介護職の残業は当たり前？新人介護士の葛藤と解決策

介護職の残業。今月よりデイケアで働き始めました。1歳の子供もおり、最初なのでと10時から15時までの短時間パートを職安で見つけ、働き始めました。 15時までですが、なんだかんだで15：30近くなります。15：30過ぎそうになった日には職場の先輩が『タイムカード打ってきてあげるね』と打ってきてくださいました。その方は毎日のように残ってらっしゃいますが、タイムカードはいつも『15：29』以前に打たれています。サービス残業なんだなぁ・・・と思いました。通勤時間が1時間近くかかって保育園に子供を迎えに行きます。私の理想では17時までに保育園に迎えに行きたいと思い、15時までのパートを選びました。介護職は初めてで、今まで飲食店の接客等の仕事しかしたことありませんでした。長年勤めて、自分の判断で残って仕事する事はありましたが、基本決められた時間で帰れてました。今日は私の都合で歯医者の予約があり、その後子供を小児科に連れて行きたくて（明日が祝日だから）正直早く帰りたかったんです。ですが15：25くらいになり、教えられた仕事を全部済ましオロオロしていましたら、『年末大掃除を早々としたいのよ、雑巾持って拭かない？』と言われ『すみません、今日は歯医者と小児科に行かなきゃいけなくて・・・』と言ったら『あっそう、歯医者行ったら？』と言われ『すみません』と帰りました。今日は私事情があったのですが、毎日『帰っていいよ』と言われながらも帰りにくい雰囲気です。それを甘えて帰ってましたが、1度残るとそれが当たり前になるような気がして悩みます。責任者と先輩2人の職場ですが、利用者さんを送り出すと、すぐに責任者と利用者さんの悪口を2人で言ってるので、自分の事も言われてるのかなぁ？と余計なことを考えながら帰ってます。残業をしたくない！とそこまでは思いませんが、やはり介護の仕事では残業は当たり前なんでしょうか？ 10時～15時という話で採用後に、『土曜日は9時から来てください』と言われ、その後『忙しいからその1時間前に来て』と言われました。（それは保育園の都合上断りました。）普段10時～15時までの勤務だけど、それよりも1時間早く来て、残業して帰れという状態です。私の考えが甘いのかもしれませんが、それが当たり前の世界なんでしょうか？ちなみに職員全員3年以上働いていて、新人の私にとても冷たくとても疎外感があり、人間関係にも悩んでいます。いろいろ悩み過ぎて辞める勇気もありません。

介護職、特にデイケアでの勤務は、残業が多いというイメージを持たれがちです。しかし、残業は「当たり前」ではありません。質問者様のおっしゃる通り、10時～15時と提示された勤務時間から大幅にずれることは、労働条件違反に該当する可能性があります。この状況は、あなた自身だけでなく、多くの介護職従事者が抱える問題です。今回のケーススタディを通して、解決策を探っていきましょう。

1. 労働時間と残業代の確認

まず、重要なのは労働契約書を確認することです。契約書に記載されている勤務時間、残業に関する規定、残業代の支払い基準などを確認しましょう。契約内容と実際の労働時間が大きく異なる場合、労働基準法違反の可能性があります。もし、残業代が支払われていない、もしくは不当に低い金額しか支払われていない場合は、労働基準監督署への相談も検討しましょう。また、タイムカードの記録と実際の労働時間にも食い違いがあるとのことですが、これはサービス残業に該当する可能性が高いです。サービス残業は違法行為であり、決して許されるものではありません。

2. 職場環境と人間関係の問題

職場の人間関係も大きな問題です。先輩職員からの冷たい態度や悪口は、あなたにとって大きなストレスになっているでしょう。このような環境では、仕事へのモチベーションも低下し、心身ともに疲弊してしまいます。 職場の雰囲気は、労働生産性にも大きく影響します。孤立感を抱えている状態では、相談できる相手もいないため、問題解決が難しくなります。まずは、信頼できる人に相談してみましょう。友人、家族、または転職エージェントなどです。

3. 具体的な解決策

責任者への相談： 勤務時間や残業に関する問題、人間関係の悩みを、責任者へ直接相談してみましょう。ただし、いきなり感情的に訴えるのではなく、具体的な事例を挙げ、冷静に説明することが重要です。例えば、「15時までの勤務と聞いて応募しましたが、実際には毎日30分以上残業しています。残業代は支払われますか？」といったように、具体的な質問をしましょう。
労働基準監督署への相談： 責任者との話し合いがうまくいかない場合、または改善が見られない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、相談は無料で受け付けてくれます。サービス残業や違法な労働時間に関する相談は、積極的に行うべきです。
転職を検討する： 職場環境が改善されない場合、転職も一つの選択肢です。介護職は人手不足が深刻なため、転職活動は比較的容易です。転職エージェントを利用すれば、あなたのスキルや希望条件に合った職場を見つけることができます。転職活動中は、現在の職場で無理をせず、自分のペースで進めましょう。
自分の時間を守るための工夫： 残業を減らすためには、日々の業務を効率的に進める必要があります。優先順位の高いタスクから取り組み、時間管理を徹底しましょう。また、断る勇気を持つことも大切です。「今日は予定があるので、残業できません」と、はっきりと伝える練習をしましょう。

4. 成功事例：他の介護施設での取り組み

私がこれまで支援してきた介護職の方々の中には、残業問題を解決し、働きやすい環境を手に入れた方もいます。ある方は、転職エージェントを通じて、残業が少ない、ワークライフバランスを重視する施設へ転職しました。その結果、プライベートの時間を確保できるようになり、仕事へのモチベーションも向上しました。また、別の施設では、職員同士のコミュニケーションを活発化させることで、お互いに助け合い、残業を減らすことに成功した事例もあります。これらの事例からわかるように、解決策は必ず存在します。

5. 専門家の視点：キャリア支援コンサルタントとしてのアドバイス

介護職は、やりがいのある仕事ですが、同時に非常に負担の大きい仕事でもあります。長時間労働や人間関係のストレスは、心身に深刻な影響を与えます。 自分の健康を第一に考え、無理をしないことが大切です。もし、今の職場に居続けることが困難だと感じたら、転職も視野に入れてください。転職活動は、自分自身を見つめ直し、より良い未来を築くためのチャンスでもあります。一人で抱え込まず、周りの人に相談し、サポートを受けながら、前向きに進んでいきましょう。

結論： 介護職における残業は決して当たり前ではありません。労働条件を確認し、必要に応じて労働基準監督署などに相談しましょう。職場環境に問題がある場合は、転職も視野に入れるべきです。大切なのは、自分の権利を守り、健康的なワークライフバランスを築くことです。まずは、小さな一歩から始めましょう。

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