対立を解決するためには、冷静な話し合いと、客観的な視点が必要であると述べています。
これらの事例や視点を参考に、ご自身の状況に合わせた対策を講じましょう。
8. 今後の具体的なステップ
今後の具体的なステップとして、以下の点を推奨します。
- 弁護士への相談: まずは、弁護士に相談し、現状の状況を詳しく説明しましょう。弁護士は、法的観点から問題点を分析し、適切な対応策を提案してくれます。
- 証拠の収集: 老人ホームの録音テープや、過去の和解契約書など、有利な証拠を収集しましょう。
- 情報収集: 姉が成年後見申立てを検討している理由や、その背景にある情報を収集しましょう。
- 親族との連携: 他の親族と協力し、成年後見申立てに対する対応を検討しましょう。
- 対応策の実行: 弁護士のアドバイスに基づき、具体的な対応策を実行しましょう。
これらのステップを踏むことで、成年後見申立てを阻止し、ご自身の父親の財産と生活を守る可能性を高めることができます。
今回のケースは、非常に複雑で、精神的な負担も大きいと思いますが、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。専門家と連携し、適切な対策を講じることで、必ず解決の道は開けます。
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9. まとめ
今回のケースでは、成年後見申立てを阻止するために、弁護士からの圧力、家族間の金銭トラブル、そして成年後見制度に関する複雑な状況にどのように対応すべきか、具体的な対策と解決策を提示しました。弁護士への相談、証拠の収集、情報収集、親族との連携、そして対応策の実行が重要です。専門家と連携し、一つ一つ問題を解決していくことで、必ず解決の道は開けます。諦めずに、最善の策を尽くしましょう。
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