73歳、母の介護と仕事の両立…公的サービスと働き方の疑問を解決!
73歳、母の介護と仕事の両立…公的サービスと働き方の疑問を解決!
この記事では、73歳のお母様の介護と、ご自身の仕事との両立について悩まれているあなたに向けて、具体的な解決策を提示します。介護保険制度や利用できるサービス、そして働き方に関する疑問を解消し、安心して生活を送れるようにサポートします。
まず、今回の相談内容を整理し、質問事項を以下にまとめます。
現在73歳、母の介護(心臓ペースメーカー、腎不全)についての質問です。これまでの主な病歴は以下の通りです。
1996年、心臓カテーテル(慈恵会)
2002年、口腔がん手術(東京医科歯科大)
2004年、脳梗塞(金町第一病院)
2010年、脳梗塞(金町中央病院)
2011年、心臓ペースメーカー埋め込み(慈恵会)
心臓ペースメーカーの手術の際に、脳梗塞で処方されている「ワーファリン」の副作用で腎臓が悪くなっているのを知りました。
今年に入り脚のむくみが酷くなりました。毎月慈恵会に通っておりますので、担当の医師は承知していました。
ところが、そのむくみは酷くなる一方で、歩行も困難なほど悪化しました。むくみは顔や全身にも広がり、顔色が土色になり、変な乾いた咳をするようになったので、先週緊急で慈恵会に連れて行きました。
肺に水が溜まっていて、むくみは「うっ血性」によるもの・・・とのこと。「心不全」「腎不全」「貧血」と診断され、現在も入院しています。
今回の入院時に、病院側から「介護の人とかヘルパーさんは利用していないのですか?」と尋ねられました。これまで家族で支え合い、車で病院にも連れて行っておりました。
まだ病院からの詳しい話はありませんが、今後頻繁に病院に通うことになると、母を病院に連れて行くことが難しくなります。これ以上は有給が取れない状態です。
・・・といっても、我が家は決して生活に余裕がある訳ではないので、人を雇うにしても躊躇してしまいます。
そこで公的なサービスを受けたいと考えております。質問は以下の7つです。
1. 心臓ペースメーカー埋め込みで、障害者1級を受けましたが、それで受けられるサービスはありますか?
2. 車椅子や移動便座などが必要になるそうです。そういった介護の用品を安く(助成を得て)購入することは可能ですか?
3. 今後も極力家族でサポートして行くつもりでおりますが、母を病院に連れて行って貰うとか、日常のサポート(部屋に閉じこもっていますので、会話だけでも良いのですが・・・。)を受けるには介護認定を受ければ良いのでしょうか?
4. 介護認定を受ける場合、先ず何処でどんな手続きをしたら良いのでしょうか? 当方は東京の葛飾区ですが、区役所で宜しいのでしょうか?
5. 介護認定とは、そもそもどういったものなのでしょうか?
6. 「介護保険の申請」と「要介護認定の申請」は違うのですか? また「介護報酬?」とはなんですか?
1. 障害者手帳1級で利用できるサービス
心臓ペースメーカーの埋め込みにより障害者手帳1級を取得されているとのこと、まずはその点から見ていきましょう。障害者手帳1級をお持ちの場合、様々な福祉サービスを利用できます。これらのサービスは、経済的な負担を軽減し、生活の質を向上させるために役立ちます。
- 医療費の助成: 医療費の自己負担額が軽減される場合があります。お住まいの自治体によっては、医療費が無料になる制度もあります。
- 福祉手当: 障害の程度に応じて、手当が支給されます。
- 税金の控除: 所得税や住民税の控除が受けられます。
- 公共料金の割引: 電気料金や水道料金などの公共料金が割引になる場合があります。
- 介護保険サービスとの併用: 介護保険サービスと併用することで、より手厚いサポートを受けることができます。
具体的なサービス内容や利用条件は、お住まいの自治体によって異なります。まずは、葛飾区の福祉窓口に問い合わせ、利用できるサービスについて詳しく確認することをお勧めします。
2. 介護用品の購入と助成
車椅子や移動便座などの介護用品は、日常生活を送る上で非常に重要です。これらの用品を安く購入するための方法として、以下の2つが考えられます。
- 介護保険制度の利用: 介護保険の認定を受けている場合、介護用品の購入費用の一部を補助する「特定福祉用具購入費」という制度を利用できます。
- 自治体の助成制度: 自治体によっては、介護用品の購入費用を助成する独自の制度を設けている場合があります。葛飾区の福祉窓口に問い合わせて、詳細を確認しましょう。
介護用品の購入にあたっては、専門家のアドバイスを受けることも重要です。ケアマネージャーや福祉用具専門相談員に相談し、ご自身の状況に合った適切な用品を選ぶようにしましょう。
3. 介護認定の必要性
お母様の今後のサポート体制を考えると、介護認定を受けることを強くお勧めします。介護認定を受けることで、様々な介護保険サービスを利用できるようになります。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス): ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助や、掃除、洗濯などの生活援助を行います。
- 訪問看護: 看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行います。
- 通所介護(デイサービス): デイサービス施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けます。
- 短期入所生活介護(ショートステイ): 短期間、施設に入所し、介護サービスを受けます。
- 福祉用具のレンタル: 車椅子やベッドなどの介護用品をレンタルできます。
これらのサービスを利用することで、ご家族の負担を軽減し、お母様の生活の質を向上させることができます。特に、病院への付き添いや会話相手といったサポートは、介護保険サービスを利用することで、より専門的な支援を受けることが可能になります。
4. 介護認定の手続き
介護認定を受けるための手続きは、以下の通りです。
- 申請: お住まいの市区町村の介護保険窓口(葛飾区の場合は区役所)に申請を行います。申請書は窓口で入手できます。
- 訪問調査: 調査員が自宅を訪問し、心身の状態や生活状況について聞き取り調査を行います。
- 一次判定: 調査結果をもとに、コンピュータによる一次判定が行われます。
- 二次判定: 介護認定審査会で、一次判定の結果と医師の意見書などを基に、要介護度が決定されます。
- 認定結果の通知: 認定結果が通知されます。
手続きの詳細や必要書類については、葛飾区の介護保険窓口にお問い合わせください。申請から認定結果が出るまでには、通常1ヶ月程度の期間がかかります。
5. 介護認定とは
介護認定とは、介護保険サービスを利用するために必要な手続きです。要介護度を判定し、適切な介護サービスを提供するための基準となります。介護認定には、以下の7つの区分があります。
- 自立: 介護保険サービスは利用できません。
- 要支援1・2: 軽度の介護が必要な状態です。
- 要介護1〜5: 介護を必要とする度合いに応じて区分されます。
要介護度によって、利用できるサービスの範囲や、自己負担額が異なります。介護認定を受けることで、ご自身の状況に合った適切な介護サービスを利用することができます。
6. 介護保険の申請と要介護認定の申請、介護報酬について
「介護保険の申請」と「要介護認定の申請」は、同じ意味合いで使用されます。介護保険サービスを利用するためには、まず要介護認定の申請を行う必要があります。
介護報酬とは、介護保険サービスを提供する事業者が、サービスを提供した対価として受け取る報酬のことです。介護報酬は、サービスの費用の一部を介護保険が負担し、残りを利用者が自己負担する仕組みになっています。
介護報酬の仕組みを理解することで、介護サービスの利用にかかる費用を把握し、計画的に利用することができます。
7. 仕事と介護の両立支援
73歳のお母様の介護をしながら、仕事を続けることは大変なことです。しかし、適切な支援と工夫をすることで、両立は可能です。
- 介護保険サービスの活用: 訪問介護やデイサービスなどの介護保険サービスを利用し、ご自身の負担を軽減しましょう。
- 家族との協力: 家族で協力し、役割分担をすることで、負担を分散できます。
- 会社の制度の利用: 勤務先の介護休暇や時短勤務などの制度を利用し、仕事と介護の両立を図りましょう。
- 地域の支援サービスの活用: 地域包括支援センターやNPO法人など、介護に関する相談や支援を受けられる機関を活用しましょう。
- 働き方の見直し: 在宅ワークやパートタイムなど、柔軟な働き方を検討することも有効です。
仕事と介護の両立は、決して一人で抱え込む必要はありません。様々な支援サービスを活用し、無理のない範囲で両立を目指しましょう。
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8. まとめ
今回の相談内容を踏まえ、以下の点についてまとめます。
- 障害者手帳1級の活用: 医療費の助成や福祉手当など、様々なサービスを利用できます。
- 介護用品の購入: 介護保険制度や自治体の助成制度を利用し、費用負担を軽減しましょう。
- 介護認定の申請: 介護保険サービスを利用するために、手続きを行いましょう。
- 仕事と介護の両立: 介護保険サービスや会社の制度を活用し、無理のない範囲で両立を目指しましょう。
73歳のお母様の介護と、仕事の両立は容易ではありませんが、諦めずに、様々な支援サービスを活用し、ご自身にとって最適な方法を見つけてください。そして、ご自身の健康も大切にしながら、充実した日々を送れるよう願っています。
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