夫の浮気相手からの訴え！慰謝料請求と財産分与、どうすれば良い？キャリア支援コンサルタントが徹底解説
夫の浮気相手からの訴え！慰謝料請求と財産分与、どうすれば良い？キャリア支援コンサルタントが徹底解説
この記事では、夫の浮気相手から訴えられた場合の法的問題と、今後のキャリアや生活への影響について、具体的な対策をキャリア支援の専門家である私が解説します。離婚問題は精神的な負担も大きく、今後の生活設計にも大きな影響を与えます。この記事が、あなたの不安を少しでも和らげ、問題解決への一助となれば幸いです。
まず、ご相談内容を整理しましょう。
夫の浮気相手から、夫婦共に訴えられることはありますか？
彼女の言い分としては
- 夫に対して婚約不履行（結婚詐欺？）
- 同棲していた約2年間の生活費を返して欲しい。（付き合いは約3年半）
- 出産の機会を奪われたことに
対する慰謝料
私に対して
- 離婚を仄めかしながら出産できない年齢まで延ばした
- 離婚に承諾したと思ったら、その後の生活が成り立たないよう、彼（夫）に多額の借金を負わせた
- いつか結婚できると思わせ、彼に関わる費用全てを負担させた
- 同棲期間中の生活費の返却請求（夫婦で支払うように、とのこと）
具体的に申し上げますと
夫が浮気相手（同級生：４３歳）のアパートに転がり込み同棲。
夫の給料は私がやりくり、夫へ毎月3万の小遣い振込。
夫と彼女は結婚したいと私に離婚を迫りましたが、子供達の進学が続いていたので拒否。
子供が欲しい、でもこの歳で未婚の母にはなれない、お金（慰謝料・養育費）は払うのでと言われ続けました。
私は子供の学費が心配で、2人の大学生、１人の専門学生の授業料含む学費を夫に教育ローン等を組ませました。
自宅を担保にしています。
同居の義母が現在要介護２で、古い家で使い勝手が悪かったので大々的なリフォーム（ほぼ建て替え）をしました。
夫名義ローンです。
通学に必要で、子供用に2台の車を購入、こちらもローンです。
末っ子が春に進学、子供は自宅通学で学費の心配がなくなったので、夫に離婚承諾を伝えました。
いざ結婚とふたをあけたら借金まみれの夫に嫌気がさした？のか揉めたようで現在自宅に戻っています。
戻って1か月が経ち、彼女から連絡があり上記の内容でした。
現在、夫の知るうちの貯金は１００万ちょっとです。
離婚の準備として、そのお金を慰謝料としてもらい、養育費として各ローンを支払っていくよう求め、夫は承諾、公正証書に残してあります。
その上でご質問ですが
- 夫婦共々、彼女にお金を払わないといけませんか？
- 夫の知らない私のお金（パート→正社員になり全額貯金：実姉名義口座）は夫にばれずに済みますか？
夫はパート（社会保険加入パート）のままだと思っています。
月収は１.８倍になってます。ばれた時の為、過剰金額の家計簿はつけていましたが意味ありませんか？ - 夫は現在うつ状態の様にみえますが、有責配偶者がうつの場合、離婚は認められませんか（調停、裁判で）？
原因は義母からの小言、私からの無視、子供達からの非難（帰る家間違ってるんじゃないの？ここには大好きなオバサンいないよ、等）
家に居場所がないと泣く。
仕事は何とか行ってますが、独り言を言ったり突然泣き出したりします。
今は病院へは行かせてません。
1. 浮気相手からの訴え：法的観点からの分析
まず、浮気相手からの訴えについて、法的観点から見ていきましょう。彼女の主張は多岐にわたりますが、それぞれについて検討します。
1-1. 夫に対する訴え
夫に対する訴えは、主に以下の3点です。
- 婚約不履行（結婚詐欺？）: 婚約が成立していたかどうかが重要です。口約束だけでは婚約と認められにくいですが、結婚を前提とした交際があり、具体的な準備（両親への紹介、結婚指輪の購入など）が行われていた場合は、婚約不履行として慰謝料請求が認められる可能性があります。今回のケースでは、結婚の約束があったとしても、具体的な準備があったのかどうかが争点となるでしょう。
- 同棲期間中の生活費返還請求: 同棲期間中の生活費の返還請求は、法的には難しい場合があります。通常、内縁関係（事実婚）であれば、生活費の分担義務が生じますが、今回のケースでは、結婚の意思があったとしても、内縁関係とまでは言えない可能性があります。ただし、彼女が夫に対して経済的な援助をしていた事実があれば、不当利得として一部返還を請求される可能性はあります。
- 出産の機会を奪われたことに対する慰謝料: 出産の機会を奪われたことに対する慰謝料請求は、非常に難しい問題です。法的に認められるためには、妊娠の可能性があったこと、そして、それが夫の行為によって妨げられたという因果関係を証明する必要があります。今回のケースでは、彼女が高齢であること、また、夫との関係が継続的に続いていたのかどうかが争点となるでしょう。
1-2. あなたに対する訴え
あなたに対する訴えも、いくつかのポイントがあります。
- 離婚を先延ばしにしたこと: 離婚を先延ばしにしたこと自体が、法的に問題となることは少ないです。ただし、離婚を先延ばしにしたことで、彼女に精神的な苦痛を与えたと認められれば、慰謝料請求の対象となる可能性があります。
- 夫に多額の借金を負わせたこと: 夫に借金を負わせたことが、彼女に損害を与えたと主張する可能性があります。しかし、借金は夫婦間の問題であり、彼女が直接的な損害を被ったと証明するのは難しいでしょう。
- 結婚費用を負担させたこと: 結婚費用を負担させたことについても、同様に、彼女が直接的な損害を被ったと証明するのは難しいでしょう。
- 同棲期間中の生活費の返還請求: 夫婦で支払うように、とのことですが、これは法的に難しい場合があります。内縁関係と認められるかどうかが重要です。
2. 財産分与と慰謝料
次に、財産分与と慰謝料について解説します。
2-1. 財産分与
離婚の際には、財産分与が重要な要素となります。今回のケースでは、以下の点がポイントです。
- 夫の貯金: 夫の貯金100万円は、財産分与の対象となります。離婚協議で、このお金を慰謝料として支払うことで合意しているとのことですので、公正証書に残しておくことは非常に重要です。
- あなたの貯金: あなたの貯金（実姉名義口座）は、原則として財産分与の対象にはなりません。ただし、夫がその存在を知っており、夫婦の共有財産であると主張する場合には、争いになる可能性があります。夫がパートのままであると認識している状況であれば、ばれる可能性は低いと考えられます。
- 教育ローン、住宅ローン、車のローン: これらのローンは、夫婦の共有財産から差し引かれる可能性があります。ただし、ローンの名義や、ローンの使途（教育費、住宅費、車の購入費など）によって、分与の割合が変わることがあります。
2-2. 慰謝料
慰謝料は、不法行為によって精神的な苦痛を受けた場合に請求できる損害賠償です。今回のケースでは、以下の点がポイントです。
- 浮気相手からの慰謝料請求: 浮気相手から、あなたに対して慰謝料請求がされる可能性があります。ただし、慰謝料が認められるためには、あなたの行為が、彼女に精神的な苦痛を与えたという因果関係を証明する必要があります。例えば、離婚を先延ばしにしたことなどが、その対象となる可能性があります。
- あなたから夫への慰謝料請求: 夫の浮気に対して、あなたから夫へ慰謝料請求をすることも可能です。慰謝料の金額は、浮気の期間や内容、あなたの精神的苦痛の程度などによって異なります。
3. 夫のうつ状態と離婚
夫がうつ状態にある場合、離婚が認められるかどうかは、以下の点が重要です。
- 離婚原因: 夫のうつ状態の原因が、あなたとの関係にある場合、あなたが離婚原因を作ったとして、離婚が認められない可能性があります。しかし、夫のうつ状態の原因が、義母からの小言、子供達からの非難など、あなた以外の要因が大きい場合、離婚が認められる可能性は高まります。
- 婚姻関係の破綻: 夫のうつ状態によって、夫婦関係が修復不能な状態に陥っていると判断されれば、離婚が認められる可能性が高まります。
- 有責配偶者からの離婚請求: 一般的に、有責配偶者（浮気をした側）からの離婚請求は認められにくいですが、夫婦関係が破綻しており、離婚を認めないことが、相手にとって過酷な状況を生み出す場合には、離婚が認められることもあります。
4. 今後のキャリアと生活への影響
離婚問題は、あなたのキャリアや生活にも大きな影響を与える可能性があります。ここでは、具体的な対策をいくつかご紹介します。
4-1. 弁護士への相談
まずは、弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることが重要です。弁護士は、あなたの状況に合わせて、最適な解決策を提案してくれます。また、弁護士に依頼することで、精神的な負担を軽減し、法的な手続きをスムーズに進めることができます。
4-2. 離婚後の生活設計
離婚後の生活設計を立てることも重要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。
- 住居: 離婚後、どこに住むのか、住居費はどのくらいかかるのかを検討しましょう。
- 収入: 離婚後の収入を確保するために、現在の仕事の継続、転職、副業などを検討しましょう。
- 生活費: 離婚後の生活費を試算し、必要な資金を確保しましょう。
- キャリアプラン: 離婚を機に、自分のキャリアを見つめ直し、今後のキャリアプランを立てましょう。
4-3. キャリアアップとスキルアップ
離婚後の生活を安定させるためには、キャリアアップやスキルアップも重要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。
- 資格取得: 自分のキャリアに役立つ資格を取得しましょう。
- スキルアップ: 自分のスキルを向上させるために、セミナーや研修に参加しましょう。
- 転職: より良い条件の仕事を探すために、転職活動を行いましょう。
4-4. 精神的なケア
離婚問題は、精神的な負担が大きいため、精神的なケアも重要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。
- カウンセリング: 専門家のカウンセリングを受け、心のケアを行いましょう。
- 友人や家族との交流: 友人や家族と交流し、悩みを共有しましょう。
- 趣味: 自分の趣味に時間を使い、気分転換をしましょう。
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5. 離婚後のキャリアプラン：具体的なステップ
離婚後の生活を立て直すためには、具体的なキャリアプランを立てることが重要です。以下に、具体的なステップを説明します。
5-1. 自己分析
まずは、自分の強みや弱み、興味のあることなどを分析しましょう。自己分析を行うことで、自分に合ったキャリアを見つけることができます。具体的には、以下のことを行いましょう。
- 自分のスキルや経験を整理する: これまでの仕事で培ってきたスキルや経験を整理し、どのような職種で活かせるのかを検討しましょう。
- 自分の興味や価値観を明確にする: どのような仕事に興味があるのか、どのような働き方をしたいのかを明確にしましょう。
- 自分の強みと弱みを把握する: 自分の強みと弱みを把握し、強みを活かせる仕事、弱みを克服できる仕事を探しましょう。
5-2. キャリア目標の設定
自己分析の結果を踏まえ、具体的なキャリア目標を設定しましょう。キャリア目標を設定することで、目標達成に向けた具体的な行動計画を立てることができます。具体的には、以下のことを行いましょう。
- 短期的な目標: 1年後、3年後など、短期的な目標を設定しましょう。
- 長期的な目標: 5年後、10年後など、長期的な目標を設定しましょう。
- 目標達成のための具体的な行動計画: 目標達成のために、どのようなスキルを習得し、どのような行動をとるのかを具体的に計画しましょう。
5-3. 情報収集
キャリア目標を達成するために、必要な情報を収集しましょう。具体的には、以下のことを行いましょう。
- 求人情報の収集: 転職サイトや企業のホームページなどで、求人情報を収集しましょう。
- 業界・職種に関する情報収集: 興味のある業界や職種について、情報収集を行いましょう。
- キャリアコンサルタントへの相談: キャリアコンサルタントに相談し、アドバイスを受けましょう。
5-4. スキルアップと資格取得
キャリア目標を達成するために、スキルアップや資格取得を行いましょう。具体的には、以下のことを行いましょう。
- 必要なスキルを習得する: 自分のキャリア目標を達成するために必要なスキルを習得しましょう。
- 資格を取得する: 自分のキャリアに役立つ資格を取得しましょう。
- セミナーや研修に参加する: スキルアップのためのセミナーや研修に参加しましょう。
5-5. 転職活動
キャリア目標を達成するために、転職活動を行いましょう。具体的には、以下のことを行いましょう。
- 履歴書・職務経歴書の作成: 自分のスキルや経験をアピールできる履歴書や職務経歴書を作成しましょう。
- 面接対策: 面接対策を行い、自信を持って面接に臨みましょう。
- 転職エージェントの活用: 転職エージェントを活用し、求人情報の紹介や面接対策などのサポートを受けましょう。
5-6. メンタルヘルスケア
離婚と転職は、精神的な負担が大きいため、メンタルヘルスケアも重要です。具体的には、以下のことを行いましょう。
- 休息: 十分な休息を取り、心身をリフレッシュしましょう。
- 趣味: 自分の趣味に時間を使い、気分転換をしましょう。
- 相談: 友人や家族、専門家などに相談し、悩みを共有しましょう。
6. まとめ：困難を乗り越えるために
今回のケースは、非常に複雑な問題を抱えています。浮気相手からの訴え、財産分与、夫のうつ状態など、様々な問題が絡み合っています。しかし、適切な法的知識と、今後のキャリアプランをしっかりと立てることで、必ず乗り越えることができます。
まずは、弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることから始めましょう。そして、離婚後の生活設計を立て、キャリアアップやスキルアップを目指しましょう。精神的なケアも忘れずに行い、困難を乗り越えて、あなたの新しい人生を切り開いてください。
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