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介護福祉士のジレンマ:リハビリ特化型デイサービスでの「介助」と「介護福祉士の役割」

介護福祉士のジレンマ:リハビリ特化型デイサービスでの「介助」と「介護福祉士の役割」

この記事では、リハビリ特化型デイサービスで働く介護福祉士の方々が直面する、専門性と現実のギャップ、そして自身の役割に対する葛藤に焦点を当てます。介護の現場は常に変化し、特に新しい形態のサービスでは、従来の知識や経験が通用しないことも少なくありません。この記事を通して、あなたが抱える疑問や不安を解消し、自信を持って日々の業務に取り組めるよう、具体的なアドバイスとヒントを提供します。

去年4月からオープンした新しいリハビリ特化型デイサービスで12月から働き出しました。そこのデイサービスでは介護職員は全員無資格未経験で、看護師が1人と相談員は社会福祉主事です。28年に介護福祉士を取り、12月までは5年間40~50人規模の1日型(風呂、食事、リハ、レク有)デイサービスで働いていました。リハビリ特化型が初めてなのでよくわからないのですが、申し送りやミーティングもなく記録もせず感染対策や事故が起こった場合のマニュアルなども一切ありません。勉強会などもリハビリの勉強会しかありません。ケースも既往歴など挟んでいる方と挟んでない方がいるので把握しきれません。

怪我が原因の膝折れする利用者さんの移動時に膝折れがあるので介助しながら(腕を組む程度)歩いたらリハビリにならないから介助するなと施設長代理(無資格未経験)に言われました。その後膝折れがひどいから付き添ったほうがいいと私が言うと、あなたは利用者に触りすぎだから今後触るなと言われ、介助は一切誰に対してももしなくていい!それではリハビリにならない。そうゆう風に勉強会で理学療法士からならった。転けるとか気にしてたら全員に介助しなければいけなくなるキリがないと言われました。そんなに介助したければあなたはあなたのやり方でやってください。自分は自分のやり方でしますといわれ共有すらできずどうしようもありません。

ほかにも便失禁した利用者さん(歩行器でゆっくり歩ける、ベッドからの起き上がりは自分でできない)をトイレ介助誰一人入らず、プライドが傷つくしリハビリにならないから自分でさせるといいました。今までトイレ介助など誰もしたことないらしいです。私が送迎から帰るまで20分程度トイレで放置されていました。ありえないと思い、介助するなといわれましたが、利用者さんに声をかけてOKをもらったので勝手に介助に入りました。案の定便で大変なことになっていて、そのデイではお尻ふきもなにも置いてないとのことで、利用者さんは自分で何とかしようとトイレの床を拭くシートで拭いていました。私はウエットティッシュをお湯で濡らしてきれいにしました。パンツは持参されていたのでよかったですが、相談員と看護師にこうゆう時のためにリハパンとお尻ふきなどデイに置いておいたほうがいいのでは?と提案するも、置かないことが決まりだそうで聞き入れてくれませんでした。

実際利用者さんもどうしたらいいかわからなかったようで、手伝ってくれて本当にありがとう。と言われました。

長くなりましたが、リハビリ特化型デイサービスでは申し送りや事故が起こった場合などのマニュアル、記録なども必要なく、どんな状況の利用者さんでも介助はリハビリにならないから一切してはいけないのでしょうか?リハパンなどはもしものために必要ではないのでしょうか?施設長代理に今まで働いてきたデイとここのやり方は違うと怒られすぎて自分が今までやってきたことや勉強が間違っているのかよく分からなくなってきました。ほぼ愚痴っぽいですが、介護福祉士が何なのか介護福祉士の役割が本当にわからない状態です。

1. 介護福祉士としてのジレンマ:新しい環境での戸惑い

新しい職場での戸惑い、本当に大変ですよね。特に、これまでの経験が活かせない、あるいは否定されるような状況では、自信を失い、自分が間違っているのではないかと不安になるのは当然です。今回の相談内容から、あなたは、これまでの経験と知識を活かしたいという強い思いと、目の前の利用者のために最善を尽くしたいという責任感を持っていることが伝わってきます。

リハビリ特化型デイサービスは、従来のデイサービスとは異なるアプローチを取ることがあります。しかし、それは必ずしもあなたのこれまでの経験や知識が不要になるという意味ではありません。むしろ、あなたの経験は、この新しい環境で活かせる貴重な財産となるはずです。問題は、その価値が十分に理解されず、共有されていないことにあるのかもしれません。

2. リハビリ特化型デイサービスにおける「介助」と「リハビリ」

施設長代理の方の「介助はリハビリにならない」という考え方は、リハビリテーションの専門的な知識に基づいている可能性があります。リハビリテーションの目的は、利用者の自立を支援し、残存能力を最大限に引き出すことです。そのため、過度な介助は、利用者の自立を妨げ、リハビリの効果を損なう可能性があるという考え方です。

しかし、この考え方が全ての人に当てはまるわけではありません。特に、転倒のリスクが高い利用者や、排泄に困難を抱える利用者に対しては、安全を確保し、尊厳を守るための介助は不可欠です。介護福祉士の役割は、利用者の状態を適切に評価し、個々のニーズに合わせた支援を提供することです。つまり、介助の必要性を判断し、適切な方法で支援を提供することも、介護福祉士の大切な役割なのです。

3. 介護福祉士の役割:多角的な視点と柔軟な対応

介護福祉士の役割は、単に身体的な介助を行うことだけではありません。利用者の生活全体を支え、その人らしい生活を支援することが求められます。そのためには、多角的な視点と柔軟な対応が不可欠です。

  • 利用者の状態評価:利用者の心身の状態、生活歴、価値観などを理解し、個別のニーズを把握します。
  • チームワーク:医師、看護師、理学療法士、作業療法士、相談員など、多職種と連携し、情報共有を行います。
  • 環境調整:安全で快適な環境を整え、利用者が安心して生活できるような工夫をします。
  • 情報提供:利用者や家族に対して、必要な情報を提供し、意思決定を支援します。
  • 自己研鑽:常に新しい知識や技術を学び、自己の専門性を高めます。

今回のケースで言えば、排泄介助の必要性、転倒リスクへの対応、記録の重要性など、様々な側面から問題点を分析し、より良いケアを提供するための提案を行うことが、あなたの役割です。

4. 具体的な対応策:あなたの経験を活かすために

では、具体的にどのような対応をすれば良いのでしょうか。以下に、いくつかの提案をさせていただきます。

4-1. 記録と情報共有の重要性

申し送りや記録がないという状況は、情報共有が不十分になり、ケアの質を低下させる可能性があります。まずは、記録の重要性を施設側に伝え、記録を導入するための提案をしてみましょう。

  • 記録の目的:利用者の状態変化を把握し、適切なケアを提供するため。
  • 記録の項目:バイタルサイン、食事摂取量、排泄状況、睡眠時間、精神状態、具体的な介助内容など。
  • 記録の方法:手書き、電子カルテなど、施設に合った方法を選択。
  • 情報共有の手段:申し送り、カンファレンス、チームミーティングなど。

記録を導入することで、多職種間の情報共有がスムーズになり、より質の高いケアを提供できるようになります。また、万が一の事故が発生した場合にも、記録は重要な証拠となります。

4-2. 施設長代理とのコミュニケーション

施設長代理とのコミュニケーションは、あなたのストレスを軽減し、より良いケアを提供するために不可欠です。以下の点に注意して、コミュニケーションを図りましょう。

  • 相手の意見を尊重する:まずは、相手の考えを理解しようと努めましょう。
  • 自分の意見を明確に伝える:あなたの経験や知識に基づいた意見を、具体的に伝えましょう。
  • 根拠を示す:専門的な知識や、これまでの経験に基づいた根拠を示すことで、相手の理解を得やすくなります。
  • 建設的な提案をする:問題点だけでなく、解決策を提案することで、建設的な議論をすることができます。
  • 感情的にならない:冷静に、客観的に話すことを心がけましょう。

例えば、「膝折れする利用者さんの移動について、安全を確保するために、少しだけ介助が必要だと考えます。介助の方法については、理学療法士の方と相談し、リハビリの効果を妨げないような方法を検討することができます。」といったように、具体的な提案をすることで、相手の理解を得やすくなります。

4-3. 倫理的な問題への対応

排泄介助に関する問題は、利用者の尊厳に関わる重要な問題です。以下のような対応を検討しましょう。

  • 利用者の意向を確認する:利用者の意向を尊重し、本人が望む支援を提供します。
  • プライバシーに配慮する:排泄介助は、プライバシーに配慮して行います。
  • 清潔を保つ:清潔な環境を保ち、感染症を予防します。
  • 必要な物品を準備する:お尻拭き、リハパンなど、必要な物品を準備しておきます。
  • 相談する:困った場合は、上司や同僚、外部の専門家などに相談しましょう。

今回のケースでは、利用者の尊厳を守るために、必要な介助を提供し、必要な物品を準備することを提案しましょう。もし、施設側が対応してくれない場合は、上司や同僚、外部の専門家などに相談し、解決策を探りましょう。

4-4. 自己研鑽と情報収集

新しい環境で働くことは、常に学びの機会です。積極的に情報収集し、自己研鑽に励みましょう。

  • 研修への参加:リハビリテーションに関する研修や、介護技術に関する研修に参加し、知識や技術を習得しましょう。
  • 書籍や論文を読む:介護に関する書籍や論文を読み、知識を深めましょう。
  • 専門家との交流:理学療法士、作業療法士、医師など、専門家と交流し、情報交換を行いましょう。
  • 情報交換の場に参加する:介護に関する情報交換会や、勉強会に参加し、他の介護福祉士との交流を深めましょう。

自己研鑽を続けることで、あなたの専門性が高まり、自信を持って業務に取り組むことができるようになります。

5. あなたの強み:介護福祉士としての経験と知識

あなたは、5年間もの間、多様な利用者の方々を支えてきた経験と、介護福祉士としての専門知識を持っています。これは、リハビリ特化型デイサービスにおいても、非常に貴重な強みとなります。自信を持って、あなたの経験と知識を活かしてください。

  • 利用者の状態を的確に把握する力:これまでの経験から、利用者の状態を的確に把握し、必要なケアを提供することができます。
  • 多職種との連携力:多職種との連携経験があり、チームワークを円滑に進めることができます。
  • 問題解決能力:これまでの経験から、様々な問題を解決してきた経験があり、問題解決能力が高いです。
  • コミュニケーション能力:利用者や家族とのコミュニケーション能力が高く、信頼関係を築くことができます。

あなたの強みを活かし、積極的に情報発信し、周囲を巻き込みながら、より良いケアを提供できるよう努めましょう。

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6. まとめ:介護福祉士としての成長を応援します

新しい環境での戸惑いや、これまでの経験とのギャップに悩むことは、介護福祉士として成長していく上で避けて通れない道です。しかし、あなたの経験と知識は、必ず活かせるはずです。自信を持って、あなたの強みを活かし、積極的に行動することで、必ず道は開けます。そして、あなたの努力は、必ず利用者の笑顔につながります。

今回の相談内容から、あなたが抱える悩みは、多くの介護福祉士が経験するものです。一人で抱え込まず、周囲に相談したり、情報収集したりしながら、解決策を探りましょう。そして、あなたの経験と知識を活かし、より良いケアを提供できるよう、応援しています。

最後に、あなたが介護福祉士として、ますます活躍されることを心から願っています。

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