義姉との仕送り問題:介護と仕事の両立、どうすればいい?
義姉との仕送り問題:介護と仕事の両立、どうすればいい?
今回の相談は、長男の配偶者である相談者様が、義姉との間で発生した金銭的な問題と介護に関するジレンマについてです。義父の介護が必要となり、義姉からの経済的支援の要求と、介護における協力要請に、どう対応すべきか悩んでいます。特に、高額な仕送りや、義姉の仕事と介護の両立、そして在宅介護と施設入所の選択肢について、具体的な解決策を模索しています。
月々の仕送りの増額を求めてくる義姉(主人の姉です)に何とか思い直してもらえる手立ては無いものでしょうか。皆様のお知恵をかしてください。
主人は長男です。しかしながら、もう故郷を離れて30年以上経過してます。私と結婚してからはもう26年が経ちます。私どもの家族は私と主人と子供たち二人。子供たちを立派に大学卒業までさせ、子供達は社会人となり立派に独立していきました。子供たちにお金がかからなくなり、これから少しは楽になるねと話していた矢先に、主人の実家の義父が倒れ寝たきりに。
義母はもうだいぶ前に他界しているのですが、地元の人と結婚し地元で家族と暮らす主人の姉が義父を引き取り今まで面倒を見てきました。それに甘えてきたと言えばそうなのですが、義姉に求められ月々2万円の仕送りは義務付けられてきました。もちろん滞納したことはないです。
義姉曰く、「私は嫁いだ身だし、主人の手前自分の父親と一緒に住み面倒を見るという事がどれほど肩身が狭いか考えてほしい」と事あるごとに言われ続けてきました。主人は毎回そういう義姉の愚痴を聞き流してやり過ごしてきたのですが、今回は義父が倒れ寝たきりの状態になってしまった為に無視も出来なくなりました。幸い命に別状はなかったのですが、脳梗塞との事で半身麻痺でもう年齢も年齢なのでずっと寝たきりになってしまう感じです。それに加え、前々から少し認知症の症状が出ていたので、脳梗塞を発症したのを機に認知の症状もぐっと進みました。主人の義父はあまり貯金が無い人で遺産らしい遺産はもってません。
今後は施設に入れるのを念頭に、義姉が在宅で介護をすることになったのですが、義姉は仕事を持っているため「あんたも長男なんだから最大限に介護には協力してほしい」と詰め寄ってきました。主人は公務員で比較的休みは多い方なんですが、それでも実家に戻るのに車で片道2時間半もかかります。そんなに頻繁には帰れないと義姉に伝えたようなのですが、それに義姉が大激怒。
わたしは嫁いだ身で、本来なら長男であるあんたが親の面倒を見るのは当然なはず。今まで散々無視してきて、わたしが家事や仕事に追われながらも親を面倒見てきたが、我慢にも限界がある。親がこんな状態になってもさらに無視できる神経がわからない。ウチの主人も大変怒っている。今後はあんたが面倒みなさい。わたしはもう面倒見ません。
強い口調でそう言われ、義父を引き取るように要求されました。主人が断っても断っても許しては貰えず、引き取れ!の一点張り。わたしは義父の面倒などみるのは死んでも嫌だったので、主人にははっきりそう言いました。主人は土下座する勢いで義姉に頭を下げ、なんとか今のまま面倒を見てくれないか、金銭的な支援はするから!との事を何度も伝えやっと許して貰いました。
ただ、条件がありまして、今までよりも頻繁にこちらへ帰ってきて義父の様子を見に来る事と言うのと、月々の仕送りの増額でした。今までは月々2万円でしたが5万円にUP。
特養や老健は順番待ちが甚だしく2年待ち、3年待ちの状態である事から、有料老人ホームへ入れることになりそうなのですが、入所したら月々の仕送りは8万円と言われました。
はっきり言いまして、月々8万円の仕送りは痛いです。それをどう伝えようか迷ってます。義姉は仕事を辞めるつもりはないと言ってます。でも義姉に仕事を辞めてもらって在宅介護が可能ならそうしてもらった方がずっと安く済みます。今は在宅でもヘルパーとか色々サービスが充実してますし、無理に高い有料老人ホームへ入れなくても・・・と思うのですが、姉の気持ちを変えさせる方法ってないものでしょうか?
ホームへ入れるにあたっては義姉もお金を負担しますが、在宅なら義姉もお金がそんなにかからずに済むと思うんですが、皆さまはどう思いますか?義姉に仕事を辞めて在宅介護に専念してもらいたいと思うわたしは勝手なんでしょうか?補足義父は今回脳梗塞で半身麻痺になり、今までは認知症の発症で介護認定をうけ要介護2を貰っていたのですが、今回要介護4まで上がりました。となると使えるサービスとか増えると思いますし、ヘルパーを最大限に雇えば在宅でも義姉にそんなに負担をかけずに出来ると思うのです。
結論:義姉との対話と、現実的な解決策の模索が重要
今回の問題は、介護と経済的な負担、そして家族間の感情が複雑に絡み合っています。義姉との関係を良好に保ちながら、現実的な解決策を見つけるためには、以下のステップが重要です。
- 義姉との率直な対話: 感情的にならず、冷静に現状と将来の見通しを共有し、お互いの希望や懸念を理解し合うことが不可欠です。
- 経済的な負担の明確化: 仕送りの金額だけでなく、介護にかかる総費用を明確にし、負担のバランスを検討します。
- 介護サービスの活用: 在宅介護のメリットを最大限に活かすため、利用できる介護サービスを徹底的に調査し、義姉の負担を軽減する計画を立てます。
- 専門家への相談: 介護保険制度や、経済的な問題について、専門家のアドバイスを受けることで、客観的な視点と具体的な解決策を得ることができます。
ステップ1:義姉との対話 – 感情的にならず、冷静に話し合う
まず、最も重要なのは、義姉との対話です。感情的にならず、冷静に話し合い、お互いの立場を理解し合うことが、問題解決の第一歩となります。対話の際には、以下の点に注意しましょう。
- 対話の場を設ける: 落ち着いて話せる場所と時間を選び、じっくりと話し合う機会を設けます。
- 感謝の気持ちを伝える: 義父の介護をしてくれていることへの感謝の気持ちを最初に伝えます。
- 現状と将来の見通しを共有する: 介護の現状、経済的な負担、将来の見通しについて、客観的な情報を共有します。
- お互いの希望や懸念を理解する: 義姉の希望や懸念、そして自身の希望や懸念を率直に伝え、お互いの立場を理解し合います。
- 具体的な提案をする: 在宅介護の選択肢、経済的な支援の具体的な方法など、具体的な提案を提示します。
対話を通じて、義姉の気持ちを理解し、自身の考えを伝えることで、建設的な解決策を見つけやすくなります。例えば、義姉が仕事と介護の両立に困難を感じている場合、在宅介護のサポート体制を整えることで、負担を軽減できる可能性があります。
ステップ2:経済的な負担の明確化 – 費用を可視化し、負担のバランスを検討する
次に、経済的な負担を明確にすることが重要です。仕送りの金額だけでなく、介護にかかる総費用を可視化し、負担のバランスを検討することで、より現実的な解決策を見つけることができます。具体的には、以下の費用をリストアップします。
- 仕送りの金額: 現在の仕送り、将来的な仕送りの金額を明確にします。
- 介護サービスの費用: ヘルパー、デイサービス、訪問看護などの利用料金を調べます。
- 医療費: 義父の医療費、薬代などを把握します。
- 食費、生活費: 義父の食費、生活用品の費用を把握します。
- 施設入所費用: 有料老人ホームの入所費用、月額費用を調べます。
- その他: オムツ代、介護用品、交通費など、その他の費用をリストアップします。
これらの費用をリストアップし、総費用を把握することで、仕送りの金額が妥当かどうか、負担のバランスが適切かどうかを客観的に判断できます。また、在宅介護と施設入所の費用を比較することで、どちらが経済的に有利かを検討することも可能です。
ステップ3:介護サービスの活用 – 在宅介護のメリットを最大限に活かす
在宅介護を選択する場合、介護サービスの活用が不可欠です。介護保険制度を利用することで、費用を抑えながら、質の高い介護サービスを受けることができます。具体的には、以下のサービスを検討しましょう。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス): 身体介護(食事、入浴、排泄などの介助)や生活援助(掃除、洗濯、買い物など)を行います。
- 訪問看護: 医師の指示に基づき、看護師が健康管理や医療処置を行います。
- デイサービス(通所介護): 日帰りで、食事、入浴、機能訓練などのサービスを提供します。
- ショートステイ(短期入所生活介護): 短期間、施設に入所し、介護サービスを受けられます。
- 福祉用具のレンタル・購入: 車椅子、ベッド、手すりなどの福祉用具をレンタルまたは購入できます。
- 住宅改修: 手すりの設置、段差の解消など、住宅をバリアフリー化するための改修費用を補助する制度があります。
これらのサービスを組み合わせることで、義姉の負担を大幅に軽減し、在宅介護を継続しやすくすることができます。また、ケアマネジャーに相談し、義父の状況に合わせた最適なケアプランを作成してもらうことが重要です。
ステップ4:専門家への相談 – 客観的な視点と具体的な解決策を得る
介護保険制度や、経済的な問題について、専門家のアドバイスを受けることで、客観的な視点と具体的な解決策を得ることができます。相談できる専門家としては、以下が挙げられます。
- ケアマネジャー: 介護保険に関する相談、ケアプランの作成、介護サービスの調整などを行います。
- 社会福祉士: 介護保険制度、福祉サービス、経済的な問題に関する相談に応じます。
- ファイナンシャルプランナー: 介護にかかる費用、資産運用、相続など、お金に関する相談に応じます。
- 弁護士: 相続、成年後見制度など、法律に関する相談に応じます。
専門家に相談することで、介護保険制度の活用方法、経済的な支援策、法的問題への対応など、具体的なアドバイスを得ることができます。また、第三者の客観的な意見を聞くことで、冷静に問題に向き合い、より良い解決策を見つけやすくなります。
例えば、ファイナンシャルプランナーに相談し、将来的な介護費用を見積もり、資産運用や保険の見直しを行うことで、経済的な不安を軽減することができます。また、弁護士に相談し、相続や成年後見制度についてアドバイスを受けることで、将来的なリスクに備えることができます。
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義姉の仕事と介護の両立を支援する
義姉が仕事を辞めずに介護を続けることを希望する場合、仕事と介護の両立を支援する体制を整えることが重要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。
- 介護サービスの利用: 訪問介護、デイサービス、ショートステイなどを積極的に利用し、義姉の負担を軽減します。
- 家族の協力: 相談者様やご主人が、可能な範囲で介護に参加し、義姉をサポートします。
- 職場との連携: 義姉の職場に、介護休暇や時短勤務などの制度があるか確認し、利用を検討します。
- 情報交換の場: 介護に関する情報交換や、悩みを聞き合える場を設けます。
これらの支援を通じて、義姉が仕事と介護を両立できるようサポートすることで、経済的な問題を解決し、家族全体の負担を軽減することができます。
在宅介護と施設入所の比較検討
在宅介護と施設入所のどちらを選択するかは、義父の状況、義姉の負担、経済的な状況などを総合的に考慮して決定する必要があります。それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、最適な選択肢を選びましょう。
在宅介護のメリット
- 住み慣れた環境で生活できる: 義父が慣れ親しんだ環境で生活できるため、精神的な負担が少ない。
- 家族との絆を深められる: 家族が協力し、介護することで、家族の絆を深めることができる。
- 費用を抑えられる可能性がある: 介護保険サービスを最大限に活用することで、施設入所よりも費用を抑えられる可能性がある。
在宅介護のデメリット
- 介護者の負担が大きい: 介護者の身体的、精神的な負担が大きい。
- 24時間体制の介護が必要になる場合がある: 義父の状況によっては、24時間体制の介護が必要になる場合がある。
- 専門的な医療ケアが受けられない場合がある: 医療的なケアが必要な場合、対応できる医療機関を探す必要がある。
施設入所のメリット
- 専門的な介護を受けられる: 専門的な知識と経験を持つスタッフによる介護を受けられる。
- 24時間体制の介護: 24時間体制で介護を受けられるため、安心感がある。
- 介護者の負担が軽減される: 介護者の負担が軽減される。
施設入所のデメリット
- 費用が高い: 入所費用、月額費用が高額になる。
- 環境の変化によるストレス: 環境の変化により、義父がストレスを感じる可能性がある。
- 家族との距離が遠くなる: 施設が遠方にある場合、家族との交流が減る可能性がある。
それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、義父の状況、義姉の負担、経済的な状況などを総合的に考慮して、最適な選択肢を選びましょう。場合によっては、在宅介護と施設入所を組み合わせることも可能です。
まとめ:家族みんなが納得できる解決策を目指して
今回の問題は、介護、経済的な負担、そして家族間の感情が複雑に絡み合っています。義姉との対話を通じて、お互いの立場を理解し、現実的な解決策を見つけることが重要です。介護サービスの活用、経済的な負担の明確化、専門家への相談などを通じて、家族みんなが納得できる解決策を目指しましょう。そして、何よりも大切なのは、お互いを思いやり、支え合う気持ちです。
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