15年のキャリアからの転換期、家庭と自分らしい生き方を見つけるには？
15年のキャリアからの転換期、家庭と自分らしい生き方を見つけるには？
長年勤めた会社を退職し、新たな一歩を踏み出すことは、大きな決断であり、様々な感情が入り混じるものです。特に、キャリアを積んできた方が、家庭に入るという選択をされた場合、これまでの経験や価値観との間で葛藤が生じることも少なくありません。
気持ちの整理が追いつかず、モヤモヤしています。この度、15年間務めた会社を退職し家庭に入ることになりました。会社の希望は中小で社員200名程です。退職理由は下記のようなことです。
- 管理職をしており、業務が多岐に渡り膨大な上、上層部との折衝にストレスを抱えて、適応障害になったこと（終業時間が22時をまわっていました）
- 同じ会社に夫がおり、お互い激務の為、会社で顔を合わせる以外コミュニケーションがはかれないこと（まだ別居婚状態です）
- 上司に職務環境の改善を求めても、体調面への理解もなく改善されないこと
- このまま別居婚でいるといすれ破綻すると思うこと（私が常に疲れており余裕がなく、外で会う元気もありません）
ある日突然朝から体が起こせなくなりました。目は覚めてるのに、体が動かなかったのです。それから５日誰にも会いたくなく（夫にも会いませんでした）会社を休みました。夫にはとても心配させてしまいました。夫と話し合い、退職し家庭に入り体調を整えることになりました。夫は会社で私が置かれた環境を身近で見てきた一人なので、どれだけ激務だったか理解し体を気遣ってくれて結婚前から家庭に入ることを提案していました。
普通に退職願を出しても却下されるのが目に見えてたので、義母の介護を理由に退職願を提出しました。（実際は義母の希望で施設に入ってます。施設で楽しくやっており関係は良好です）何やかんや言われましたが、さすがに介護が理由だと引き止めは困難で、退職する方向でまとまりました。私が抜けることにより、3人の採用をするそうです。私がいる時は、どんなに改善を求めても増員してくれなかったのに、3人も！
『お前の後釜だから3人はいれなきゃいかんよな』と言われた時長年の恨み辛みが一気に吹き出しました。3人分やらせてるとわかってやってたのか！これから入ってくる人は、私が1人でやってきたことを3人で分担し苦労もしないのか！思いやりもなく、使うだけ使われて、心を病んでしまった私。おまけに最後の最後まで重要な仕事を振ってきます。使える内に最後の一滴まで絞ってやろうとするかのように。15年間必死にやってきました。無駄ではないとわかっていますが、上司に対する恨み辛みが心を支配して辛いです。
夫は仕事を辞めたら家庭に入り、好きなことをしてゆったり過ごして欲しいと言っています。子供がいる訳でもなく、キャリアを積み重ねてきたのに家庭に入ることにプレッシャーも感じます。どのように気持ちの整理をつけていけばいいのか、アドバイスお願いします。
この度は、長年勤められた会社を退職され、家庭に入るという大きな決断をされたとのこと、本当にお疲れ様でした。15年間という長い期間、管理職として多岐にわたる業務をこなし、心身ともに大変なご苦労があったことと思います。退職に至るまでの経緯を拝見し、心身の健康を損なうほどの状況だったことが痛いほど伝わってきました。同時に、ご主人の理解と支え、そしてこれからの生活への期待も感じられます。今回の記事では、これまでの経験を活かしながら、新たな一歩を踏み出すための具体的なアドバイスをさせていただきます。
1. 感情の整理と自己肯定感を高める
まず、退職に至るまでの間に抱いた様々な感情を整理することから始めましょう。長年のキャリアを捨て、家庭に入るという選択は、多くの感情を呼び起こします。喪失感、怒り、不安、そして解放感など、複雑な感情が入り混じるのは当然のことです。
- 感情を書き出す：ノートや日記に、今の気持ちを素直に書き出してみましょう。辛かったこと、嬉しかったこと、感謝していることなど、どんなことでも構いません。感情を言葉にすることで、客観的に自分を見つめ、整理することができます。
- 過去の自分を労う：15年間、会社のために尽力してきた自分を褒めてあげましょう。「よく頑張ったね」「お疲れ様」と、心の中で自分に語りかけてください。自己肯定感を高めることは、新たなスタートを切る上で非常に重要です。
- 専門家への相談：必要であれば、キャリアカウンセラーや心理カウンセラーに相談することも有効です。専門家の客観的な視点からアドバイスをもらうことで、より深く自己理解を深め、感情の整理をすることができます。
長年培ってきたスキルや経験は、決して無駄になるものではありません。これまでのキャリアで得た知識や能力は、これからの生活においても必ず活かせるはずです。自己肯定感を高め、自分の価値を再認識することで、前向きな気持ちで新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。
2. キャリアの棚卸しと強みの再発見
次に、これまでのキャリアを振り返り、自分の強みやスキルを再確認しましょう。15年間という長い期間の中で、あなたは様々な経験を積み、多くのスキルを身につけてきたはずです。管理職としての経験は、リーダーシップ、問題解決能力、コミュニケーション能力など、多岐にわたるスキルを培ったことでしょう。
- スキルと経験のリストアップ：これまでの仕事内容を具体的に思い出し、どのようなスキルを身につけたのかをリストアップしてみましょう。例えば、プロジェクト管理、チームマネジメント、交渉力、プレゼンテーション能力など、細かく書き出すことが重要です。
- 自己分析ツールの活用：自己分析ツールを活用することで、客観的に自分の強みや弱みを把握することができます。ストレングスファインダーやMBTIなどのツールは、自己理解を深める上で役立ちます。
- 周囲からのフィードバック：同僚や上司、友人など、信頼できる人にあなたの強みや改善点について尋ねてみましょう。自分では気づかない強みを発見できるかもしれません。
キャリアの棚卸しを通じて、自分の強みやスキルを再認識することで、自信を持って新たな一歩を踏み出すことができます。また、自分の強みを活かせるような、新しい働き方を見つけることもできるかもしれません。
3. 新しい働き方の模索と選択肢の検討
家庭に入るという選択肢に加えて、これまでの経験を活かせるような働き方を検討してみましょう。必ずしもフルタイムで働く必要はありません。パートタイム、フリーランス、副業など、様々な働き方があります。
- パートタイム：これまでの経験を活かせるような、パートタイムの仕事を探してみましょう。例えば、同じ業界での事務職や、これまでの経験を活かしたコンサルティングなど、様々な選択肢があります。
- フリーランス：自分のスキルを活かして、フリーランスとして働くことも可能です。例えば、Webライター、翻訳、デザインなど、在宅でできる仕事も多くあります。
- 副業：本業を持ちながら、副業として自分のスキルを活かすこともできます。例えば、オンライン講師、ハンドメイド作品の販売など、様々な副業があります。
- ボランティア活動：社会貢献をしたいという気持ちがあれば、ボランティア活動に参加することも良いでしょう。自分の経験やスキルを活かして、社会に貢献することができます。
新しい働き方を探す際には、自分のライフスタイルや希望する働き方を考慮することが重要です。無理のない範囲で、自分のペースで働けるような仕事を見つけましょう。
4. 家庭生活とキャリアのバランス
家庭に入るということは、家事や家族との時間が増えるということです。しかし、キャリアを諦める必要はありません。家庭生活とキャリアを両立させるための工夫をしましょう。
- 家事分担：夫と協力して家事を分担しましょう。家事代行サービスを利用するのも良いでしょう。
- 時間の有効活用：隙間時間を活用して、自分のスキルアップやキャリア形成に時間を使いましょう。
- 家族とのコミュニケーション：家族とよく話し合い、お互いの希望や目標を共有しましょう。
- 柔軟な働き方：在宅勤務や時短勤務など、柔軟な働き方を選択することで、家庭生活とキャリアを両立させることができます。
家庭生活とキャリアを両立させることは、簡単ではありませんが、工夫次第で実現可能です。家族との協力体制を築き、自分の時間を有効活用することで、充実した日々を送ることができるでしょう。
5. 周囲への相談とサポートの活用
一人で抱え込まず、周囲の人に相談し、サポートを求めることも重要です。家族、友人、キャリアカウンセラーなど、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
- 家族とのコミュニケーション：夫とよく話し合い、お互いの気持ちを共有しましょう。
- 友人との交流：友人との交流を通じて、気分転換をしたり、悩みを共有したりしましょう。
- キャリアカウンセラーへの相談：キャリアカウンセラーに相談することで、客観的なアドバイスをもらい、今後のキャリアプランを立てることができます。
- コミュニティへの参加：同じような境遇の人たちが集まるコミュニティに参加することで、情報交換をしたり、励まし合ったりすることができます。
周囲のサポートを活用することで、孤独感を感じることなく、前向きに新たな一歩を踏み出すことができます。
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6. 過去の経験を未来につなげる
会社での15年間は、決して無駄ではありませんでした。そこで得た経験、スキル、人脈は、あなたの貴重な財産です。過去の経験を活かし、未来につなげる方法を考えてみましょう。
- 自己成長への投資：新しいスキルを習得したり、資格を取得したりすることで、自己成長を促しましょう。オンライン講座やセミナーなど、様々な学習方法があります。
- 人脈の活用：会社で築いた人脈を活かし、新しい仕事やキャリアの機会を探しましょう。
- 起業・副業：自分の強みを活かして、起業や副業に挑戦することも可能です。
- 社会貢献：ボランティア活動やNPO法人への参加を通じて、社会貢献をすることもできます。
過去の経験を活かし、自己成長を続けることで、あなたのキャリアはさらに豊かになるでしょう。未来への希望を持ち、積極的に行動することで、充実した人生を送ることができます。
7. ストレスマネジメントと心身の健康維持
これからの生活では、ストレスを感じることもあるかもしれません。ストレスを適切に管理し、心身の健康を維持することが重要です。
- リラックスできる時間を作る：趣味に没頭したり、自然の中で過ごしたりするなど、リラックスできる時間を作りましょう。
- 適度な運動：ウォーキングやヨガなど、適度な運動をすることで、心身の健康を維持しましょう。
- バランスの取れた食事：バランスの取れた食事を心がけ、健康的な食生活を送りましょう。
- 十分な睡眠：質の高い睡眠を確保し、心身の疲労を回復させましょう。
- 専門家への相談：ストレスを感じやすい場合は、専門家（医師やカウンセラー）に相談しましょう。
心身の健康を維持することで、前向きな気持ちで日々の生活を送ることができます。ストレスとうまく付き合い、心身ともに健康な状態を保ちましょう。
8. 具体的なステップと行動計画
最後に、具体的なステップと行動計画を立て、実行に移しましょう。目標を明確にし、小さな目標を達成していくことで、自信と達成感を得ることができます。
- 目標設定：どのような生活を送りたいのか、具体的な目標を設定しましょう。
- 行動計画の作成：目標を達成するための具体的な行動計画を作成しましょう。
- スケジュール管理：行動計画を実行するためのスケジュールを立て、管理しましょう。
- 進捗の確認：定期的に進捗状況を確認し、必要に応じて計画を修正しましょう。
- モチベーション維持：目標達成へのモチベーションを維持するために、自分にご褒美を与えたり、周囲の人に協力してもらいましょう。
具体的なステップと行動計画を立て、実行に移すことで、着実に目標を達成することができます。焦らず、自分のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
まとめ
15年間という長いキャリアからの転換期は、大きな変化であり、様々な感情が入り混じるものです。しかし、これまでの経験を活かし、自己肯定感を高め、新しい働き方や生き方を見つけることは可能です。感情の整理、キャリアの棚卸し、新しい働き方の模索、家庭生活とキャリアのバランス、周囲への相談、過去の経験の活用、ストレスマネジメント、具体的な行動計画など、様々なアドバイスを参考に、自分らしい生き方を見つけてください。あなたの新たな一歩を心から応援しています。
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