79歳父、自宅療養への道筋：介護保険活用と家族の協力を得るための具体的なステップ

退院して自宅療養するためには？ 79歳の父が、先日、救急搬送から入院になりました。胃潰瘍からの吐血、肝臓がんが四つ見つかりました。入院前には、病院にかかることを頑なに拒否。状態も、ほぼ椅子に座っているか、ベッドでの生活でした。着替え、排泄、入浴、歩行などはほとんど介助なしでは出来ない状態、食事もほとんどとれない状態でした。入浴に関しては、シャワーも自力で浴びることも出来ず、1ヶ月ほど、シャワー浴も出来ない状態だったようです。 76歳の母と弟の3人暮らしですが、弟は仕事が忙しく、ほとんど家におらず、母が1人で父の面倒を見ていました。現在、本人は、早く家に帰りたいと言います。そこで、私は、家に帰ってからの生活を整えるため、介護認定の申請をしましたが、父が断固拒否。家に他人を入れたくないだの、自分が介護保険を使うと財源が減るから、自分には使わないで欲しいだの言っています。退院するには、最低限の準備が必要で、その準備が整わなければ、無理だと私は認識しております。おそらく、病院でも手すりやら、ベッドの用意、入浴介助のできるデイサービスなどの準備が整わなければ退院させることはしないと聞きましたが、実際のところはどうなのか教えて欲しいです。私は、嫁なのですが、母も、旦那も弟も、知識や経験が乏しく、私が一番知識も経験も多く、私が中心になり、手続きを行ったり、主治医と話をしたりしています。母は、父の希望を100%叶えたいようですが、介護保険の制度も分からない、介護がどれだけ大変なのかも理解しておらず、何の準備もなく、帰って来ても今までできていたのだから、大丈夫だと言います。今後、どう説得したら良いか頭を抱えています。父母との関係はとても良好です。私には、14歳、２歳半の息子がおり、子育てもしていたり、父が入院する数日前に事故られたりでそちらの手続きもあったり、日常的に息子たちの療育センターの通所もしています。なので、介護するにしても、ヘルパーも必要だと思っているし、通院させるにしても、本人が歩けないのと、車に乗るまでに、段差も多く、車椅子などを使うことも難しいです。家も築50年と古く、リフォームも嫌がっています。介護保険を使ってもかなりのお金が出るから、最低限の準備もしたくないと言います。裕福なほうだと思いますが、自分に使うのがもったいないとか、出来るだけ、お金を遺して相続させたいんだそうです。説得出来るか考えるだけで、かなりこちらも疲れます。私以外の家族は、中途半端に丸投げするのと、介護保険の仕組みなどを説明しても、最後には、お父さんが嫌がるからというばかりで、誰も父を説得しようという気がありません。私は、父が家で療養したいという希望を叶えたいために動いてますが、こんな状態では、難しいと思っています。最低限、この条件をのんでもらわないと家に帰れないよって言っても、頑なに拒否。手に負えません。私には、両親、親戚はいないので、義理の父母のことが実両親だと思ってやっていますし、両親とも同じように思ってくれています。だから、見離したくないし、私が出来ることを精一杯やり、父の希望を叶えたい。100%は無理でもそれに近いかたちにして迎えたいと思っています。最期は、自宅で過ごしたいという気持ちもとっても分かるので。知恵を貸してください。

この記事では、79歳のご父君の自宅療養を実現するための具体的なステップを、介護保険制度の活用方法、ご家族への説得方法、そして現実的な準備について、転職コンサルタントの視点も交えながら解説します。ご自身の状況と照らし合わせながら、ご参考にしてください。

1. 現状の把握と課題の明確化

まず、ご父君の現在の状態と、自宅療養に必要なサポートレベルを正確に把握することが重要です。医師や看護師と詳細に話し合い、具体的な介護ニーズ（食事、排泄、入浴、移動など）を洗い出しましょう。これにより、必要な介護サービスや住宅改修の内容が明確になります。また、ご家族の負担能力やご希望も合わせて整理することで、現実的なプランを立てやすくなります。

2. 介護保険制度の活用：メリットとデメリットを明確に

ご父君は介護保険の利用を拒否されていますが、その理由を丁寧に聞き取る必要があります。「財源が減る」という懸念は、多くの高齢者が抱く共通の悩みです。そこで、介護保険のメリット（費用負担の軽減、質の高いサービスの提供）とデメリット（自己負担、プライバシーの懸念など）を具体的に説明し、誤解を解くことが重要です。例えば、介護保険を利用することで、医療保険だけでは賄えない介護サービス（訪問介護、デイサービスなど）を低価格で利用できることを強調しましょう。また、サービスの種類や利用方法、費用負担について、具体的な例を挙げて説明することで、理解を深めることができます。さらに、介護保険の申請手続きをサポートする行政機関や専門機関の存在も伝えましょう。

3. ご家族への説得：共感と具体的な提案

ご家族（特に、ご母君とご弟さん）の協力を得るためには、まず彼らの不安や懸念に共感することが大切です。「お父さんの希望を叶えたい気持ちはみんな同じです」と伝え、現状の課題を共有しましょう。そして、具体的な解決策を提案することが重要です。例えば、訪問介護サービスの利用で、ご母君の負担を軽減できること、デイサービスの利用で、ご父君の社会参加とリハビリを促進できることなどを具体的に説明します。また、ご弟さんには、仕事の負担を軽減するための具体的な協力体制（週末のヘルパー手配、家事分担など）を提案しましょう。

4. 住宅改修：安全で快適な生活空間の確保

築50年の住宅は、高齢者の生活には危険が伴う可能性があります。手すりの設置、段差の解消、浴室の改修など、最低限の住宅改修は必要不可欠です。ご父君の抵抗を最小限にするために、安全面を強調し、快適な生活空間の確保が、ご父君の早期回復にも繋がることを説明しましょう。具体的な改修費用や補助金制度についても調べ、提示することで、説得力が増します。

5. 専門家への相談：多職種連携による包括的なサポート

介護は、一人で抱え込むには負担が大きすぎます。ケアマネージャー、医師、看護師、理学療法士、作業療法士など、様々な専門家の協力を得ることで、包括的なサポート体制を構築することができます。ケアマネージャーは、介護サービスの計画立案や調整、手続きの代行など、様々なサポートをしてくれます。医師や看護師は、ご父君の健康状態を管理し、必要な医療処置を提供します。理学療法士や作業療法士は、リハビリテーションを通して、ご父君の身体機能の回復を支援します。これらの専門家と連携することで、ご父君の自宅療養を安全かつ円滑に進めることができます。

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6. ご父君との継続的な対話：希望と現実のバランス

ご父君の希望を尊重しつつ、現実的な解決策を提示し続けることが重要です。定期的にご父君と話し合い、進捗状況を共有し、不安や疑問を解消しましょう。ご父君の気持ちに寄り添いながら、根気強く説得を続けることが、最終的に自宅療養を実現するための鍵となります。無理強いするのではなく、ご父君が納得できるペースで進めていくことが大切です。

7. ご自身のケア：心身の健康を保つ

介護は、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。ご自身の心身の健康を維持するために、定期的な休息やリフレッシュ、そして必要であれば専門機関への相談も検討しましょう。ご自身の健康を維持することが、ご父君の介護を継続していく上で不可欠です。サポート体制を整え、無理なく介護に取り組めるようにしましょう。

8. 成功事例：他の方の経験から学ぶ

多くの家族が、高齢者の介護に直面しています。インターネットや書籍、介護支援団体などで、成功事例やノウハウを積極的に収集し、参考にすることで、より効果的な介護プランを立てることができます。他の方の経験から学ぶことで、新たな視点や解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ

79歳のご父君の自宅療養を実現するためには、介護保険制度の活用、ご家族との連携、専門家への相談、そしてご自身のケアが不可欠です。困難な状況ではありますが、一つずつ課題を解決していくことで、ご父君の希望を叶えることができるはずです。焦らず、段階的に進めていきましょう。そして、必要に応じて、専門家のサポートを積極的に活用することをお勧めします。

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