躁鬱病のパートナーとの共倒れを防ぐには？キャリアと生活を守るための具体的な対策
躁鬱病のパートナーとの共倒れを防ぐには？キャリアと生活を守るための具体的な対策
まず、ご相談内容を拝見し、あなたの苦しみと不安に深く共感しています。パートナーの躁鬱病の影響を受け、ご自身も心身の不調を感じているとのこと。今の状況がどれほど辛いか、想像に難くありません。この記事では、あなたとパートナーが抱える問題を整理し、それぞれのキャリアと生活を守るための具体的な対策を提案します。
わたしは躁鬱病だと診断されました。
躁鬱について友人に言うと、「それお前じゃん」と皆が口を揃えて言います。
最近は、気分が落ち込むことが多く、極力人と関わりたくない、立ち上がる気力がない、何もないのに泣いてしまう、寝たきりのまま何もしない、寝れないという感じで引きこもりになってしまっています
わたしは婚約者である恋人と1年同棲しています。バイトをして家事をして何の喧嘩もなく心地の良い生活をしていました。
しかし、年末くらいから働く気力がなくなり、休みがになってシフトを入れてませんでした。そのことを恋人に言えず、本人がいる時だけいつも通りに生活するように心がけていました。
恋人が仕事で家にいないときは、寝転んで、帰って来る直前になんとか起き上がって簡単に家事をするといった生活を送っていました。
しかし最近は、その家事すらもできなくなり外に出ることもままらなくなってしまいました。わたしは、働いてくれてる彼にも申し訳ないし、こんなにだらけてしまっている私が嫌で仕方がなくて精神科を受診しました。
すると、躁鬱病だと診断されたのです。
私は活発に活動をしていることが多いですが、数年前からこのように一気に無気力で情緒不安定になって動けなくなることがあります。それも、躁鬱が原因だったと考えることができるようです。
躁鬱だと分かり、薬を飲んで精神を落ち着かせることになりました。これを気に、いまの私の状況を彼に話そうと決心しました。すると、躁鬱について勉強してくれ、心配しなくていいから休んでてと言ってくれました。
状況を言ったことで彼にどんどん甘えてしまい、さらに動かなくなりました。人と関わるのは嫌なくせに、1人でいるとたまらなく不安で大泣きをしてしまいます。その度に、仕事から帰ってきた彼に泣きつき落ち着くまで横にいてもらったりしています。
それを毎日のように繰り返しています
すると、最近彼の様子がおかしいのです。仕事も休みがちになり、一緒に過ごす時間が増えました。私にとっては良いんですが、寝つきがいい彼が不眠症にもなっているようです。同じように何も動かなくもなりました。
彼も元々活発な人です。私の暗い雰囲気が彼にも影響してしまっているのでしょうか。
元々仕事がうまくいってなくて、悩んではいたようですが、拍車がかかってしまったのでしょうか。
私といることでマイナスになって、共倒れしてしまいそうです…
1. 現状の整理：問題の本質を理解する
まず、現状を客観的に整理することから始めましょう。あなたの抱える問題は、大きく分けて以下の3つに集約されます。
- あなたの心身の不調: 躁鬱病による気分の落ち込み、無気力、引きこもりといった症状。
- パートナーへの影響: あなたの不調が原因で、パートナーの心身にも不調が現れ始めていること。
- 将来への不安: このままでは共倒れになるのではないかという強い不安。
これらの問題を解決するためには、それぞれの問題に対して具体的な対策を講じる必要があります。
2. あなた自身のケア：心と体の健康を取り戻す
あなたの心身の健康を取り戻すことが、問題解決の第一歩です。以下の対策を実践しましょう。
2-1. 専門家との連携
精神科医による治療を継続し、薬物療法とカウンセリングを組み合わせることが重要です。定期的な診察を受け、薬の調整や治療方針について相談しましょう。また、必要に応じて、精神保健福祉士などの専門家にも相談し、生活上のアドバイスやサポートを受けることも有効です。
2-2. 生活習慣の見直し
規則正しい生活習慣は、躁鬱病の症状を安定させるために不可欠です。以下の点に注意しましょう。
- 睡眠: 毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保しましょう。寝る前にカフェインやアルコールを摂取するのは避けましょう。
- 食事: バランスの取れた食事を心がけ、栄養をしっかり摂りましょう。特に、ビタミンやミネラルが不足しないように注意しましょう。
- 運動: 適度な運動は、気分の改善に効果的です。ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。
2-3. ストレス管理
ストレスは、躁鬱病の症状を悪化させる可能性があります。自分なりのストレス解消法を見つけ、実践しましょう。
- リラックス法: 瞑想、深呼吸、アロマテラピーなど、リラックスできる方法を取り入れましょう。
- 趣味: 好きなことに没頭する時間を作り、気分転換を図りましょう。
- 休息: 疲れたと感じたら、無理せず休息を取りましょう。
3. パートナーとの関係：相互理解とサポート体制の構築
パートナーとの関係を良好に保つことも、問題解決のために重要です。以下の点に注意しましょう。
3-1. コミュニケーション
率直に話し合い、お互いの気持ちを理解し合うことが大切です。あなたの病状や治療について、パートナーに詳しく説明し、理解を求めましょう。パートナーの不安や悩みにも耳を傾け、共感を示しましょう。
3-2. 境界線の設定
お互いの負担を軽減するために、適切な境界線を設定しましょう。例えば、あなたが体調の悪いときは、パートナーに甘えすぎず、休息を取るように心がけましょう。パートナーも、あなたのサポートに疲れてしまうことがあるかもしれません。お互いに無理のない範囲で、サポートし合うようにしましょう。
3-3. 専門家のサポート
カップルカウンセリングを受けることも有効です。専門家のサポートを受けながら、お互いの関係性を見つめ直し、より良い関係を築くための方法を学びましょう。
4. パートナーのケア：共倒れを防ぐために
パートナーの心身の健康を守ることも、非常に重要です。以下の対策を実践しましょう。
4-1. パートナーの状況を把握する
パートナーの体調や精神状態を注意深く観察し、変化に気づいたら、早めに相談に乗ったり、専門家への相談を勧めたりしましょう。パートナーが抱えている仕事上の悩みやストレスについても、話を聞き、共感を示しましょう。
4-2. パートナーの休息を促す
パートナーが疲れていると感じたら、休息を取るように促しましょう。家事や育児を手伝ったり、一緒にリラックスできる時間を過ごしたりすることも有効です。パートナーが一人で抱え込まないように、積極的にサポートしましょう。
4-3. 専門家への相談を勧める
パートナーの不調が続く場合は、精神科医やカウンセラーなどの専門家への相談を勧めましょう。パートナー自身が精神科を受診することに抵抗がある場合は、まずは、かかりつけ医に相談してみるのも良いでしょう。
5. キャリアと生活の安定：経済的な基盤を築く
あなたとパートナーの将来を守るためには、経済的な基盤を築くことも重要です。以下の対策を検討しましょう。
5-1. あなたのキャリアプラン
あなたの体調が安定してきたら、無理のない範囲で、仕事復帰を検討しましょう。もし、以前の職場での復帰が難しい場合は、転職も視野に入れましょう。あなたの経験やスキルを活かせる仕事を探し、キャリアアップを目指しましょう。在宅ワークや時短勤務など、柔軟な働き方を選択することも可能です。
5-2. パートナーのキャリアプラン
パートナーの仕事がうまくいっていない場合は、キャリアカウンセリングや転職支援サービスなどを利用し、キャリアプランを見直すことを検討しましょう。パートナーの強みや興味関心に合った仕事を見つけ、キャリアアップを支援しましょう。
5-3. 経済的な備え
万が一の事態に備えて、貯蓄や保険などの経済的な備えをしておきましょう。病気やケガで働けなくなった場合に備えて、傷病手当金や障害年金などの制度についても調べておきましょう。
6. 専門家への相談を検討しましょう
今回のケースのように、ご自身の心身の不調に加え、パートナーの状況も悪化している場合、一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることが重要です。キャリアコンサルタントや精神科医、カウンセラーなど、専門家のアドバイスを受けながら、問題解決に向けて進んでいきましょう。
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7. まとめ：未来への希望を胸に
躁鬱病のパートナーとの共倒れを防ぐためには、あなた自身のケア、パートナーとの関係性の改善、パートナーのケア、そして経済的な基盤の構築が重要です。困難な状況ではありますが、適切な対策を講じることで、あなたとパートナーは、より安定した生活を送ることができます。未来への希望を胸に、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
この記事が、あなたの問題解決の一助となることを願っています。応援しています。
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