義理の息子がADHDと診断。起業したいと言われたけど、どうすれば？経験豊富な私が徹底解説

この記事では、35歳の男性で、ADHDと診断された義理の息子さんの将来について悩んでいるあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供します。自営業を営む義理のお父様の視点と、ご自身のADHDという特性を踏まえ、どのようにキャリアを築き、家族との関係を良好に保つか、一緒に考えていきましょう。

56歳男性です。義理の息子の事で悩んでいます。私が悪いのでしょうか？

義理の息子(35歳)がなかなか定職に就きません。私は自営業を１人でしているのですが、娘(29歳)と結婚する前に「ゆくゆくは一緒に仕事をしたい」と言われ、彼には未経験の業界だったので不安でしたが、どうしてもという事で受け入れました。

しかし、蓋を開けてみれば、物覚えは悪い。メモを取らない。何度も同じミスをする。自ら動こうとしない。気配りが出来ていない。やる気が感じられない… 取引先ので一緒に仕事をしていてもミスをするし、「本当にやっていけるのか？」と心配されたり、信用を失って仕事を失った事もあります。

そんな状況が一年程続き、このままだと甘やかしてしまうし、面倒を見切れなくなったので、取引先の会社に見習いとして修行に行かせる事にしました。

取引先との信頼関係のおかげで、従来の見習いより月給もいい状況で待遇してもらいました。とは言っても収入は少なくなったので、もともとパートで働いていた娘は準社員として勤務時間を増やし、彼も週一で深夜にバイトを始めました。娘は介護士でもともとハードな仕事内容なのに、更に勤務時間も増え、見るからにしんどそうでした。

にも関わらず、彼は相変わらずの仕事ぶりで、取引先からは何一つ良く言われず、結局顔に泥を塗られる羽目になりました。その上、夜勤のバイト前後は寝てばかりで孫(2歳)の面倒も見ず、娘に任せっぱなしでした。

そんな状況が半年位続き、ある時から彼は何度か病院に通って仕事を休んでいる姿を見かけました。そしてある日、彼から自身がADHDと診断されたと言われたのです。

突然で驚きましたが、今までの仕事ぶりを振り返ると納得できるかなと思いました。そして、彼の口から「今の仕事を辞めて、起業したい。」と言われました。

その時は納得したつもりでしたが、よく考えれば彼に起業なんて務まるはずがない！更にそれから数日して彼の勤務先から「退社の意思を聞いて、来週いっぱいで辞める」と突然言われました。

一家の主が突然仕事辞めたら収入無くなるし、娘と孫の生活はどうなるんだ？今の仕事がうまくいかないからって病気を盾にして甘えた事言いやがって！彼の母親からも「息子の事、理解してあげて」って言われたけど、何を理解したらいいの？

あまりにも怒りが込み上げて、私と娘、彼と彼の母親で話し合いする事にしました。そしてその時に彼へ起業なんて出来るはずが無い事、今までの仕事ぶり。家庭での態度、娘の苦労などの不満を思いっきりぶつけました。

彼は最初からほとんど何も喋らず聞いていて、今後どうするつもりか問いただすとそれすら答えなくなってしまいました。「答える事も出来ないのか」と思ってるとそのうち彼の呼吸が乱れ始め、体中が震えだしていました。次第に状況が悪化し、過呼吸状態になったので救急車で病院へ搬送されました。

その日のうちに戻って来ましたが、彼の精神状態が不安定だったので、母親と彼の実家に帰りました。翌日、改めて娘と彼と彼の母親で病院に行き、一旦家に帰ってくると荷物をまとめてすぐに実家に帰りました。(ちなみに私の家の敷地内に娘夫婦の家があります。)

私としてはすぐにでも正社員として職に就いて安定して欲しいのですが… 補足幾つか回答いただき、ありがとうございます。ここで謝らなければいけないのですが、本当の私は35歳男性。最初の質問に出てきた義理の息子が本当の私で、義理の父になりすまして投稿しました。自分側の意見だけだと、どうしても自分の都合良いことしか言わないだろうし、そうすると自分にとって都合の回答が多くなると思ったので。あくまで両方の立場を出来るだけ平等に伝えたうえで第三者の意見を聞きたかったのでそうしました。気分を害されたのであれば、本当にゴメンナサイ。まずADHDですが、ちゃんと病院で検査して診断されました。嘘ではないです。

今までは後先考えず思った事を口にしたり、落ち着きがなかったり、予想外の事が起きたり、次から次へとやることが増えるとテンパったり何をしたらいいか分からない事がよくありましたが、特に深く悩むことはありませんでした。

義理の父と仕事を始めてから仕事で失敗したり、うまくいかなく事が多くて、みんなから怒られたり責められたりする機会もものすごく増えました。自分自身は決してふざけたり、やる気がない訳じゃなく、頑張ってるつもりなのになかなかうまくいかず… 続きます…

ご相談ありがとうございます。35歳、ADHDと診断された義理の息子さんのキャリアについて、ご自身の経験と、義理のお父様の視点、両方の立場から悩みを共有していただき、ありがとうございます。まずは、ご自身の状況を客観的に見つめ、解決策を探ろうとする姿勢に敬意を表します。ADHDという特性を抱えながら、どのように仕事と向き合い、将来設計を立てていくか、一緒に考えていきましょう。

1. ADHDの特性を理解し、強みを活かすキャリア戦略

ADHDの特性は、人によって現れ方が異なりますが、一般的には、不注意、多動性、衝動性といった特徴が見られます。しかし、これらの特性は、見方を変えれば強みにもなり得ます。例えば、

高い集中力： 興味のあることには驚くほどの集中力を発揮することがあります。
創造性： 既存の枠にとらわれない発想力で、新しいアイデアを生み出すことができます。
行動力： 思い立ったらすぐに行動に移せるため、スピーディーに物事を進めることができます。
楽観性： 困難な状況でも前向きに捉え、乗り越えようとする力があります。

これらの強みを活かせるようなキャリアを模索することが重要です。具体的には、以下のような職種が考えられます。

クリエイティブ職： デザイナー、ライター、プログラマーなど、自由な発想力や集中力が活かせる職種。
営業職： 顧客とのコミュニケーション能力や、行動力を活かして成果を上げやすい職種。
起業家： 自分のアイデアを実現し、自由に仕事を進めることができます。
専門職： 医師、弁護士など、専門知識を活かし、高い集中力で業務に取り組む職種。

ただし、これらの職種を選ぶ際には、ADHDの特性がデメリットにならないように、工夫が必要です。例えば、

タスク管理： スケジュール管理ツールや、To-Doリストを活用し、タスクを整理する。
集中力の維持： 作業環境を整え、集中できる時間帯や場所を見つける。
衝動性のコントロール： 衝動的な行動を避けるために、事前に計画を立て、周囲に相談する。
コミュニケーション： 相手に分かりやすく伝えるために、メモを取ったり、確認を怠らない。

2. 起業という選択肢：メリットとデメリットを比較検討

ADHDの方が起業することは、一概に「無理」とは言えません。しかし、起業には多くの課題があり、ADHDの特性がマイナスに働く可能性も考慮する必要があります。ここでは、起業のメリットとデメリットを比較検討し、あなたにとって最適な選択肢かどうかを判断するための材料を提供します。

メリット

自由な働き方： 自分のペースで、自分の得意なことに集中して仕事ができます。
高いモチベーション： 自分のアイデアを実現できる喜びや、成功への意欲が原動力になります。
自己実現： 自分の能力を最大限に活かし、社会に貢献することができます。
収入アップの可能性： 成功すれば、高い収入を得ることができます。

デメリット

不安定な収入： 収入が安定するまでに時間がかかり、経済的な不安を抱える可能性があります。
多岐にわたる業務： 営業、経理、人事など、様々な業務をこなす必要があります。
自己管理の難しさ： スケジュール管理、タスク管理など、自己管理能力が求められます。
孤独感： 従業員がいない場合は、孤独を感じることがあります。

起業を検討する際には、これらのメリットとデメリットを比較し、ご自身の特性や状況と照らし合わせて、慎重に判断する必要があります。もし起業するのであれば、

得意な分野を選ぶ： 自分の強みを活かせる分野を選び、経験や知識を深める。
綿密な計画を立てる： 事業計画、資金計画、マーケティング戦略など、具体的な計画を立てる。
サポート体制を整える： 専門家（税理士、弁護士、コンサルタントなど）に相談し、アドバイスを受ける。
周囲の協力を得る： 家族や友人、ビジネスパートナーなど、周囲の協力を得る。

これらの点を意識し、準備をしっかり行うことが重要です。

3. 安定した職に就くための具体的なステップ

起業以外の選択肢として、安定した職に就くことも検討しましょう。ADHDの特性を理解し、適切な対策を講じることで、十分に活躍できます。以下に、具体的なステップを紹介します。

ステップ1：自己分析

まずは、ご自身の強みと弱みを客観的に分析しましょう。ADHDの特性が、仕事においてどのような影響を与えているのかを把握し、改善点を見つけ出すことが重要です。以下の点を参考に、自己分析を行ってみましょう。

得意なこと： 集中できること、興味のあること、人から褒められることなどを書き出す。
苦手なこと： 集中できないこと、飽きやすいこと、忘れやすいことなどを書き出す。
仕事で困っていること： ミスが多い、時間管理が苦手、人間関係で悩んでいることなどを書き出す。
改善したいこと： 集中力を高めたい、タスク管理能力を向上させたいなど、具体的な目標を立てる。

ステップ2：情報収集

自己分析の結果を踏まえ、どのような職種が自分に合っているのか、情報収集を行いましょう。インターネット、書籍、セミナーなどを活用し、様々な情報を集めることができます。また、転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談し、専門的なアドバイスを受けることも有効です。

情報収集の際には、以下の点を意識しましょう。

職種： 自分の強みを活かせる職種、ADHDの特性が活かせる職種を探す。
企業： 企業文化、労働環境、福利厚生などを比較検討し、自分に合った企業を選ぶ。
仕事内容： 具体的な仕事内容、求められるスキル、キャリアパスなどを確認する。
求人情報： 募集要項、給与、勤務地などを確認し、応募する企業を選ぶ。

ステップ3：スキルアップ

希望する職種に必要なスキルを習得するために、積極的にスキルアップに取り組みましょう。資格取得、研修受講、OJT（オン・ザ・ジョブ・トレーニング）などを通して、スキルを磨くことができます。

スキルアップの際には、以下の点を意識しましょう。

目標設定： どのようなスキルを習得したいのか、具体的な目標を立てる。
計画： 目標達成のための計画を立て、計画的に学習を進める。
継続： 継続的に学習に取り組み、スキルを定着させる。
実践： 学んだスキルを実践し、経験を積む。

ステップ4：転職活動

自己分析、情報収集、スキルアップを終えたら、いよいよ転職活動を開始しましょう。求人への応募、面接対策、内定獲得など、様々なステップがあります。

転職活動の際には、以下の点を意識しましょう。

応募書類： 履歴書、職務経歴書など、応募書類を丁寧に作成する。
面接対策： 面接官に好印象を与えるために、自己PR、志望動機、質疑応答などを練習する。
企業研究： 企業の情報を収集し、面接でアピールできるようにする。
情報公開： 自分のADHDについて、面接でどのように伝えるか、事前に考えておく。

転職活動は、決して一人で行う必要はありません。転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談し、サポートを受けることも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的に転職活動を進めることができます。

4. 家族とのコミュニケーションとサポート体制の構築

ADHDの特性を抱えながら仕事をするには、家族の理解とサポートが不可欠です。義理のお父様や奥様、お子様とのコミュニケーションを密にし、協力体制を築くことが重要です。

以下に、家族とのコミュニケーションとサポート体制を構築するための具体的な方法を紹介します。

1. ADHDについて理解を深める

まずは、ADHDについて、家族全員で理解を深めましょう。ADHDに関する書籍を読んだり、専門家によるセミナーに参加したりすることで、ADHDの特性や、どのように対応すれば良いのかを学ぶことができます。

ADHDについて理解を深めることで、家族は、あなたの行動を理解し、適切なサポートを提供できるようになります。

2. 困っていることを共有する

仕事で困っていること、日常生活で困っていることを、家族に正直に伝えましょう。具体的に、どのような状況で困っているのか、どのようにサポートしてほしいのかを伝えることで、家族は、あなたを助けるための具体的な方法を考えることができます。

例えば、「仕事でミスが多いので、チェックを手伝ってほしい」「時間管理が苦手なので、スケジュール管理をサポートしてほしい」など、具体的な要望を伝えることが重要です。

3. 感謝の気持ちを伝える

家族からのサポートに対して、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。感謝の気持ちを伝えることで、家族は、あなたをサポートすることへの喜びを感じ、より積極的にサポートしてくれるようになります。

感謝の気持ちを伝える際には、「いつもありがとう」「助かっています」など、具体的な言葉で伝えることが効果的です。

4. 家族会議を開く

定期的に家族会議を開き、現状の課題や今後の目標について話し合いましょう。家族会議では、それぞれの意見を尊重し、協力して解決策を見つけ出すことが重要です。

家族会議を通じて、家族間のコミュニケーションが深まり、より良いサポート体制を構築することができます。

5. 専門家のサポートを受ける

必要に応じて、専門家（医師、カウンセラー、コーチなど）のサポートを受けましょう。専門家は、あなたのADHDの特性に合わせた具体的なアドバイスや、家族とのコミュニケーションを円滑にするためのサポートを提供してくれます。

専門家のサポートを受けることで、より効果的に問題解決に取り組むことができます。

義理のお父様にも、あなたの状況を理解してもらい、サポートを得られるように、積極的にコミュニケーションを図りましょう。

例えば、ADHDに関する情報を共有したり、あなたの強みや努力を認めたりすることで、義理のお父様は、あなたを応援する気持ちになるでしょう。

5. まとめ：未来への一歩を踏み出すために

ADHDという特性を抱えながら、キャリアを築き、家族との関係を良好に保つことは、決して容易ではありません。しかし、自己分析、情報収集、スキルアップ、そして家族との協力体制を築くことで、必ず道は開けます。

まずは、ご自身の強みを活かせるキャリアを探し、具体的な目標を設定しましょう。そして、ADHDの特性を理解し、適切な対策を講じることで、仕事での成功を掴みましょう。

家族とのコミュニケーションを密にし、互いに支え合うことで、より豊かな人生を築くことができます。

困難に立ち向かい、未来への一歩を踏み出すあなたを、心から応援しています。

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