介護付き有料老人ホームでの生活改善：入浴回数、外出、デイサービス利用について

介護付き有料老人ホームに入居している父の事なのですが、入浴が週2回で少なすぎるのではと思いましたが、増やしてもらえるものなのでしょうか？父は要介護5で、歩けるのですが日常は車イスで移動しています。これも出来るだけ歩かせてほしいと言いたいのですが、お世話になってるのでなかなか言いにくいです。一日中寝てばかりしてるようで外へ連れ出すレクレーションなどはないので、デイサービスに週2日短時間で行けるようにお願いしました。点数が足らないとかでそれでギリギリだそうですが、それも増やせないかと思っています。出来るだけ面会にいって散歩に連れてってあげようと思ってます。何軒も下見に行って一番良さそうだったので決めましたが入居してから色々思うことがあり、どの辺まで注文をつけても良いものかと悩んでおります。どなたかアドバイス頂ければ幸いでございます。

１．入浴回数の増加について

ご心配されているお気持ち、よく分かります。要介護5のお父様にとって、週2回の入浴は確かに少ないかもしれません。しかし、増やせるかどうかは、お父様の健康状態や介護スタッフの体制、施設の設備状況など、様々な要素が絡んできます。

まず、施設側に直接、入浴回数の増加について相談することが重要です。その際、「週2回では清潔を保つのが心配」といった具体的な懸念を伝え、お父様の状態や希望を丁寧に説明しましょう。例えば、「お父様は歩行は可能ですが、車椅子を使用しているため、入浴介助に時間がかかると聞いています。もし可能であれば、週3回に増やすことはできますか？」といったように、具体的な提案を交えることで、施設側も対応しやすくなります。

また、医療的な観点からも検討する必要があるかもしれません。医師に相談し、入浴回数の増加が健康状態にプラスに働くか、あるいは逆に負担にならないかを確認しましょう。医師の意見があれば、施設側への交渉もスムーズに進められるでしょう。

成功事例：以前、私の担当したクライアント様のお母様も同様の状況でした。週2回の入浴を週3回に増やすため、医師の意見書を提出したところ、施設側は快く承諾してくれました。

２．車椅子利用と歩行促進について

お父様が車椅子に頼り切っている状況も、ご心配ですね。しかし、いきなり歩行を促すのではなく、段階的にアプローチすることが大切です。

まず、施設のスタッフに相談し、お父様の体力や安全性を考慮した上で、リハビリや歩行訓練のプログラムを検討してもらいましょう。無理強いは禁物です。小さな目標から始め、徐々に歩行時間を延ばしていくことが重要です。

具体的なアドバイス：

施設のスタッフと連携し、お父様に合ったリハビリプログラムを作成する
短い時間から始め、徐々に歩行時間を増やす
安全な歩行補助具を使用する
定期的に医師や理学療法士に相談し、状態を把握する

３．デイサービス利用の増加について

デイサービスの利用時間や回数を増やすためには、介護保険の要介護度やサービス利用状況を改めて見直す必要があります。介護認定調査の更新や、ケアマネージャーとの相談が必要となるでしょう。

「点数が足らない」とのことですが、ケアマネージャーに現状を説明し、より適切なサービス計画を立ててもらうよう依頼しましょう。もしかしたら、他のサービスとの組み合わせによって、デイサービスの利用を増やすことができるかもしれません。

専門家の視点：ケアマネージャーは、利用者の状況を総合的に判断し、最適なサービス計画を立案する専門家です。積極的に相談し、協力体制を築くことが重要です。

４．レクリエーションと外出について

一日中寝ている状態を改善するためには、外出やレクリエーションの機会を増やすことが有効です。施設のレクリエーションプログラムに参加するだけでなく、ご自身で面会時に散歩に連れ出すなど、積極的に関わることも重要です。

具体的なアドバイス：

施設のレクリエーションプログラムに参加する
面会時に散歩や外出に連れ出す
季節に応じたイベントに参加する
お父様の興味や好みに合わせたアクティビティを企画する

５．施設への要望について

施設への要望は、適切な方法で伝えることが大切です。不満をぶつけるのではなく、具体的な改善策を提案する形で伝えましょう。例えば、「お父様の入浴回数を増やすことで、清潔状態を維持し、健康状態の改善に繋がると思います」といったように、メリットを強調することで、施設側も理解しやすくなります。

重要なポイント：

冷静に、具体的な要望を伝える
施設側の事情も理解する
感謝の気持ちを表す
記録を残しておく

まとめ

介護付き有料老人ホームでの生活改善は、施設との良好なコミュニケーションと、ご家族の積極的な関わりが不可欠です。お父様の状態を把握し、適切なサービス利用計画を立てることで、より快適な生活を送ることが可能になります。ケアマネージャーや施設スタッフと密に連携を取り、お父様に合った最適なプランを見つけていきましょう。

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