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70歳のお母様の認知症、どうすれば?自宅介護の不安を解消するチェックリストと具体的な対応策

70歳のお母様の認知症、どうすれば?自宅介護の不安を解消するチェックリストと具体的な対応策

70歳になるお母様の認知症の症状で、ご家族が寝不足やストレスを抱えているとのこと、大変お辛い状況ですね。認知症の症状は、ご本人だけでなく、介護するご家族にとっても大きな負担となります。この記事では、認知症の症状に悩むご家族が、少しでも安心して自宅介護を続けられるよう、具体的な対応策と、専門家への相談の重要性について解説します。

今年70歳の実母のことです。6年前に脳出血で入院してから車椅子が必要となり、要介護2で週5日デイサービスに通っています。高血圧症の薬をもらいに内科の受診はしていますが、認知症の診察は受けていません。

時間や曜日がわからない。(狭い家なのに)自分の部屋やトイレの場所がわからない。服の着方がわからず、シャツに足を通して履いたり、ビニール袋を着ようとする。私達には見えない棒やボールを「届かないから取って」といつまでも喚いたり、部屋の真ん中に穴があって怖い等、幻覚を見て泣き喚く。自分が物を倒したり、どこかへ動かしてわからなくなっても、誰か知らない人が入ってきてやったと嘘をつく。等々、認知症と思える症状が多々あります。

最近は特にひどくなってきて、夜中に頻繁に起きて訳もわからず廊下をうろついたり、名前を呼んで喚いたりして、家族の物も寝不足とストレスで滅入っています。

デイサービスの方では特に変な行動もないように聞いていますが、ちゃんと神経内科で診てもらった方がいいですか?診察してもらって何か変わりますか?入院させたり施設に入れるような金銭的な余裕もないので、どうにか自宅介護しなければと思うのですが、泣き喚いてこちらの言うことも理解できないような場合、どう対処すればよいのでしょうか?ご家族で介護の体験のある方、よいアドバイスをお願いします。

1. まずは専門医への相談を

まず最初に行っていただきたいのは、神経内科または精神科を受診し、認知症の診断を受けることです。認知症の種類によって、適切な治療法や対応策が異なります。専門医の診断を受けることで、症状の原因を特定し、適切な治療やケアプランを立てることができます。

  • 早期診断のメリット: 早期に診断を受けることで、進行を遅らせるための治療や、症状を緩和するための薬物療法を開始できます。また、適切なケアを受けることで、ご本人の生活の質(QOL)を維持し、ご家族の負担を軽減することができます。
  • 専門医の選び方: 認知症の専門医は、神経内科医、精神科医、老年科医などがいます。かかりつけ医に相談して、適切な専門医を紹介してもらうのが良いでしょう。
  • 診察時に伝えること: 診察時には、現在の症状、いつから症状が現れ始めたのか、日常生活での困りごとなどを具体的に伝えてください。可能であれば、これまでの経過をまとめたメモなどを用意しておくと、スムーズに診察が進みます。

2. 認知症の症状と対応策:チェックリスト

認知症の症状は多岐にわたり、症状の進行度合いや、個人の性格によっても現れ方が異なります。以下に、よく見られる症状と、それぞれの対応策をまとめたチェックリストを作成しました。ご自身の状況に合わせて、参考にしてください。

症状 対応策
時間や場所がわからない
  • 時計やカレンダーを設置する: 大きな文字で見やすい時計や、日付が表示されるカレンダーを、目につく場所に設置しましょう。
  • 環境を整える: 部屋の配置を変えない、トイレや自分の部屋の場所を明確にするなど、生活しやすい環境を整えましょう。
  • 声かけ: 「今日は〇月〇日です」「今はお昼ご飯の時間ですよ」など、優しく声かけをしましょう。
着替えができない、服を間違える
  • 着やすい服を選ぶ: ゆったりとした服や、着脱しやすい服を選びましょう。
  • 手順を説明する: 着替えの順番を具体的に説明し、一緒に着替えるなど、手伝いながら行いましょう。
  • 焦らない: 時間に余裕を持って、焦らずに接することが大切です。
幻覚や妄想を見る
  • 否定しない: 幻覚や妄想を否定するのではなく、「怖いね」「大変だったね」など、共感する言葉をかけましょう。
  • 安全な環境を整える: 幻覚の原因となるものを排除し、安全な環境を整えましょう。
  • 専門医に相談する: 症状がひどい場合は、薬物療法が必要になることがあります。
物を盗られたと訴える
  • 一緒に探す: 落ち着いて、一緒に物を探しましょう。
  • 安心させる: 「きっとどこかにあるよ」「私が探してあげるね」など、安心させる言葉をかけましょう。
  • 物を隠さない: 貴重品は、本人が見つけやすい場所に保管しましょう。
夜間に徘徊する、興奮する
  • 昼夜逆転を防ぐ: 日中は適度に活動し、夜はゆっくり休めるようにしましょう。
  • 環境を整える: 寝室の環境を快適にし、眠りやすいように工夫しましょう。
  • 専門医に相談する: 睡眠導入剤などの薬物療法が必要になることがあります。
暴言や暴力
  • 安全を確保する: 危険な状況にならないように、安全な場所へ避難しましょう。
  • 原因を探る: 何が原因で興奮しているのか、状況を把握しましょう。
  • 専門医に相談する: 薬物療法や、専門的なケアが必要になることがあります。

3. 自宅介護を続けるための具体的な工夫

自宅介護を続けるためには、ご家族の負担を軽減し、ご本人も安心して過ごせるような環境を整えることが重要です。以下に、具体的な工夫をいくつかご紹介します。

  • 情報収集: 認知症に関する情報を積極的に収集しましょう。書籍、インターネット、地域の相談窓口など、様々な情報源があります。
  • 地域包括支援センターの活用: 地域包括支援センターは、介護に関する様々な相談に乗ってくれます。介護保険サービスの利用方法、介護用品の選び方、家族の悩み相談など、様々なサポートを受けることができます。
  • 介護保険サービスの利用: 介護保険サービスを利用することで、ご家族の負担を軽減することができます。デイサービス、訪問介護、ショートステイなど、様々なサービスがあります。
  • 家族間の連携: 家族で協力し、介護の負担を分担しましょう。役割分担を決める、定期的に話し合うなど、連携を密にすることが大切です。
  • 休息時間の確保: 介護者は、心身ともに疲労しやすいものです。定期的に休息を取り、自分の時間を確保しましょう。
  • 趣味や気分転換: 趣味や気分転換になるような活動を取り入れ、ストレスを解消しましょう。
  • 相談できる相手を持つ: 家族だけでなく、友人、知人、専門家など、相談できる相手を持つことが大切です。

4. 認知症ケアのポイント

認知症の方への接し方には、いくつかの重要なポイントがあります。これらのポイントを意識することで、より円滑なコミュニケーションを図り、穏やかな時間を過ごすことができます。

  • 本人の気持ちに寄り添う: 認知症の方は、自分の置かれている状況を理解できず、不安を感じています。本人の気持ちに寄り添い、共感する姿勢が大切です。
  • 穏やかな口調で話す: 早口で話したり、大声で話したりすると、相手を不安にさせてしまいます。ゆっくりと、穏やかな口調で話しましょう。
  • わかりやすい言葉を使う: 難しい言葉や専門用語は避け、短い文章で、わかりやすい言葉で話しましょう。
  • 指示は具体的に: 「〇〇してください」ではなく、「〇〇を持ってきてください」など、具体的な指示をしましょう。
  • 見守る姿勢: すぐに手を出さず、できることは本人ができるまで見守りましょう。
  • 褒める: できたことや、良い行動を積極的に褒めましょう。
  • 笑顔を心がける: 笑顔で接することで、相手を安心させ、良好な関係を築くことができます。

5. 介護保険サービスを最大限に活用する

自宅介護を続ける上で、介護保険サービスの活用は非常に重要です。介護保険サービスを利用することで、ご家族の負担を軽減し、ご本人の生活の質を向上させることができます。以下に、主な介護保険サービスと、その活用方法について解説します。

  • 訪問介護(ホームヘルプサービス): 介護ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの身体介護や、掃除、洗濯などの生活援助を行います。
  • デイサービス(通所介護): 日中に、食事、入浴、機能訓練などを受けられる施設です。ご本人の日中の活動の場となり、ご家族の介護負担を軽減します。
  • ショートステイ(短期入所生活介護): 短期間、施設に入所し、介護や生活支援を受けられます。ご家族のレスパイトケア(一時的な休息)として利用できます。
  • 訪問看護: 看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行います。
  • 訪問リハビリテーション: 理学療法士や作業療法士が自宅を訪問し、リハビリテーションを行います。
  • 福祉用具のレンタル・購入: 車椅子、ベッド、手すりなどの福祉用具をレンタルしたり、購入したりできます。
  • 介護保険外サービス: 民間のサービスも活用できます。家事代行サービス、配食サービスなど、様々なサービスがあります。

これらのサービスを組み合わせることで、ご本人の状態やご家族の状況に合わせて、最適なケアプランを立てることができます。地域包括支援センターやケアマネジャーに相談し、適切なサービスを選びましょう。

6. 家族だけで抱え込まないために

自宅介護は、ご家族だけで抱え込むと、心身ともに疲弊してしまいがちです。専門家や地域のサポートを積極的に活用し、ご家族だけで抱え込まないようにしましょう。

  • ケアマネジャーとの連携: ケアマネジャーは、介護に関する専門家です。介護保険サービスの利用に関する相談や、ケアプランの作成、サービス事業者との連絡調整など、様々なサポートをしてくれます。
  • 医師との連携: 認知症の治療やケアについて、医師と連携し、適切なアドバイスを受けましょう。
  • 地域の相談窓口の活用: 地域包括支援センター、認知症疾患医療センターなど、地域には様々な相談窓口があります。
  • 家族会の参加: 同じような境遇の家族と情報交換をしたり、悩みを共有したりすることで、孤独感を解消し、心の支えになります。
  • レスパイトケアの利用: ショートステイや、デイサービスなどを利用して、介護者の休息時間を確保しましょう。

専門家や地域のサポートを積極的に活用することで、ご家族の負担を軽減し、より良い介護生活を送ることができます。

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7. 成功事例から学ぶ

実際に、認知症の家族を自宅で介護している方の成功事例を紹介します。これらの事例を参考に、ご自身の状況に合わせて、工夫を取り入れてみましょう。

  • 事例1:Aさんの場合
    Aさんは、認知症の母親を自宅で介護しています。母親は、時間や場所が分からなくなることが多く、夜中に徘徊することもありました。Aさんは、まず、母親を専門医に受診させ、適切な治療を受けさせました。同時に、自宅の環境を整え、母親が安全に過ごせるように工夫しました。また、デイサービスを利用し、Aさんの負担を軽減しました。Aさんは、地域の家族会に参加し、他の家族と情報交換をすることで、孤独感を解消し、介護を続けることができました。
  • 事例2:Bさんの場合
    Bさんは、認知症の父親を自宅で介護しています。父親は、物を盗られたと訴えることが多く、Bさんは困っていました。Bさんは、父親の気持ちに寄り添い、一緒に物を探したり、安心させる言葉をかけたりしました。また、ケアマネジャーに相談し、適切な介護保険サービスを利用しました。Bさんは、自分の時間を確保するために、ショートステイを利用し、心身ともにリフレッシュすることができました。

これらの事例から、専門家への相談、適切なケアプランの作成、家族間の連携、そして介護者の休息時間の確保が、自宅介護を成功させるための重要な要素であることがわかります。

8. まとめ:無理せず、支え合いながら

認知症の自宅介護は、大変なことも多いですが、決して一人で抱え込む必要はありません。専門医への相談、適切なケアプランの作成、介護保険サービスの活用、家族間の連携、そして介護者の休息時間の確保など、様々な工夫をすることで、ご本人とご家族が、より穏やかに、そして安心して過ごせるようにすることができます。この記事で紹介したチェックリストや対応策を参考に、無理せず、支え合いながら、介護生活を送ってください。

もし、介護に関する悩みや不安を抱えている場合は、一人で悩まず、専門家や地域のサポートを求めてください。そして、ご自身の心と体の健康を大切にしながら、介護に取り組んでいきましょう。

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