重度知的障害児の育児と姑の介護…両立は鬼嫁？悩めるあなたへのキャリアコンサルタントからのアドバイス
重度知的障害児の育児と姑の介護…両立は鬼嫁？悩めるあなたへのキャリアコンサルタントからのアドバイス
この記事では、重度の知的障害を持つお子さんの育児をしながら、姑の介護問題に直面しているあなたに向けて、キャリアコンサルタントとしての視点から、現状の整理、今後の選択肢、そして心の負担を軽減するための具体的なアドバイスを提供します。介護と育児の両立は、多くの困難を伴いますが、決して一人で抱え込む必要はありません。あなたの状況を理解し、より良い未来を築くためのサポートをさせていただきます。
重度知的障害児を育てながら、姑の介護をしている人いますか？ 分かりづらい文面かもしれませんが、経験談、あるいはお考えをお聞かせ下さい。
現在、重度の知的障害児を育てています。 我が子なので、ホントに可愛いです。 でも、やっぱり大変なことが多いのも事実。 スーパー多動ですし、ほぼ全介助の状態。 全介助であっても、自由に歩ける状況ゆえ、客観的に判断しても障害児の中でも手のかかるタイプだと思います。
舅は他界しており、姑が独り暮らしをしています。 この姑の介護についてです。 主人には妹（姑からすると実の娘）がおり、嫁に行ったとはいえ、姑の家から徒歩数分圏内に住んでいて、そちらの孫達の面倒は頻繁に見ていて、ほぼ毎日、そちらの孫たちとは接している様です。 また、長男に嫁いでいるとはいえ、嫁ぎ先の両親の介護の必要はなさそうな状況。
対してこちらは、現在、車で４０分の距離に住んでいます。 娘が慣れない場所での興奮・多動がひどく、あまりお伺い出来ない状況で、可愛くない事は無いのでしょうが、我が子と姑の距離感をとても感じている状態です。 また、娘を産んだ当初、短時間、お預けしても大丈夫か、聞いたところ「（障害の程度から）とても無理」と言われています。 さらに、何十回と入院をしている娘の面会には来て下さるんですが、アポなしで突然現れ、何度も来るものの、手伝ってくださるという様子はなく、こちらからも、お願いしづらいような状況です。
私個人的には、決して人間的に嫌いというわけではないんですが、きっと嫁姑という関係上、とても距離感を感じる方です。
このような状況でも、いずれ訪れる姑の介護は私のすべき事なのでしょうか？
子どもが生まれる前は、「動けなくなったらよろしく。」と姑に言われていて、好き好んでというわけではないものの、いずれそうなる事を覚悟していましたが、現状を考えると、我が子一人でも手一杯の中、とても姑の介護までは難しいと、数年前、主人に伝えました。
主人も納得して、姑にその旨を伝えてはくれたそうなんですが、その答えはありません。
うやむやなまま時間だけが過ぎていく毎日です。
たまにではありますが姑の家に娘を連れていくと、ホントに大変そうだと理解はしてくれていて、姑も、短時間でも目が回ってしまい、疲れてしまうようです。 ずるいですが、この子と一緒の暮らしは無理そうと思ってくれたらと、密かに願っているのです。
姑の介護、その時がきたら、私の仕事になるのでしょうか？ 断ったら、鬼嫁ですか？
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、あなたの置かれている状況を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。あなたは、重度の知的障害を持つお子さんの育児と、将来的に発生する可能性のある姑の介護という、二重の負担を抱えています。特に、お子さんの状態が非常に手厚いケアを必要とするため、時間的、体力的な制約が大きいことが伺えます。さらに、姑との関係性や、ご主人の妹さんの存在も、複雑な問題として絡み合っています。
- 育児の負担: ほぼ全介助が必要なお子さんの育児は、24時間体制に近い状態であり、休息時間の確保も困難です。
- 介護の可能性: 姑の介護が必要になった場合、あなた自身がその役割を担うことへの不安と、物理的な距離、姑との関係性からくる心理的な負担があります。
- 家族間の役割分担: ご主人の妹さんが近くに住んでいること、そしてその家族との関係性から、介護の役割分担に対する不公平感を感じている可能性があります。
- 経済的な問題: 介護にかかる費用や、あなたが仕事を続けることの難しさなど、経済的な問題も無視できません。
これらの問題点を整理することで、具体的な対策を立てるための第一歩となります。まずは、ご自身の状況を客観的に把握し、何が最も負担になっているのか、優先順位を明確にしましょう。
2. 介護に関する法的な側面と利用できる制度
介護問題は、感情的な側面だけでなく、法的な側面も考慮する必要があります。介護保険制度や、利用できる支援サービスについて理解を深めることが重要です。
- 介護保険制度: 65歳以上の方（または特定疾病により40歳以上の方）が利用できる介護保険制度は、介護サービスを利用するための重要な基盤となります。姑が要介護認定を受けることで、訪問介護、デイサービス、ショートステイなどのサービスを利用できます。
- 障害者総合支援法: お子さんの障害に関する支援制度も、積極的に活用しましょう。障害福祉サービス（居宅介護、行動援護、日中一時支援など）を利用することで、育児の負担を軽減できます。
- 成年後見制度: 認知症などにより判断能力が低下した場合、成年後見制度を利用することで、財産管理や身上監護に関するサポートを受けることができます。
- 相談窓口: 市町村の介護保険課や、地域包括支援センター、障害福祉サービスを提供する事業所など、専門的な相談窓口を活用しましょう。
これらの制度やサービスを最大限に活用することで、介護と育児の両立を支援する基盤を整えることができます。専門家のアドバイスを受けながら、最適なプランを立てましょう。
3. 家族とのコミュニケーションと役割分担
介護問題は、家族全体で取り組むべき問題です。ご主人、ご主人の妹さん、そして姑との間で、率直なコミュニケーションを図り、役割分担について話し合うことが重要です。
- ご主人との話し合い: まずは、ご主人とじっくりと話し合い、あなたの負担や不安を共有しましょう。介護に関する考え方や、今後の役割分担について、具体的な提案をすることが大切です。
- 妹さんとの連携: 妹さんとも、積極的にコミュニケーションを取り、協力体制を築きましょう。妹さんができること、あなたが負担できることを明確にし、お互いの負担を軽減する方法を模索しましょう。
- 姑との対話: 姑とも、状況を説明し、理解を求める努力をしましょう。あなたの置かれている状況や、介護に対する考えを伝え、今後の介護について、一緒に考えていく姿勢を示すことが重要です。
- 第三者の介入: 家族間での話し合いが難航する場合は、ケアマネジャーや、弁護士などの専門家を交えて話し合うことも有効です。
家族間のコミュニケーションを円滑に進めるためには、お互いの立場を尊重し、感情的にならず、建設的な対話を行うことが重要です。相手の意見をしっかりと聞き、理解しようと努めましょう。
4. 育児と介護の両立を支える働き方とキャリアプラン
育児と介護を両立するためには、働き方を見直すことも重要です。あなたの状況に合わせて、柔軟な働き方を選択し、キャリアプランを立てることが大切です。
- 在宅勤務: 在宅勤務可能な仕事を探すことで、育児と仕事を両立しやすくなります。
- 時短勤務: 短時間勤務制度を利用することで、育児の時間を確保しやすくなります。
- パート・アルバイト: 自分のペースで働けるパートやアルバイトも、選択肢の一つです。
- フリーランス: スキルがあれば、フリーランスとして働くことで、時間や場所にとらわれずに働くことができます。
- 副業: 本業を持ちながら、副業として収入を得ることも可能です。
- キャリアコンサルタントへの相談: 専門家であるキャリアコンサルタントに相談し、あなたのスキルや経験、希望に合った働き方を見つけるサポートを受けることも有効です。
働き方を選ぶ際には、収入、労働時間、仕事内容、キャリアアップの可能性などを考慮し、あなたのライフスタイルに合った働き方を選択しましょう。また、キャリアプランを立てることで、将来的な目標を持ち、モチベーションを維持することができます。
5. 精神的な負担を軽減するためのセルフケア
育児と介護の両立は、心身ともに大きな負担を伴います。精神的な負担を軽減し、心身の健康を維持するためのセルフケアも重要です。
- 休息時間の確保: 睡眠不足は、心身の健康に悪影響を及ぼします。可能な限り、十分な睡眠時間を確保し、休息を取りましょう。
- 気分転換: 趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図りましょう。
- ストレス発散: ストレスを感じたときは、適切な方法で発散しましょう。
- 相談できる相手: 家族、友人、専門家など、相談できる相手を見つけ、悩みを打ち明けましょう。
- 専門家のサポート: 精神科医やカウンセラーなどの専門家のサポートを受けることも有効です。
- 地域のサポート: 地域の障害児支援サービスや、介護サービスを利用し、負担を軽減しましょう。
セルフケアは、心身の健康を維持し、より良い生活を送るために不可欠です。自分自身を大切にし、心と体のバランスを保ちましょう。
6. 具体的なアクションプランの作成
これまでのアドバイスを踏まえ、具体的なアクションプランを作成しましょう。現状の課題を整理し、具体的な目標を設定し、それらを達成するためのステップを明確にすることが重要です。
- 現状の把握: あなたの置かれている状況を改めて整理し、問題点を明確にする。
- 目標の設定: 育児と介護の両立に関する目標、働き方に関する目標、セルフケアに関する目標などを設定する。
- 情報収集: 介護保険制度、障害者総合支援法、利用できる支援サービスに関する情報を収集する。
- 家族との話し合い: ご主人、ご主人の妹さん、姑との間で、介護に関する話し合いを行う。
- 働き方の検討: あなたの状況に合った働き方（在宅勤務、時短勤務、パートなど）を検討する。
- セルフケアの実践: 休息時間の確保、気分転換、ストレス発散など、セルフケアを実践する。
- 専門家への相談: キャリアコンサルタント、ケアマネジャー、弁護士など、専門家への相談を検討する。
アクションプランは、あなたの状況に合わせて、柔軟に変更していくことが重要です。定期的に見直しを行い、目標達成に向けて、着実にステップを進んでいきましょう。
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7. 鬼嫁ではない！あなたの選択を尊重する
最後に、あなたが「鬼嫁」になるのではないかと悩んでいることについて、お答えします。結論から言えば、あなたは決して「鬼嫁」ではありません。あなたの選択は、あなたの状況、そしてあなた自身の価値観に基づいたものであり、誰にも非難されるべきものではありません。
介護は、確かに重要な問題です。しかし、あなたの最優先事項は、重度の知的障害を持つお子さんの育児です。お子さんのケアに全力を尽くすことは、親として当然のことであり、素晴らしいことです。そして、あなたの心身の健康を守ることも、非常に重要です。疲弊しきった状態で介護をすることは、あなたにとっても、姑にとっても、良い結果をもたらしません。
もし、あなたが姑の介護をすることが難しいと感じるのであれば、その気持ちを正直に伝え、他の選択肢を模索することは、決して悪いことではありません。ご主人や妹さんと協力して、他の介護サービスを利用したり、役割分担を検討したりすることもできます。あなたの選択を尊重し、あなた自身が納得できる形で、今後の介護について考えていきましょう。
あなたの人生は、あなた自身のものです。あなたの幸せを第一に考え、後悔のない選択をしてください。そして、もし悩んだときは、いつでも私たちキャリアコンサルタントにご相談ください。あなたのキャリアと人生を、全力でサポートさせていただきます。
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