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介護記録の悩みを解決!小規模多機能型施設で働くあなたの疑問を解消します

介護記録の悩みを解決!小規模多機能型施設で働くあなたの疑問を解消します

介護の仕事をしています。いくつか疑問があるので、教えてください。小規模多機能の施設に勤務しています。1年半前にヘルパー2級の資格を取り、その頃オープンした施設で、毎日大忙しで働いています。問いただすほどのことではなく、私ひとりがもんもんと疑問に思っていることがいくつかあるので、教えて下さい。1、夜勤者が、介護記録の最初の文章の終わりに自分の印鑑を押し、最後まで点々や長い矢印を書く。私は一行ずつでも、印鑑を押します。2、書き間違えをした時に、修正テープを使い、書き直す。書き間違いに訂正印をおすことは、介護職に限らず常識だと思います。最近、みんな印鑑を使うようになりました。3、あらゆる記録に書き忘れがあり、空欄だらけ。みんなで協力して作業の合間や残業をして書きますが、すべては書かない。監査の前に、必死に埋めるのでしょうか?私はオープン当初、あるヘルパーに教わって気にしていたのですが(その方は辞めました)こだわりすぎる、細かいと、施設長に怒られました。2番に関しては、施設長に頼まれ請求業務をしているので、未記入だと食事の回数や訪問時間などがわからなくて、困るのです。普段、書いてねとお願いしていましたが、みんなうんざりしていました。施設長は、それならなぜ私に相談しないのかと、怒りました。私はひとりで抱え込み、みんなになぜ書いて欲しいのかをきちんと説明しなかったので、反省しました。今は、施設長がみんなに話してくれたので、重要な部分はみんな書いて帰ります。昨年の初めての監査の時は、利用者の人数が少なかったのので、みんなで空欄を埋めましたが、今年は人数が増えたのでどうなることやら。デイサービスと訪問とショートステイ、すべて対応する施設なので、記入がとても多いです。監査の前にすべて埋めるのでしょうか?私はもともと真面目すぎる性格で、夜勤中に寝ずに空欄を埋めて、ひとりで背負い込んでいましたが、みんなは、私がやるからやらないと思っていたらしいので、がんばるのはやめました。介護施設で働いてらっしゃる方は、どうされていますか?新規オープンの施設なので、以前と比べることが出来ません。どうぞ、よろしくお願いします。食事の監査の前に、みんなで空欄を埋めるのですか?

介護記録に関するお悩み、よく分かります。小規模多機能型施設は、デイサービス、訪問介護、ショートステイと業務が複合的で、記録業務も多岐に渡り、負担が大きいのも事実です。 特に新規開設の施設では、記録方法や基準が確立されていないケースも多く、現場のスタッフは戸惑うことも多いでしょう。あなたの抱える3つの疑問について、経験豊富な転職コンサルタントの視点から、一つずつ丁寧に解説していきます。

1.夜勤者の印鑑と点線、一行毎の印鑑について

夜勤者が介護記録の最初の文章の終わりに印鑑を押す、そして最後まで点線や長い矢印を書くという行為は、施設独自のルール、もしくは個人の習慣でしょう。介護記録の改ざん防止や、記録の連続性を明確にする目的があるのかもしれません。しかし、法律で義務付けられているわけではありません。あなたが行っている「一行毎の印鑑」も同様に、法的に求められているものではありません。

重要なのは、記録の正確性と改ざん防止です。一行毎に印鑑を押すことで、記録の改ざんをより防ぐ効果があるという考え方もできますが、業務効率を考えると、必ずしも必要ではありません。施設長と相談し、記録の正確性を担保しつつ、業務負担を軽減できる方法を検討することが重要です。例えば、記録の冒頭と最後に印鑑を押す、重要な箇所に印鑑を押すなど、より効率的な方法を検討してみましょう。 重要なのは、記録の正確性と、記録が改ざんされていないことを証明できるシステムを構築することです。

2.書き間違いと修正方法について

書き間違いへの修正方法は、一般的に修正テープを使用し、訂正印を押すのが一般的です。これは介護記録に限らず、あらゆる文書作成においても同様です。しかし、修正液の使用は、記録の改ざんを疑われる可能性があるため、避けるべきです。修正テープを使用する場合は、修正箇所が明確になるように、訂正印を押すだけでなく、修正内容を記録する必要があります。 請求業務に関わる記録については、特に正確性が求められます。書き間違いは、請求金額の誤りや、サービス提供時間の誤解につながる可能性があります。そのため、修正テープを使用する際には、さらに慎重な対応が必要となるでしょう。

施設内での統一的なルールを設けることで、混乱を防ぐことができます。例えば、修正方法に関するマニュアルを作成し、全スタッフに周知徹底することで、記録の正確性と効率性を高めることができます。記録の電子化も検討する価値があります。電子カルテシステムなどを導入すれば、修正も容易になり、記録の管理も効率化できます。

3.記録の空欄と監査について

介護記録に空欄が多いことは、監査において大きな問題となります。監査では、記録の正確性だけでなく、記録の網羅性も評価されます。空欄が多いということは、記録が不十分であると判断され、施設の運営に問題があると指摘される可能性があります。監査の前に慌てて空欄を埋めることは、記録の信頼性を損なうだけでなく、不正行為とみなされる可能性も高く、非常に危険です。

日々の記録をきちんと行うことが、監査対策の第一歩です。そのためには、記録業務の負担軽減が不可欠です。記録システムの改善、記録時間の確保、スタッフの教育など、多角的なアプローチが必要です。具体的には、以下の点を検討してみましょう。

  • 記録システムの改善:電子カルテシステムの導入、記録フォーマットの見直しなど。
  • 記録時間の確保:業務時間の見直し、記録担当者の配置など。
  • スタッフの教育:記録方法の研修、記録の重要性の周知徹底など。
  • チームでの記録分担:担当を明確化し、責任を共有する。

また、施設長と記録に関する問題点を共有し、改善策を一緒に検討することが重要です。一人で抱え込まず、積極的に相談することで、より良い解決策が見つかるはずです。記録の正確性と効率性を両立させるためには、施設全体で取り組む姿勢が不可欠です。

成功事例:記録システムの改善で業務効率UP

ある小規模多機能型施設では、紙媒体による記録から電子カルテシステムへの移行を行いました。その結果、記録にかかる時間が大幅に削減され、スタッフの残業時間も減少しました。さらに、記録の検索や共有も容易になり、チーム全体での情報共有がスムーズになったと報告されています。この事例のように、システムの改善は、記録業務の効率化に大きく貢献します。

専門家の視点:記録は「証拠」であることを意識する

介護記録は、利用者へのサービス提供内容を記録するだけでなく、施設の運営状況を証明する重要な「証拠」です。記録が不十分であったり、不正確であったりすると、法的責任を問われる可能性もあります。そのため、記録には細心の注意を払い、正確かつ網羅的に行う必要があります。記録は、利用者の方々を守るためにも、そして施設を守るためにも、非常に重要なものです。

まとめ

介護記録に関するあなたの悩み、よく理解できました。一人で抱え込まず、施設長や同僚と積極的にコミュニケーションを取り、問題点を共有し、改善策を検討することが重要です。記録システムの改善、記録時間の確保、スタッフの教育など、多角的なアプローチで、記録業務の負担を軽減し、記録の正確性と効率性を高めましょう。そして、記録は「証拠」であることを常に意識し、正確な記録作成を心がけてください。

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