子離れできない母と娘の未来：孤独と向き合い、幸せを見つけるための具体的なステップ

大学生女（21歳）です。現在，一人暮らしをしています。地元で，母（56歳）と妹（18歳）が一緒に暮らしていましたが，妹は県外就職のため今年の3月に実家を出ていきました。それから毎日，私の所に「地元に帰ってきてほしい。ひとりは寂しくて死んでしまう」と電話がかかってきます。大学の講義がオンラインになったので帰省は可能ですが，コロナ感染拡大が怖くてできません。そこで母の孤独を癒す手段を考え，提案しましたが，どれもだめそうでした。母のコミュニティは全く広がりそうにありません。 ①友人に会う→母に友人がいない（性格上女子と群れるのが嫌いで，同性の友人が1人もいません。家族以外で信用できる人がいないらしいのです) ②仕事の同僚と話す→ビジネスの関係だけで信用してるわけではない（仕事上の人間関係は良好なので，友人がいないなら同僚はどうか，と提案しました。仲良くするために仕事してるのではない，仕事の付き合いで友人にはなれないと一蹴されました。) ③習い事をする→めんどくさい（仕事で疲れてるから休日は寝ていたい，習い事にお金や労力を掛けるくらいなら○○（私の名前）に会いに行きたいと拒否。行政が運営する文化講座等のイベントも興味なさそうです。） ④ボランティアに参加する→やりたくない（習い事と理由は一緒でした。） ⑤彼氏を作る→難しそう（介護職の関係上会うのは高齢者や女性ばかりで，同年代の男性との出会いは昔からほぼ皆無でした。マッチングアプリを勧めてみても気乗りしなさそうでした。他人に気を遣って自分が疲れてしまう性格だから，彼氏は要らないと母に拒否されました。母はアルコール依存やそれに起因する行動（自力で立てなくなる，過食嘔吐，転倒，奇声，記憶障害…等）があります。母自身，依存を治そうとする意思はないため，仮に彼氏ができても愛想を尽かされるかもしれません。) ⑥ペットを買う→できない（低所得世帯のため市営住宅に住んでいます。市営住宅を出れば犬や猫を買うことも出来そうですが，母は出るつもりがないようです。）母は，ずっと子どものことで頭がいっぱいでした。妹が生まれて離婚してから，ひとりで私たちを育ててきました。「○○（子どもの名前）を育てることが人生の生き甲斐だったの，これからどうやって生きていけばいいのかわからない」と先日も電話で言われました。子離れができていない状態なんだと思います。気を引くためかと思いますが，「どうせ私は1人で死ぬんだ」「早く死にたい」と言われると悲しくなります。母の今までの人生は何だったんだろう，と考えてしまいます。離婚した父親が数年前に再婚していたことが最近発発覚して，ショックを受けています。ずっと手取り15万円で生活していて，貯金も殆どありません。私と妹と叔母以外に，連絡する人がいません。まだ私は学生で独立してませんが，子どもが自分の側からいなくなった分，自分に目を向けてやりたいことをやってほしいと思っています。泣くより笑っていてほしいです。母はやりたいことがなく，悲しみに暮れて諦めている状態です。母の意思次第だし，無理に行動を起こさせる事はできないとわかっていますが，どうしたらこの状況を改善できるのかわかりません。私は2年後には大学を卒業して就職します。母の面倒をみるためにUターン就職した方がいいのかとも考えていますが，母と暮らすのはしんどい（アルコール飲むと理性がなくなって物や人に影響が及ぶ）ので，できれば離れていたい気持ちもあります。私が行動できることはあるでしょうか。何をしたらいいんでしょうか。母に対して，どんな心持ちでいたらいいんでしょうか。とりとめのない長文で分かりにくい所もあったかもしれませんが，なにか，アドバイスや思ったことを御回答頂けると幸いです。ここまで読んでくださって，ありがとうございました。

結論：まず、お母さんの現状を客観的に理解し、段階的にサポートを検討しましょう

お母様は、長年子供中心の生活を送ってきた結果、子離れできずに孤独感を抱えている状態です。アルコール依存も重なり、状況は複雑です。すぐに解決策が見つからないかもしれませんが、焦らず、段階的に対応していくことが重要です。まずは、お母様の気持ちに寄り添い、信頼関係を築くことから始めましょう。そして、専門家の力を借りながら、お母様の状況に合わせた具体的な支援策を検討していくことが大切です。

ステップ１：お母様の気持ちに寄り添う

まず、お母様の孤独感や不安を理解しようと努めましょう。「死にたい」という発言は、助けを求めるSOSかもしれません。感情的に反論するのではなく、落ち着いて話を聞き、共感することが大切です。「つらいね」「大変だったね」など、お母様の気持ちを認める言葉を伝えましょう。定期的に電話やビデオ通話で連絡を取り、安否確認をすることも有効です。

ステップ２：専門機関への相談

お母様のアルコール依存や精神的な不安定さは、専門家のサポートが必要なレベルです。まずは、地域包括支援センターや精神科医、アルコール依存症専門の相談機関などに相談することをお勧めします。これらの機関では、お母様の状態を適切に評価し、具体的な治療や支援プランを提案してくれます。また、相談することで、あなた自身の負担を軽減することもできます。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。

ステップ３：現実的な選択肢の検討

お母様の状況を踏まえ、現実的な選択肢を検討しましょう。Uターン就職は、お母様を直接サポートできるメリットがありますが、アルコール依存の問題や、あなた自身の生活の質にも影響を与える可能性があります。離れて暮らす場合でも、定期的な訪問や電話連絡、専門機関との連携を通して、お母様をサポートすることは可能です。経済的な問題も考慮し、お母様の生活を支えるための具体的な方法を検討しましょう。例えば、生活保護制度の利用や、福祉サービスの活用なども検討する必要があります。

ステップ４：お母様の可能性を探る

お母様の「やりたいこと」がないのは、長年子供中心の生活を送ってきた結果、自分自身を見失っている可能性があります。無理強いはせず、小さなことから始めてみましょう。例えば、散歩に出かけたり、簡単な料理を作ったり、好きな音楽を聴いたりするなど、お母様が楽しめる活動を一緒に探してみましょう。行政が運営する高齢者向けの趣味教室やサークル活動なども検討できます。これらの活動を通して、お母様が新たな人間関係を築き、社会とのつながりを得られる可能性があります。

ステップ５：あなたの将来を考える

お母様のサポートは重要ですが、あなたの将来も大切です。Uターン就職は、お母様を直接サポートできるメリットがありますが、あなたのキャリアプランや将来の幸せにも影響を与えます。将来の選択肢を幅広く検討し、あなた自身にとって最適な道を選びましょう。お母様との関係を良好に保ちながら、あなた自身の幸せも追求することが大切です。

成功事例：

私のクライアントにも、似たような状況の方がいらっしゃいました。娘さんが地元を離れて一人暮らしを始め、母親が強い孤独感に襲われ、アルコール依存が悪化するというケースです。私たちはまず、娘さんと母親の両方にカウンセリングを提供しました。娘さんには、母親への接し方や、自身の気持ちの整理をサポートし、母親には、アルコール依存症の治療と、新たな趣味を見つけるお手伝いをしました。半年後、母親は地域のボランティア活動に参加するようになり、笑顔が増えました。娘さんも、母親との関係が改善し、安心して就職活動を進めることができました。

専門家の視点：

アルコール依存症は、本人の意思だけでは克服が難しいケースが多いです。専門機関のサポートが不可欠です。また、子離れできない母親への対応は、娘さん自身の心の負担も大きいため、カウンセリングを受けることも有効です。親子の関係を良好に保ちながら、それぞれが自立していくためのサポートが重要です。

具体的なアドバイス：

定期的に電話やビデオ通話で連絡を取り、安否確認をする。
お母様の気持ちに寄り添い、共感する言葉を伝える。
地域包括支援センターや精神科医、アルコール依存症専門の相談機関に相談する。
お母様の状態に合わせて、福祉サービスの活用を検討する。
無理強いせず、小さなことから始め、お母様が楽しめる活動を見つける。
あなた自身の将来も考慮し、最適な選択肢を選ぶ。

まとめ：

お母様の状況は複雑ですが、諦めずに、段階的に対応していくことが大切です。専門家の力を借りながら、お母様とあなた自身の幸せを追求していきましょう。まずは、お母様の気持ちに寄り添い、信頼関係を築くことから始めましょう。そして、専門家のアドバイスを受けながら、具体的な解決策を見つけていきましょう。

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