介護施設における医療対応と不信感への対処法：専門家からのアドバイス

介護職の方に質問です。祖母は先日新しい老健に移動しました。祖母：80代後半、糖尿病（現在薬は飲んでおらず安定、以前の施設では糖尿食で生活）、特定疾患の潰瘍性大腸炎（現在の症状は安定、以前いた老健では潰瘍性の薬を服用）。新しい施設で、潰瘍性大腸炎を診察できる医師がいないからと、家族には知らせずに薬の服用をSTOPされました。（祖母から薬を飲んでいないから不安だとの話を聞いて発覚）。病院にそのことを言われた翌日、「本日より薬を飲んでいただきます」と連絡がありました。（職員さんにこっそり聞いたら胃薬だそうです）。糖尿食は作っていないので、一般食でカロリー計算して少ない量の食事で生活しています。薬の処方時間を聞いたら「朝7時ですが、一般の方は入っていただけない時間です」との返答でした。（薬の殻？も回収されるので何の薬を飲んでいるか確認できません）。ここで質問なのですが、■特定疾患の薬の服用をやめても家族に連絡する必要はないのでしょうか？■糖尿食がない老健はほかにもたくさんあるのでしょうか？現状としては、以前かかっていた医師に予約をし、服用していた薬を確認、服用をSTOPしていいかの確認を今度聞いてきます。現施設に、ほかにも色々な不信感があり今の施設に直接聞く事ができません。介護の専門職の方に意見を聞きたくて投稿させていただきます。わかりづらい文章で申し訳ありませんがよろしくお願い致します。事情があり、現施設に私も家族も大変不信感を持っており、直接確認できませんのであいまいな内容で大変申し訳ありません。カテ違いかとも思いましたが、こちらのほうが、専門職の目につくと思い投稿させていただきます。

ご祖母様の状況、そしてご家族の不安な気持ち、よく分かります。介護施設における医療対応の不透明さ、そして施設への不信感…非常にデリケートな問題です。この状況を整理し、具体的な解決策を探っていきましょう。

ケーススタディ：ご祖母様の状況と課題

まず、ご祖母様の状況を整理します。80代後半で糖尿病と潰瘍性大腸炎を抱え、新しい老健施設に移られたとのこと。重要なのは、潰瘍性大腸炎の薬が施設の判断で勝手に中止され、その後、理由も不明な「胃薬」に変更されたという点です。これは、医療上の重大な問題であり、ご家族への十分な説明と同意が欠けています。さらに、糖尿病食の提供がない点も、ご祖母様の健康管理に悪影響を及ぼす可能性があります。

課題は大きく分けて以下の３点です。

医療情報の非開示と不適切な薬剤変更：潰瘍性大腸炎の薬の中止と胃薬への変更は、医師の指示がない限り許される行為ではありません。ご家族への説明責任を果たしていない点も重大な問題です。
食事管理の不備：糖尿病を抱えるご祖母様にとって、適切な糖質制限食は必須です。糖尿食がない施設を選んだ理由、代替策の有無を明確にする必要があります。
施設への不信感：様々な不信感から、施設への直接的な質問が困難な状況にある点も大きな課題です。

専門家からのアドバイス：具体的な行動ステップ

まずは、ご自身が以前かかっていた医師に連絡を取り、服用していた潰瘍性大腸炎の薬を確認し、服用の中止について相談することが重要です。医師の指示なく薬を中止することは危険であり、専門家の意見を聞くことが最優先です。

次に、老健施設への対応についてですが、直接的な接触を避けたいというご事情を理解した上で、以下のような対応を検討しましょう。

書面による問い合わせ：施設長宛てに、ご祖母様の状況と懸念事項を具体的に記載した書面を送付します。薬剤変更の経緯、糖尿食の提供状況、今後の対応について明確な回答を求めましょう。内容証明郵便を利用することで、証拠として残すことができます。
関係機関への相談：市町村の介護保険課や、地域包括支援センターなどに相談し、第三者機関の介入を検討します。専門家の立場から施設への指導や改善を求めることができます。
弁護士への相談：施設側の対応が不適切であると判断した場合、弁護士に相談し、法的措置を検討することも可能です。医療ミスや介護サービスの不備に関する専門知識を持つ弁護士に相談することをお勧めします。

糖尿食がない老健が多いか？というご質問に関しては、全ての老健施設が糖尿食を提供しているわけではありません。しかし、糖尿病患者を受け入れている施設であれば、適切な食事管理を提供する義務があります。糖尿食がない施設を選ぶ際には、代替策（個別の食事調整など）が十分に準備されているかを確認する必要があります。もし、代替策がない場合は、他の施設への転居も検討すべきでしょう。

成功事例：類似事例からの学び

過去には、介護施設における医療ミスや情報隠蔽によって、患者の健康状態が悪化した事例が数多く報告されています。これらの事例から学ぶべきことは、早期に問題を把握し、関係機関に相談することです。早期対応によって、事態の悪化を防ぎ、適切な医療ケアを受けられる可能性が高まります。

チェックリスト：今後の対応

以下のチェックリストに基づき、今後の対応を検討してみてください。

□ 以前の主治医に連絡を取り、薬の処方箋を確認する
□ 老健施設に書面で問い合わせを行う（内容証明郵便推奨）
□ 市町村の介護保険課または地域包括支援センターに相談する
□ 必要に応じて弁護士に相談する
□ 他の老健施設への転居を検討する

まとめ

ご祖母様の状況は深刻であり、迅速な対応が必要です。施設への不信感から直接的な対応が難しい状況ではありますが、書面による問い合わせや関係機関への相談を通じて、問題解決を目指しましょう。専門家の力を借りながら、ご祖母様にとって最適な医療と介護環境を確保することが重要です。決して一人で抱え込まず、周りの人に相談し、サポートを得ながら進んでください。

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