18歳、扶養内の副業は可能？介護職とコンビニバイトの両立、税金と会社への伝え方、徹底解説！
18歳、扶養内の副業は可能？介護職とコンビニバイトの両立、税金と会社への伝え方、徹底解説！
この記事は、18歳で通信制の学校に通いながら、介護施設でのパートとコンビニバイトの副業を検討しているあなたに向けて書かれています。学費を稼ぐために副業をしたいけれど、税金や会社の規則、バレずに働く方法など、様々な疑問をお持ちのことと思います。この記事では、あなたの状況に合わせて、副業に関する疑問を一つずつ丁寧に解説し、安心して副業を始めるための具体的なアドバイスを提供します。
まず、今回の相談内容を整理しましょう。
副業について質問です。私は17歳（今年18歳になります）で、通信制の学校に通っています。母子家庭で扶養内です。2017年3月27日から市内の介護施設でパート雇用で働いています。学費がかかるためコンビニで週2回バイトで副業したいのですが、本業のほうが「副業禁止」となっています。
保険や確定申告や源泉徴収票など全くわからないのですが、どう考えても本業のみでも年収103万は越えます。
- 扶養内（母子家庭）だと103万越えても税金はかからないのですか？
- 会社に説明して家庭が厳しいため副業したいと伝えたら了承がもらえることはあるのでしょうか。
- 副業先に説明してバレないように働くことは可能でしょうか。
法律など難しいことはわかりません。どなたかわかりやすく説明してもらえませんか？補足として、本業先は社会福祉法人恩賜財団 同胞援護会、副業先はローソン（コンビニ）を想定しています。兄弟はいません。前の職場での控除は、雇用保険料と所得税しか引かれていませんでした。現在の本業先でも社会保険には入っていません。
それでは、あなたの抱える疑問を一つずつ解決していきましょう。
1. 扶養と税金について
まず、扶養と税金について理解しておきましょう。扶養には、税法上の扶養と社会保険上の扶養があります。今回のケースでは、税金と社会保険の両方について考慮する必要があります。
1-1. 税法上の扶養
税法上の扶養とは、所得税や住民税の計算において、扶養親族がいる場合に税金が軽減される制度です。あなたの場合は、母親があなたを扶養していると考えられます。扶養親族の年間の合計所得が一定額以下であれば、扶養控除を受けることができます。
所得税
- 年間の合計所得が48万円以下であれば、所得税はかかりません。
- 年間の合計所得が48万円を超えると、所得税がかかります。
住民税
- 年間の合計所得が45万円以下であれば、住民税はかかりません。
- 年間の合計所得が45万円を超えると、住民税がかかります。
あなたの場合は、本業の年収が103万円を超えるとのことなので、所得税と住民税がかかる可能性が高いです。ただし、給与所得控除やその他の控除を適用することで、課税対象となる所得を減らすことができます。
1-2. 社会保険上の扶養
社会保険上の扶養とは、健康保険や厚生年金保険の被扶養者になるための条件です。あなたの場合は、母親の健康保険に加入していると考えられます。
健康保険
- 年間の収入が130万円未満であれば、母親の扶養に入ることができます。
- 年間の収入が130万円を超えると、自分で健康保険に加入する必要があります。
あなたの場合は、本業と副業の収入を合わせて130万円を超える場合は、自分で健康保険に加入する必要が出てきます。この場合、勤務先の社会保険に加入するか、国民健康保険に加入することになります。
補足
母子家庭の場合、児童扶養手当などの制度を利用している可能性があります。これらの制度は、所得制限があるため、収入が増えると受給額が減ったり、受給資格を失ったりすることがあります。詳細については、お住まいの市区町村の役所にお問い合わせください。
2. 副業を会社に伝えることについて
次に、副業を会社に伝えることについて考えてみましょう。多くの会社では、就業規則で副業を禁止しています。しかし、会社に事情を説明することで、副業を許可してもらえる可能性もあります。
2-1. 就業規則の確認
まずは、あなたの勤務先の就業規則を確認しましょう。副業に関する規定がどのように定められているかを確認し、許可が必要なのか、届出が必要なのか、あるいは完全に禁止されているのかを把握することが重要です。
2-2. 会社への相談
就業規則で副業が禁止されている場合でも、会社に相談してみる価値はあります。あなたの置かれている状況（学費の問題、母子家庭であることなど）を正直に伝え、副業をせざるを得ない理由を説明しましょう。会社によっては、個別の事情を考慮して、副業を許可してくれる場合があります。
相談する際のポイント
- 誠実な態度で話す： 嘘をついたり、ごまかしたりするのではなく、正直に話しましょう。
- 副業の目的を明確にする： なぜ副業が必要なのか、具体的に説明しましょう。学費のため、生活費のためなど、明確な目的を伝えることで、会社も理解しやすくなります。
- 本業への影響を説明する： 副業によって本業に支障が出ないことを伝えましょう。勤務時間や業務内容を調整し、本業に集中できることをアピールしましょう。
- 会社への貢献を約束する： 副業をしても、これまで通り会社に貢献することを約束しましょう。
2-3. 会社が許可しない場合
会社が副業を許可しない場合は、残念ながら、副業を諦めるか、別の方法を検討する必要があります。例えば、
- 転職を検討する： 副業を認めている会社を探すことも一つの選択肢です。
- 本業での昇給を目指す： 本業での収入を増やすために、スキルアップやキャリアアップを目指しましょう。
- 生活費の見直し： 無駄な出費を削減し、生活費を抑える努力をしましょう。
3. 副業が会社にバレないように働くことについて
最後に、副業が会社にバレないように働くことについて考えてみましょう。副業が会社にバレる主な原因は、住民税の金額です。
3-1. 住民税の仕組み
住民税は、前年の所得に基づいて計算され、翌年の6月から翌々年の5月までの12ヶ月に分けて給与から天引きされます（特別徴収）。副業の収入があると、その分の住民税も加算され、本業の給与から天引きされるため、会社に副業がバレる可能性があります。
3-2. 住民税の対策
住民税で副業がバレないようにするためには、確定申告の際に、住民税の徴収方法を「普通徴収」に選択する必要があります。
普通徴収とは
普通徴収とは、住民税を自分で納付する方法です。確定申告書を提出する際に、住民税の徴収方法を「自分で納付（普通徴収）」に選択すると、副業分の住民税は自宅に納付書が送られてきます。これにより、会社に副業の事実を知られるリスクを減らすことができます。
注意点
- 確定申告書の提出： 副業で収入がある場合は、必ず確定申告を行う必要があります。
- 普通徴収の選択： 確定申告書の「住民税に関する事項」の欄で、「自分で納付（普通徴収）」を選択してください。
- 会社への影響： 会社によっては、給与以外の収入があることを把握するために、住民税の通知書を確認することがあります。しかし、普通徴収を選択していれば、副業の収入に関する情報は会社に知られることはありません。
3-3. その他、副業がバレる可能性のあるケース
住民税以外にも、副業が会社にバレる可能性のあるケースがあります。
- SNSでの発信： 副業の内容や会社名をSNSで発信すると、会社の人に見つかる可能性があります。
- 同僚との会話： 同僚に副業の話をすると、会社に伝わる可能性があります。
- 会社の関係者との接触： 副業先で会社の関係者と知り合い、会社に報告される可能性があります。
副業をする際は、これらのリスクを考慮し、慎重に行動する必要があります。
4. 具体的なステップとチェックリスト
ここまでの内容を踏まえ、副業を始めるための具体的なステップとチェックリストを作成しました。あなたの状況に合わせて、一つずつ確認していきましょう。
ステップ1：現状の確認
- 就業規則を確認し、副業に関する規定を把握する。
- 現在の収入と支出を把握し、副業が必要な理由を明確にする。
- 税金や社会保険に関する知識を深める。
ステップ2：会社への相談
- 上司や人事担当者に相談し、副業の許可を求める。
- 副業の目的、本業への影響、会社への貢献を説明する。
- 許可が得られない場合は、別の方法を検討する。
ステップ3：副業の準備
- 確定申告の方法を学ぶ。
- 住民税の徴収方法を「普通徴収」に設定する。
- 副業先との契約内容を確認する。
- 副業が本業に支障をきたさないように、時間管理や体調管理に気を配る。
チェックリスト
以下のチェックリストで、あなたの準備状況を確認しましょう。
- [ ] 就業規則を確認し、副業に関する規定を理解した。
- [ ] 収入と支出を把握し、副業が必要な理由を明確にした。
- [ ] 税金と社会保険に関する基本的な知識を身につけた。
- [ ] 会社に副業の相談をする準備ができた。
- [ ] 確定申告の方法を理解した。
- [ ] 住民税の徴収方法を「普通徴収」に設定する準備ができた。
- [ ] 副業先との契約内容を確認した。
- [ ] 副業が本業に支障をきたさないように、時間管理や体調管理の計画を立てた。
5. まとめとアドバイス
18歳で通信制の学校に通いながら、介護施設でのパートとコンビニバイトの副業を検討しているあなたは、学費を稼ぐために大変努力されていますね。副業には、税金、会社の規則、バレないように働く方法など、様々なハードルがありますが、一つずつクリアしていくことで、安心して副業を始めることができます。
あなたの状況に合わせたアドバイス
- まずは就業規則を確認し、会社に相談してみましょう。 会社に事情を説明し、副業の許可を求めることが、最も安全な方法です。
- 税金と社会保険に関する知識を深めましょう。 確定申告や住民税の仕組みを理解し、適切な手続きを行うことが重要です。
- 副業が本業に支障をきたさないように、時間管理や体調管理に気を配りましょう。 無理な働き方は、心身ともに負担がかかります。
- もし会社が副業を許可しない場合は、転職や本業でのキャリアアップも検討しましょう。 あなたの将来にとって、最善の選択肢を見つけることが大切です。
あなたの努力が実り、充実した学生生活を送れることを心から応援しています。
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