介護と仕事の両立…もう逃げ出したいと感じているあなたへ
介護と仕事の両立…もう逃げ出したいと感じているあなたへ
この記事は、介護と仕事の両立に苦しみ、もう逃げ出したいと感じているあなたに向けて書かれています。介護と仕事の両立は、多くの人が直面する困難な問題です。特に、今回の相談者のように、心身ともに疲弊し、出口の見えない状況に陥っている場合、その苦しみは計り知れません。この記事では、介護と仕事の両立における具体的な問題点とその解決策、そして、あなたが再び前を向いて歩き出すためのヒントを提供します。
こんばんは。今92歳の祖父と15年近く同居している学生です。祖父は要介護2ですが一人でトイレも行けるし歩けるしお風呂も入れます。料理はできませんがこちらから出せば食べますし嚥下障害もありません。物忘れが激しく同じ話をずーっとループするしさっきまでやっていたことも忘れます。トイレは行けると言いましたが漏らすこともあるしトイレを汚してしまうこともありオムツをお願いしても拒否して履きません。自分は何でもできると思っているし何ならわたしたちを面倒みてやってると思っています。
父方の祖父ですが介護は母がしていますが、肝心の父は介護はまったくしていません。昔から祖父と父は仲が悪いようでお互いに嫌っています。そのため話しもしませんし顔を合わせることもありません。父の妹はお金のトラブルがあり祖父からの連絡も一切無視して何一つ手伝いなどしてくれません。それどころか遺産も全部持っていこうとしているようです。
祖父は何かで父のことを思い出すと不穏になり母や私に父の悪口を言ったりするし「帰ってこさせるな」「除籍する」「槍で刺し殺す」「警察を呼ぶ」などと言ってきます。そのせいで今までに何度か父が家に帰ってこられなくなりました。そして顔も合わせていないのに祖父は「父から出ていけと言われた」と言い出し話を聞いていくと「そんなことは言われてない、勘違いだ」と言い出すのです。父は本当にそんなこと言っていませんしそれを伝えると「自分が嘘を言っていると言うのか」と怒ります。話の途中でコロコロ変わるのは当たり前だし、1日のうちで言うことが変わります。機嫌もあるんでしょうね。
先月は施設に入ると言い出して探して見学に行きましたが、帰ってきて「なぜ自分の家があるのにあんなところに入らないといけないんだ」と怒り出しました。結局入りませんでした。過去に背骨を骨折して自分で病院に連れてってくれと言い入院になったのですが暴れて看護師さんに迷惑をかけ3日目で強制退院させられたことがあります。なので今の状態で施設に入れてもきっと強制退去になると思っての判断でした。
そんな中わたしのいとこたちには祖父は連絡しているようですが、どうやらわたしたちにひどい扱いを受けているというように言っているようです。毎日ないこと言われているなかで受け流して生活をみているのに…。いとこも一緒に住んでいないので祖父の状態があまり理解できていないようにも感じます。なのでおそらく父の妹家族は私達を悪者扱いしているみたいです。
母はストレスでご飯が食べられなくなってきているし表情がつらそうで具合が悪いと言うことが増えてきています。私も過食性障害の治療中ですが過食してしまうことが増え、どこかやる気が出ずに1日横になっていたりボーッとしてしまうこともあります。大学も休んでしまう日もあり、私より母の方がずっとずっとつらいのに自分がこんなんで情けないです。
介護に関して、みなさんはどうでしょうか？施設に入れるときどうしますか？もしそれで退去になってしまった場合、またみられますか？もうつらすぎて逃げ出してしまいたいです。本当に情けないですよね。
1. 現状の整理：抱えている問題と、それらがもたらす影響
まず、相談者の方の現状を整理しましょう。抱えている問題は多岐にわたり、心身ともに非常に厳しい状況であることがわかります。主な問題点は以下の通りです。
- 介護の負担: 要介護2の祖父の介護は、身体的にも精神的にも大きな負担です。特に、認知症による言動の変化や、オムツ拒否などの問題は、介護者のストレスを増大させます。
- 家族関係の悪化: 父親との不仲、親族間の対立、そして、相談者と母親への誤解など、家族関係の悪化は、精神的な支えを失わせ、孤立感を深めます。
- 心身の不調: 母親の体調不良、相談者の過食性障害の悪化、無気力感など、心身の不調は、介護の負担をさらに重くし、悪循環を生み出しています。
- 将来への不安: 施設入居の難しさ、介護の継続への不安、そして、将来への展望が見えないことなど、将来への不安は、絶望感を抱かせます。
これらの問題が複合的に絡み合い、相談者の方の心身を蝕んでいることがわかります。このような状況では、「逃げ出したい」という気持ちになるのは当然のことです。
2. 介護に関する具体的なアドバイス
介護に関する具体的なアドバイスをいくつか提案します。これらのアドバイスは、あなたの負担を軽減し、より良い介護生活を送るためのヒントとなるでしょう。
2-1. 介護サービスの活用
介護保険サービスを最大限に活用しましょう。訪問介護（ホームヘルプサービス）を利用して、食事、入浴、排泄などの介助を専門家にお願いすることで、あなたの負担を軽減できます。また、デイサービス（通所介護）を利用することで、日中の時間を祖父が施設で過ごし、あなたは自分の時間を確保できます。ショートステイ（短期入所生活介護）を利用すれば、一時的に介護から解放される時間を持つことができます。
これらのサービスを利用するためには、ケアマネジャー（介護支援専門員）に相談し、ケアプランを作成してもらう必要があります。ケアマネジャーは、あなたの状況に合わせて、最適なサービスを提案し、利用の手続きをサポートしてくれます。
2-2. 認知症ケアの知識を深める
祖父の認知症の症状を理解し、適切な対応をすることが重要です。認知症の症状は、人によって異なり、日によっても変動します。認知症の症状を理解することで、祖父の言動に対する理解が深まり、感情的な負担を軽減できます。
認知症に関する書籍やインターネットの情報だけでなく、専門家によるセミナーや相談会に参加することもおすすめです。認知症ケアの専門家からアドバイスを受けることで、具体的な対応方法を学ぶことができます。
2-3. 家族との連携
家族との連携は、介護を円滑に進めるために不可欠です。父親との関係改善が難しい場合は、第三者（ケアマネジャーなど）を介して、情報共有や話し合いの場を持つことを検討しましょう。親族との関係が悪化している場合は、無理に距離を縮めようとせず、必要な範囲でのコミュニケーションを保つようにしましょう。
家族間で介護に関する情報を共有し、役割分担を決めることで、負担を分散することができます。また、定期的に家族会議を開き、現状の問題点や今後の対策について話し合うことも重要です。
2-4. 施設入居の検討
祖父の状況や、あなたの負担、家族の状況などを総合的に考慮し、施設入居を検討することも選択肢の一つです。施設には、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、さまざまな種類があります。それぞれの施設のメリット・デメリットを比較し、祖父の状況に合った施設を選ぶことが重要です。
施設見学を行い、施設の雰囲気やスタッフの対応などを確認しましょう。また、入居前に、祖父と十分に話し合い、本人の意思を確認することも大切です。施設入居は、介護者の負担を軽減し、祖父の生活の質を向上させる可能性があります。
3. あなた自身のケア：心身の健康を保つために
介護は、心身ともに大きな負担がかかるものです。あなた自身の心身の健康を保つことも、非常に重要です。以下の点を意識して、自分自身のケアを行いましょう。
3-1. 休息とリフレッシュ
十分な睡眠を取り、休息時間を確保しましょう。疲労が蓄積すると、心身の不調につながりやすくなります。趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図ることも大切です。散歩や軽い運動など、体を動かすことも、心身のリフレッシュに効果的です。
3-2. 専門家への相談
精神的な負担が大きい場合は、専門家（カウンセラー、精神科医など）に相談しましょう。専門家は、あなたの話を聞き、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。過食性障害の治療も継続し、専門家の指導のもとで、食生活の改善に取り組みましょう。
3-3. 誰かに話す
一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらいましょう。家族、友人、または、地域の相談窓口など、誰でも構いません。話すだけでも、気持ちが楽になることがあります。SNSやオンラインコミュニティで、同じような境遇の人たちと交流することも、心の支えになります。
3-4. 罪悪感を手放す
「情けない」と感じたり、自分を責めたりする気持ちを手放しましょう。あなたは、すでに十分頑張っています。自分の限界を認め、無理をしないことも大切です。介護は、長期戦です。焦らず、自分のペースで、できる範囲で取り組むようにしましょう。
4. 転職活動の選択肢：働き方を見つめ直す
介護と仕事の両立は、非常に困難な場合があります。今の働き方を見つめ直し、より柔軟な働き方を検討することも、一つの解決策です。以下に、いくつかの選択肢を提案します。
4-1. 勤務時間の調整
現在の職場に、勤務時間の調整（時短勤務、時差出勤など）を相談してみましょう。介護の状況に合わせて、柔軟な働き方を認めてもらえる可能性があります。上司や人事担当者に相談し、具体的な働き方の提案をしてみましょう。
4-2. 在宅勤務の導入
在宅勤務が可能な職種であれば、在宅勤務を取り入れることで、介護と仕事の両立がしやすくなります。通勤時間の削減、柔軟な働き方、そして、介護の合間に仕事ができるなど、多くのメリットがあります。在宅勤務の求人を探したり、現在の職場で在宅勤務を認めてもらえるように交渉してみましょう。
4-3. 転職：介護と両立しやすい仕事への転職
現在の仕事との両立が難しい場合は、介護と両立しやすい仕事への転職を検討しましょう。例えば、以下のような職種が考えられます。
- 介護関連の仕事: 介護施設での勤務、訪問介護など、介護に関する知識や経験を活かせる仕事です。
- 在宅ワーク: Webライター、プログラマー、デザイナーなど、在宅でできる仕事は、柔軟な働き方が可能です。
- パート・アルバイト: 勤務時間や勤務日数を調整しやすい仕事です。
転職活動を始める前に、自分のスキルや経験、希望する働き方などを整理し、転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談することもおすすめです。
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4-4. 副業の検討
現在の仕事を続けながら、副業を始めることも選択肢の一つです。副業を通じて、収入を増やしたり、新しいスキルを習得したり、気分転換を図ったりすることができます。在宅でできる副業（Webライティング、データ入力など）は、介護と両立しやすいでしょう。
5. まとめ：再び前を向くために
介護と仕事の両立は、本当に大変なことです。しかし、あなたは一人ではありません。今回の記事で提示したアドバイスを参考に、少しでも負担を軽減し、心身の健康を保ちながら、より良い生活を送れるように、一歩ずつ進んでいきましょう。
重要なポイントをまとめます。
- 介護サービスの活用: 介護保険サービスを最大限に活用し、負担を軽減しましょう。
- 認知症ケアの知識を深める: 祖父の症状を理解し、適切な対応をしましょう。
- 家族との連携: 家族と協力し、役割分担を決め、情報共有をしましょう。
- あなた自身のケア: 休息、リフレッシュ、専門家への相談など、自分自身のケアを怠らないようにしましょう。
- 働き方の見直し: 勤務時間の調整、在宅勤務、転職、副業など、柔軟な働き方を検討しましょう。
もし、あなたが一人で抱えきれないと感じたら、遠慮なく専門家や相談窓口に頼ってください。あなたの苦しみは、決して無駄ではありません。必ず、解決策は見つかります。そして、あなたが再び前を向いて歩き出すことを、心から応援しています。
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