54歳女性、重度知的障害のある息子の将来とキャリアの狭間で揺れるあなたへ：後悔しないための選択
54歳女性、重度知的障害のある息子の将来とキャリアの狭間で揺れるあなたへ：後悔しないための選択
この記事は、54歳女性で、重度の知的障害を持つ息子さんの将来と、ご自身のキャリア、そして今後の生活について深く悩んでいるあなたに向けて書かれています。夫との問題、子育ての負担、そして将来への不安…さまざまな困難を抱えながらも、息子さんの幸せを第一に考え、最善の選択を模索しているあなたの心に寄り添い、具体的なアドバイスを提供します。この記事を通して、あなたが抱える不安を少しでも軽減し、前向きな一歩を踏み出すためのお手伝いができれば幸いです。
54歳女性です。
20歳の重度知的障害のある息子（区分６＝最重度）と高校生の健常児の母です。夫の収入があまりなく、これまでも私がフルタイムで働いて子どものケアと家のローンを払って きたのですが、今年になってから夫が女性問題で家を出て行ってしまいました。
家にいたときの夫は家事はほとんどしてくれませんでしたが、それでも私の具合が悪い時や休日出勤のときには子どもを見ていてくれたので、一人になってからの負担感は大きいです（ヘルパーさんには私の帰宅時間まで毎日来てもらっていますが）。
家はボロボロ、私に自分の時間はなく人付き合いもほぼゼロ、下の子は放任状態、仕事はようやくクビにならずにすむ程度でやっています。
見かねた姉がグループホームを探してくれました。
息子ほど重度の障害者を受け入れてくれるグループホームは私の住む地方では少なく、こんなチャンスはなかなかないと、姉や相談員さんには強く進められています。
（ちなみに重度障害者の多い大規模な入所施設は、今はどこでも十人から数十人の待機者がいて、さらに可能性が低い上に、私の知る限り衛生状態は劣悪です）
しかしそうなってみると、痛いもイヤだも言えない息子を人にあずけるのが不憫でなりません。
息子はストレスを発散できず、落ち込むと食欲が全く亡くなってしまうため、抗鬱薬をかなり飲んでいます。グループホームにいる世話人さんはお年寄りで介護の資格すら持っていない方も多いのです。かわいがってもらえるか、きちんと親身になって世話してもらえるか、とても心配です。
姉は、「あなたはそういうけど、彼は立派な大人だよ。赤ちゃんみたいだっていうけど、私から見ると障害者だよ」「いつまでも世話できないんだよ。あと１０年たって病気になったときに入るところはないかもしれないんだよ」「下の子をかまわなさすぎ。これから受験なのに上の子のことばかり言ってるじゃないの」などと言います。
一方、私は、非常によく聞く話として、「年老いたお母さんが自宅で介護していて、そのお母さんが倒れたので息子は施設に入所することになった。どうしてもっと早く預けなかったんだろう」というのがあるのですが、そのお母さんのお気持ちが非常によくわかります。
どうせ自分が倒れたらどうしようもなくなるのなら、自分が倒れてしまうまでは自分で面倒見てあげたい。と、思うんですよね・・・・
姉から「私だけじゃなくみんな同じ事言うと思うよ。誰かに聞いてご覧」と言われたので、みなさんどう思うか教えて下さい。
補足みなさま暖かく厳しいご意見をありがとうございます。一人も私に同意される方がいなかったことには驚き、姉の考えがごくまっとうなものであったと改めて気付かされました。深く感謝いたします。
ただ、さまざまな支援を必要とする障害者でありながら、実際にはどの入居施設であっても、健常者とは比較にならない貧しい環境で生きていかねばならず、それに対して声をあげることすらできないという事実だけは、変えられません。
だからこそ安易に息子を手放したくないという気持ちであることは、おそらく障害を持つお子さんの親御さんであればお分かり頂けると思います。
うまく伝えられていなかったかもしれませんので、補足として書かせていただきました。
はじめに：あなたの心の葛藤と、私たちが寄り添いたいこと
この度は、wovieにご相談いただきありがとうございます。あなたの置かれている状況は、非常に複雑で、計り知れないご苦労があることと思います。20歳の重度知的障害のある息子さんの将来、高校生の健常児の成長、そしてご自身のキャリアと生活… 多くの課題を抱えながら、必死に毎日を過ごされていることでしょう。夫の不在、経済的な不安、そして将来への漠然とした不安… 孤独を感じることもあるかもしれません。しかし、あなたは決して一人ではありません。私たちは、あなたの心の声に耳を傾け、共に考え、最善の選択ができるようサポートさせていただきます。
今回の相談内容を拝見し、あなたが最も苦しんでいるのは、息子さんをグループホームに預けることへの葛藤と、将来への不安であると理解しました。息子さんのことを心から愛し、その幸せを願うからこそ、決断に迷い、苦しんでいるのでしょう。また、ご自身の将来、そして健常児である下のお子さんのことへの不安も大きいことと思います。
この記事では、あなたの抱える問題について、以下の3つのステップで解決策を提示します。
- 現状の整理と問題点の明確化: あなたの置かれている状況を客観的に分析し、問題点を整理します。
- 選択肢の提示とメリット・デメリットの比較: グループホームへの入居、在宅介護の継続など、具体的な選択肢を提示し、それぞれのメリットとデメリットを比較検討します。
- 具体的な行動計画の提案: あなたが納得のいく選択をするために、今からできること、そして将来に向けて準備しておくべきことを具体的に提案します。
この記事が、あなたの心の支えとなり、より良い未来を切り開くための一助となることを願っています。
ステップ1：現状の整理と問題点の明確化
まずは、あなたの置かれている現状を客観的に整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。現状を把握することで、具体的な解決策を見つけやすくなります。
1.1 抱えている問題の全体像
あなたの抱える問題は、大きく分けて以下の3つに集約されます。
- 息子の将来に関する問題: グループホームへの入居、現在の健康状態、将来的なケアへの不安。
- 経済的な問題: 夫の収入減少、今後の生活費、息子の介護費用、そしてご自身の老後資金への不安。
- 精神的な問題: 孤独感、将来への不安、そして選択への葛藤。
これらの問題は、それぞれが複雑に絡み合い、あなたの心を深く苦しめていることでしょう。しかし、一つずつ丁寧に整理していくことで、解決の糸口は見えてきます。
1.2 具体的な問題点の内訳
上記の3つの問題について、さらに具体的に見ていきましょう。
- 息子の将来に関する問題:
- グループホームの環境への不安（世話人の質、息子の適応）。
- 健康状態の悪化（抗うつ薬の服用、食欲不振）。
- 将来的な介護体制への不安（自身の健康状態、介護保険制度の利用）。
- 経済的な問題:
- 夫の収入減少による生活費の圧迫。
- 息子の介護費用（ヘルパー費用、医療費、グループホーム費用）。
- 自身の老後資金の不足。
- 精神的な問題:
- 夫の不在による孤独感。
- 将来への漠然とした不安。
- グループホームへの入居という決断への葛藤。
- 下のお子さんへの対応への悩み。
これらの問題点を具体的に把握することで、それぞれの問題に対する対策を立てることができます。
ステップ2：選択肢の提示とメリット・デメリットの比較
次に、具体的な選択肢を提示し、それぞれのメリットとデメリットを比較検討します。あなたの状況に合わせて、最適な選択肢を見つけましょう。
2.1 選択肢の提示
主な選択肢としては、以下の2つが考えられます。
- グループホームへの入居: 現在、姉が探してくれたグループホームに入居する。
- 在宅介護の継続: 現在の状況を維持し、自宅で息子さんの介護を続ける。
それぞれの選択肢について、詳しく見ていきましょう。
2.2 グループホームへの入居：メリットとデメリット
メリット
- 介護負担の軽減: 24時間体制で専門的なケアを受けられるため、あなたの介護負担が大幅に軽減されます。
- 時間の確保: 自分の時間や、下のお子さんのケアに時間を割くことができます。
- 専門的なケア: 専門的な知識を持ったスタッフによるケアを受けられるため、息子さんの健康状態の維持に繋がります。
- 緊急時の対応: 医療機関との連携が取れており、緊急時の対応がスムーズに行われます。
デメリット
- 環境への適応: 息子さんが新しい環境に馴染めるか、不安があります。
- スタッフの質: 世話人の質にばらつきがある可能性があります。
- 経済的負担: グループホームの費用が発生します。
- 精神的な負担: 息子さんを施設に預けることへの罪悪感や寂しさ。
2.3 在宅介護の継続：メリットとデメリット
メリット
- 息子との時間: 息子さんと一緒に過ごす時間を確保できます。
- 安心感: 慣れ親しんだ環境で、息子さんは安心して過ごすことができます。
- 経済的負担の軽減: グループホームの費用を支払う必要がありません。
デメリット
- 介護負担の増大: 24時間体制での介護は、心身ともに大きな負担となります。
- 時間の制約: 自分の時間がなくなり、仕事や下のお子さんのケアに支障をきたす可能性があります。
- 将来への不安: あなたの健康状態が悪化した際の対応、そして老後の生活への不安。
- 孤立感: 誰にも相談できず、一人で抱え込むことによる精神的な負担。
2.4 比較検討とあなたの優先順位
上記のメリットとデメリットを比較検討し、あなたの優先順位を明確にしましょう。以下の点を考慮して、最適な選択肢を見つけてください。
- 息子さんの健康状態: 現在の健康状態、そして今後の健康管理について、どのように考えているか。
- あなたの健康状態: あなた自身の健康状態、そして今後の体力的な負担について、どのように考えているか。
- 経済状況: 介護費用、生活費、そして老後資金について、どのように考えているか。
- 精神的な負担: 孤独感、将来への不安、そして選択への葛藤について、どのように考えているか。
これらの要素を総合的に考慮し、あなたにとって最も良い選択肢を選びましょう。
ステップ3：具体的な行動計画の提案
最後に、あなたが納得のいく選択をするために、今からできること、そして将来に向けて準備しておくべきことを具体的に提案します。
3.1 グループホーム入居を選択する場合の行動計画
- グループホームの見学と情報収集: 実際にグループホームを見学し、施設の雰囲気やスタッフの対応を確認しましょう。入居者の様子や、日々の活動内容についても詳しく聞いてください。
- 息子さんの適応支援: 入居前に、息子さんと一緒にグループホームを訪れ、慣れるための時間を設けましょう。可能であれば、入居前に数日間、体験入居をすることも検討してください。
- スタッフとの連携: 施設のスタッフと密に連携し、息子さんの状態について情報共有を行いましょう。日々の様子や、気になることがあれば、すぐに相談できる関係性を築いてください。
- 定期的な訪問: 定期的にグループホームを訪問し、息子さんの様子を確認しましょう。息子さんが安心して過ごせるよう、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
- 経済的な準備: グループホームの費用や、その他の費用について、事前にしっかりと確認し、経済的な準備を整えましょう。
3.2 在宅介護を継続する場合の行動計画
- 介護サービスの利用: ヘルパーの増員、デイサービス、ショートステイなど、介護サービスを積極的に利用し、あなたの負担を軽減しましょう。
- 情報収集と学習: 障害者福祉に関する情報収集を行い、障害者向けの制度やサービスについて理解を深めましょう。
- 相談窓口の活用: 地域の相談支援事業所や、障害者支援センターなどの相談窓口を活用し、専門家のアドバイスを受けましょう。
- 休息とリフレッシュ: 自分の時間を確保し、休息とリフレッシュを心がけましょう。趣味や、気分転換になるような活動を取り入れ、心身ともに健康な状態を保ちましょう。
- 将来への備え: 介護保険制度の利用、成年後見制度の利用など、将来に備えた準備を始めましょう。
3.3 共通の行動計画
- 専門家への相談: 介護・福祉に関する専門家（ケアマネージャー、社会福祉士など）に相談し、客観的なアドバイスを受けましょう。
- 家族との連携: 姉や、その他の家族と協力し、問題解決に向けて共に取り組みましょう。
- 心のケア: 精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受けましょう。
- キャリアの見直し: 今後の働き方について考え、キャリアプランを見直しましょう。
- 経済的な計画: 専門家（ファイナンシャルプランナーなど）に相談し、経済的な計画を立てましょう。
これらの行動計画を実行することで、あなたはより良い選択をし、将来への不安を軽減することができます。
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4. キャリアと生活のバランス：50代からの働き方と、これからの人生
50代は、人生経験が豊富で、社会的な責任も増す時期です。しかし、同時に、体力的な衰えや、健康上の問題、そして介護の問題など、様々な課題に直面する可能性もあります。あなたの場合は、息子の介護という大きな課題に加え、夫との問題、経済的な不安、そして将来への漠然とした不安を抱えています。このような状況の中で、キャリアと生活のバランスを取りながら、どのように生きていくか、真剣に考える必要があります。
4.1 キャリアの見直し：働き方の選択肢
まずは、あなたのキャリアについて考えてみましょう。現在の仕事は、クビにならずに済む程度とのことですが、今後の生活を考えると、キャリアアップや、収入アップを目指すことも重要です。以下に、働き方の選択肢をいくつか提示します。
- 現職でのキャリアアップ: 今の会社で、昇進を目指したり、新しい業務に挑戦したりすることで、キャリアアップを図ることができます。
- 転職: より良い条件の会社に転職することで、収入アップや、キャリアアップを目指すことができます。
- 副業・兼業: 本業に加えて、副業や兼業をすることで、収入を増やすことができます。
- 起業・フリーランス: 自分のスキルや経験を活かして、起業したり、フリーランスとして働くことも可能です。
- パート・アルバイト: 自分のペースで働けるパートやアルバイトも選択肢の一つです。
これらの選択肢の中から、あなたの状況や希望に合った働き方を選びましょう。例えば、介護と両立しながら、収入アップを目指したい場合は、在宅でできる副業や、パートの仕事を探すこともできます。また、キャリアアップを目指したい場合は、転職や、現職での昇進を目指すことも可能です。
4.2 スキルアップ：自己投資の重要性
キャリアアップのためには、スキルアップが不可欠です。自己投資を行い、自分のスキルや能力を高めることで、より良い条件の仕事に就くことができ、収入アップにも繋がります。以下に、スキルアップの方法をいくつか紹介します。
- 資格取得: 自分のキャリアに役立つ資格を取得することで、専門性を高めることができます。
- セミナー・研修への参加: 専門的な知識やスキルを学ぶことができるセミナーや研修に参加しましょう。
- オンライン学習: オンラインで、様々なスキルを学ぶことができます。
- 書籍・情報収集: 自分の興味のある分野や、キャリアに役立つ情報を積極的に収集しましょう。
スキルアップは、あなたのキャリアを豊かにするだけでなく、自己肯定感を高め、自信を持って仕事に取り組むことにも繋がります。自分の興味のある分野や、キャリアに役立つスキルを積極的に学びましょう。
4.3 生活設計：経済的な安定を目指して
経済的な安定は、あなたの生活を支える上で非常に重要です。今後の生活費、介護費用、そして老後資金について、計画的に準備する必要があります。以下に、経済的な計画を立てる上でのポイントをいくつか紹介します。
- 収入と支出の管理: 毎月の収入と支出を把握し、無駄な出費を削減しましょう。
- 資産形成: 貯蓄や投資を行い、資産を形成しましょう。
- 保険の見直し: 万が一の事態に備えて、適切な保険に加入しましょう。
- 専門家への相談: ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談し、経済的な計画を立てましょう。
経済的な計画を立てることで、将来への不安を軽減し、安心して生活することができます。専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った経済的な計画を立てましょう。
4.4 心の健康：ストレスとの向き合い方
心身ともに健康であることは、あなたの生活の質を向上させる上で非常に重要です。ストレスを溜め込まず、心身ともに健康な状態を保つために、以下のような対策を行いましょう。
- 休息とリフレッシュ: 自分の時間を確保し、休息とリフレッシュを心がけましょう。
- 趣味や興味のあること: 趣味や、気分転換になるような活動を取り入れましょう。
- 人との交流: 友人や家族との交流を深め、孤独感を解消しましょう。
- 専門家への相談: 精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受けましょう。
ストレスを溜め込まず、心身ともに健康な状態を保つことで、前向きに人生を歩むことができます。自分なりのストレス解消法を見つけ、積極的に実践しましょう。
5. まとめ：未来への希望と、あなたの決断を応援します
この記事では、54歳女性で、重度の知的障害を持つ息子さんの将来と、ご自身のキャリア、そして今後の生活について深く悩んでいるあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供しました。あなたの抱える問題は、非常に複雑で、解決への道のりは容易ではありません。しかし、あなたは決して一人ではありません。私たちは、あなたの心の声に耳を傾け、共に考え、最善の選択ができるようサポートさせていただきます。
グループホームへの入居、在宅介護の継続、キャリアの見直し、経済的な計画… 多くの選択肢があり、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。しかし、あなたの選択は、あなたの人生を左右するものであり、後悔のない選択をすることが重要です。この記事で提示した情報やアドバイスを参考に、あなた自身が納得のいく選択をし、未来への希望を持って、前向きに歩んでいくことを願っています。
最後に、あなたがどのような選択をしても、私たちはあなたの決断を応援しています。そして、あなたが幸せな人生を送れるよう、心から願っています。
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