80代高齢母の奇妙な言動…認知症？それとも？専門家が解説する高齢者の行動と対応策

80代高齢母に対する違和感。最近、いくらなんでもおかしいだろという言動が、若い時よりも顕著になってきました。認知症なのか、加齢によるものなのか、発達障害のようなものだとしたら、もうどうしようもないのか、、自分でも調べてみますが何だかよく分からなくて。同じ様な高齢者はいるのでしょうか？最近あった出来事でいうと、 ◯親族でも何でもない他人(その人は親を亡くして２週間)に、あんたの所にお線香あげに行きたいから、車でウチまで来てよ！案内してよ！ ◯上記を私がそれは悪いよと指摘、で訪問したら相手の家では始終自分語り、友人や相手家族もドン引き。挙句の果てに私の夫の陰口を叩く。 (私の娘と夫は血が繋がっていないので、家の中では孫に薄着をさせたくない、男だから間違うこともある、本当の親子じゃないから不安だ、など) 実際は父子として仲良くしています。これは名誉毀損で私も憤慨。我慢しましたが、その場は相手家族も困ってました。 ◯訪問先でお菓子を食い漁る。一緒に行った友人にも食べな！食べな！と勧める。図々しい。 ◯(私の夫が「お義母さん筍をもらったよ」というと開口一番に)米ぬかは？その人米ぬかくれなかったの？非常識だね！知らないんだ？へぇ〜常識なのにね！ (お礼も言わずにずっと喋ってる) ◯農家からお米を安く買えたので話すと、農家はだいたいそれくらいよ？知らないの？精米はドコドコに行きなさい、など知ったか＆指図。 ◯お土産にパンを買ってきたら、お礼も言わずにお皿を箸でカンカン！と叩き、ここに入れて！５個でいいわ！ ◯私にも他人にも、相手の容姿をダメ出しする。「あんた太ったね！私みたいに運動しなさいよ！あんた肌汚いね！」など。相手の気持ちや、もしかしたら病気で太ったのかもとか、そういう配慮がない。 ↑悲しいから言わないでと言うと「何泣いてんの？悔しかったら痩せなさいよ」更に、なぜそんな事を言うのか問うと「分からない、クチから出るの」 ◯田舎の小さなスーパーでは、入って出てくるまで買い物１時間かかる。パックマンのように全部の棚をまわり、だいたいの値段を覚えている。３日にいっぺんくらいで、カゴ２つ分、山盛りで買う。多い時は毎日。ちなみに１人分の買い物。 ◯600リットル以上の冷蔵庫を、ほとんど１人で占拠している。私が少しでも大きい物を買うと邪魔だ、入らない、またそんなの買って！と怒る。 ◯夕飯時「今日は何のご馳走ですかぁ？(煽り気味)」気に入らないと「要らない！嫌いだよ！」偏食がひどく、しかし気分によって食べたりするので厄介。本人はハンバーグの作り方も知らないくせに、レシピが書いてあるチラシを持ってきては「簡単だから作ってみなさいよ」という。簡単なら作ってみたら？と返すと、面倒くさいと言ってくる。 ◯本人が、家の敷地内で野良猫に餌をやっていた。道路で轢かれたら役所に電話して終わり(ウチの猫じゃありませんから〜と平気で言う) 今は保護して中で飼っているが、餌をやるくせに動物は嫌い。触りたくない！と。私が世話をするも、自分で餌付けしたくせに「あんたが自分勝手に飼っているんだろ」という認識。 ◯カラスに餌付けする。私が作ったものや買ってきたものなど、植木鉢にいれてカラスにつつかせる。長くて済みません、本当に書ききれないくらいなんです。代表的なものは上記のような感じです。本人をあまり責めると「イーーーッ！！イッ！イッ！！」と癇癪を起こします。昔私の祖母が言っていましたが、母は幼児期からそんな感じだったようで、手を焼いたそうです。ちなみに、私と両親は養子縁組で、母とは血が繋がっていません。とにかく一緒にいると疲弊、何かこう、パワーを吸い取られる気がするんですよね。嫌なことは必ず起きるし。今更別居はいいです、本人もうあと10年生きるか分からないですから。だけど本当に若い頃から上記のような感じで、最近特に目立ってきた気がするんですよね。頭はしっかりしてます。ただ、他人の気持ちに配慮が出来ません。変に「ワタシ気が利くアピール」はしていますが、お節介という名の。高齢者ってこんなものですかね？これで認知症になったらどうなっちゃうんでしょう。補足生前、父(養父)に相談した際には「お前と母ちゃんは性格が合わない、出来るだけ接しないようにするしかないだろうな」と言っていました。私も今までずっと性格や相性の問題だと思っていました。ですが質問文の「旦那に対する話」の件で、他人の前で言う事？この人おかしくない？と思い、これは根本的に何かおかしいんじゃないかなと考えるようになりました。考えて、原因が分かったところでどうしようもないんですけどね。

この記事では、80代高齢者の奇妙な言動に悩む相談者の方に向けて、その原因を探り、具体的な対応策を提案します。高齢者の行動変化は、加齢によるものだけでなく、認知症やその他の精神的な要因が考えられます。相談者様のケースを分析し、専門家の視点から、ご自身の状況を客観的に理解し、穏やかな解決策を見つけるためのヒントを提供します。

高齢者の行動変化：原因の多角的な分析

まず、ご相談内容から、お母様の行動は単なる「性格の悪さ」や「加齢による変化」だけで片付けるには複雑な要素を含んでいるように見えます。いくつか考えられる原因を検討してみましょう。

認知症： 記憶障害、判断力の低下、人格変化などが特徴です。お母様の言動の中には、他人の気持ちを理解できない、衝動的な行動、現実離れした発言などが含まれており、認知症の可能性を否定できません。特に、「なぜそんなことを言うのか問うと「分からない、クチから出るの」という発言は、認知機能の低下を示唆している可能性があります。早期発見・早期治療が重要です。
パーソナリティ障害： 生まれつきの人格特性が、社会生活に支障をきたすレベルで歪んでいる状態です。お母様の自己中心的で、他者への配慮に欠ける言動は、パーソナリティ障害の一種である可能性も考えられます。特に、養子縁組というご家庭環境も、人格形成に影響を与えた可能性があります。
うつ病やその他の精神疾患： 高齢期に発症するうつ病は、意欲の低下や不眠、怒りっぽさなどを引き起こします。お母様の行動変化は、精神疾患の症状と重なる部分もあります。
加齢による変化： 加齢に伴い、体力や認知機能が低下することは自然なことです。しかし、ご相談内容からは、単なる加齢変化だけでは説明できない、異様な行動も含まれています。

これらの可能性を総合的に判断するには、専門医による診察が不可欠です。特に、認知症の早期発見は、進行を遅らせる上で非常に重要です。

具体的な対応策：専門家と連携したアプローチ

お母様の状態を改善するためには、以下のステップを踏むことをお勧めします。

医療機関への受診： まずは、脳神経外科や精神科を受診し、認知機能検査や精神状態の評価を受けることが重要です。専門医による診断に基づいて、適切な治療やケアプランを立てることができます。初期症状であれば、薬物療法や認知症予防プログラムなどで症状の進行を遅らせることが期待できます。
介護サービスの利用： お母様の状態によっては、デイサービスや訪問介護などの介護サービスの利用を検討しましょう。これにより、ご自身の負担を軽減し、お母様にも社会との接点を維持する機会を提供できます。介護サービスは、地域包括支援センターなどに相談することで、適切なサービスを選ぶことができます。
家族や周囲への相談： ご自身の負担を軽減するために、家族や友人、地域包括支援センターなどに相談しましょう。一人で抱え込まず、周囲の協力を得ることが重要です。特に、お母様の行動に困っている友人や親族にも、状況を説明し、理解を求めることが大切です。養子縁組というご家庭環境を踏まえ、専門機関のカウンセリングなども検討してみましょう。
生活環境の見直し： お母様の生活環境を見直し、安全で快適な生活を送れるように工夫しましょう。例えば、冷蔵庫の整理、買い物方法の工夫、危険な行動の予防などです。ご自身の安全と健康にも配慮し、無理のない範囲で対応することが大切です。
ご自身のメンタルケア： お母様の介護は、精神的な負担が大きいため、ご自身のメンタルケアも大切です。ストレスをため込まないように、趣味や休息の時間を取り、必要であれば、精神科医やカウンセラーに相談しましょう。介護者向けのサポートグループに参加するのも良い方法です。

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高齢者の行動と対応：成功事例と専門家のアドバイス

実際には、高齢者の行動変化への対応は、ケースバイケースです。以下に、成功事例と専門家のアドバイスを紹介します。

成功事例１： あるご家族では、認知症と診断された高齢の母親に対し、デイサービスと訪問介護を組み合わせることで、母親の生活の質を向上させ、同時に家族の負担を軽減することに成功しました。デイサービスでは、社会との繋がりを維持し、認知機能の維持・向上に繋がる活動に参加。訪問介護では、家事や身の回りの世話のサポートを受け、家族は母親との時間をより質の高いものにすることができました。

成功事例２： 別のケースでは、高齢者の父親の偏食に悩んでいたご家族が、管理栄養士のアドバイスを受け、父親の嗜好に合わせた食事を提供することで、栄養バランスの改善と食への意欲向上を実現しました。管理栄養士は、父親の健康状態や好みを考慮した献立を作成し、家族に調理方法を指導。これにより、父親の健康状態は改善し、家族も安心して介護を続けることができました。

専門家のアドバイス： 高齢者の行動変化への対応は、早期発見・早期対応が重要です。少しでも気になる症状があれば、すぐに医療機関を受診し、専門家の意見を聞きましょう。また、家族や友人、地域包括支援センターなどのサポートを活用し、一人で抱え込まず、周囲の協力を得ることが大切です。

まとめ：穏やかな解決に向けて

お母様の行動変化の原因を特定し、適切な対応策を講じるためには、専門家の力を借りることが不可欠です。認知症の可能性も考慮し、医療機関への受診を強くお勧めします。同時に、介護サービスの利用や家族・友人への相談、ご自身のメンタルケアも大切です。焦らず、一歩ずつ、穏やかな解決に向けて進んでいきましょう。

この記事では、一般的な解決策を提示しましたが、お母様との関係性や具体的な状況は、一人ひとり異なります。よりパーソナルなアドバイスが必要な場合は、専門家にご相談ください。

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