高校生の私が親に褒めてもらえない…落ち込んだ気持ちを乗り越えるには？
高校生の私が親に褒めてもらえない…落ち込んだ気持ちを乗り越えるには？
今回は、福岡在住の女子高生の方から寄せられた、ご家族の看病と自身の成績向上、そして親からの承認欲求に関する悩みにお答えします。ご家族の状況が大変な中で、ご自身の頑張りを認めてもらえないという、とても複雑な感情を抱えていることと思います。この状況をどのように乗り越え、前向きな気持ちで過ごせるのか、一緒に考えていきましょう。
私は福岡に住む女子高生です。少し長くなりますが回答お願いします。
一昨年、北海道に住んでいた父方の祖父が亡くなり祖母が福岡に来ました。祖母は住居型の老人ホームに入居し、父は週末、母はパートが休みの日には必ずお見舞い？に行っていました。
そんな祖母が先月ごろから体調を崩し、あまり良くない状態となりました。老人ホームから病院へ移り、今は入院しています。ここ1週間でさらに悪化したのようで今後の治療の話し合いやお見舞いで仕事終わりの夕方から21時頃まで両親は不在です。
私は今週から中間試験のテストが返却され始め、今回のテストは私にとって高校生活の中で一番の成績といえる結果です。私が通う高校は偏差値も60以上あって、高校での成績が伸び悩んでいました。でも前回のテストよりもずっと前から試験に向けて勉強して、いい結果がでてすごく嬉しかったです。母も応援してくれていて、今回の結果を楽しみにしてくれていました。ですが試験の返却される期間と祖母が急変した期間がかぶってしまい、両親もいっぱいいっぱいでテストの結果を言ってもお疲れ様、としか言ってもらえません。
高校生にもなって親に褒めてほしい、なんて子供っぽい考えはどうやったら変えられますか？
ご相談ありがとうございます。ご家族の看病と学業の両立、本当にお疲れ様です。今回のテストで素晴らしい結果が出たにも関わらず、ご両親に褒めてもらえないという状況は、とても寂しく、つらいものだと思います。しかし、この状況を乗り越え、前向きに過ごすためのヒントはたくさんあります。一緒に考えていきましょう。
1. 感情を理解する：なぜ「褒めてほしい」と感じるのか
まず、なぜあなたが親に褒めてほしいと感じるのか、その感情の根源を理解することが大切です。これは決して「子供っぽい考え」ではありません。人には、誰かに認められたい、自分の努力を理解してほしいという基本的な欲求があります。特に、家族は最も身近な存在であり、あなたにとって大切な存在である両親からの承認は、自己肯定感を高める上で非常に重要な要素です。
- 自己肯定感の源泉： 幼少期から、親からの「すごいね」「よく頑張ったね」という言葉は、自己肯定感を育む上で大きな役割を果たします。この自己肯定感は、困難に立ち向かう力や、新しいことに挑戦する意欲につながります。
- 愛情確認： 褒められることは、親からの愛情を確認する手段の一つでもあります。特に、多感な時期には、親からの愛情を強く求めてしまうものです。
- 努力の承認： 試験に向けて努力した結果が出たとき、その努力を認めてもらいたい、頑張りを共有したいという気持ちは自然なものです。
これらの感情は、あなたの人間性の一部であり、決して否定されるべきものではありません。まずは、自分の感情を理解し、受け入れることから始めましょう。
2. 状況を理解する：ご両親の置かれた状況
次に、ご両親の置かれた状況を客観的に理解することも重要です。祖母の病状が悪化し、看病に追われている状況は、ご両親にとって非常に大きなストレスです。精神的にも肉体的にも疲労困憊している可能性があります。このような状況下では、どうしても余裕がなくなり、あなたの頑張りに目を向けることが難しくなってしまうこともあります。
- 精神的負担： 愛する家族の病気は、大きな精神的負担となります。治療方針の決定、今後のことへの不安など、様々な感情が入り混じり、冷静な判断が難しくなることもあります。
- 時間的制約： 看病に多くの時間を費やすため、物理的に余裕がなくなります。仕事との両立も大変で、睡眠時間も削られているかもしれません。
- 感情のコントロール： ストレスや疲労から、感情のコントロールが難しくなることがあります。普段なら言わないような言葉が出てしまったり、感情的になってしまうこともあるでしょう。
ご両親も、あなたを愛し、あなたの成長を願っているはずです。しかし、今の状況では、それが十分に表現できない状態にあるということを理解しましょう。
3. コミュニケーション：気持ちを伝える方法
自分の気持ちを伝え、理解を求めることは、良好な人間関係を築く上で非常に重要です。しかし、相手の状況を考慮せずに自分の気持ちだけを押し付けてしまうと、逆効果になることもあります。ここでは、あなたの気持ちを伝え、理解を得るための具体的な方法をご紹介します。
- タイミングを選ぶ： ご両親が少しでも落ち着いている時間帯を選びましょう。例えば、一緒に食事をしているときや、少しだけ時間に余裕があるときなどが良いでしょう。
- 言葉遣いを工夫する： 感情的にならず、落ち着いた口調で話しましょう。「褒めてくれない」という不満を伝えるのではなく、「今回のテストで良い結果が出たことを、お父さんやお母さんに知ってほしいんだ」というように、自分の気持ちを素直に表現しましょう。
- 感謝の気持ちを伝える： 看病で大変なご両親への感謝の気持ちを伝えることも大切です。「いつもありがとう。大変だと思うけど、私もできることを手伝いたいと思っています」という言葉は、ご両親の心を和ませ、あなたの話を聞き入れやすくするでしょう。
- 具体的な提案をする： 「テストの結果を見てほしい」と伝えるだけでなく、「時間があるときに、一緒に結果を見ながら話したい」など、具体的な提案をすることで、ご両親も対応しやすくなります。
- 手紙やメールも活用する： 面と向かって話すのが難しい場合は、手紙やメールで気持ちを伝えるのも良いでしょう。自分の思いをじっくりと伝えることができ、ご両親も落ち着いて読むことができます。
コミュニケーションは、一方通行ではなく、双方向のやり取りです。あなたの気持ちを伝えるだけでなく、ご両親の話にも耳を傾け、理解しようと努めることが大切です。
4. 自己肯定感を高める方法：自分を褒める
親からの承認が得られない状況でも、自己肯定感を高める方法はたくさんあります。自分自身を認め、褒めることで、心のバランスを保ち、前向きな気持ちで過ごすことができます。
- 自分の良いところを見つける： 自分の長所や得意なことをリストアップしてみましょう。学業だけでなく、性格、趣味、特技など、どんなことでも構いません。自分の良いところを認識することで、自己肯定感が高まります。
- 小さな目標を立て、達成する： 大きな目標だけでなく、小さな目標を立て、達成感を積み重ねることも大切です。例えば、「毎日30分勉強する」「部屋を掃除する」など、達成しやすい目標から始めましょう。
- 自分にご褒美をあげる： 目標を達成したら、自分にご褒美をあげましょう。好きなものを食べたり、欲しいものを買ったり、リラックスできる時間を過ごしたりすることで、モチベーションを維持できます。
- 日記を書く： 日記を書くことで、自分の感情を整理し、客観的に自分を見つめることができます。良かったこと、頑張ったこと、感じたことなどを記録することで、自己肯定感が高まります。
- 周囲の人に頼る： 信頼できる友人や先生、親戚などに話を聞いてもらうことも大切です。自分の気持ちを共有することで、心が軽くなり、支えを得ることができます。
- 趣味や好きなことに没頭する： 好きなことに没頭する時間は、ストレスを軽減し、自己肯定感を高める効果があります。音楽を聴いたり、映画を見たり、スポーツをしたり、自分の好きなことに時間を使いましょう。
自己肯定感は、一朝一夕に高まるものではありません。日々の積み重ねが大切です。自分を大切にし、自分の努力を認め、自分を褒める習慣を身につけましょう。
5. 周囲のサポートを活用する：相談できる場所
一人で悩みを抱え込まず、周囲のサポートを活用することも重要です。相談できる相手がいることで、心の負担を軽減し、客観的なアドバイスを得ることができます。
- 友人や家族： 信頼できる友人や家族に、今の気持ちを話してみましょう。話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
- 学校の先生： 担任の先生や、信頼できる先生に相談してみましょう。学業のことだけでなく、家庭の状況についても相談することができます。
- カウンセラー： 学校や地域の相談窓口には、カウンセラーがいます。専門家のアドバイスを受けることで、心の整理をすることができます。
- 地域の相談窓口： 地域の相談窓口では、様々な悩みについて相談することができます。専門家が、あなたの状況に合わせたアドバイスをしてくれます。
- オンライン相談： オンラインで相談できるサービスも増えています。匿名で相談できるものもあるので、気軽に利用することができます。
誰かに話すことで、自分の気持ちを整理し、新たな視点を得ることができます。一人で抱え込まず、積極的に周囲のサポートを活用しましょう。
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6. 長期的な視点を持つ：未来を見据えて
現在の状況は、一時的なものであり、必ず変化します。長期的な視点を持つことで、焦らずに、前向きな気持ちで過ごすことができます。
- 目標を設定する： 将来の目標を設定し、それに向かって努力することで、モチベーションを維持することができます。進学、就職、趣味など、どんな目標でも構いません。
- 自己成長を意識する： 自分の成長を意識し、新しいことに挑戦することで、自己肯定感が高まります。読書、資格取得、ボランティア活動など、様々な方法で自己成長を目指しましょう。
- 感謝の気持ちを持つ： 困難な状況の中でも、感謝の気持ちを持つことは大切です。家族、友人、先生など、支えてくれる人々に感謝の気持ちを伝えましょう。
- 休息を取る： 疲れているときは、しっかりと休息を取りましょう。睡眠不足は、心身の健康に悪影響を及ぼします。十分な睡眠を取り、心と体を休ませましょう。
- 専門家への相談も検討する： 状況が改善しない場合や、どうしてもつらい場合は、専門家への相談も検討しましょう。カウンセラーや精神科医など、専門家のサポートを受けることで、心の負担を軽減することができます。
未来は、あなたの努力次第で変えることができます。困難な状況に負けずに、前向きな気持ちで未来を切り開いていきましょう。
7. 最後に：あなたの頑張りを応援しています
今回のテストで素晴らしい結果を出されたこと、そして、ご家族の看病と学業の両立という大変な状況の中で頑張っているあなたを、心から応援しています。あなたの努力は、必ず報われます。焦らずに、一歩ずつ前に進んでいきましょう。そして、あなたの周りには、あなたを支え、応援してくれる人が必ずいます。一人で抱え込まず、頼れる人に頼りながら、この困難を乗り越えてください。
もし、どうしてもつらい気持ちが消えない場合は、専門家への相談も検討してください。あなたの心が少しでも軽くなることを願っています。
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