愛犬を看取った動物病院で働くのはあり？パニック障害を抱えながらの転職、本当にやりたい仕事を見つけるには
愛犬を看取った動物病院で働くのはあり？パニック障害を抱えながらの転職、本当にやりたい仕事を見つけるには
今回は、パニック障害を抱えながら、愛犬を亡くした動物病院への転職を検討されている方からのご相談です。過去の経験から、仕事選びに対する葛藤や、ご家族からの反対、そしてご自身の心の状態について、率直な思いが綴られています。この複雑な状況を紐解きながら、本当にやりたい仕事を見つけ、長く働き続けるためのヒントを探っていきましょう。
軽度のパニック障害です。電車や人ごみでパニック発作を起こす、という症状はなくストレスが重なり一定期間続くとある朝突然めまいだったり吐き気や息苦しさが出ます。
自分ではストレスが溜まっているとは思ってなくて、症状が出て気付くといったかんじです。
好きな仕事をしていた方がいいと聞いていたこと、好きでない事は絶対に出来ないと頑固なところもあり自分の興味のある分野でしか働いたことがありません。
保育士なので最初は保育園で勤務してましたがそこでパニック障害になり首も痛めてしまったのでドクターストップがかかり退職。治療しながら派遣や短期を繰り返し2年前に健康食品とオーガニックコスメを取り扱うショップで仕事を始め、体調も何の問題もなく楽しくてやり甲斐もあり接客も学生時代から好きだったため雇用形態を変えるために(正社員への登用制度が無かった)2月末で退職して念願だったオーガニックコスメのショップへ採用して頂きました。(ここに入社するため資格も取り他にも取得するつもりだった)
ところが1ヶ月勤務する間にブラックな企業であることが少しずつ分かり、お客として何年も利用していただけにその良さを覆されるようでショックと落胆が隠せず体調を壊しパニックは勿論、胃腸炎も繰り返すようになったので止むを得ず退職しました。
それでここから本題なのですが、現在休養しながら求人を見ています。時期的なものもあり良さげな求人は少ないのでゆっくり5月まで様子見をしようかとも思ってるのですが、一件凄く気になる求人がありました。
動物病院の「一般事務受付。診療補助。パピークラスやトリミングなど」です。
その動物病院が私が一昨年に亡くした愛犬の最後を看取って下さった病院なんです。
自宅からもかなり近いしそういう事情もありかなり気になってはいるんですが…
家族、特に母親が反対をしています。
愛犬の介護は私がずっとしていました。(仕事を短時間にして家族が外出するのと入れ違いで帰宅)
それが当然だったしそうしてあげたかったし、嫌なんて感じたことは少しもありませんでした。
病状は順調に回復し、元気になっていく様子に私も凄く嬉しくて、ただ暑さに耐性が無くなっていたのでしょう、熱中症になりかなり危険な状況で病院へ行き一度は持ち直して自宅療養に出来るよと言われた直後急変して亡くなりました。
当初、動物番組は観たくなかったし後悔ばかりで食欲も暫く減退していました。
なぜもっと暑さに気を付けなかったんだろう、最後に食べたのがドックフードにトッピングでも乗せてあげれば良かった、どうして看取ってあげられなかったのか、そればかりでした。
今でもそういった考えは浮かびますが動物番組も観れるし外で動物を観ても可愛いなぁと思うようになりました。
ただもうペットは飼いたくないとは思ってます。
そんな私なので母は私が愛犬を亡くした病院で仕事には無理があるんじゃないかと思っています。
逆に私はだからこそと思うのですが…
すみません、皆さんにお聞きすることではないのですがやはり母の言うように皆さんもお感じになるでしょうか？
1. 相談者様の状況と課題の整理
まず、ご相談内容を整理し、現状の課題を明確にしましょう。相談者様は、パニック障害を抱えながら、これまでの経験から「好きな仕事」にこだわり、転職を繰り返されています。オーガニックコスメショップでの経験を経て、動物病院の求人に興味を持たれているものの、過去の愛犬との死別という経験から、ご家族、特にお母様から反対を受けている状況です。主な課題は以下の3点です。
- パニック障害：ストレスに弱く、症状が出やすい。
- 仕事選びのジレンマ：好きな仕事へのこだわりと、過去の経験からくる不安。
- 感情的な葛藤：愛犬との死別、ご家族との意見の相違。
これらの課題を踏まえ、今回の転職を成功させるためには、以下の3つのステップが重要になります。
- 自己分析と仕事選びの軸を明確にする
- パニック障害と向き合いながら働くための対策
- ご家族とのコミュニケーションと理解
2. 自己分析と仕事選びの軸を明確にする
まず、ご自身の強みや興味関心、価値観を深く理解することが重要です。自己分析を通じて、本当にやりたい仕事を見つけ、長く働き続けるための軸を確立しましょう。
2-1. 過去の経験から学ぶ
これまでの職務経験を振り返り、成功体験、失敗体験を分析しましょう。
- 保育士：パニック障害を発症した原因、仕事内容の適性。
- 健康食品・オーガニックコスメショップ：楽しかったこと、やりがい、退職理由。
これらの経験から、どのような仕事が自分に合っているのか、どのような環境であれば働きやすいのかを具体的に考えます。
2-2. 興味関心と価値観の明確化
ご自身の興味関心や価値観を明確にすることで、仕事選びの軸が見えてきます。
- 興味関心：動物が好き、接客が好き、オーガニックコスメに興味がある。
- 価値観：人の役に立ちたい、自分の成長を実感したい、安定した収入を得たい。
これらの要素をリストアップし、優先順位をつけることで、仕事選びの際の判断基準となります。
2-3. 動物病院の仕事への適性
動物病院の仕事内容を具体的に分析し、ご自身の適性を検討しましょう。
- 一般事務受付：事務処理能力、コミュニケーション能力。
- 診療補助：動物への愛情、体力、医療知識。
- パピークラスやトリミング：犬とのコミュニケーション能力、専門知識。
ご自身の強みと、仕事内容に必要なスキルを照らし合わせ、適性を判断します。また、動物病院で働くことに対する感情的な側面も考慮し、本当に前向きに働けるのかを自問自答することも大切です。
3. パニック障害と向き合いながら働くための対策
パニック障害を抱えながら働くためには、症状をコントロールし、安心して仕事に取り組める環境を整えることが不可欠です。
3-1. 医療機関との連携
精神科医やカウンセラーと連携し、適切な治療とサポートを受けましょう。
- 定期的な通院：服薬治療、カウンセリング。
- 症状のコントロール：発作時の対処法、ストレスマネジメント。
専門家のアドバイスを受けながら、ご自身の症状に合った対策を講じることが重要です。
3-2. 職場環境の整備
働く環境を整えることで、パニック障害の症状を軽減し、安心して仕事に取り組むことができます。
- 理解のある職場：上司や同僚にパニック障害について理解してもらい、サポート体制を築く。
- 休憩時間の確保：必要に応じて休憩を取り、心身を休める。
- 業務内容の調整：症状に合わせて、業務内容を調整してもらう。
事前に、職場の環境について確認し、ご自身にとって働きやすい環境かどうかを見極めることも大切です。
3-3. ストレスマネジメント
ストレスを溜めないための工夫をしましょう。
- ストレスの原因を特定：何がストレスの原因になっているのかを把握する。
- ストレス解消法：趣味、運動、休息など、自分に合ったストレス解消法を見つける。
- 生活習慣の見直し：規則正しい生活、バランスの取れた食事、十分な睡眠を心がける。
日々の生活の中で、ストレスを軽減するための工夫を実践することが重要です。
4. ご家族とのコミュニケーションと理解
ご家族、特にお母様とのコミュニケーションは、今回の転職を成功させる上で非常に重要な要素です。
4-1. 感情的な対話
お母様の気持ちを理解し、共感する姿勢を示しましょう。
- 過去の出来事への思い：愛犬との死別に対するお母様の気持ちを理解する。
- 不安の共有：あなたの健康状態に対するお母様の不安を理解し、共感する。
お互いの気持ちを理解し合うことで、建設的な話し合いができるようになります。
4-2. 情報共有と説明
動物病院で働くことに対するご自身の考えを、具体的に説明しましょう。
- 仕事内容：どのような業務を行うのか、具体的に説明する。
- メリット：なぜこの仕事を選びたいのか、その理由を説明する。
- 対策：パニック障害への対策、職場環境について説明する。
ご自身の考えを明確に伝えることで、ご家族の理解を得やすくなります。
4-3. 妥協点と合意形成
ご家族との間で、妥協点を見つけ、合意形成を図りましょう。
- 条件の提示：働き方、勤務時間など、ご自身が譲れない条件を提示する。
- 相談：ご家族の意見を聞き、一緒に解決策を探る。
- 合意：最終的な決定について、ご家族の理解と協力を得る。
ご家族との協力体制を築くことで、安心して仕事に取り組むことができます。
5. 動物病院への転職、具体的なステップ
上記の準備が整ったら、いよいよ動物病院への転職活動を開始しましょう。
5-1. 求人情報の収集と分析
求人情報を収集し、動物病院の情報を詳しく調べましょう。
- 求人サイト：wovieなど、求人サイトで情報を収集する。
- 病院のウェブサイト：病院の理念、診療内容、スタッフの情報を確認する。
- 口コミ：病院の評判、働きやすさに関する情報を収集する。
事前に情報を収集することで、ミスマッチを防ぎ、入社後のギャップを減らすことができます。
5-2. 応募書類の作成
ご自身の強みや経験をアピールできる応募書類を作成しましょう。
- 履歴書：正確な情報を記載し、誤字脱字に注意する。
- 職務経歴書：これまでの経験を具体的に説明し、自己PRを盛り込む。
- 自己PR：動物への愛情、接客経験、パニック障害への対策などをアピールする。
応募書類は、あなたの第一印象を決定づける重要なツールです。丁寧に作成し、自信を持って提出しましょう。
5-3. 面接対策
面接では、ご自身の熱意と適性をアピールしましょう。
- 自己紹介：簡潔に自己紹介し、志望動機を伝える。
- 経験：これまでの経験を具体的に説明し、強みをアピールする。
- 質問：事前に質問を準備し、積極的に質問する。
- パニック障害への対応：パニック障害について正直に伝え、対策を説明する。
面接官に好印象を与え、採用を勝ち取るために、万全の準備をして臨みましょう。
5-4. 入社後のフォロー
入社後も、パニック障害と向き合いながら、安心して働き続けるための工夫が必要です。
- 上司や同僚とのコミュニケーション：積極的にコミュニケーションを取り、良好な関係を築く。
- 定期的な自己評価：ご自身の状況を定期的に評価し、改善点を見つける。
- 専門家との連携：必要に応じて、精神科医やカウンセラーに相談する。
周囲のサポートを受けながら、無理なく働き続けられるように、工夫を重ねましょう。
今回の転職は、あなたにとって大きな決断となるでしょう。しかし、自己分析を徹底し、パニック障害と向き合い、ご家族の理解を得ながら、着実にステップを踏むことで、必ず成功への道が開けます。焦らず、じっくりと準備を進め、あなたらしい働き方を見つけてください。
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6. まとめ
今回の相談者様のケースは、パニック障害、仕事選びのジレンマ、家族との関係性という、複合的な問題を抱えています。しかし、自己分析、専門家との連携、家族とのコミュニケーションを通じて、これらの課題を乗り越え、自分らしい働き方を見つけることは可能です。
今回の記事でご紹介したステップを参考に、ご自身の状況に合わせて、柔軟に対応していくことが大切です。
応援しています。
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