家族の介護問題とキャリアへの影響:あなたを守るための解決策
家族の介護問題とキャリアへの影響:あなたを守るための解決策
まずは、ご相談ありがとうございます。ご家族の介護問題、特に認知症の祖父母を取り巻く複雑な状況について、深くお察しいたします。金銭問題、家族間の対立、そして介護放棄の可能性など、非常に多くの困難に直面されていることと思います。この問題は、ご自身のキャリアや将来設計にも大きな影響を与える可能性があります。この記事では、あなたの置かれている状況を整理し、具体的な解決策と、あなたのキャリアを守るためのアドバイスを提供します。
長文になってしまいますが、どうぞ宜しくお願い致します。
認知症の祖父母について、家族間でも分裂し困っています。祖母は認知度がかなり酷く1人での生活は困難だとケアマネさんから言われている状態です。祖父母は再婚で私は祖母の孫になります。祖父はとても金銭感覚が酷く祖母が認知症になるずっと前から黙ってそとで何十万・時には利息も含め何百万も借金するほどのお金に関してルーズと言うか一般的な常識さえありません。それをわかっていた祖母はその度に頭を下げ返済等をしていました。また家にじっとしている事が嫌な祖父は犬の散歩と称して留守ばかりでした。
そして祖母が段々と自分の衰えを感じた時に、今までは1度も祖父に見せた事がなかった自分達の老後の定期・葬式金としての定期など祖母はきちんと分けてあった通帳を、祖父に見せてしまいました。その時には祖母は認知に入っており母や叔母に内緒でそうしてしまったのが事の発端です。
その通帳を見てからの祖父は人間が変わってしまったかのようになってしまい。認知になっていた祖母は名義を全て祖父にしてしまっていました。そして何より足腰が弱い祖母が外出しない事をいいことに、祖父が祖母が認知になる前から外で愛人とは言えないかもしれませんが、祖母の介護を放棄しその女性と出歩く事が多く家にはヘルパーさんが来る時と寝る時だけしかいなくなる状態でした。
私達家族が見かねて、祖父母と家族間で話し合いをしたのですが祖父は逆切れしてしまい、祖母の面倒は自分が看る!お前達とは縁を切る!と言い出し話し合いにもならず。その時祖母も居てましたが、認知が酷く話し合っている理由も理解出来ていない状態でした。家族で1度本人がそこまで啖呵を切るのであればやらせてみようと見守る形にしました。ですが結局は介護放棄同然で私はケアマネさんからも緊急連絡者として連絡先を教えていたので介護放棄する祖父が24時間点滴をしている間に祖母が勝手に点滴を抜いていたりし連絡が入り慌てて走る事になったりと。
食事も作らず衰弱していくので往診でそうして点滴をしてもらっている間も女性と会う事を止めず。何よりもその女性も祖母が家に居てても、散歩と称して犬と祖父に会いに家に来てはそのまま出掛けてしまったりするのが当たり前になってしまって。私達家族が祖母が存命中は止めて欲しい、来ないで欲しいと何度言っても聞く事はしてくれず。またその女性が株をしておりその自分の通帳を祖父に見せ、これだけ儲かるなどと株に誘ったりで。祖父母の老後のお金を全て祖父名義にしてあるので私たち家族は、それが怖く。
使いこんでしまわないかと。実際小さな町で住んでいるので祖父とその女性が毎日食事に行き、祖父が毎回お金を出しているのを近所の方が心配して下さり近くに住んでいる叔母や祖母の妹さんには2人の行動が筒抜け状態で気をつけた方がいいよなどと心配もして下さってくれたりして。
そんな時、散歩中に祖父が転倒して膝を骨折して今までお金がかかるからと渋っていた祖母の施設の入所が可能になり今祖母は施設に入所しています。ですが私の母と叔母とが気が合わずと言いますか考え方が全く違い・・ずっと私の母と連絡も取らなかった長男が再婚を気に母と連絡をするようになり、4月にケアマネの資格に合格したのを機に母は自分の親の事を最近帰ってきて全く状況が把握出来ていない兄にケアマネになったからと叔母に言い、祖母の事は全て兄に任せるから!と決めつけてしまい。
母は祖母の所に兄に言われて行っても顔を見る事させず洗濯物やその他諸々を叔母と私がしています。入所してまだ2週間ですが兄はよかれと思って祖母を外出させるのですが環境が変わった事でまだ混乱しているのに連れ出してしまったり帰ってきてグッタリしているので叔母が母に止めるように言っても母は全く聞かず兄に任せておけば良いの一点張り・・家族間で全く連携も取れず。
祖父母の入院がきっかけで、今は祖父母の通帳を叔母が預かっている状態ですが祖父は返せ・返せとばかりで。この機に叔母と私は全ての預貯金を祖父名義にしているので祖母の分だけでもどうにか、祖母名義にできないかと思っています。母も兄もその事は全く心配しておらず。祖父とその陰の女性に使われてしまう前に何とか祖母の分だけを祖母名義にしてあげる事ができないかと色々と2人で相談しています。
かなりの長文になって、余計にわかりずらい お話になってしまったかもしれませんが皆様のアドバイスを頂ければと書き込みさせて頂きました。どうぞ宜しくお願い致します。
※祖母は91歳で 祖父は81歳です。最近ですがケアマネさんから祖父も認知症に入ってきていると言われているので余計に心配で書き込ませて頂きました。母も介護放棄状態で全て叔母任せ、そして叔母の意見が自分の考えと違えば逆切れするので2人で困っています。
1. 状況の整理と問題点の明確化
まず、現状を整理し、問題点を明確にしましょう。あなたの抱える問題は多岐にわたりますが、大きく以下の3つに集約できます。
- 祖母の財産保全: 祖父の金銭感覚のルーズさ、およびその女性への依存により、祖母の財産が失われるリスク。
- 家族間の対立: 母親と叔母、そして兄との連携不足。介護に対する考え方の違いによる対立。
- 介護の質の低下: 祖母の適切な介護が受けられていないこと。認知症の進行、精神的な不安定さ。
これらの問題は、あなたの精神的な負担を増大させるだけでなく、あなたのキャリアや将来設計にも影響を与える可能性があります。例えば、介護に時間と労力を取られることで、仕事に集中できなくなる、キャリアアップの機会を逃す、といったことが考えられます。
2. 法的な対策と手続き
祖母の財産を守り、適切な介護環境を整えるためには、法的な対策と手続きが不可欠です。以下に具体的なステップを示します。
2-1. 成年後見制度の利用
祖母が認知症であることから、成年後見制度の利用を検討しましょう。成年後見制度とは、判断能力が低下した方の財産管理や身上監護を支援する制度です。具体的には、以下の3つの類型があります。
- 後見: 判断能力が全くない場合に適用されます。
- 保佐: 判断能力が著しく低下している場合に適用されます。
- 補助: 判断能力が不十分な場合に適用されます。
今回のケースでは、祖母の認知症の進行度合いに応じて、後見、保佐、補助のいずれかの類型が適用される可能性があります。成年後見人を選任することで、祖母の財産を保護し、不適切な利用から守ることができます。成年後見人は、祖母の財産を管理し、介護サービスの手配や契約などを行います。成年後見人の候補者としては、親族(あなたや叔母様)だけでなく、弁護士や司法書士などの専門家も選択できます。専門家は、客観的な立場から財産管理を行い、家族間の対立を避けることも可能です。
成年後見制度の利用には、家庭裁判所への申立てが必要です。申立てには、診断書や戸籍謄本などの書類が必要となります。手続きの流れや必要書類については、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。
2-2. 財産管理契約の締結
祖父が認知症の疑いがある場合、祖父自身の財産管理も問題となる可能性があります。この場合、財産管理契約を検討することもできます。財産管理契約とは、本人が判断能力を失う前に、信頼できる人に財産の管理を委託する契約です。契約内容は、財産の範囲、管理の方法、報酬など、当事者間で自由に定めることができます。財産管理契約を締結することで、祖父の財産を保護し、不適切な利用を未然に防ぐことができます。
2-3. 弁護士への相談
複雑な問題であるため、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法的なアドバイスを提供し、成年後見制度の手続きをサポートしてくれます。また、家族間の対立を解決するための仲裁や、祖父とその女性に対する法的措置(例えば、不当利得返還請求など)についてもアドバイスを受けることができます。
3. 家族間の連携とコミュニケーション
家族間の対立を解決し、円滑な介護体制を築くためには、積極的なコミュニケーションと連携が不可欠です。以下に具体的なアドバイスを示します。
3-1. 家族会議の開催
定期的に家族会議を開催し、現状の問題点や今後の対応について話し合いましょう。会議の場では、それぞれの意見を尊重し、建設的な議論を心がけることが重要です。第三者(ケアマネジャー、弁護士など)を交えて話し合うことも有効です。第三者は、客観的な視点からアドバイスを提供し、家族間の対立を緩和する役割を果たします。
3-2. 役割分担の明確化
介護における役割分担を明確にしましょう。誰がどのような役割を担うのかを具体的に決めることで、負担を分散し、協力体制を築くことができます。役割分担を決める際には、それぞれの状況や能力を考慮し、無理のない範囲で分担することが重要です。例えば、あなたは祖母の病院への付き添い、叔母様は金銭管理、母親は情報収集、兄は祖母とのコミュニケーション、など、それぞれの得意分野を活かした役割分担を検討しましょう。
3-3. ケアマネジャーとの連携強化
ケアマネジャーは、介護に関する専門的な知識と経験を持っています。ケアマネジャーと密接に連携し、祖母の状況やニーズを共有し、適切な介護プランを作成してもらいましょう。ケアマネジャーは、介護サービスの手配や調整、家族へのアドバイスなど、様々なサポートを提供してくれます。ケアマネジャーとの連携を強化することで、介護の質を向上させ、家族の負担を軽減することができます。
4. 介護サービスの活用
祖母の介護負担を軽減し、質の高い介護を提供するためには、介護サービスの活用が不可欠です。以下に具体的なサービスを紹介します。
4-1. 訪問介護(ホームヘルプサービス)
訪問介護は、ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの身体介護や、調理、掃除、洗濯などの生活援助を行うサービスです。祖母の身体状況や生活状況に合わせて、必要なサービスを選択できます。訪問介護を利用することで、家族の負担を軽減し、祖母が自宅で安心して生活できるようになります。
4-2. デイサービス(通所介護)
デイサービスは、日帰りで施設に通い、食事、入浴、レクリエーション、機能訓練などを受けるサービスです。デイサービスを利用することで、祖母は他の利用者との交流を通じて社会性を維持し、心身機能の維持・向上を図ることができます。また、家族は日中の介護から解放され、自分の時間を確保することができます。
4-3. ショートステイ(短期入所生活介護)
ショートステイは、短期間(数日~数週間)施設に入所し、介護サービスを受けるサービスです。家族が旅行や病気などで介護ができない場合に利用できます。ショートステイを利用することで、家族の負担を軽減し、祖母も安心して一時的に施設で生活することができます。
4-4. 施設への入所
祖母の認知症が進行し、自宅での介護が困難になった場合、施設への入所も検討しましょう。施設には、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、様々な種類があります。それぞれの施設には、特徴や入所条件が異なります。祖母の状況やニーズに合わせて、適切な施設を選択することが重要です。施設への入所は、専門的な介護を受けられるだけでなく、家族の負担を大幅に軽減することができます。
5. あなた自身のケアとキャリアへの影響
家族の介護は、あなた自身の心身に大きな負担を与える可能性があります。無理なく介護を続けるためには、あなた自身のケアも重要です。以下に具体的なアドバイスを示します。
5-1. ストレス管理
介護によるストレスを適切に管理しましょう。ストレスを溜め込まないために、以下の方法を試してみてください。
- 休息: 睡眠時間を確保し、十分な休息を取りましょう。
- 気分転換: 趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図りましょう。
- 相談: 家族や友人、専門家(カウンセラーなど)に悩みを相談しましょう。
- 運動: 適度な運動は、ストレス軽減に効果的です。
5-2. タイムマネジメント
介護と仕事の両立は、時間管理が重要です。以下の方法を試してみてください。
- スケジュールの作成: 介護、仕事、プライベートのスケジュールを明確にし、時間配分を工夫しましょう。
- タスクの優先順位付け: 重要なタスクから優先的に取り組みましょう。
- 時間の有効活用: 移動時間や待ち時間を有効活用しましょう。
- 人に頼る: 家族やヘルパー、介護サービスなどを活用し、一人で抱え込まないようにしましょう。
5-3. キャリアプランの検討
介護と仕事の両立が困難な場合は、キャリアプランを見直すことも検討しましょう。以下に具体的な選択肢を示します。
- 勤務時間の調整: 勤務時間を短縮したり、フレックスタイム制度を利用したりするなど、勤務時間の調整を会社に相談してみましょう。
- テレワークの活用: テレワーク可能な職種であれば、テレワークを活用することで、介護と仕事を両立しやすくなります。
- 転職: 介護と両立しやすい職種(例えば、在宅勤務可能な職種、介護休暇制度が充実している企業など)への転職を検討することもできます。
- キャリアコンサルタントへの相談: キャリアコンサルタントに相談し、あなたの状況に合ったキャリアプランを一緒に考えてもらいましょう。
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6. まとめ:あなたの未来を守るために
今回のケースは、非常に複雑で、多くの困難が伴います。しかし、適切な対策を講じることで、祖母の財産を守り、適切な介護環境を整え、家族間の対立を解決し、そしてあなた自身のキャリアを守ることができます。以下に、今回の記事の要点をまとめます。
- 法的な対策: 成年後見制度の利用、財産管理契約の締結、弁護士への相談など、法的な手続きを進めましょう。
- 家族間の連携: 家族会議の開催、役割分担の明確化、ケアマネジャーとの連携強化など、家族間のコミュニケーションを密にしましょう。
- 介護サービスの活用: 訪問介護、デイサービス、ショートステイ、施設への入所など、介護サービスを積極的に活用しましょう。
- あなた自身のケア: ストレス管理、タイムマネジメント、キャリアプランの検討など、あなた自身の心身の健康とキャリアを守りましょう。
これらの対策を講じることで、あなたは困難な状況を乗り越え、祖母の幸せと、あなた自身の未来を守ることができます。焦らず、一つずつ、できることから取り組んでいきましょう。そして、困ったときは、遠慮なく専門家や信頼できる人に相談してください。あなたの未来が明るいものになることを心から願っています。
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