介護パートの悩み:責任が増える一方…この状況は甘え?上司への伝え方は?
介護パートの悩み:責任が増える一方…この状況は甘え?上司への伝え方は?
この記事では、介護業界でパートとして働くあなたが直面している、仕事内容の増加、責任の重さ、そして上司とのコミュニケーションに関する悩みに焦点を当て、具体的な解決策を提示します。未経験から介護の仕事に携わり、徐々に業務の幅が広がる中で感じる葛藤、そして「この状況は当たり前なのか?」という疑問に、キャリアコンサルタントとして寄り添い、あなたのキャリアをより良い方向へ導くためのアドバイスを提供します。
まず、あなたの抱える問題について、詳しく見ていきましょう。
去年の10月、興味があった介護の仕事をしたいと思い、未経験(無資格)OKだったので、デイサービスで、12~17時でパートを始めました。
仕事内容は、主に足りていない業務をフォローする形で、キッチン周りの洗い物、シーツ交換、洗濯物、ホールの見守り、トイレ介助などをやっていました。
12月から週5・フルタイム(8:30~17:30)(時給1030円)に変更しました。
今度、今の働き方を続けながら週1で初任者研修を通信で取ります。
だんだん仕事も覚えてきたのは良いのですが、そこから徐々に仕事量が増え、ホールの見守り、トイレ介助などの基本業務をしながら、今まで正社員の方がやっていた業務(連絡帳の記入、薬の管理、他の業務が回っているかの把握・指示出し、業務日誌、現場と事務所の伝達の仲介、ケアマネに送る新規利用者の初回利用申告書の作成)などをやるようになり、慣れてきたといってもまだまだ経験の浅い自分からするといっぱいいっぱいで、フォローしてくれる正社員の方もいますが、最初業務の流れを教えたら、後は分からなければ聞いて、とほぼ放置です。
ホール内で業務しながら、分からなければ事務所に聞きに行ってを何回も繰り返します。
結局時間内に終わらず、残業も嫌な顔されるので、サービス残業(だいたい新規初回利用書作成のため)しています。
勉強の身だしこれが当たり前なのかなと思って、イエスマンになって我慢している状況です。
時短のパートの方がやらないのは仕方ないか、とか、他のフルタイムのパートさんはやってない事を任されてるのは信用されてるからかな、とかできるだけポジティブに考えるようにして、何とかモチベーションを保とうとしてますが、同じパートなのに、とか、今の自分の知識・経験にしては責任重過ぎないかな、とか、社員が楽するためにうまく利用されてるだけじゃないか、とか、色々考え出してきて、どんどん不満がたまって、泣きながら帰る日もあります。
社員や施設管理者に、不安ですと相談してみましたが、慣れだよ。と。
確かにそうなんですけど!!
それ言われたら何も言えないです。
自分の勉強不足です、と。
利用者さんの介助をするだけが介護の仕事じゃないんだろうし、パートでもこういう事が当たり前にあるんだと思いますが。
この当たり前になってる事をおかしいと思う私は甘いだけなのでしょうか。
状況変えるために、上司?に何をどう言えば良いのか、何かアドバイスがあったらお願いします。
補足
新規利用者初回報告書は、今日中じゃなくていいから、家でやってもいいし、次の出勤した時でもいいよ。
と言われます。
それって、残業はさせられないから家で、とか、次の出勤の休憩時間使ってやる、って事ですよね?
なんかおかしくないですかね。。
1. 現状の整理:抱えている問題点と、それらがもたらす影響
まず、現状を整理し、あなたが抱えている問題点を具体的に洗い出しましょう。あなたの状況は、以下の3つの主要な問題に集約されます。
- 業務量の増加と責任の重さ:当初の業務に加え、正社員が行っていた業務を任されるようになり、知識や経験が不足している状況で、業務をこなすのに苦労している。
- 不適切な労働条件:サービス残業が発生しており、時間内に業務が終わらないにも関わらず、残業代が支払われない。また、業務の指示やサポートが不十分である。
- 精神的な負担:仕事内容、労働条件に対する不満、そして上司への相談が受け入れられないことによる孤独感や不安感。
これらの問題は、あなたの心身に様々な影響を及ぼします。具体的には、
- モチベーションの低下:不満が募り、仕事への意欲が失われる。
- ストレスの増加:業務のプレッシャー、時間的制約、人間関係のストレスなどにより、心身の健康を害する可能性がある。
- キャリアへの影響:過度な負担により、介護の仕事自体への興味を失い、キャリア形成に悪影響を及ぼす可能性がある。
これらの問題点を認識し、一つずつ解決していくことが重要です。
2. 問題解決に向けた具体的なステップ
次に、これらの問題を解決するための具体的なステップを説明します。
ステップ1:現状の可視化と記録
まずは、現状を客観的に把握するために、以下の情報を記録しましょう。
- 業務内容の詳細:毎日、どのような業務を行い、それにどれくらいの時間がかかっているのかを記録します。
- 残業時間の記録:サービス残業を含め、実際の労働時間を記録します。
- 困ったこと、疑問点:業務中に困ったことや疑問に思ったことを記録し、具体的に何が問題なのかを明確にします。
- 上司や同僚とのコミュニケーション:相談内容やその結果を記録します。
この記録は、問題点を客観的に把握し、上司との交渉や今後のキャリアプランを考える上で非常に役立ちます。
ステップ2:上司とのコミュニケーション
記録をもとに、上司と積極的にコミュニケーションを取りましょう。以下の点に注意し、建設的な話し合いを心がけてください。
- 具体的な問題点の提示:記録に基づいて、業務量、労働時間、サポート体制など、具体的な問題点を明確に伝えます。
- 要望の明確化:業務量の調整、残業代の支払い、適切なサポート体制の構築など、具体的な要望を伝えます。
- 建設的な提案:問題解決に向けた具体的な提案をします。例えば、「業務の優先順位を明確にする」「業務分担を見直す」「研修の機会を増やす」など。
- 感情的にならない:冷静に、客観的な事実に基づいて話すように心がけましょう。
上司とのコミュニケーションは、問題解決の第一歩です。あなたの誠実な姿勢が、状況を改善するきっかけになるかもしれません。
ステップ3:労働条件の見直し
サービス残業や不適切な労働条件は、改善されるべきです。上司との交渉がうまくいかない場合は、以下の方法を検討しましょう。
- 労働基準監督署への相談:サービス残業や不当な労働条件について、労働基準監督署に相談することができます。
- 労働組合への加入:労働組合に加入することで、労働条件の改善を求めることができます。
- 弁護士への相談:労働問題に詳しい弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることも有効です。
労働者の権利を守るために、積極的に行動しましょう。
ステップ4:キャリアプランの検討
現在の状況が改善されない場合、または、より良いキャリアを築きたい場合は、今後のキャリアプランを検討しましょう。
- 転職の検討:より良い労働条件、キャリアアップの機会、そしてあなたの価値観に合った職場を探すことも選択肢の一つです。
- スキルアップ:初任者研修に加え、更なる資格取得(介護福祉士など)を目指すことで、キャリアアップを図ることができます。
- キャリアコンサルタントへの相談:あなたのキャリアプランについて、専門家であるキャリアコンサルタントに相談し、アドバイスを受けることも有効です。
あなたの将来のキャリアを、積極的に考えていきましょう。
3. 上司とのコミュニケーション:具体的な伝え方と、成功事例
上司とのコミュニケーションは、問題解決の鍵となります。ここでは、具体的な伝え方と、成功事例を紹介します。
具体的な伝え方
上司に話す際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 事前に準備する:記録に基づいて、話したい内容を整理し、伝えたいことを明確にしておきましょう。
- 話すタイミングを選ぶ:上司が忙しい時間帯や、機嫌が悪い時は避け、落ち着いて話せる時間を選びましょう。
- 事実を伝える:感情的にならず、客観的な事実を伝えましょう。
- 具体的な要望を伝える:「〇〇について、〇〇のように改善してほしい」と、具体的な要望を伝えましょう。
- 感謝の気持ちを伝える:日頃の感謝の気持ちを伝えることで、相手との関係を良好に保ちましょう。
以下は、具体的な会話例です。
あなた:「〇〇さん、いつもお世話になっております。最近、業務量が増え、少し困っていることがありますので、ご相談させてください。」
上司:「どうしたの?」
あなた:「はい。最近、連絡帳の記入や、ケアマネへの報告書の作成など、以前は正社員の方がされていた業務を任されるようになり、業務時間内に終わらないことが増えてきました。特に、新規利用者の初回報告書は、時間外に自宅で作成することが多く、サービス残業になってしまっています。」
上司:「それは大変だね。」
あなた:「はい。そこで、いくつかお願いがあります。まず、業務の優先順位を明確にしていただけると助かります。次に、報告書の作成について、業務時間内に集中して行えるように、業務分担を見直していただけないでしょうか。最後に、もし可能であれば、報告書の作成方法について、研修の機会を設けていただけると、大変ありがたいです。」
上司:「なるほど。状況はよく分かりました。業務分担については、他のスタッフとも相談してみます。報告書の作成方法については、研修を検討してみましょう。」
あなた:「ありがとうございます。ご検討よろしくお願いいたします。いつもご指導いただき、感謝しております。」
成功事例
以下は、同様の状況から、上司とのコミュニケーションを通じて状況を改善した介護職員の成功事例です。
事例1:業務分担の見直し
ある介護職員は、業務量が増え、時間内に業務が終わらないことに悩んでいました。そこで、上司に相談し、業務内容を記録して、具体的な問題点を提示しました。その結果、上司は、他のスタッフとの業務分担を見直し、その職員の負担を軽減しました。
事例2:研修の機会の獲得
別の介護職員は、新しい業務について、知識や経験が不足していることに不安を感じていました。そこで、上司に相談し、研修の機会を要望しました。上司は、その職員のスキルアップのために、外部研修への参加を許可し、その職員は、専門知識を習得し、自信を持って業務に取り組めるようになりました。
これらの事例から、上司とのコミュニケーションを通じて、状況を改善することが可能であることが分かります。あなたの誠実な姿勢と、具体的な提案が、状況を改善するきっかけになるかもしれません。
4. 精神的な負担を軽減するための対策
仕事のストレスや不安を軽減するために、以下の対策を実践しましょう。
- 休息とリフレッシュ:十分な睡眠を取り、休日はしっかりと休息しましょう。趣味や好きなことに時間を使い、心身をリフレッシュすることも重要です。
- ストレス発散:運動、音楽鑑賞、入浴など、自分に合った方法でストレスを発散しましょう。
- 相談できる相手を見つける:家族、友人、同僚、または専門家(カウンセラーなど)に相談し、悩みを打ち明けましょう。
- ポジティブな思考:困難な状況でも、ポジティブな面を見つけ、前向きな気持ちでいるように心がけましょう。
- 目標設定:短期的な目標を設定し、達成感を味わうことで、モチベーションを維持しましょう。
これらの対策を実践することで、精神的な負担を軽減し、心身の健康を保つことができます。
5. 介護業界の現状と、あなたのキャリア展望
介護業界は、人手不足が深刻化しており、パートでも様々な業務を任される傾向があります。しかし、それは必ずしも悪いことではありません。積極的にスキルアップし、経験を積むことで、あなたのキャリアを大きく広げることができます。
あなたのキャリア展望を考える上で、以下の点を意識しましょう。
- 資格取得:介護福祉士などの資格を取得することで、専門性を高め、キャリアアップを図ることができます。
- キャリアパス:介護職員、生活相談員、ケアマネージャーなど、様々なキャリアパスがあります。あなたの興味や適性に合わせて、キャリアプランを立てましょう。
- 転職:より良い労働条件、キャリアアップの機会、そしてあなたの価値観に合った職場を探すことも選択肢の一つです。
- 独立:経験を積んだ後、独立して訪問介護事業所を設立するなど、独立開業も可能です。
あなたのキャリアは、あなたの努力次第で、大きく変わります。積極的に学び、経験を積み、あなたの理想のキャリアを実現しましょう。
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6. まとめ:現状を打開し、より良いキャリアを築くために
この記事では、介護パートとして働くあなたが抱える悩み、問題点、そして解決策について解説しました。現状を打開し、より良いキャリアを築くためには、以下の3つのステップが重要です。
- 現状の把握と記録:業務内容、労働時間、困ったことなどを記録し、客観的に現状を把握する。
- 上司とのコミュニケーション:記録をもとに、具体的な問題点を提示し、建設的な話し合いをする。
- キャリアプランの検討:状況が改善されない場合は、転職やスキルアップなど、今後のキャリアプランを検討する。
あなたの努力と、適切な行動によって、必ず状況は改善します。諦めずに、積極的に行動し、あなたの理想のキャリアを実現してください。
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