介護職の新人、遅番研修と高圧的な指導…この職場、本当に大丈夫？経験者が徹底解説
介護職の新人、遅番研修と高圧的な指導…この職場、本当に大丈夫？経験者が徹底解説
新卒で介護職に就いたあなたが、配属先の職場の現状に疑問を感じ、将来への不安を抱いているのですね。未経験での遅番スタート、高圧的な指導、そして相談員の機能不全…。これらの問題は、あなたのキャリアだけでなく、入居者の方々への質の高い介護にも影響を及ぼしかねません。この記事では、あなたの抱える疑問を一つずつ紐解き、あなたがより良いキャリアを築くためのヒントを提供します。
私は今年の4月大卒での新卒採用で介護職員(特養)を現在研修も兼ねてその施設でアルバイトをしております。
まだ入所してから1週間も経っておらず、私自身介護とは全く違う学部卒なのですが、日勤帯では無くずっと遅番をしております。
正直日勤をせずに遅番を新人に押し通す施設はどうなのでしょうか？一応先輩社員の方は付いてますが、ほとんど口で指導するだけで仕事の手本をあまり見せてくれません。少ない情報からメモを取った事を確認しながら仕事をするとリーダーに凄い勢いで怒鳴られます。(遅い、非効率等)
また職員の話によると相談員が機能しておらず、介護現場だけが助長してしまい、独りよがりな介護現場になっているという話を聞きました。
そこで質問なのですが
- 経験の無い新人にいきなり遅番をさせるのは普通なのでしょうか？※後2週間ちょっと研修がありますが全て遅番の研修です。
- 全くの素人に高圧的な指導を行うのは正しいのでしょうか？
- 相談員と介護職員が連携出来てない施設に未来はあるのでしょうか？
私自身この施設は異常と感じており、変更すべきだと思ったりもしてます。長文かつ日本語が下手で読みにくいかと思いますが現場で働いておられる方是非とも回答をよろしくお願いします。補足③の質問に補足です、現在働いてる施設は開設してまだ5年未満です。そういった意味で未来とつけております。
1. 新人介護職員への遅番シフトは一般的？
新卒で介護職に就き、初めての職場での遅番シフト、不安ですよね。結論から言うと、新人にいきなり遅番をさせることは、必ずしも一般的ではありません。しかし、施設の状況や人員配置によっては、あり得ることでもあります。
介護施設の人員配置は、入居者の介護度や施設の規模によって異なります。特に、夜勤帯の人員確保は、多くの施設で課題となっています。そのため、新人が早い段階で遅番や夜勤に入るケースも存在します。しかし、それはあくまでも、十分な研修とサポート体制が整っていることが前提です。
あなたの場合は、研修期間が2週間と短く、その全てが遅番であるとのこと。これは、十分な知識や技術を習得する前に、一人で業務をこなすことになりかねないため、非常に危険な状況と言えます。特に、介護の現場では、入居者の安全を守るために、正確な知識と迅速な対応が求められます。未経験者への十分な教育体制がないまま、遅番を任せることは、施設側の責任問題にも発展しかねません。
では、なぜこのような状況が生まれるのでしょうか？
- 人員不足: 慢性的な人手不足により、新人にも早くから戦力としての活躍を期待せざるを得ない状況があります。
- 教育体制の未整備: 研修プログラムが整っていない、指導者が不足しているなど、教育体制が不十分な施設も存在します。
- コスト削減: 新人を教育する時間やコストを削減するために、OJT（On-the-Job Training：実地訓練）に頼りがちな施設もあります。
もし、あなたが「このままでは不安だ」と感じるのであれば、以下の点を施設側に確認し、改善を求めることが重要です。
- 研修内容: 研修プログラムの詳細、研修期間中の評価方法、フォローアップ体制について確認しましょう。
- 指導体制: 指導者の経験やスキル、指導方法、相談体制について確認しましょう。
- シフトのローテーション: 日勤帯の経験を積む機会があるのか、夜勤に入る前に十分な準備期間があるのかを確認しましょう。
2. 高圧的な指導は正しいのか？
「遅い」「非効率」と怒鳴られるような高圧的な指導は、絶対に正しいとは言えません。むしろ、あなたの成長を妨げ、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。介護の現場では、入居者の命を預かるという責任感から、どうしても緊張感が高まりがちですが、だからこそ、指導方法には細心の注意が必要です。
高圧的な指導がもたらす悪影響
- 学習意欲の低下: 怒られることへの恐怖心から、積極的に質問したり、新しいことに挑戦したりすることをためらうようになります。
- 自己肯定感の低下: 自分の能力に自信が持てなくなり、自己肯定感が低下します。
- 精神的な負担: ストレスや不安を感じやすくなり、心身の健康を損なう可能性があります。
- 離職: 精神的な負担が大きくなると、離職につながる可能性が高まります。
理想的な指導とは？
理想的な指導は、あなたの成長を促し、モチベーションを高めるものです。具体的には、以下の要素が含まれます。
- 具体的なフィードバック: どこが良く、どこを改善すれば良いのか、具体的に伝えること。
- 丁寧な説明: なぜその業務を行うのか、その重要性を理解できるように説明すること。
- ロールモデルの提示: 良い手本を見せること。
- 傾聴: あなたの意見や疑問に耳を傾け、共感すること。
- 励まし: 成長を認め、励ますこと。
もし、あなたが現在受けている指導が、高圧的で一方的なものだと感じたら、以下のことを試してみてください。
- 記録: どのような指導を受けたのか、具体的に記録しておきましょう。
- 相談: 上司や先輩、または人事担当者に相談しましょう。
- 自己防衛: 精神的な負担を感じたら、休息を取り、専門家（カウンセラーなど）に相談しましょう。
3. 相談員と介護職員の連携不足は施設の未来を左右する？
相談員と介護職員の連携不足は、施設の未来に大きな影響を与える可能性があります。相談員は、入居者やその家族の相談に乗り、必要なサービスを提供する役割を担っています。一方、介護職員は、入居者の日常生活をサポートし、心身の健康を支える役割を担っています。両者が連携することで、入居者にとってより質の高い介護を提供し、満足度を高めることができます。
連携不足がもたらす問題点
- 情報共有の不足: 入居者の状態やニーズに関する情報が共有されず、適切なケアが行われない可能性があります。
- 意思疎通の欠如: 入居者や家族の意向が介護に反映されず、不満が生じる可能性があります。
- サービスの質の低下: 連携不足により、ケアプランが適切に実行されず、サービスの質が低下する可能性があります。
- 職員の負担増: 連携不足により、介護職員の負担が増加し、離職につながる可能性があります。
連携がうまくいっている施設の例
連携がうまくいっている施設では、以下のような取り組みが行われています。
- 定期的な会議: 相談員と介護職員が定期的に会議を行い、情報共有や問題解決を行います。
- 情報共有ツール: 連絡ノートや電子カルテなど、情報共有のためのツールを活用します。
- 合同研修: 相談員と介護職員が合同で研修を行い、相互理解を深めます。
- 役割分担の明確化: 相談員と介護職員の役割を明確にし、それぞれの専門性を活かしたケアを提供します。
あなたの職場の相談員が機能しておらず、介護現場が独りよがりな状況になっているとのこと。これは、非常に深刻な問題です。開設5年未満の施設であれば、まだ改善の余地は十分にあります。あなた自身が、問題意識を持ち、積極的に改善を提案していくことも重要です。
改善のためにできること
- 問題点の可視化: 連携不足による具体的な問題点を記録し、上司や施設長に報告しましょう。
- 改善提案: 連携を強化するための具体的な提案（会議の開催、情報共有ツールの導入など）を行いましょう。
- 他施設の事例研究: 連携がうまくいっている他施設の事例を参考に、自施設に合った改善策を検討しましょう。
- 上司との連携: 上司や施設長と協力し、改善に向けて取り組む姿勢を示しましょう。
4. あなたのキャリアを考える〜転職も視野に〜
あなたが現在抱えている問題は、あなたのキャリアにとって大きな影響を与える可能性があります。未経験での遅番、高圧的な指導、連携不足…これらの問題が改善されない場合、あなたは心身ともに疲弊し、介護の仕事そのものに嫌気がさしてしまうかもしれません。しかし、まだ2週間しか経っていない今、諦める必要はありません。あなたのキャリアは、あなたの手で切り開くことができます。
まず、現状を客観的に分析しましょう。
- あなたの強み: これまでの経験やスキル、あなたの性格的な強みを整理しましょう。
- あなたの興味: どのような介護の仕事に興味があるのか、どのような働き方をしたいのかを考えましょう。
- 施設の状況: 施設の改善の可能性、あなたの成長をサポートしてくれる環境があるのかを冷静に見極めましょう。
次に、選択肢を検討しましょう。
- 現状維持: 施設の改善を期待し、働き続ける。
- 異動: 施設内で、より良い環境の部署に異動する。
- 転職: 他の介護施設や、関連職種への転職を検討する。
- キャリアチェンジ: 介護職以外の職種への転職を検討する。
転職を検討する場合
もし、あなたが転職を検討するのであれば、以下の点を意識しましょう。
- 情報収集: 介護業界の求人情報を収集し、様々な施設の情報を比較検討しましょう。
- 自己分析: 自分の強みや弱み、希望する働き方を明確にしましょう。
- 求人情報の確認: 施設の労働条件、研修制度、教育体制、人間関係などを確認しましょう。
- 面接対策: 面接で、あなたの熱意やスキルをアピールできるように準備しましょう。
転職活動は、大変なこともありますが、あなたのキャリアを大きく変えるチャンスでもあります。焦らず、じっくりと準備を進めていきましょう。
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5. まとめ：あなたのキャリアを切り開くために
新卒で介護職に就いたあなたが、直面している問題は、決して珍しいものではありません。しかし、これらの問題を放置すれば、あなたのキャリアは停滞し、心身ともに疲弊してしまう可能性があります。この記事で解説したように、まずは現状を客観的に分析し、問題点を明確にしましょう。そして、改善を求める、または転職を検討するなど、あなたのキャリアを切り開くための行動を起こしましょう。
あなたのキャリアは、あなた自身の手で築き上げていくものです。困難に立ち向かい、積極的に行動することで、必ず道は開けます。応援しています。
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