91歳の父の介護と仕事の両立…限界を感じた私ができること
91歳の父の介護と仕事の両立…限界を感じた私ができること
今回の記事では、91歳になるお父様の介護と、ご自身の仕事、そして将来への不安を抱える39歳女性からのご相談について、キャリアコンサルタントの視点から具体的なアドバイスをさせていただきます。介護と仕事の両立は、多くの方が直面する困難な問題です。特に、今回の相談者様のように、ご家族の病状が深刻で、ご自身の心身も疲弊している状況では、一人で抱え込まず、専門家のサポートや制度の活用が不可欠です。
91才になる、私の父のことで質問させてください。
5年半、自宅で在宅介護をしてきました。
脳梗塞の後遺症から、半身麻痺、寝たきり。症状は進む一方で、4年半、経管栄養のみです。
話すことも筆談も出来ず、尿は膀胱ろう、便は摘便です。
苦しいだけの寝たきりですが、意識ははっきりとあり、私たちの言うことも理解でき、泣くなどの感情もあります。
そんな生活を続けてきましたが、4月に急性胆嚢炎になり、総合病院で奇跡的に回復し自宅に帰る前に、少しだけのつもりで、介護施設の病院に入院しました。
しかし、そこでのあまりにずさんな看護から、誤嚥性肺炎になりました。
熱が1週間続き、呼吸も荒いので院長に言いましたが、採血もレントゲンもなしでした。
強制退院を決めた日に、朝行くと、全身で呼吸するほど息が荒く、総合病院に緊急搬送してもらいました。
CRPは23。血液のバランスまで崩れドロドロになる重症敗血症と、両肺に水がたまり、右肺は全滅という、重症肺炎でした。
そこから3週間。
炎症反応は2まで下がったものの、呼吸数は1分間に32前後。
脈拍数も120前後がずっと続いています。
苦しいだけの父をみて、私も胸が張り裂ける思いで、耐え切れません。
普通なら、こんなにもたないと言われています。
今は自宅に帰って見守っていますが、マラソンを3週間も続けているような父を見るのも辛いです。
こんな状態で3週間も苦しむことなどあるのでしょうか?
酸素マスク8ミリで酸素は98
呼吸数1分に30
脈拍数120〜130
クラブシエラは抗生剤で治りましたが、元々あるMRSAも痰から出ています。
この先、治る可能性は1パーセントでもありますか?
ベッドが揺れるほど全身で呼吸をしている姿は見るに耐えれません。
今でも意識はあり、話しかけると涙を流します。
辛いです。
もうモルヒネしかないのでしょうか?
アドバイスよろしくお願いします。補足ありがとうございます。
私の母は82才です。私は39才、夫と小学生の息子と5にんです。
はじめの頃は挨拶も出来ていたし、大好きな食べ物を食べていました。
けれど、それも4年前から出来なくなり、寝返りや痒いとこをかくことすら出来なくなり、私の体も心も壊れてしまい病気になりました。
父の存在を確かめるくらいで、介護から逃げていました。
いざという時のピンチヒッター役でした。
しかし、先月病院に入院して、大事にしてきた父を、ずさんなやり方でこんなにも苦しめられ、私も胸が張り裂けるのです。
かわいそうで、むごたらしくて、話すことも筆談も許されない、ただただ3週間、朝からよるまでマラソンをしている状態です。
こんな最後ってあるのでしょうか?
今までも堪え難い苦しみをこえてきたのに、なぜ、ここまできて苦しみ続けなければいけないのか、神などいないとさえ思います。
私も一緒に死にたいです。
放置した病院を恨む気持ちが更に苦しみとなります。
父が若い頃から、その病院だけはやめてくれと言った病院でのミス。
文句一つ言わない父がそこだけはと言っていたのに、聞かなかった、私への罰かも知れません。
こんなに長い高齢者の肺炎あるんでしょうか?
1. 現状の整理と感情の受け止め
まず、ご相談内容を整理し、あなたの置かれている状況を客観的に把握することから始めましょう。お父様の病状は非常に深刻であり、長期間にわたる介護と、病院での対応への不信感、そしてご自身の心身の疲労が重なり、非常に苦しい状況にあることが伝わってきます。このような状況下では、感情が不安定になるのは当然のことです。まずは、ご自身の感情を否定せず、受け止めることが重要です。
- お父様の状況: 脳梗塞後遺症による寝たきり、経管栄養、意思疎通の困難、重症肺炎、敗血症。
- あなたの状況: 5年半の在宅介護、ご自身の健康問題、病院への不信感、精神的な疲労、将来への不安。
これらの状況を整理することで、問題の本質を理解し、具体的な対策を立てるための第一歩となります。また、ご自身の感情を言葉にすることで、心の負担を軽減することもできます。辛い気持ちを誰かに話す、日記を書く、専門家のカウンセリングを受けるなど、自分に合った方法で感情を整理しましょう。
2. 介護に関する具体的な対策
次に、介護に関する具体的な対策を検討しましょう。現状の介護体制を見直し、負担を軽減するための工夫が必要です。
2-1. 介護サービスの活用
在宅介護を継続するためには、介護サービスの活用が不可欠です。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることで、心身の負担を軽減することができます。
- 訪問介護: ヘルパーによる食事、入浴、排泄などの身体介護や、掃除、洗濯などの生活援助を受けられます。
- 訪問看護: 看護師による健康管理、医療処置、服薬指導などを受けられます。
- デイサービス: 日中の間、施設で食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けられます。
- ショートステイ: 短期間、施設に入所し、介護サービスを受けられます。
- 介護タクシー: 通院や外出の際に利用できます。
これらのサービスを組み合わせることで、24時間体制の介護から解放され、休息時間を確保することができます。まずは、お住まいの地域の包括支援センターに相談し、利用できるサービスについて詳しく聞いてみましょう。
2-2. 介護保険制度の活用
介護保険制度は、介護が必要な高齢者を支えるための重要な制度です。適切なサービスを利用するためには、制度を理解し、積極的に活用することが重要です。
- 要介護認定: 介護保険サービスを利用するためには、要介護認定を受ける必要があります。お住まいの市区町村の窓口に申請し、調査や審査を経て、要介護度が決定されます。
- ケアプラン: ケアマネジャーが、利用者の状況や希望に応じて、適切な介護サービスを組み合わせたケアプランを作成します。
- 介護保険サービスの利用: ケアプランに基づいて、訪問介護、訪問看護、デイサービスなどの介護保険サービスを利用できます。利用料の一部は自己負担となりますが、所得に応じて軽減される場合があります。
- 高額介護サービス費: 1ヶ月の介護保険サービスの利用料が高額になった場合、一定額を超えた分は払い戻される制度です。
介護保険制度を最大限に活用することで、経済的な負担を軽減し、質の高い介護サービスを受けることができます。
2-3. 医療との連携
お父様の病状が深刻であるため、医療機関との連携も不可欠です。
- 主治医との連携: 定期的に主治医と面談し、病状や治療方針について相談しましょう。
- 訪問診療: 在宅での療養を支えるために、訪問診療を利用できます。医師が定期的に自宅を訪問し、診察や治療を行います。
- 緩和ケア: 苦痛を和らげるための緩和ケアについて、医師に相談しましょう。モルヒネなどの鎮痛剤の使用や、精神的なサポートを受けることができます。
- 看取り: 今後の治療方針や、看取りについて、ご家族で話し合い、医師やケアマネジャーと相談しましょう。
医療機関との連携を密にすることで、適切な医療を受け、お父様のQOL(生活の質)を向上させることができます。
3. 仕事と介護の両立支援
仕事と介護の両立は、多くの人が直面する課題です。両立支援制度を活用し、働き方を見直すことで、負担を軽減することができます。
3-1. 介護休業・介護休暇の取得
介護休業は、介護を必要とする家族を介護するために、最長93日まで取得できる制度です。介護休暇は、年間5日まで取得できる休暇です。これらの制度を利用することで、介護に時間を割くことができます。
- 介護休業: 介護を必要とする家族1人につき、最長93日まで取得できます。
- 介護休暇: 1年度につき、対象家族が1人の場合は5日、2人以上の場合は10日まで取得できます。
これらの制度の利用について、会社の就業規則を確認し、人事担当者に相談しましょう。
3-2. 勤務時間の調整
勤務時間の調整も、仕事と介護を両立するための有効な手段です。
- 時短勤務: 勤務時間を短縮し、介護に時間を割くことができます。
- 時差出勤: 出勤時間をずらし、介護の時間を確保することができます。
- テレワーク: 在宅勤務をすることで、介護と仕事を両立しやすくなります。
これらの制度の利用について、上司や人事担当者に相談し、会社の理解を得ることが重要です。
3-3. 介護に関する相談窓口の活用
仕事と介護の両立に関する相談窓口も、積極的に活用しましょう。
- 会社の相談窓口: 会社には、仕事と介護の両立に関する相談窓口が設置されている場合があります。
- ハローワーク: ハローワークでは、仕事と介護の両立に関する相談や、求人情報の提供などを行っています。
- 地域包括支援センター: 地域包括支援センターでは、介護に関する相談や、介護サービスの紹介などを行っています。
これらの相談窓口を利用することで、専門家のアドバイスを受け、適切な支援を受けることができます。
4. 精神的なサポートと自己ケア
介護は、心身ともに大きな負担がかかるものです。精神的なサポートを受け、自己ケアをすることで、心身の健康を保つことが重要です。
4-1. 専門家への相談
専門家への相談は、精神的な負担を軽減するための有効な手段です。
- カウンセリング: 専門のカウンセラーに相談し、悩みや不安を打ち明けることで、心の負担を軽減することができます。
- 精神科医: 必要に応じて、精神科医に相談し、薬物療法などの治療を受けることもできます。
- 家族会: 同じような境遇の人たちと交流し、情報交換や悩み相談をすることができます。
専門家への相談を通じて、客観的なアドバイスを受け、心の健康を保ちましょう。
4-2. 自己ケアの重要性
自己ケアは、心身の健康を保つために不可欠です。
- 休息: 十分な睡眠を取り、心身を休ませましょう。
- 気分転換: 趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図りましょう。
- 運動: 適度な運動をすることで、心身の健康を保つことができます。
- 栄養: バランスの取れた食事を心がけましょう。
自己ケアを怠ると、心身の健康を損ない、介護を継続することが困難になる可能性があります。自分を大切にし、心身の健康を保つように努めましょう。
4-3. 周囲へのサポート要請
一人で抱え込まず、周囲にサポートを求めることも重要です。
- 家族: 家族に介護を手伝ってもらったり、悩みや不安を打ち明けたりしましょう。
- 友人: 友人に話を聞いてもらったり、気分転換に付き合ってもらったりしましょう。
- 地域: 地域の人々に助けを求め、サポートを受けましょう。
周囲のサポートを得ることで、孤立感を解消し、介護の負担を軽減することができます。
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5. 今後のキャリアプランの検討
介護と仕事の両立が困難になった場合、今後のキャリアプランについて検討する必要があります。
5-1. 転職の検討
介護と仕事の両立が困難な場合、転職を検討することも選択肢の一つです。
- 介護に理解のある企業: 介護休暇や時短勤務などの制度が充実している企業を探しましょう。
- 在宅勤務可能な企業: 在宅勤務をすることで、介護と仕事を両立しやすくなります。
- 介護業界への転職: 介護業界で働くことで、介護に関する知識や経験を活かすことができます。
転職活動をする際には、キャリアコンサルタントに相談し、自分に合った求人を探しましょう。
5-2. フリーランス・起業の検討
介護と仕事の両立が困難な場合、フリーランスや起業という働き方も選択肢の一つです。
- フリーランス: 自分のペースで仕事ができるため、介護と両立しやすくなります。
- 起業: 自分のビジネスを立ち上げ、自由に働き方を選ぶことができます。
フリーランスや起業をする際には、十分な準備と計画が必要です。キャリアコンサルタントに相談し、アドバイスを受けましょう。
5-3. キャリアチェンジの検討
介護を機に、これまでのキャリアとは異なる分野に挑戦することもできます。
- スキルアップ: 新しいスキルを習得し、キャリアチェンジに備えましょう。
- 資格取得: 介護に関する資格や、新しい分野の資格を取得することで、キャリアチェンジを有利に進めることができます。
- 情報収集: キャリアチェンジに関する情報を収集し、自分に合った道を探しましょう。
キャリアチェンジをする際には、自分の強みや興味関心を見つめ直し、慎重に計画を立てましょう。
6. まとめ:未来への一歩を踏み出すために
今回の相談者様は、91歳のお父様の介護と仕事の両立、そして将来への不安を抱え、非常に困難な状況に置かれています。しかし、適切な対策を講じることで、状況を改善し、未来への一歩を踏み出すことができます。
まずは、ご自身の感情を受け止め、現状を整理することから始めましょう。介護サービスの活用、介護保険制度の活用、医療との連携など、介護に関する具体的な対策を講じることが重要です。仕事と介護の両立支援制度を活用し、働き方を見直すことも必要です。精神的なサポートを受け、自己ケアをすることも忘れずに行ってください。そして、今後のキャリアプランについて検討し、自分に合った働き方を見つけましょう。
今回の相談者様が、少しでも心穏やかに、そして前向きに未来を歩んでいけるよう、心から応援しています。
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