統合失調症の母親を持つ私が抱える将来への不安と、キャリアを築く上での心の支え
統合失調症の母親を持つ私が抱える将来への不安と、キャリアを築く上での心の支え
まずは、ご相談内容を拝見しました。お母様の病状、そしてご自身の将来への不安、本当に辛い状況だとお察しします。ご家族の看病をしながら、ご自身の将来についても考えなければならないという状況は、計り知れないほどのストレスを伴うものです。今回の記事では、あなたの抱える不安を少しでも和らげ、前向きにキャリアを築いていくためのヒントをお伝えします。
祖母の死のショックからは未だに立ち直れていませんが、今回は母のことで相談させてください。
祖母の葬儀の翌日、父から母を入院させたというメールが届きました。その方が母にとってもいいだろうと思いました。その時父に母の下着などを買いに行くのに付き合って欲しいと言われたので、今日実家に帰って買い物をし、母のところに2人で持って行きました。1週間ぶりに母に会いましたが、状態はかなり悪かったです。母は急性期病棟の隔離病棟にいました。私のことはわかったようでしたが、喋っていることがやはりおかしかったです。父が「ちゃんと先生の言うこと聞いて薬も毎日飲むんよ」と言うと、「すみませんでした。もうしません。」などと言っていました。表情を見ても、精神状態があまりよくないなとわかりました。帰りに父と退院はまだまだ難しいなと話しました。
父にはすごく感謝しています。母が精神病になっても離婚せず、特に祖母が亡くなってからは母を献身的に支えてくれ、祖母(他界)と母(入院中)と私(隣の県で下宿中)がいない今元々仲が良くなかった祖父と2人で協力して家を守ってくれています。祖父も、ずっと祖母が家のことをしていたので生活能力が皆無でしかも婿である父のことを嫌っていましたが、今は父に歩み寄っている姿を今日見て、2人がうまく行ってるのかここ1週間すごく不安だったのでとても安心しました。
母は前回の質問で書いたように私が小学2年生の時に精神病になり、今までに2度(どちらも半年〜1年)入院したことがあります。私がまだ幼かったため、家族には母の病名は教えてもらったことがありませんでしたが、祖母の葬儀で実家に帰った時に母が発病した時から14年間飲んでいる薬をインターネットで調べてみるとどうやら統合失調症のようです。1ヶ月ほど前から祖母が亡くなる少し前まではスーパーでパートとして働けるくらいには良くなっていました。最初に退院した時もその後6年ほど同じ福祉施設で介護士として勤務し、ケアマネージャーの資格を取るほど回復していました。
しかし今回は祖母(母の母)の死という、計り知れないほどのショックによる病状の悪化なので、症状がよくなって以前のように普通に会話したりできるようになるのかすごく不安でたまりません。母は一人暮らしをしたこともなく、父と結婚した時も父が母の実家に入ってそこで暮らしていたため、祖母とは生まれてから一度も離れたことがなく、祖母が死んだことが本当に辛かったと思います。とりあえずは病院の方に治療を任せ、面会に行った時にはできる限り優しく話しかけようと思っています。ご家族に統合失調症の方がいらっしゃる方や統合失調症に詳しい方、どうすれば母の病状は良くなるでしょう。
それと、統合失調症についてインターネットで色々調べたのですが、統合失調症の方は病気になる可能性が健常者よりも高く、また平均寿命が61歳であるというのを見てしまい、それに関してもとても不安を感じています。早く良くなって、元気でいて欲しいです。どうすれば長生きできるでしょうか。
ここ1週間程で20年育って来た家が変わってしまい(祖母の死、母の入院)精神的にかなりやられています。祖母の事を考えて毎日泣いてしまいますし、おかしくなってしまった母を見ることが辛く、母が元気になるのかとても不安です。統合失調症の親がいる場合その遺伝率は10%という記事も見て、自分もこれらのショックなどから将来統合失調症になってしまうのではないかという不安も感じています。
色々と書いてしまいましたが、アドバイスよろしくお願いします。
1. 統合失調症の母親を持つあなたが抱える不安：現状の整理と理解
まず、あなたが抱えている不安を整理し、一つずつ紐解いていきましょう。あなたは現在、以下の3つの大きな不安を抱えていると考えられます。
- お母様の病状に対する不安： 祖母の死という大きな出来事がきっかけで悪化した病状が、今後どのように回復していくのか、以前のように回復するのかという不安。
- ご自身の将来に対する不安： 統合失調症に関する情報を調べて、ご自身も発症するのではないかという不安、そして平均寿命に関する情報からくる不安。
- 喪失感と将来への展望： 祖母を亡くした悲しみ、そして母親の病状悪化という状況の中で、将来への希望を見出すことが難しいという不安。
これらの不安は、どれも非常に理解できるものです。大切な人を失い、さらに身近な人の病状が悪化するという状況は、精神的に大きな負担となります。まずは、あなたが一人ではないこと、そして、これらの感情を抱くことは自然なことであるということを認識してください。
2. お母様の病状回復のためにできること
お母様の病状回復のために、あなたができることはいくつかあります。
2-1. 医療チームとの連携
まず、最も重要なのは、お母様の主治医や医療チームとの連携です。定期的に面会し、お母様の状態を報告するとともに、治療方針について積極的に相談しましょう。具体的には、以下のようなことを確認すると良いでしょう。
- 現在の病状と治療の進捗状況
- 今後の治療計画と見通し
- 服薬状況と副作用の有無
- 面会時の注意点と接し方
医療チームは、専門的な知識と経験に基づいて、お母様の治療をサポートしてくれます。積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが大切です。
2-2. 家族としてのサポート
ご家族のサポートも、お母様の回復にとって非常に重要です。具体的には、以下のようなことを意識しましょう。
- 愛情と安心感を与える： 面会時には、優しく話しかけ、安心感を与えるように努めましょう。過去の出来事や病状について責めるような言動は避け、前向きな言葉をかけることが大切です。
- 生活環境の整備： 退院後の生活環境を整えることも重要です。安全で安心できる住環境を整え、必要なサポート体制を構築しましょう。
- 家族間の連携： 父親との連携を密にし、お母様の情報を共有しましょう。お互いに協力し合い、支え合うことが、お母様の回復を後押しします。
2-3. 精神的なサポート
お母様の精神的なサポートも重要です。具体的には、以下のようなことを行いましょう。
- 傾聴： お母様の話をじっくりと聞き、共感する姿勢を示しましょう。
- 励まし： 困難な状況の中でも、希望を失わないように励ましましょう。
- 趣味や興味への関心： お母様の趣味や興味関心事を理解し、一緒に楽しむ時間を持ちましょう。
3. ご自身の将来に対する不安への対処法
ご自身の将来に対する不安を軽減するためには、以下の3つのアプローチが有効です。
3-1. 正しい知識の習得
統合失調症に関する正しい知識を習得することが、不安を軽減するための第一歩です。インターネット上の情報は玉石混交であり、誤った情報や偏った情報も多く存在します。信頼できる情報源から情報を収集し、正しい知識を身につけましょう。具体的には、以下のような情報源が役立ちます。
- 精神科医や専門家： 専門家から直接話を聞いたり、相談したりすることで、正確な情報を得ることができます。
- 信頼できるウェブサイト： 厚生労働省や精神科関連の学会などの公式ウェブサイトは、信頼できる情報源です。
- 書籍や文献： 専門家が執筆した書籍や論文は、詳細な情報を提供してくれます。
正しい知識を身につけることで、誤った情報に惑わされることなく、冷静に状況を判断できるようになります。
3-2. 専門家への相談
ご自身の不安が強い場合は、専門家に相談することも検討しましょう。精神科医やカウンセラーは、あなたの悩みを聞き、適切なアドバイスをしてくれます。具体的には、以下のような相談が可能です。
- 遺伝に関する相談： 統合失調症の遺伝リスクについて、専門的なアドバイスを受けることができます。
- ストレスへの対処法： ストレスを軽減するための具体的な方法を学ぶことができます。
- 将来への展望： キャリアや人生設計について、一緒に考えることができます。
専門家のサポートを受けることで、一人で抱え込まずに、安心して将来について考えることができます。
3-3. 自己ケアの実践
ご自身の心身の健康を保つことも、不安を軽減するために重要です。具体的には、以下のような自己ケアを実践しましょう。
- 十分な睡眠： 質の高い睡眠は、心身の健康を保つために不可欠です。
- バランスの取れた食事： 栄養バランスの取れた食事は、心身の機能を正常に保ちます。
- 適度な運動： 適度な運動は、ストレスを軽減し、気分転換になります。
- リラックスできる時間： 趣味や好きなことに時間を使い、リラックスできる時間を作りましょう。
- 友人や家族との交流： 信頼できる人とのコミュニケーションは、心の支えとなります。
4. キャリアを築く上での心の支え
ご自身のキャリアを築く上で、心の支えとなるものを見つけることも大切です。以下に、いくつかのヒントを紹介します。
4-1. 自分の強みを知る
まずは、ご自身の強みを知り、それを活かせる仕事を探しましょう。これまでの経験やスキル、興味関心などを振り返り、自己分析を行うことが重要です。自己分析を通して、自分の得意なことや好きなことを見つけ、それを活かせる仕事を探すことで、仕事へのモチベーションを高めることができます。
4-2. キャリアプランを立てる
将来のキャリアプランを立てることも、心の支えとなります。具体的な目標を設定し、それに向かって努力することで、やりがいを感じることができます。キャリアプランを立てる際には、以下の点を考慮しましょう。
- 目標設定： 将来的にどのような仕事に就きたいのか、どのような働き方をしたいのかを具体的に考えましょう。
- スキルアップ： 目標を達成するために、どのようなスキルを身につける必要があるのかを考え、計画的に学習しましょう。
- 情報収集： 興味のある仕事に関する情報を収集し、業界の動向を把握しましょう。
- 行動計画： 目標を達成するための具体的な行動計画を立て、実行しましょう。
4-3. メンターを見つける
キャリアに関する相談ができるメンターを見つけることも、心の支えとなります。メンターは、あなたの経験やスキルを理解し、適切なアドバイスをしてくれます。メンターを探す際には、以下の点を考慮しましょう。
- 経験豊富な人： あなたが目指すキャリア分野で、経験豊富な人を探しましょう。
- 信頼できる人： あなたの価値観を理解し、親身になって相談に乗ってくれる人を選びましょう。
- コミュニケーション： 定期的に連絡を取り合い、相談できる関係性を築きましょう。
メンターのサポートを受けることで、キャリアに関する悩みや不安を解消し、自信を持ってキャリアを築くことができます。
4-4. 柔軟な働き方を検討する
ご家族の状況によっては、柔軟な働き方を検討することも必要になるかもしれません。在宅勤務や時短勤務など、働き方には様々な選択肢があります。ご自身の状況に合わせて、最適な働き方を選択しましょう。柔軟な働き方を選択することで、仕事と家庭の両立を図り、心身の負担を軽減することができます。
この記事では、あなたの抱える不安を軽減し、前向きにキャリアを築いていくためのヒントをお伝えしました。しかし、あなたの悩みは非常に個人的なものであり、具体的な解決策は人それぞれ異なります。もし、さらにパーソナルなアドバイスが必要な場合は、専門家への相談を検討しましょう。
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5. まとめ：未来への一歩を踏み出すために
今回の記事では、統合失調症の母親を持つあなたが抱える不安と、キャリアを築く上での心の支えについて解説しました。以下に、重要なポイントをまとめます。
- 現状の理解： 母親の病状、ご自身の将来への不安、喪失感など、あなたが抱える不安を整理し、理解することから始めましょう。
- サポート体制の構築： 医療チームとの連携、家族間の協力、精神的なサポートを通じて、母親の病状回復を支えましょう。
- 正しい知識の習得： 統合失調症に関する正しい知識を習得し、専門家への相談や自己ケアを通じて、将来への不安を軽減しましょう。
- キャリアプランの策定： 自分の強みを知り、キャリアプランを立て、メンターを見つけることで、自信を持ってキャリアを築きましょう。
困難な状況ではありますが、あなたは決して一人ではありません。あなたの周りには、あなたを支え、助けてくれる人々がいます。そして、あなた自身にも、乗り越える力があります。未来への一歩を踏み出すために、まずはできることから始めてみましょう。あなたのキャリアが、あなたの人生を豊かに彩るものとなることを心から願っています。
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