祖母との二人暮らしが苦痛…高校生の私が「家を出たい」と願うのはワガママ？ 解決策をキャリアコンサルタントが伝授
祖母との二人暮らしが苦痛…高校生の私が「家を出たい」と願うのはワガママ？ 解決策をキャリアコンサルタントが伝授
この記事では、認知症の祖母との二人暮らしで苦痛を感じ、家を出たいと願う高校生のあなたに向けて、キャリア支援の専門家である私が、具体的な解決策と心の持ち方についてアドバイスします。家族との関係性、将来への不安、そして自身の心のケアについて、一緒に考えていきましょう。
初めまして。今年高校3年の女子です。
私は今訳あって祖母と二人暮らしをしています。
家族構成は、祖母、父(単身赴任中)、母、兄、姉、私です。
母と兄と姉は同じ家に住んでいます。
4、5年前から認知症ではないかと思われる症状(言っていることがずれていて会話ができないなど)が出てきました。
父もその事に気づいたようで私に痴呆が始まったかな、と話してきました。
その時はそんなに酷くなく普通に生活できていたのであまり重くは受け止めていませんでした。
しかし数年前から祖母が母の悪口を言い出すようになりました。
父方の祖母である事や、母が精神疾患を抱えていることもあり母を嫌う理由もわからなくはないのですが毎日のように母の悪口を聞かされて祖母との暮らしが苦痛になってしまいました。
私の祖母に対する態度が素っ気なくいわば反抗期のようになったせいか電話で父に私に関する愚痴を言うようになりました。
「父はお前みたいに〜〜するような子じゃ無かった」と言われたり「私が金が盗んだ」と父に電話したり(実際には盗んでません)私がお菓子を作っていると何故か祖母は自分の分のご飯だけ作って私のご飯を抜いたりと喧嘩の絶えない日常になりました。
今では必要最低限の事しか会話しません。姿を見たり、声を聞くだけでも苛々してしまうので自分の部屋に篭っています。
ある日父に母達の所に行きたいと相談してみたところ「お前は養ってもらっている身だから」「祖母の言っていることはハイハイで流せば良い」と言われ許してもらえませんでした。
しかし毎日苛々しながら過ごすのは耐えられません。
なんとかしてこの家を出たいです。
私はどうすべきですか。父の言葉に従うしかないのですか。
どうか回答のほどお願いします。補足さっそくの回答ありがとうございます。
祖母は父方です。
1. 現状の整理とあなたの心の状態を理解する
まず、あなたの置かれている状況を整理し、あなたが抱えている感情を理解することから始めましょう。あなたは現在、認知症の祖母との二人暮らしで、祖母の言動に苦痛を感じ、家を出たいと願っています。父親からは「我慢するように」と言われ、孤立感や絶望感を感じているかもしれません。
あなたの抱える問題は、大きく分けて以下の3つに集約されます。
- 祖母との関係性： 認知症による言動の変化、母への悪口、あなたへの不当な扱いなど、精神的な負担が大きい。
- 家族との関係性： 父親からは理解を得られず、他の家族との距離も感じている。
- 将来への不安： この状況がいつまで続くのか、自分の将来はどうなるのか、出口が見えない。
これらの問題が複雑に絡み合い、あなたの心を圧迫していると考えられます。まずは、あなたが一人で抱え込まず、この状況を客観的に見つめることが大切です。
2. 感情の整理と自己肯定感を高める
次に、あなたの感情を整理し、自己肯定感を高めるための具体的な方法を提案します。このプロセスは、あなたが現状を乗り越えるための重要なステップとなります。
2-1. 感情を認識し、受け入れる
あなたは、祖母の言動に対して「苛々する」「苦痛だ」と感じています。これは当然の感情です。まずは、自分の感情を否定せず、受け入れることから始めましょう。「なぜこんなにイライラするんだろう」と自分を責めるのではなく、「それは辛いよね」「よく頑張っているね」と、自分の気持ちに寄り添ってあげてください。
感情を認識するためには、日記を書いたり、信頼できる人に話を聞いてもらったりするのも有効です。自分の感情を言葉にすることで、客観的に状況を把握し、心の負担を軽減することができます。
2-2. 自己肯定感を高めるための具体的な行動
自己肯定感を高めるためには、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。例えば、
- 自分の好きなこと、得意なことを見つける： 趣味に没頭したり、得意な科目を勉強したりすることで、自信を育むことができます。
- 目標を設定し、達成する： 小さな目標でも構いません。目標を達成することで、自己効力感（自分ならできるという感覚）を高めることができます。
- 自分を褒める： 頑張ったこと、できたことを積極的に認め、自分を褒めてあげましょう。
自己肯定感が高まると、困難な状況にも前向きに取り組むことができるようになります。また、自分の価値を認められるようになり、他人の評価に左右されにくくなります。
3. 家族とのコミュニケーションと関係性の改善
家族とのコミュニケーションは、あなたの抱える問題を解決するための重要な鍵となります。しかし、現状では、父親との意思疎通がうまくいかず、他の家族との距離も感じているようです。ここでは、家族とのコミュニケーションを改善するための具体的な方法を提案します。
3-1. 父親とのコミュニケーション
父親は、あなたの置かれている状況を完全に理解していない可能性があります。まずは、あなたの気持ちを冷静に伝え、理解を求める努力をしましょう。
- 手紙を書く： 感情的にならず、あなたの気持ちを丁寧に伝えることができます。
- 面と向かって話す： 落ち着いた雰囲気で、あなたの悩みや希望を伝えます。
- 具体的な提案をする： 「家を出たい」という希望だけでなく、「週に一度、数時間だけでも、他の家族の家で過ごしたい」など、具体的な提案をすることで、父親も現実的に考えることができます。
父親との対話が難しい場合は、第三者（親戚、カウンセラーなど）に仲介を依頼することも検討しましょう。
3-2. 母親とのコミュニケーション
母親は精神疾患を抱えているとのことですが、あなたの気持ちを理解してくれる可能性もあります。祖母の悪口を聞かされることの辛さや、家を出たいという気持ちを、率直に伝えてみましょう。母親があなたの味方になってくれることで、精神的な支えを得ることができます。
3-3. 他の家族とのコミュニケーション
兄や姉とも、積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。あなたの悩みや現状を理解してもらうことで、孤立感を軽減し、協力体制を築くことができます。
4. 外部のサポートを活用する
家族だけでは解決が難しい問題もあります。外部のサポートを活用することで、あなたの負担を軽減し、より良い解決策を見つけることができます。
4-1. 専門家への相談
精神的な負担が大きい場合は、カウンセラーや精神科医に相談することを検討しましょう。専門家は、あなたの心のケアを行い、適切なアドバイスをしてくれます。また、認知症に関する知識や対応方法を学ぶこともできます。
4-2. 行政サービスや地域のサポート
お住まいの地域の自治体には、高齢者や介護に関する相談窓口があります。認知症の祖母への対応について相談したり、介護保険サービスに関する情報を得たりすることができます。また、一時的に祖母を預かってもらうサービスや、家族の負担を軽減するためのサポートも利用できる場合があります。
4-3. 信頼できる大人への相談
学校の先生、親戚、近所の人など、信頼できる大人に相談することも有効です。客観的な視点からアドバイスをもらったり、心の支えを得たりすることができます。
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5. 家を出るための具体的なステップ
最終的に家を出ることを決意した場合、具体的なステップを踏む必要があります。ここでは、家を出るための準備と、その後の生活について説明します。
5-1. 出るための準備
- 経済的な自立： アルバイトなどで収入を得る必要があります。
- 住居の確保： 友人宅、シェアハウス、アパートなど、住む場所を探します。
- 学校との連携： 高校生の場合は、学校に事情を説明し、必要な手続きを行います。
- 家族との話し合い： 出る前に、父親や他の家族と話し合い、理解を得る努力をします。
5-2. 出た後の生活
- 自立した生活： 家事、金銭管理など、すべて自分で責任を持って行います。
- 学業との両立： 学業とアルバイトを両立し、卒業を目指します。
- 定期的な家族との連絡： 状況に応じて、家族と連絡を取り、関係性を維持します。
家を出ることは、大きな決断であり、多くの困難が伴います。しかし、あなたの自立への第一歩であり、将来の可能性を広げるチャンスでもあります。
6. 長期的な視点と将来への展望
最後に、長期的な視点と将来への展望について考えてみましょう。今の苦しい状況は、永遠に続くわけではありません。あなたはまだ高校生であり、これから多くの可能性があります。この経験を糧に、成長し、自分の夢を実現することができます。
6-1. キャリアプランの検討
将来の目標を明確にし、キャリアプランを立てましょう。どのような仕事に就きたいのか、どのようなスキルを身につけたいのか、具体的に考え、計画を立てます。進路指導の先生や、キャリアコンサルタントに相談することも有効です。
6-2. スキルアップと自己投資
自分の強みを活かし、スキルアップを目指しましょう。資格取得、語学学習、プログラミングなど、興味のある分野を学び、自己投資することで、将来の選択肢を広げることができます。
6-3. メンタルヘルスの維持
困難な状況を乗り越えるためには、メンタルヘルスの維持が不可欠です。ストレスを溜め込まないように、趣味を楽しんだり、友人との時間を大切にしたり、リラックスできる時間を作りましょう。必要に応じて、専門家のサポートを受け、心の健康を保ちましょう。
7. まとめ：未来への一歩を踏み出すために
この記事では、認知症の祖母との二人暮らしで苦痛を感じ、家を出たいと願う高校生のあなたに向けて、現状の整理、感情の整理、家族とのコミュニケーション、外部のサポート、家を出るための具体的なステップ、そして将来への展望について解説しました。
あなたの置かれている状況は、非常に困難であり、精神的な負担も大きいでしょう。しかし、あなたは一人ではありません。この記事で紹介した方法を参考に、自分の気持ちと向き合い、家族とのコミュニケーションを図り、外部のサポートを活用しながら、未来への一歩を踏み出してください。
あなたの勇気と行動が、必ず未来を切り開きます。応援しています。
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