介護とDV、そして自身のキャリア：60歳からの「私らしい生き方」を見つけるためのチェックリスト
介護とDV、そして自身のキャリア：60歳からの「私らしい生き方」を見つけるためのチェックリスト
この記事では、介護、DV、そして自身のキャリアという、多岐にわたる困難な状況に直面している60歳女性の方へ向けた、具体的なアドバイスと心のケアを目的としています。ご自身の人生をより豊かに、そして前向きに生きるためのヒントを提供します。
介護相談、父８３歳 アルコール性認知症 母８６歳認知症 おむつ 夫６８歳ＤＶあり 精神科通昼夜逆転 私今年６０歳定年公務員 いっしょに住む家族がみんな問題があり、自分はどう生きていこうかと思うことがあります。長男長女は、それぞれ自分の家に住んでいます。娘は、結婚して孫が１人います。夫がどなる、ＤＶがあったことから娘の夫から娘と孫を実家に行かせない意向があります。そこでこの連休も娘、孫は実家に来ていません。楽しみからは、遠ざかり面倒を見なければならない家族ばかりで自分は、生きていけるのだろうか。
父の困った問題は、再三交通事故をおこす。トラクターを修理にだすとトラクターを買うとか、すぐに修理を終えてもってきてほしいとか業者を何度も訪ねる。長男がきて田植えをした田んぼに毎日入り１日に何度も転んで全身泥だらけになって、洗っても洗ってもまた田に入る。同じ事を何度もして止まらない。
夫の困った問題、昼と夜が逆転している。薬がなくなると暴言ばかりになる。睡眠薬は、必ず精神科と内科の両方でもらうが、精神科の薬は飲まないときがあり、薬を飲まないときには殴る真似をしたり、物を持ち上げて追いかけてくる。怒鳴る。暴言多数。身の回りの物が片づけられない。暴力をふるったことを相手がふるわせたと言う。
孫には、会いたいが娘に暴言ばかりのメールに意見を言われたことから自分からは、孫に会いにいけない。
母の困ったこと、父の行動が間違っていることは認識しているが父のいいなりに田んぼに入る。デイサービスを休む。休む用事がないのに父に言われて休む。ヘルパーさんの来る時間に田んぼに行ってしまう。父は、田んぼに入ると田んぼが父が転ぶため荒れてしまうのに止まらない。デイサービスにいっているほうが田んぼは、良好な状態なのに田んぼをやると言う理由でデイサービスを休む。
事態を良い方向に持っていくためのアドバイスお願いします。両親を施設に入れるなどの方法があるとは思いますが、父が拒んでどうにもなりません。父は、デイサービスに入れる努力をケアマネージャーさんとしましたが、当日ドタキャンでその時のケアマネージャーさんには、父は見れないと断られてしまいました。医者にも行かないです。予約日が来ても自分でもう行かなくて良いと先生が言ったと言って連れて行ったも暴力をふるっていきません。
はじめに：現状の整理と、未来への第一歩
ご相談ありがとうございます。60歳で定年を迎え、これからの人生をどのように過ごそうかと考えている中で、ご家族の介護、DV、そしてご自身の心身の健康という、非常に多くの課題に直面されているとのこと、心中お察しいたします。まずは、ご自身の置かれている状況を客観的に整理し、一つ一つ課題に向き合っていくことが大切です。このチェックリストとアドバイスが、あなたの「私らしい生き方」を見つけるための一助となれば幸いです。
チェックリスト：現状把握と課題の明確化
まずは、ご自身の状況を客観的に把握するために、以下のチェックリストを活用してください。それぞれの項目について、現在の状況を具体的に評価し、課題を明確にしましょう。
- 介護に関する状況
- ご両親の認知症の進行度合いを把握していますか？
- 介護保険サービスの利用状況（デイサービス、訪問介護など）を把握していますか？
- 介護に関する専門家（ケアマネージャー、医師など）との連携はスムーズですか？
- 介護にかかる時間、費用、労力を具体的に把握していますか？
- 介護によるご自身の心身への負担を自覚していますか？
- DVに関する状況
- 夫からのDVの具体的な内容（身体的暴力、精神的暴力、経済的DVなど）を把握していますか？
- DVに関する相談窓口（配偶者暴力相談支援センター、警察など）を知っていますか？
- ご自身の安全を確保するための具体的な対策（避難場所の確保、緊急連絡先の準備など）を講じていますか？
- DVによるご自身の心身への影響を自覚していますか？
- 離婚や別居など、今後の選択肢について考えていますか？
- ご自身の健康と生活に関する状況
- ご自身の心身の健康状態（睡眠、食事、運動など）を把握していますか？
- ストレスを解消するための方法（趣味、休息など）を持っていますか？
- 友人や家族など、頼れる人とのつながりがありますか？
- 定年後の生活設計（収入、住居、余暇の過ごし方など）について考えていますか？
- 今後のキャリアプラン（再就職、ボランティアなど）について考えていますか？
- 家族関係に関する状況
- 家族間のコミュニケーションは円滑ですか？
- 家族それぞれが抱える問題について、理解し合えていますか？
- 娘さんとの関係性について、現状をどのように感じていますか？
- 孫との交流について、どのような希望を持っていますか？
- 家族全体で問題を解決するための話し合いの機会を持っていますか？
ステップ1：現状分析と優先順位の決定
チェックリストの結果をもとに、ご自身の現状を分析し、優先的に取り組むべき課題を明確にしましょう。すべての課題を同時に解決することは困難です。まずは、ご自身の心身の健康を守り、安全を確保することを最優先に考えましょう。
- 優先順位1：ご自身の安全と健康の確保
DVから身を守るための対策を講じ、心身の健康を維持するための生活習慣を確立しましょう。具体的には、
- DVの相談窓口に相談し、専門家のサポートを受けましょう。
- 安全な避難場所を確保し、緊急時の連絡先を準備しましょう。
- 十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。
- ストレスを解消できる趣味やリラックスできる時間を作りましょう。
- 優先順位2：介護に関する問題の整理
ご両親の介護に関する問題を整理し、適切なサービスを利用できるように、ケアマネージャーや医師と連携しましょう。具体的には、
- ご両親の認知症の進行状況を把握し、必要な医療・介護サービスを検討しましょう。
- ケアマネージャーと相談し、適切な介護保険サービス（デイサービス、訪問介護など）の利用を検討しましょう。
- ご両親の意向を尊重しつつ、安全で快適な生活を送れるように、家族で話し合いましょう。
- 介護に関する費用や、ご自身の負担について、具体的に把握しましょう。
- 優先順位3：家族関係の改善
家族間のコミュニケーションを改善し、それぞれの問題を理解し合う努力をしましょう。具体的には、
- 家族で話し合いの機会を設け、それぞれの悩みや希望を共有しましょう。
- 専門家（カウンセラー、弁護士など）の協力を得ながら、問題解決に取り組みましょう。
- 娘さんとの関係を修復するために、冷静に話し合い、お互いの気持ちを理解し合いましょう。
- 孫との交流を再開できるように、娘さんの夫とも話し合いの機会を持ちましょう。
ステップ2：具体的な行動計画の策定
優先順位に基づいて、具体的な行動計画を立てましょう。目標を明確にし、達成可能な小さなステップに分解することで、無理なく行動を続けることができます。
- ご自身の安全と健康を守るための行動計画
- DV相談窓口への相談： 今週中に、配偶者暴力相談支援センターに電話相談をする。
- 避難場所の確保： 友人または親戚に、緊急時の避難場所として協力を依頼する。
- 健康管理： 毎日30分のウォーキングを習慣にする。睡眠時間を7時間確保する。
- 介護に関する問題解決のための行動計画
- ケアマネージャーとの連携： 来週中に、ケアマネージャーと面談し、今後の介護プランについて相談する。
- 情報収集： 認知症に関する情報を集め、ご両親の症状に合った介護方法を学ぶ。
- 家族会議： 週末に、長男、長女と集まり、今後の介護について話し合う。
- 家族関係改善のための行動計画
- カウンセリング： 専門のカウンセラーに相談し、家族関係の問題についてアドバイスを受ける。
- 娘さんとの対話： 落ち着いて話せる時間を作り、娘さんの気持ちを理解しようと努める。
- 孫との交流： 娘さんの夫とも話し合い、孫との交流を再開できる方法を探る。
ステップ3：専門家への相談とサポートの活用
一人で抱え込まず、専門家のサポートを活用しましょう。専門家は、あなたの状況を客観的に分析し、具体的なアドバイスやサポートを提供してくれます。
- 専門家の例
- 弁護士： DVに関する法的問題、離婚、財産分与などについて相談できます。
- カウンセラー： 精神的なサポート、心のケア、家族関係の改善について相談できます。
- ケアマネージャー： 介護保険サービスの手続き、介護に関する相談ができます。
- 医師： ご自身の健康状態、ご両親の病状について相談できます。
- ファイナンシャルプランナー： 定年後の生活設計、資産運用について相談できます。
- サポートの活用例
- 配偶者暴力相談支援センター： DVに関する相談、保護、自立支援などを受けられます。
- 地域包括支援センター： 高齢者の介護、健康、福祉に関する相談ができます。
- NPO法人： 介護に関する情報提供、相談、交流の場を提供しています。
- 自助グループ： 同じような悩みを持つ人たちと、情報交換や心のサポートができます。
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ステップ4：キャリアプランの検討と自己肯定感の向上
定年後の生活を充実させるためには、キャリアプランを検討し、自己肯定感を高めることが重要です。ご自身の経験やスキルを活かせる仕事を探したり、新しいことに挑戦したりすることで、生きがいを見つけ、自信を取り戻すことができます。
- キャリアプランの検討
- 再就職： これまでの経験を活かせる仕事を探しましょう。ハローワークや求人サイトを活用し、ご自身のスキルや希望に合った求人を探しましょう。
- ボランティア： 地域社会に貢献できるボランティア活動に参加しましょう。社会とのつながりを持ち、やりがいを感じることができます。
- 起業： ご自身の知識や経験を活かして、起業することも可能です。
- 資格取得： 新しいスキルを身につけるために、資格取得を目指しましょう。
- 自己肯定感の向上
- 趣味： 好きなこと、興味のあることに時間を使いましょう。
- 運動： 適度な運動をすることで、心身ともに健康を保ち、自信を高めることができます。
- 交流： 友人や地域の人々との交流を深め、社会的なつながりを持ちましょう。
- 感謝： 日常生活の中で、感謝の気持ちを持つように心がけましょう。
- 目標設定： 小さな目標を立て、達成感を積み重ねることで、自己肯定感を高めましょう。
ステップ5：長期的な視点と柔軟な対応
状況は常に変化する可能性があります。長期的な視点を持ち、柔軟に対応することが大切です。計画通りに進まない場合でも、焦らずに、状況に合わせて修正しながら、前向きに進んでいきましょう。
- 定期的な見直し
定期的に、ご自身の状況や行動計画を見直し、必要に応じて修正しましょう。目標が達成できた場合は、次の目標を設定し、常に前向きな気持ちで取り組みましょう。
- 心のケア
ストレスを感じた場合は、無理をせずに休息を取り、心のケアを行いましょう。専門家のサポートを受けたり、信頼できる人に相談したりすることも大切です。
- 自分を大切にする
ご自身の心と体を大切にし、自分を愛することを忘れないでください。あなたの人生は、あなた自身のものであり、あなたには幸せになる権利があります。
まとめ：未来への希望と、あなたらしい生き方
60歳からの人生は、新たなスタート地点です。これまでの経験を活かし、積極的に行動することで、必ず未来を切り開くことができます。困難な状況に直面しているかもしれませんが、決して一人ではありません。専門家や周囲の人々のサポートを受けながら、あなたらしい生き方を見つけてください。そして、あなたの人生が、より豊かで、充実したものになることを心から願っています。
このチェックリストとアドバイスが、あなたの未来への一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。困難な状況を乗り越え、あなたらしい輝かしい人生を歩んでください。
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