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介護離職を回避し、母のキャリアを守るために私たちができること

介護離職を回避し、母のキャリアを守るために私たちができること

この記事では、介護と仕事の両立という、現代社会が直面する重要な問題について掘り下げていきます。特に、親の介護を理由にキャリアを諦めざるを得ない状況にある方々、そしてその家族が直面する困難と、それを乗り越えるための具体的な方法に焦点を当てます。介護離職は、個人のキャリアだけでなく、経済的な安定、精神的な健康、そして家族全体の幸福に大きな影響を与えます。この記事を通じて、介護と仕事を両立させるための戦略、利用可能な支援、そして家族間のコミュニケーションの重要性を理解し、より良い未来を築くための一歩を踏み出しましょう。

母の介護離職を食い止めたい。私に何ができますか。

母は62歳。結婚してからずっと父の両親と同居し、私たち子供を3人産み、第一子の私が高校生になるまで専業主婦として頑張ってくれていました。祖父・父ともに、上膳据膳が当たり前、食べた食器すら下げない、もちろん育児も丸投げ、女の気持ちなど考えもしない人。祖母は意地悪な訳ではないけれど、賢い人ではなく優しくもなく、かつ自分は嫁いで苦労したから嫁が苦労するのは仕方ないと思っています。

母は、発言力や決定権だけを持ち何もしない祖父・父よりも、祖母に対して嫌悪感を持っており、私は母の愚痴を聞きながら育ってきました。父が薄給だったため、私たちを大学に行かせるために、母は資格を取りホームヘルパーの仕事を始めました。それでも3人とも奨学金&授業料免除でやっとやっと、一時は親戚に借金もしたそうです。

そんな経済状況なのに、働きに出るときには母が祖父母に頭を下げて「どうか働きに出ることを許してください」と頼んだそうです。そんな家だったこと、そして母の真面目過ぎる性格から、母は友人付き合いの一切を諦め、付き合いは私たち子供の同級生のお母さんたちとの学校や習いごとでの関わりのみだったようです。

病院には行っていませんが、母は鬱だったと思います。それは、私が就職し結婚して鬱を患ってわかったことです。よく寝込んでいたし、言動もおかしかった。祖母に対する言動が一番ひどかったです。嫌そうな態度を全面に出しつつも、直接言うわけではなく、私や妹に愚痴ばかりこぼしていました。

そんな母でしたが、働きに出るようになって母は落ち着きました。今では寝込むこともほとんど無くなり、生き生きしています。10年以上ずっと同じ職場で働き続けてきて、同僚からも利用者さんからも信頼を得ており、母もまだまだそれに応え続けていきたいと、常々話しておりました。

それが。今年の春に祖父の動脈瘤の手術、その後程無くして祖母が原因不明の体調不良で入院。祖母は今も入院していて、先月ようやく難病指定の病気であることがわかりました。そして先日、透析しなければならないことも決まりました。祖父は術後の経過はよく、家で毎日テレビを見て過ごしています。その祖父に、母は先日(透析が決まる前)、「ばあちゃんが家に帰ってくるなら、○○ちゃん(母)には仕事を辞めて主婦に戻ってもらわないかんなあ」と、悪気なく当たり前のように言ったそうです。もちろん今年の春以降、母は仕事を減らしてもらい、実家の家事はすべて母が一人でやっています。祖母が頑張っていた洗濯や庭の手入れもこなし、17時には入浴し出るとすぐ夕食等、こんな状況になっても少しも変えてはくれない祖父のマイペースなルーティン生活に合わせて動いています。まだ実家にいる弟のお弁当作りや、自宅に帰ってきて食べる父の昼食の準備まで、やめればいいのにやっています。透析が決まって、「いよいよ辞めるしかないのかな(笑)」と、今日母からLINEがきました。

祖母は自宅に戻ることを望んでおり、祖父は自分は何も世話をしてもらわなくても生活できていると思っており、祖母はわかりませんが祖父は、息子夫婦が家で自分たちの介護をするのは当然のことだと考えています。

今も我が実家の決定権は祖父にあります。父も祖父と同じ感覚の持ち主で、母が鬱で苦しんでいたときも、「しんどいんなら(家事を)辞めや」など、母の気持ちに全く寄り添わない暴言の数々を悪気なく吐いてきています。気の許せる友達もいない母は、私と妹を頼りにしています。

私は、母は離職すべきでないと考えています。それは、今の母の仕事は、経済面では母自身の老後の蓄えを、精神面でもやりがいや認められ感謝される喜びを、母に与えるものだからです。

問題なのは、それでも母は、自分が辞めなければいけないと諦めかけていること、父は母にとっての仕事の大切さを理解していないこと、祖父が嫁が家で自分と祖母の介護をするのは当然と思っていること。そして私事ですが、夫は激務の休み無しのため週7日ワンオペ状態になることもあり、不妊治療と育児ノイローゼ防止のため仕事もしており、上の子には発達障害の疑いもあり、先週二人目を計竜流産したばかりと、私自身もなかなか身軽に動けない状況にあることです。

質問は

  1. 以上のような状況でも、母が介護離職を受け入れることは、母や実家の家族にとって必要な選択なのか。
  2. 以上のような状況で、母の介護離職を食い止めるために、母や私にできることは何か。
  3. 相談機関や参考書籍など、祖父や祖母、父に話をするとした時に役に立ちそうなものはないか。

私がそこまでする必要はないとも思います。でも、祖母の帰宅のための実家のリフォームを丸投げされている母を放ってはおけない、そんな長女なのです。補足書き間違いが多いですね。申し訳ありません。

  • 「主婦に戻ってもらわ…」と言ったのは祖父です
  • 計龍流産→稽留流産

祖母の入院のお世話も、当然のように母がほとんどしています。祖母が入院してもまだ、それまでの経緯やわだかまりからなかなか祖母に対する態度を変えられなかった母ですが、数ヵ月に渡る入院のお世話や検査・処置への立ち会い、手続き等の数々を経て、最近は普通に話(連絡や報告)をする程度にはなりました。祖母は母に対して、頭が上がらないという感じで、「気の毒なわ…」と私に言います。(私と祖母は仲良しです。祖母は母のことを嫌いではありません。ただ、自分を嫌う母にどう接したらいいかわからず今まできてしまっています。)

参考までに、家族の年齢と職業を。

  • 祖父90
  • 祖母84
  • 父60(技術職、再雇用)
  • 母62
  • 私31(地方公務員非常勤職員)
  • 妹29(介護職、ケアマネ)初夏に転職したばかり
  • 弟28(地方公務員)

です。よろしくお願いいたします。

1. 介護離職は本当に必要な選択肢か?

介護離職が本当に必要な選択肢なのかどうかを判断するためには、まず、介護の現状と、母の置かれている状況を客観的に分析する必要があります。このケースでは、祖母の介護が必要となり、母がその中心的な役割を担うことが予想されます。しかし、母の仕事は、経済的な自立と精神的な充足の両方をもたらしており、介護離職はこれらの要素を失うことにつながる可能性があります。

介護離職のデメリット

  • 経済的損失: 介護離職は、収入の減少を意味し、老後の資金計画に影響を与えます。母の現在の仕事は、老後の生活資金を確保するための重要な手段となっている可能性があります。
  • 精神的負担の増加: 仕事は、社会とのつながりや自己肯定感をもたらす重要な要素です。介護に専念することで、これらの要素が失われ、精神的な負担が増加する可能性があります。
  • 介護の質の低下: 介護に専念することで、介護疲れやストレスから、介護の質が低下する可能性があります。

介護離職を避けるメリット

  • 経済的安定の維持: 仕事を続けることで、収入を維持し、経済的な不安を軽減できます。
  • 精神的健康の維持: 仕事を通じて、自己肯定感や社会とのつながりを維持し、精神的な健康を保つことができます。
  • 介護サービスの利用促進: 仕事を続けることで、介護サービスを利用するための経済的な余裕が生まれ、介護の負担を軽減できます。

このケースでは、母が介護離職をすることで、経済的・精神的な負担が増加する可能性が高く、必ずしも必要な選択肢とは言えません。介護と仕事を両立させるための方法を模索し、母のキャリアを守ることが重要です。

2. 介護離職を回避するためにできること

介護離職を回避するためには、多角的なアプローチが必要です。以下に、母とあなたができる具体的な行動を提案します。

2-1. 介護サービスの利用を検討する

介護サービスの利用は、介護の負担を軽減し、母が仕事を継続するための重要な手段となります。具体的には、以下のサービスを検討しましょう。

  • 訪問介護サービス: ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行います。
  • デイサービス: 日中に介護施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどのサービスを受けます。
  • ショートステイ: 短期間、介護施設に入所し、介護サービスを受けます。
  • 介護保険サービスの申請: 介護保険を利用することで、これらのサービスを費用を抑えて利用できます。お住まいの地域の地域包括支援センターに相談し、要介護認定の申請を行いましょう。

妹さんがケアマネージャーであることは、大きな強みです。妹さんに相談し、適切な介護サービスを検討し、利用計画を立ててもらいましょう。

2-2. 家族間の役割分担を見直す

家族全体で介護の役割分担を見直すことも重要です。特に、祖父と父の意識改革が必要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。

  • 祖父と父への理解を求める: 母の仕事の重要性を理解してもらい、介護は家族全体で行うべきであることを伝えましょう。
  • 役割分担の明確化: 誰が何をするのかを明確にし、母だけに負担が集中しないようにします。例えば、祖父の身の回りの世話は父が担当する、弟が週末に祖母の様子を見に行くなど、具体的な役割分担を決めましょう。
  • 定期的な家族会議の開催: 定期的に家族会議を開催し、介護の状況や役割分担について話し合い、必要に応じて見直しを行います。

2-3. 職場との連携を強化する

母の職場との連携を強化することも重要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。

  • 上司や同僚への相談: 介護の状況を上司や同僚に伝え、理解と協力を求めます。
  • 勤務時間の調整: 介護の状況に合わせて、勤務時間を調整できるか相談します。例えば、時短勤務や、在宅勤務などを検討します。
  • 介護休暇や休業制度の利用: 介護休暇や休業制度を利用し、介護に専念する期間を設けることも検討します。

2-4. 専門家への相談

介護に関する専門家への相談も有効です。具体的には、以下の専門家への相談を検討しましょう。

  • ケアマネージャー: 介護保険サービスの利用に関する相談や、介護計画の作成を依頼します。
  • 社会福祉士: 介護に関する様々な相談に対応し、必要な支援を紹介してくれます。
  • 弁護士: 介護に関する法的な問題について相談します。
  • ファイナンシャルプランナー: 介護にかかる費用や、老後の資金計画について相談します。

専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応策を見つけることができます。

2-5. 精神的なサポート

介護は、精神的な負担が大きいものです。母の精神的な健康をサポートすることも重要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。

  • 話を聞く: 母の話をじっくりと聞き、共感し、気持ちを受け止めます。
  • 趣味や休息時間の確保: 母が趣味を楽しんだり、休息できる時間を確保できるようにサポートします。
  • カウンセリングの利用: 必要に応じて、カウンセリングを受け、専門家によるサポートを受けます。

あなたのサポートと、専門家のサポートを組み合わせることで、母の精神的な負担を軽減することができます。

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3. 祖父、祖母、父への効果的なコミュニケーション

祖父、祖母、父とのコミュニケーションは、介護問題を解決するための重要な要素です。彼らの理解と協力を得るために、以下の点を意識しましょう。

3-1. 祖父へのアプローチ

祖父は、家族の決定権を持ち、嫁である母に介護を当然のこととして求めているようです。祖父の価値観を変えることは容易ではありませんが、以下の方法でアプローチを試みましょう。

  • 事実に基づいた説明: 祖母の病状や、母の現在の仕事がもたらす経済的・精神的なメリットを、客観的なデータや情報に基づいて説明します。
  • 感情に訴えかける: 祖母への愛情や、母への感謝の気持ちを伝え、祖父の感情に訴えかけます。
  • 第三者の意見: ケアマネージャーや医師などの専門家から、介護の現状や、家族の負担について説明してもらうことも有効です。
  • 具体的な提案: 介護サービスの利用や、役割分担の提案など、具体的な解決策を提示し、祖父の協力を促します。

3-2. 父へのアプローチ

父は、母の気持ちに寄り添うことが苦手なようです。しかし、父も家族の一員であり、介護問題の解決に協力してもらう必要があります。以下の方法でアプローチを試みましょう。

  • 母の気持ちを代弁する: 母の気持ちを代弁し、父に理解を求めます。
  • 具体的な役割分担の提案: 父にできる具体的な役割を提案し、協力を促します。
  • 感謝の気持ちを伝える: 父の協力に対して、感謝の気持ちを伝え、良好な関係を築きます。
  • 専門家の意見: 専門家からのアドバイスを共有し、父に介護の重要性を理解してもらいます。

3-3. 祖母へのアプローチ

祖母は、母に対して複雑な感情を持っているようです。しかし、祖母も介護を必要とする立場であり、母の負担を理解し、感謝の気持ちを持つことが重要です。以下の方法でアプローチを試みましょう。

  • 母の気持ちを伝える: 母の介護に対する負担や、仕事への思いを祖母に伝えます。
  • 感謝の気持ちを伝える: 母の献身的な介護に対して、感謝の気持ちを伝えます。
  • 良好な関係を築く: 祖母とのコミュニケーションを密にし、良好な関係を築きます。
  • 家族全体のサポート: 祖母に対して、家族全体でサポートする姿勢を示します。

4. 相談機関と参考書籍

介護に関する相談機関や、参考になる書籍を活用することも、問題解決に役立ちます。

4-1. 相談機関

  • 地域包括支援センター: 介護に関する相談や、介護保険サービスの利用に関する相談ができます。
  • 市町村の介護保険窓口: 介護保険に関する手続きや、相談ができます。
  • 社会福祉協議会: 介護に関する相談や、様々な福祉サービスに関する情報が得られます。
  • NPO法人やボランティア団体: 介護に関する情報提供や、相談、交流の場を提供しています。

4-2. 参考書籍

  • 「親の介護がはじまったら最初に読む本」: 介護の基礎知識や、手続き、サービス利用に関する情報がまとめられています。
  • 「介護する家族を支える本」: 介護者の心のケアや、家族間のコミュニケーションに関する情報が掲載されています。
  • 「仕事と介護の両立ガイドブック」: 仕事と介護の両立に関する情報や、企業の取り組み事例が紹介されています。

5. まとめ

母の介護離職を回避し、キャリアを守るためには、介護サービスの利用、家族間の役割分担の見直し、職場との連携、専門家への相談、そして精神的なサポートが重要です。家族全体で協力し、母の置かれている状況を理解し、適切な対応策を講じることで、介護と仕事を両立させることが可能です。また、祖父、祖母、父とのコミュニケーションを通じて、互いの理解を深め、協力体制を築くことが、問題解決の鍵となります。このプロセスは容易ではありませんが、母のキャリアを守り、家族全体の幸福を追求するために、粘り強く取り組むことが大切です。

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