最愛のパートナーの介護と仕事の両立…後悔しない選択をするために
最愛のパートナーの介護と仕事の両立…後悔しない選択をするために
この記事では、末期がんのパートナーの介護と、自身の仕事との両立という、非常に困難な状況に直面している方の悩みにお答えします。限られた時間の中で、どのようにすれば後悔のない選択ができるのか、具体的なアドバイスと、同様の状況を乗り越えた方の事例を交えて解説します。
ご家族に末期癌を宣告された方、同じような経験がある方。知識のある方お願いします。
相方72歳。私58歳。
33年一緒に暮らしていますが、入籍していません。
相方72歳が胆管がんの末期で、先日医師からお話がありました。
本人は元々ポジティブで胆管がんが発覚して幾度なく医師から「手術は出来ないです。完治もしません。ただ寿命を延ばすだけです」と本人と私に告知して頂いておりました。
その時点では本人は「運命だから仕方ない」と、言ってました。
先日の11月25日に医師からの最後のお話で、本人と私が呼ばれ、がんの凄まじい進行具合と、抗がん剤も不可能で余命は月単位である事を告知させました。
後は緩和ケアのある病院に転院する事になりました。
ここで相談です。
病院側は末期癌の方は介護保険を使い、訪問看護や介護士さんにお世話になりながら自宅で最期を迎える事も可能だと言いました。
本人も「家に帰りたい」と言ってます。
でも、現実、2DKのアパート暮らしで車椅子も入れません。トイレも風呂も狭くて2人入れません。介護の方が来てもお風呂も無理。
貯蓄も余り無く、私が仕事をやめて介護に専念すると生活費が途絶えてしまいます。
また、相方は性格的にポジティブですが 収入は月10万円の年金のみです。外面は良いのですが、昔から貯金もないのにギャンブル好きだが、はたらくのが嫌い。時折優しい面もありますが、年齢的に常に何かと上位に立ち、私に対してはいつも命令口調でキツイ人なので、私は病院側に(緩和ケアの有る病院の)転院をお願いしました。
そして、緊急時の延命。人工呼吸器他、延命処置のお話もありましたが、本人は延命処置をなんとなく望みましたが、私は延命処置を拒みました。
なんとなくと言うのはクスリで認知が低下したため医師に「50万か100万円でなんとかならんか」など言ったり、訳がわからない発言をしたりしていましたので。
私は相方がもうすぐ命の炎が消えようとしている時、現実を優先してしまいました。コロナで面会が出来ず、昨日看護師に着替えを言付けた際「家に帰りたい」と本人が言ってると言われました。
やっぱり仕事を辞めて本人の希望通りにしてあげるのが良いのでしょうか?
仕事を辞めるにしても引き継ぎもある事なので直ぐにともいかず‥
薄情ですが「帰って来ても私がしんどい」と思ってる自分がずっとおります。
そんな相方でもやはり最期は一緒に、いてあげる方が後悔せずに良いのでしょうか?
非常に苦しい状況ですね。最愛のパートナーの病気、そして介護と仕事の両立という問題は、多くの人が直面する可能性があります。今回の相談者の方は、パートナーの介護と経済的な問題、そしてご自身の心の葛藤の間で揺れ動いています。この状況を乗り越えるために、いくつかのステップに分けて考えていきましょう。
1. 現状の整理と優先順位の明確化
まずは、現状を客観的に整理し、何を優先すべきかを明確にしましょう。具体的には、以下の3つの要素を考慮します。
- パートナーの状況: 病状、現在の生活環境、本人の希望(自宅で過ごしたいのか、病院でのケアを希望するのか)
- 経済状況: 収入、貯蓄、介護費用、仕事の継続可能性
- 相談者の心身の健康: 介護による負担、精神的なストレス、仕事との両立による疲労
これらの要素を整理することで、具体的な問題点が浮かび上がり、優先順位をつけやすくなります。例えば、パートナーが自宅での生活を強く希望している場合、まずはその実現可能性を検討することになります。しかし、経済的な問題が深刻であれば、仕事との両立を模索する必要が出てきます。
2. 介護サービスの活用と情報収集
介護保険制度や、利用できる介護サービスについて詳しく調べてみましょう。相談者の場合、2DKのアパートでは自宅介護が難しい可能性がありますが、訪問介護やデイサービスなどのサービスを組み合わせることで、自宅での生活をサポートできる場合があります。
- 介護保険の申請: まずは、お住まいの地域の役所や地域包括支援センターに相談し、介護保険の申請を行いましょう。介護度が認定されれば、様々な介護サービスを利用できます。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス): 身体介護(入浴、排泄、食事など)や生活援助(掃除、洗濯、調理など)を、ヘルパーが自宅で行います。
- 訪問看護: 看護師が自宅に訪問し、健康管理や医療処置を行います。
- デイサービス: 日中に、食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けられます。
- ショートステイ: 短期間、施設に入所し、介護を受けられます。
- 介護施設の検討: 自宅での介護が難しい場合は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの入所も検討しましょう。
これらのサービスを組み合わせることで、介護者の負担を軽減し、パートナーの生活の質を維持することができます。また、地域の社会福祉協議会やNPO法人なども、介護に関する情報提供や相談を行っていますので、積極的に活用しましょう。
3. 仕事との両立を模索する
仕事との両立は、経済的な安定を保つために非常に重要です。しかし、介護の状況によっては、フルタイムでの勤務が難しくなることもあります。そのような場合は、以下の選択肢を検討しましょう。
- 勤務先の制度の活用: 育児・介護休業法に基づき、介護休業や短時間勤務制度を利用できる場合があります。会社の就業規則を確認し、人事担当者に相談してみましょう。
- テレワークの導入: 職種によっては、テレワークを活用することで、自宅での介護と仕事を両立できる可能性があります。
- 転職: 介護と両立しやすい仕事への転職も選択肢の一つです。例えば、勤務時間の融通が利きやすいパートタイムの仕事や、在宅ワーク可能な仕事などがあります。
- 副業: 本業を続けながら、副業で収入を増やすことも可能です。
仕事と介護の両立は、容易ではありません。しかし、様々な制度やサービスを活用し、柔軟な働き方を選択することで、両立を実現することは可能です。
4. パートナーとのコミュニケーションと意思確認
パートナーとのコミュニケーションは、後悔のない選択をするために非常に重要です。本人の希望を尊重し、一緒に話し合い、意思を確認しましょう。具体的には、以下の点について話し合うことが大切です。
- 自宅での生活への希望: 自宅で過ごしたいのか、病院でのケアを希望するのか。
- 延命治療に関する希望: 延命治療を希望するのか、しないのか。
- 最期をどこで迎えたいか: 自宅、病院、施設など、どこで最期を迎えたいのか。
- 残された時間で何をしたいか: やりたいこと、行きたい場所など、残された時間をどのように過ごしたいのか。
これらの話し合いを通して、パートナーの気持ちを理解し、本人の希望に沿った選択をすることが大切です。また、本人の意思がはっきりしない場合は、ご家族や親しい友人など、信頼できる人に相談し、意見を聞くことも有効です。
5. 専門家への相談
一人で抱え込まず、専門家にも相談しましょう。医師、看護師、ケアマネジャー、ソーシャルワーカーなど、様々な専門家が、あなたの状況をサポートしてくれます。具体的には、以下の点を相談しましょう。
- 病状や治療に関する情報: 医師から、病状や治療に関する詳しい説明を受け、今後の見通しについて理解を深めましょう。
- 介護サービスの利用に関する相談: ケアマネジャーに相談し、適切な介護サービスを提案してもらいましょう。
- 経済的な問題に関する相談: ソーシャルワーカーに相談し、経済的な支援制度や、利用できるサービスについて情報を得ましょう。
- 精神的なサポート: 精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受けましょう。
専門家のアドバイスを受けることで、より適切な判断ができ、精神的な負担も軽減されます。
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6. 後悔しないための心のケア
最愛のパートナーの介護は、心身ともに大きな負担がかかります。後悔しないためには、ご自身の心のケアも非常に重要です。具体的には、以下の点に注意しましょう。
- 感情を表現する: 辛い気持ちや悲しい気持ちを、一人で抱え込まず、信頼できる人に話したり、日記に書いたりして、感情を表現しましょう。
- 休息をとる: 睡眠をしっかりとる、休息時間を確保するなど、心身の疲れを癒す時間を持ちましょう。
- 趣味や気分転換: 好きなことや趣味に時間を使い、気分転換を図りましょう。
- サポートを求める: 家族や友人、地域のサポートグループなどに頼り、支え合いましょう。
- 専門家のサポート: 精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受けましょう。
心のケアを怠ると、心身の健康を損ない、介護を続けることが困難になる可能性があります。自分自身を大切にし、無理のない範囲で介護を続けることが大切です。
7. 事例紹介
以下に、同様の状況を乗り越えた方の事例を紹介します。
事例1: 訪問介護とテレワークを両立したAさんの場合
Aさんは、末期がんの夫の介護と、在宅での事務の仕事を両立していました。夫は自宅での生活を希望し、Aさんは訪問介護サービスを利用しながら、テレワークで仕事を続けました。Aさんは、仕事の合間に夫の食事の準備や、薬の管理を行い、夫の体調に合わせて、柔軟に勤務時間を調整しました。夫が亡くなるまで、Aさんは夫を支えながら、仕事を続けることができました。Aさんは、「夫との時間を大切にしながら、経済的な安定も保てたことは、本当に良かったと思っています。辛いこともありましたが、後悔はありません」と話しています。
事例2: 介護休業と転職を組み合わせたBさんの場合
Bさんは、末期がんの母親の介護のため、会社を退職し、介護に専念することを決意しました。しかし、経済的な不安から、介護休業制度を利用し、一時的に仕事を続けながら、介護の準備を進めました。その後、母親の病状に合わせて、パートタイムの仕事に転職し、介護と仕事を両立しました。Bさんは、「介護休業制度を利用したことで、介護の準備をする時間的余裕ができました。また、転職することで、介護と両立しやすい働き方を見つけることができました。母親との時間を大切にしながら、経済的な安定も保てて、本当に良かったと思っています」と話しています。
これらの事例から、状況に合わせて様々な選択肢があることがわかります。大切なのは、自分自身の状況を客観的に分析し、パートナーの希望を尊重しながら、後悔のない選択をすることです。
8. 最後に
今回の相談者の方は、非常に困難な状況に直面していますが、決して一人ではありません。多くの人が、同様の経験をしています。この記事で紹介した情報やアドバイスを参考に、パートナーとの時間を大切にし、後悔のない選択をしてください。そして、あなた自身を大切にし、心身ともに健康な状態で、この困難な時期を乗り越えてください。
もし、あなたが一人で抱えきれないと感じたら、迷わず専門家や信頼できる人に相談してください。あなたの苦しみは、必ず誰かに理解されます。そして、あなたは決して一人ではありません。
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