84歳のおばあ様の「あれ？」「うっかり」… 介護とキャリア、二重の悩みを抱えるあなたへ
84歳のおばあ様の「あれ？」「うっかり」… 介護とキャリア、二重の悩みを抱えるあなたへ
この記事では、84歳のおばあ様の物忘れが気になり、介護と同時にキャリアについても悩んでいるあなたに向けて、具体的な解決策を提示します。介護と仕事の両立は非常に難しい問題ですが、適切な情報とサポートがあれば、必ず道は開けます。この記事が、あなたの抱える不安を少しでも解消し、前向きな一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。
祖母84歳がボケはじめた？！母57歳が金銭的な問題で、父と別居し実母である祖母の家に居候しています。
祖母は今でもしっかりした人で、一人でよく出かけます。が、母が転がり込んだ頃から物忘れが激しくなりました。ガスや水道の消し忘れも増え、今しまった鍵を探して無いと言ったり、薬を飲み忘れたり、本当に心配になる位です。病院にはいくけどもらった薬は身体に悪いからと余り飲みません。
祖母は、毎年健康診断も異常はなく健康体ですが、精神的に脆いと思います。気丈な性格なので絶対に認めませんが強迫性障害だと思います。痴呆というのも絶対に認めませんが、火事になりやしないか突然家に帰れなくなりやしないか心配です。
母が自立すれば、治る気がするのですが、母は、パートで金銭的余裕もないのに出ていけないと言います。母と祖母は元々折が悪く喧嘩が絶えないです。というか、母が一方的にキツくいう。嫌なら出て行けばいいのにと思います。無理なら生活の基盤を持っているほうに合わせるのが当たり前。
とにかく、大好きな祖母に少しでも長く心身共に健康でいてもらいたいのですが病院へいって検査してもらうにはどうしたらいいのかサッパリわかりません。痴呆や物忘れの知識もなくどう判断していいのかなにか基準があれば教えてください。
1. 介護とキャリアの両立：現状の課題を整理する
まず、置かれている状況を客観的に整理することから始めましょう。現状を把握することで、具体的な対策を立てやすくなります。以下に、主な課題を整理します。
- 祖母の健康状態： 物忘れ、薬の飲み忘れ、消し忘れなど、認知機能の低下が疑われる症状が見られます。しかし、本人は認めず、病院での治療にも抵抗があるようです。
- 母親の状況： 金銭的な問題から実家で祖母と同居していますが、祖母との関係が悪く、自立できていません。パートでの収入だけでは生活が苦しい状況です。
- あなたの悩み： 祖母の健康状態を心配し、適切な医療を受けさせたいと考えていますが、どうすれば良いのか分からず悩んでいます。また、母親の自立も望んでいますが、どうすれば良いのか模索中です。
これらの課題を踏まえ、それぞれの問題に対する具体的な対策を検討していきましょう。
2. 祖母の健康状態への対応：専門家への相談と検査の重要性
祖母の健康状態について、最も重要なのは専門家への相談です。初期段階での適切な対応が、今後の状態に大きく影響します。以下に、具体的なステップを説明します。
2-1. 専門医への相談
まずは、かかりつけ医に相談し、専門医への紹介状を書いてもらいましょう。認知症専門医や精神科医は、認知機能の評価や適切な診断、治療計画の策定を行います。祖母が病院に行くことを拒否する場合、まずはあなたが医師に相談し、状況を説明することから始めてください。医師からのアドバイスや、祖母への声のかけ方などを具体的に教えてもらうことができます。
2-2. 検査の実施
専門医を受診したら、認知機能検査や画像検査（CT、MRIなど）を受けることになります。これらの検査によって、認知症の原因や進行度合いを把握することができます。検査結果に基づいて、適切な治療法やケアプランが立てられます。
2-3. 本人の理解と協力を得るための工夫
本人が検査や治療を拒否する場合、家族のサポートが不可欠です。以下のような工夫を試してみてください。
- 安心感を与える： 検査や治療に対する不安を和らげるため、優しく寄り添い、話を聞いてあげましょう。
- メリットを伝える： 検査を受けることで、早期に適切な治療を受けられること、症状の進行を遅らせることができることなどを説明しましょう。
- 信頼できる人に同行してもらう： 普段から祖母が信頼している人（友人、親戚など）に同行してもらい、安心感を与えましょう。
3. 母親の自立支援：キャリアと生活の基盤を築くために
母親の自立は、祖母の介護問題解決にも繋がる重要な要素です。金銭的な問題と、祖母との関係性の問題を解決するために、以下の対策を検討しましょう。
3-1. キャリアプランの再構築
母親の現在のパート収入だけでは生活が苦しい場合、収入を増やすためのキャリアプランを立てる必要があります。以下に、具体的な選択肢を提示します。
- スキルの棚卸し： 母親のこれまでの経験やスキルを整理し、活かせる仕事を探しましょう。事務経験があれば、在宅ワークやパートの事務職を探すことができます。
- 資格取得： 介護関連の資格（介護職員初任者研修など）を取得することで、介護施設での仕事や、訪問介護の仕事に就くことができます。
- 転職支援サービスの活用： 転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談し、母親のスキルや希望に合った仕事を紹介してもらいましょう。
- 副業の検討： 本業と並行してできる副業を探すことも有効です。クラウドソーシングサイトで、データ入力やライティングなどの仕事を探すことができます。
3-2. 生活費の見直しと節約術
収入を増やすと同時に、支出を見直すことも重要です。家計簿をつけ、無駄な出費を把握し、節約できる部分を見つけましょう。以下に、具体的な節約術を提示します。
- 固定費の見直し： 通信費、保険料、サブスクリプションサービスなど、固定費を見直し、より安価なプランに変更できないか検討しましょう。
- 食費の節約： 自炊を増やし、外食を減らすことで、食費を節約できます。まとめ買いや、食材の無駄をなくす工夫も大切です。
- 光熱費の節約： 節電、節水など、日々の生活の中でできる節約を心がけましょう。
- 国の支援制度の活用： 住宅ローン減税や、医療費控除など、利用できる国の支援制度がないか確認しましょう。
3-3. 祖母との関係性の改善
母親と祖母の関係性が悪い場合、介護の負担が増大し、精神的なストレスも大きくなります。関係性を改善するための工夫も必要です。
- 第三者の介入： ケアマネージャーや、地域の相談窓口に相談し、専門家からのアドバイスを受けましょう。
- コミュニケーションの改善： 互いの気持ちを理解し、尊重し合う努力が必要です。感謝の気持ちを伝えたり、一緒に楽しい時間を過ごすなど、関係性を良好にするための工夫をしましょう。
- 適度な距離感： 物理的な距離を置くことも、関係性の改善に繋がることがあります。別居を検討することも、選択肢の一つです。
4. 介護と仕事の両立支援：利用できる制度とサービス
介護と仕事の両立は、一人で抱え込むには難しい問題です。国や自治体、企業が提供する様々な制度やサービスを活用し、負担を軽減しましょう。
4-1. 介護保険制度の活用
介護保険制度は、介護が必要な高齢者の生活を支えるための重要な制度です。要介護認定を受け、介護サービスを利用することで、介護の負担を軽減することができます。
- 要介護認定の申請： 市町村の窓口で、要介護認定の申請を行いましょう。
- ケアプランの作成： ケアマネージャーに相談し、本人に合ったケアプランを作成してもらいましょう。
- 介護サービスの利用： 訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々な介護サービスを利用することができます。
4-2. 企業の制度の活用
多くの企業が、介護と仕事の両立を支援するための制度を導入しています。利用できる制度がないか、確認してみましょう。
- 介護休業： 介護が必要な家族がいる場合、一定期間、介護休業を取得することができます。
- 介護休暇： 介護のために、有給休暇とは別に、介護休暇を取得することができます。
- 勤務時間の短縮： 勤務時間を短縮したり、時差出勤をしたりするなど、柔軟な働き方を選択できる場合があります。
- テレワーク： 在宅勤務ができる職種であれば、テレワークを活用することで、介護と仕事の両立がしやすくなります。
4-3. 地域の相談窓口の活用
地域には、介護や仕事に関する様々な相談窓口があります。専門家のアドバイスを受け、困ったときに頼れる場所を見つけておきましょう。
- 地域包括支援センター： 高齢者の介護や健康に関する相談を受け付けています。
- ハローワーク： 仕事に関する相談や、求人情報の提供を行っています。
- NPO法人やボランティア団体： 介護に関する情報提供や、サポートを行っている団体もあります。
5. まとめ：一歩ずつ、解決策を見つけましょう
祖母の健康状態、母親の自立、そしてあなたの悩み。これらの問題は複雑に絡み合っていますが、一つずつ解決していくことで、必ず道は開けます。焦らず、諦めずに、様々な情報を収集し、専門家や周囲の人々の協力を得ながら、最適な解決策を見つけていきましょう。
まずは、祖母の健康状態について、専門医に相談することから始めてください。そして、母親のキャリアプランを見直し、自立を支援するための具体的な行動を起こしましょう。介護保険制度や、企業の制度、地域の相談窓口などを活用し、負担を軽減することも重要です。
介護と仕事の両立は、決して簡単なことではありません。しかし、諦めずに努力すれば、必ずより良い未来を築くことができます。応援しています。
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