介護ノイローゼの母を救いたい！キャリア支援コンサルタントが教える、心の負担を軽減する具体的な対策
介護ノイローゼの母を救いたい！キャリア支援コンサルタントが教える、心の負担を軽減する具体的な対策
この記事では、介護に直面し、心身ともに疲弊しているお母様を支えるための具体的な対策を、キャリア支援の専門家である私が、これまでの経験と知識をもとに解説します。特に、お母様の心の負担を軽減し、再び笑顔を取り戻せるような、実践的なアドバイスに焦点を当てています。
母が介護ノイローゼのようになってしまいました。現在、私の実家には、実母（64歳）、実父（75歳）、母方の祖母（87歳）３人暮らしです。数年前まで祖母はとても元気で、習字の先生をして一人暮らしをしておりましたが、急に痴呆が進み、1年前から実家で受け入れるようになりました。祖母は介護１との診断です。
問題は、母が、うつ状態になったことです。料理人程の腕を持つ母が、まったく料理ができなくなってしまいました。スーパーに買い出しにきても、何を買ったらいいか分からず、何を作ったらいいのか分からないそうです。その他、日常の些細なことができなくなってしまいました。昨年末から、自傷行動もすこしありました。（腕をかむなどしていれば、落ち着くといっていました）
母の負担を少しでも軽くするために、今後の対策を、知恵を貸していただければうれしいです。。。ちなみに、私（娘）は、実家から電車で１時間程のところに住んでおり、二週間に１度泊まりがけで行っていますが、母にとってはそれが負担なようです（娘に来てもらうのに気が引けているようですし、気を使うのがしんどいようです）以下、対策を考えているのですが、意見や、こうしたほうがいいかも？などのお知恵をお貸しください、気になる点を挙げます。長文すいません。。。
１、母には、今の生活から離れるため、（精神科の）入院をすすめることを考えていますが、祖母と離れたら離れたで、母の性格上、心配で気をやんで、よくならないように思っており、ふみきれません。
２、母のできること＝洗濯、掃除はなんとか大丈夫。母のできないこと＝料理。休むこと。母の性格＝完璧主義、明るい、曲がったことが大っ嫌い 祖母と母の関係性＝絶対的な師弟関係なようなものがあります。祖母は強制はしませんが、母はがんじがらめに縛られているように見えます。
３、祖母はとても食べ物の好き嫌いが多いです。母が家事の中で一番きついのは料理とのことで、宅配弁当をとるのですが、祖母は気に入ったもの以外、残してしまいます。食べないこともあります。そうなると、母が、やっとの思いでお気に入りのごはんを作っているのが現状です（何時間もかけて）。ホームヘルパーさんに祖母のごはんをお願いしたいと思っていますが、神経が細かい母は他人が家に来ることを拒みます。※ちなみに、私が食事を作っても、ちょっとでも気に入らないと❎。母は心療内科に行って２か月です
はじめに：状況の整理と問題の本質
ご相談ありがとうございます。お母様の状況、大変お辛いですね。長年培ってきた料理の腕前を発揮できなくなり、自傷行為まで見られるというのは、深刻な状況です。まずは、現状を整理し、問題の本質を理解することから始めましょう。
お母様の抱える問題は、大きく分けて以下の3点です。
- 介護による精神的・肉体的負担： 認知症の祖母の介護は、時間的にも体力的にも大きな負担です。さらに、祖母の食事の好き嫌いなど、細かな部分まで気を配る必要があり、精神的なストレスも大きいでしょう。
- 完璧主義な性格： 料理の腕前だけでなく、物事を完璧にこなそうとする性格も、負担を大きくしています。できないことに対する自己嫌悪や、周囲からの評価を気にしすぎる傾向も、ストレスを増大させている可能性があります。
- 孤立感： 相談者様（娘）は遠方に住んでおり、頻繁に実家に行くことも難しい状況です。頼れる人が少なく、一人で抱え込んでいる孤独感も、精神的な負担を大きくしていると考えられます。
これらの問題を解決するためには、お母様の負担を軽減し、心身ともに休まる時間を作り、周囲のサポート体制を整えることが重要です。以下に、具体的な対策を提案します。
1. 精神的なサポート：心のケアと休息の確保
お母様の心のケアは、最優先事項です。精神的な負担を軽減し、休息を取れる環境を整えましょう。
1-1. 精神科医との連携を強化する
現在、心療内科に通院されているとのことですが、必要に応じて精神科医との連携を強化しましょう。お母様の症状や状態を詳しく伝え、適切な治療法やカウンセリングの頻度について相談してください。必要であれば、入院も選択肢の一つとして検討しましょう。ただし、祖母との分離に対する不安がある場合は、医師と相談しながら、慎重に進める必要があります。
1-2. 休息時間の確保
お母様が心身ともに休める時間を作ることは不可欠です。具体的には、以下の方法を検討しましょう。
- 家事代行サービスの利用： 料理以外の家事（掃除、洗濯など）を外部に委託することで、お母様の負担を軽減できます。
- ショートステイの活用： 祖母を一時的に介護施設に預けることで、お母様が休息を取る時間を作ることができます。
- 趣味や休息時間の確保： お母様が好きなこと（読書、映画鑑賞、散歩など）をする時間を確保し、気分転換を図りましょう。
1-3. 心理カウンセリングの検討
心理カウンセリングを受けることで、お母様は自分の感情を整理し、ストレスを軽減することができます。専門家との対話を通して、問題解決の糸口を見つけたり、心の負担を軽減したりすることができます。
2. 介護負担の軽減：外部サービスの活用
介護の負担を軽減するために、外部のサービスを積極的に活用しましょう。
2-1. ホームヘルパーの活用
祖母の食事の準備をホームヘルパーに依頼することを検討しましょう。お母様は、他人が家に来ることに抵抗があるかもしれませんが、まずは短時間から試し、徐々に慣れていくように促しましょう。ホームヘルパーとの相性が重要ですので、色々な方と面会し、お母様と祖母に合う方を探しましょう。もし、祖母がホームヘルパーの食事を拒否する場合は、お母様と一緒にメニューを考えたり、試食をしたりするなど、工夫を凝らしましょう。
2-2. 配食サービスの利用
祖母の食事の準備に苦労されているとのことですので、配食サービスの利用も検討しましょう。栄養バランスの取れた食事を、自宅まで届けてもらうことができます。祖母の好き嫌いが多いとのことですが、色々な種類のメニューを試したり、味付けを工夫したりすることで、食べてもらえる可能性を高めることができます。
2-3. デイサービスの活用
祖母をデイサービスに通わせることも検討しましょう。日中の時間を施設で過ごすことで、お母様は介護から解放され、自分の時間を過ごすことができます。また、祖母にとっても、他の高齢者との交流や、レクリエーション活動を通じて、心身機能の維持・向上を図ることができます。
3. 家族としてのサポート：コミュニケーションと役割分担
家族として、お母様を支えるためのサポート体制を整えましょう。
3-1. コミュニケーションの強化
お母様の気持ちを理解し、共感することが重要です。定期的に電話やビデオ通話で話を聞き、悩みや不安を共有しましょう。また、感謝の気持ちを伝え、お母様の頑張りを認めましょう。
3-2. 役割分担の明確化
家族で協力し、介護の役割分担を明確にしましょう。相談者様（娘）は、定期的に実家に帰省し、家事や介護を手伝うことができます。また、兄弟姉妹がいる場合は、協力体制を築き、それぞれの負担を軽減しましょう。
3-3. 地域のサポート体制の活用
地域の介護サービスや、相談窓口を活用しましょう。地域の包括支援センターや、社会福祉協議会などでは、介護に関する様々な相談や、情報提供を行っています。また、同じような状況にある人たちと交流できる場に参加することも、心の支えになります。
4. 祖母との関係性：理解と配慮
祖母との関係性も、お母様の精神状態に大きく影響します。祖母への理解を深め、適切な対応を心がけましょう。
4-1. 祖母の気持ちを理解する
認知症の祖母は、自分の置かれている状況を理解できず、不安や不満を感じているかもしれません。祖母の気持ちに寄り添い、優しく接しましょう。また、祖母の好きなことや、得意なことを尊重し、自信を持てるような声かけを心がけましょう。
4-2. 祖母のペースに合わせる
祖母のペースに合わせて、無理強いしないようにしましょう。食事や入浴など、日常生活の様々な場面で、祖母の意思を尊重し、本人ができることは、できる限り自分でやってもらうように促しましょう。
4-3. 専門家との連携
祖母の認知症の症状が進行している場合は、専門医や、介護専門職との連携を強化しましょう。適切なアドバイスや、サポートを受けることで、より良い介護を提供することができます。
5. お母様の強みを活かす：自己肯定感を高める
お母様のこれまでの経験や、強みを活かすことで、自己肯定感を高め、前向きな気持ちを取り戻すことができます。
5-1. 料理の腕前を活かす
料理の腕前を活かせる機会を作りましょう。祖母の食事だけでなく、家族や友人のために料理を作ったり、料理教室に参加したりすることで、自信を取り戻すことができます。また、料理に関する情報を発信したり、レシピを公開したりすることも、自己肯定感を高めることにつながります。
5-2. 過去の経験を振り返る
お母様のこれまでの人生を振り返り、素晴らしい経験や、乗り越えてきた困難を再認識しましょう。過去の成功体験を思い出すことで、自己肯定感を高め、困難に立ち向かう力を得ることができます。
5-3. 新しいことに挑戦する
新しいことに挑戦することで、自己成長を促し、生きがいを見つけることができます。料理教室に通ったり、趣味を見つけたり、ボランティア活動に参加したりするなど、興味のある分野に積極的に挑戦しましょう。
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まとめ：未来への希望
お母様の介護ノイローゼは、非常に深刻な問題ですが、適切な対策を講じることで、必ず改善することができます。精神的なサポート、外部サービスの活用、家族としてのサポート、祖母との関係性の改善、そしてお母様の強みを活かすこと。これらの対策を総合的に実践することで、お母様の心の負担を軽減し、再び笑顔を取り戻すことができるでしょう。
相談者様（娘）は、遠方に住んでおり、直接的なサポートが難しいかもしれませんが、お母様の気持ちに寄り添い、積極的にコミュニケーションを取り、サポート体制を整えることで、お母様を支えることができます。焦らず、一つずつ、できることから始めていきましょう。そして、決して一人で抱え込まず、周囲のサポートを頼ってください。未来には、必ず希望があります。
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