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90歳認知症の父、肋骨骨折…施設での事故?虐待の疑い?適切な対応と相談窓口

90歳認知症の父、肋骨骨折…施設での事故?虐待の疑い?適切な対応と相談窓口

介護、医療、あるいは法律や福祉関係に詳しい方に伺います。現在90歳で認知症があり、老健に入所している父が先日、施設から病院に入院しました。理由は、胸の肋骨が3本折れ、肺に刺さり、吸った空気が肺から外に漏れ、苦しくなる気胸という状態とのことです(現在、人工呼吸器を装着しています)。肋骨が折れた理由について、施設側の説明では「職員が見ていない時に転んだのでは」ということでした。10か月ほどの施設入所で骨が弱っていたとも思われますが、転んで胸の肋骨が3本折れ、しかもそれが肺に刺さるという事態は考えにくいように思われました(手や膝なら考えやすいですが)。はっきりとした根拠はありませんが、あるいは施設職員の何らかの有形的な力(最悪、虐待など)がかからねば、そのようなことはないのではと素人ながら思えました。このような場合、どこか(機関など)に訴えれば、状況を調べたり、適切な(時には法的な)対応やアドバイスをもらえるのでしょうか?それとも、証拠がないのでどうしようもないものでしょうか?事故ではなかったかもしれませんが、一応、利用者の家族としてしっかり確認し、場合によっては施設にもそういう姿勢を見せて注意喚起に結び付けたいと思っています。そこで質問ですが、①父(90歳で認知症を持ち、施設に半年以上入所している)のような事故は一般によくあることなのか。②このような場合、どういう対応がベストなのか。事故かどうかを調査したり、施設に勧告などをしてくれるよう訴えられる機関などは、あるのか。について質問させていただきます。ちなみに、他にあざなどはないようです。しかし、近年、認知症を持つ高齢者への虐待が発覚するという事がしばしばニュースになっており、父の場合もそうではないかと心配です。まったくわからないことなので、こうした問題に詳しい方に教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。

ご心配な状況、心よりお察し申し上げます。90歳で認知症を患い、老健施設に入所されているご父兄の肋骨骨折、そして気胸という事態は、ご家族として非常に辛い出来事でしょう。施設側の説明だけでは納得できない、虐待の疑いも頭をよぎる…、そのような状況下で、まず落ち着いて、一つずつ問題を整理していくことが大切です。

ケーススタディ:90歳認知症高齢者の肋骨骨折と対応策

まず、ご質問の①「父のような事故は一般によくあることなのか」についてお答えします。高齢者、特に認知症の高齢者の転倒による骨折は決して珍しくありません。骨粗鬆症などの影響で骨が弱くなっている場合、軽微な転倒でも骨折につながるリスクが高まります。しかし、今回のケースのように、胸の肋骨が3本も折れ、肺にまで達するような重症例は、単純な転倒だけでは説明が難しい可能性があります。転倒の原因や状況、骨折の程度、その他の怪我の有無などを詳細に検討する必要があります。

次に、ご質問の②「どのような対応がベストなのか、調査や勧告をしてくれる機関はあるのか」についてです。ご心配されているように、虐待の可能性も視野に入れる必要があるため、複数の機関への相談と情報収集が重要です。具体的なステップは以下の通りです。

  • ステップ1:医療機関への情報収集
    まず、主治医に詳細な状況を説明し、レントゲン写真やカルテなどから、骨折の原因や程度について専門的な見解を求めましょう。転倒以外の可能性(例えば、外力によるもの)についても相談し、医師の意見書を依頼することも有効です。医師は、虐待の疑いがあれば、適切な機関への通報義務を負っています。
  • ステップ2:老健施設への詳細な聞き取り
    施設側には、事故発生時の状況、職員の対応、監視体制などについて、具体的な説明と証拠(監視カメラ映像などがあれば)の提示を求めましょう。記録がない場合は、記録作成の徹底を要求しましょう。この際、冷静に事実関係を確認し、感情的な言葉は避け、記録を残すことを心がけてください。弁護士に同行してもらうのも一つの方法です。
  • ステップ3:関係機関への相談
    • 地域包括支援センター:高齢者の介護に関する相談窓口として、様々な情報を提供し、適切な機関へのつなぎ役となってくれます。
    • 市町村の福祉事務所:高齢者虐待の相談窓口があり、調査や対応に当たってくれます。虐待が疑われる場合は、速やかに通報することが重要です。
    • 警察:虐待が疑われる場合は、警察への通報も検討しましょう。証拠集めには、警察の協力を得ることも有効です。
    • 弁護士:専門家の意見を聞き、法的措置についても相談しましょう。証拠集めや交渉、訴訟など、法的対応が必要となる場合に強力な味方となってくれます。
  • ステップ4:証拠の収集
    医療機関の診断書、施設からの説明資料、事故状況の記録(写真や動画など)、証人となる方の証言など、あらゆる証拠を収集し、整理しておきましょう。これらの証拠は、後々の調査や訴訟において非常に重要となります。

専門家の視点:高齢者虐待は、身体的虐待だけでなく、精神的虐待や経済的虐待など様々な形態があります。今回のケースでは、身体的虐待の可能性も否定できません。しかし、証拠がないからといって諦める必要はありません。地道な証拠集めと関係機関への相談が、真相解明と適切な対応につながります。弁護士などの専門家への相談は、早期に行うことが重要です。

成功事例:過去には、高齢者施設での虐待事件において、家族が地道な証拠集めを行い、関係機関に訴えた結果、加害者が処罰され、施設の改善策が講じられた事例があります。諦めずに、粘り強く対応することが大切です。

チェックリスト:高齢者施設での事故対応

ご自身で状況を整理し、対応を進めるために、以下のチェックリストを活用してください。

  • 医療機関への詳細な状況説明と医師の意見書依頼
  • 老健施設への事故状況の聞き取りと記録確認
  • 地域包括支援センターへの相談
  • 市町村福祉事務所への相談・通報
  • 警察への相談・通報(虐待が疑われる場合)
  • 弁護士への相談
  • 証拠の収集と整理(医療記録、施設からの説明資料、写真、動画、証言など)

まとめ:ご父兄の状況は、非常に深刻であり、迅速かつ適切な対応が求められます。まずは落ち着いて、上記のステップに沿って一つずつ対応を進めていきましょう。一人で抱え込まず、関係機関や専門家の力を借りながら、真相解明とご父兄の安全確保に努めてください。そして、決して諦めずに、粘り強く対応することが大切です。

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