愛犬の慢性腎不全と向き合う飼い主のためのQ&A：仕事との両立と最善の治療法選択

1歳8ヶ月の愛犬が慢性腎不全と蛋白喪失性腎症と診断されました。現状数値が bun183 crea11.5 sdma65 phos19.9 upc11.65 crp2.1 家に迎え入れた時から嘔吐下痢が多い子で、食に興味があまりなくムラがある子でした。 1週間程前から嘔吐下痢があったりなかったり、食べたり食べなかったりで水を吐いて血便が出てしまったので只事じゃ無いと急いで動物病院で血液検査 bun106 crea5.3で緊急入院になりました。先生には迎えた時から嘔吐下痢と食欲のムラと食の細さは(ご飯＜おやつ)相談していましたが、その際パピー期には嘔吐下痢食ムラよくあり胃腸炎と診断されていました。次の日のお迎えで病名は「慢性腎不全」と診断され若年性の先天性の慢性腎不全。 creaは4.97に減少していました。次の日腎臓に特化している病院を探しセカンドオピニオンへ。血液検査、尿検査、超音波検査、点滴、血栓の薬を処置。 bun163 crea10.5 sdma65 phos16.1 amyl1882 crp2.9 腎臓と膵臓とリンと炎症の数値が高すぎる。急激に上がったのは入院の際処方されたステロイドの影響があると考えられるので明日再検査。蛋白喪失性腎症もあり他にも炎症があるので慢性腎不全だけとは言えないと。次の日にセカンドオピニオンで血液の再検査 bun183 crea11.5 phos19.9 k6.3 crp2.1 数値が昨日より上昇。点滴をして幹細胞上清液を行いました。選択肢の一つとして透析を提案されました。帰宅して疲れている中でもご飯を食べておもちゃで遊んでいつも通りの愛犬。結果、幹細胞上清液を週に一回と療法食、自宅点滴でソルラクト、ミルタザピンで食欲増進の治療を選択しました。連日病院で負担をかけてしまって可哀想な思いをさせました。飼い主として愛する我が子の為にどの選択が一番良いのか悩みに悩んでいます。慢性腎不全からの急性腎不倦が疑われていて透析も手段にありますが本人が辛い思いをすることを考えると。それと強制給餌も可哀想で。疲れやすくなった気がしますが、それでもおもちゃで遊んだりいつも通りに近い愛犬を見るとずっと一緒に居たくて。飼い主のエゴでしょうか、、、先天性で辛かったはずなのに、ここまで一緒に生きたいと思ってくれている愛犬に感謝しかないです。因みに関係性があるかは不明ですが同じブリーダーさんで同じ犬種の子は1歳半で腎臓疾患で亡くなられてました。今飼い主の私に出来る一番の治療方針はなにがありますでしょうか？この数値で今も日常が送れていることが奇跡なのでしょうか？仕事も辞めてずっと傍にいてあげられるのが幸いです。皆さまのお力添えいただけますと幸いです。初めての質問で長々と失礼いたしました。補足体重は7.3kg→5.6kgで痩せてしまって心配です。嘔吐下痢は今のところ無くなりました。療法食は1回目しか自ら食べてくれません。強制給餌を試しましたが頑なに拒否する愛犬を見ると辛くてやってあげられる自信がないです。美味しくないのもありますが、家に来た時からご飯はそこまて興味が無かったので余計に。その時から負担があって食べることが楽しく無かったのかなと思うと辛いです。尿が透明で水は自ら沢山飲んでくれています。

この記事では、愛犬の慢性腎不全と蛋白喪失性腎症と診断され、仕事との両立に悩む飼い主さんのために、最善の治療法選択と、飼い主さんの心のケア、そして仕事とのバランスについて具体的なアドバイスを提供します。ご自身の状況と照らし合わせながら、愛犬との時間を大切にできる方法を見つけていきましょう。

1. 現在の愛犬の状態と治療方針の再確認

まず、愛犬の現状を改めて整理しましょう。BUN183、Crea11.5、SDMA65、Phos19.9といった数値は、腎機能の著しい低下を示唆しています。蛋白喪失性腎症も併発していることから、腎臓への負担は非常に大きいと考えられます。しかし、愛犬が元気に遊んでいる様子から、まだ諦めるには早すぎません。

現在、幹細胞上清液療法、療法食、自宅点滴、食欲増進剤（ミルタザピン）という治療方針を選択されています。これは、愛犬のQOL（生活の質）を維持しながら、腎機能の悪化を遅らせるための適切なアプローチと言えるでしょう。ただし、療法食の摂取が課題となっていますね。

2. 療法食の摂取促進策

療法食の摂取が難しいとのことですが、これは多くの慢性腎不全の犬で共通する問題です。味に工夫を加える、少量ずつ何度も与える、おやつと混ぜるなど、様々な方法を試してみましょう。以下に具体的な提案をいくつか挙げます。

少量多頻度給餌：1日に必要な量の療法食を、数回に分けて少量ずつ与える。
温めて提供：温めることで香りが強くなり、食欲増進に繋がる可能性がある。
トッピング：少量の無塩の鶏肉や魚をトッピングする（獣医師に相談の上）。
異なる療法食を試す：いくつかの療法食を試して、愛犬の好みを見つける。
嗜好性の高い療法食を選ぶ：獣医師に相談し、愛犬の嗜好性に合った療法食を選択する。
食欲増進剤の調整：ミルタザピンの効果を最大限に引き出すために、獣医師と投与量やタイミングを調整する。

強制給餌は、愛犬にとってストレスになりかねません。愛犬が嫌がるようであれば、無理強いせず、上記の工夫を優先しましょう。獣医師と相談しながら、愛犬にとって最もストレスの少ない方法を見つけることが重要です。

3. 仕事との両立：時間管理とサポート体制

愛犬の治療に専念するため、仕事を辞めることを検討されているとのことですが、まずは時間管理の見直しから始めてみましょう。自宅点滴などのケアは、時間帯を工夫することで、仕事との両立が可能になるかもしれません。また、ご家族や友人、ペットシッターなどのサポート体制を整えることも有効です。

もし、時間的な制約がどうしても解消できない場合は、パートタイム勤務への変更や、在宅ワークへの移行などを検討してみましょう。雇用形態の変更は、キャリアに影響を与える可能性がありますが、愛犬のケアと仕事の両立を図るためには、必要な選択となる場合もあります。

4. 心のケア：飼い主さんの負担軽減

愛犬の病気と向き合うことは、飼い主さんにとって大きな精神的負担となります。常に不安を抱えていると、心身ともに疲れてしまいます。以下のような方法で、心のケアを行いましょう。

信頼できる獣医師との継続的なコミュニケーション：不安な点を相談し、適切なアドバイスを受ける。
同じ病気を持つ飼い主さんとの交流：情報交換や共感を通して、心の支えを得る。
ペットロスカウンセリングの利用：必要であれば、専門家のサポートを受ける。
趣味や休息時間を持つ：心身をリフレッシュする時間を確保する。

愛犬のために尽くすことは素晴らしいことですが、ご自身の心身の状態にも気を配ることが大切です。無理をせず、周りの人に助けを求めることも、決して恥ずかしいことではありません。

5. 今後の治療方針：獣医師との連携が不可欠

愛犬の治療方針については、獣医師と綿密に相談することが重要です。定期的な血液検査を行い、数値の変化を細かくモニタリングすることで、治療方針の修正や、新たな治療法の導入を検討できます。透析は、最終手段として選択肢の一つとして残しておきましょう。愛犬の状態が悪化し、QOLが著しく低下した場合に検討するのも良いでしょう。

また、同じブリーダーさんから同じ犬種で腎臓疾患で亡くなった子がいたという情報は、遺伝的な要因の可能性を示唆しています。獣医師に相談し、遺伝子検査などを検討するのも良いかもしれません。

まとめ

愛犬の慢性腎不全と闘うことは、飼い主さんにとって大変な試練ですが、決して諦める必要はありません。獣医師との連携を密にし、愛犬の状態を常にモニタリングしながら、適切な治療とケアを継続することで、愛犬との時間を大切に過ごすことができます。療法食の工夫、時間管理、心のケア、そして獣医師との継続的なコミュニケーションを心がけ、愛犬と幸せな時間を過ごしてください。

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※この記事は一般的な情報提供を目的としており、獣医学的なアドバイスではありません。愛犬の治療については、必ず獣医師にご相談ください。

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