介護士9ヶ月目の悩み：人間関係と業務への不安を乗り越えるには？
介護士9ヶ月目の悩み：人間関係と業務への不安を乗り越えるには？
この記事では、介護付き有料老人ホームで働き始めたばかりのあなたが抱える、人間関係の悩みと業務への不安を解消するための具体的なアドバイスを提供します。入居者様とのコミュニケーション、上司との関係、そして自身のキャリアに対する不安を乗り越え、介護士としての第一歩を уверенно 踏み出すためのヒントが満載です。
介護付き有料老人ホームでの出来事です。入社して9ヶ月目です。仕事はまだ単調な物しかできず、介護行為はまだやっておりません。資格はヘルパー2級を持っています。今日入居者様からオレンジを頂きました。「これ、みかんだと思ったらオレンジだった。手で剥こうとしても剥けない。剥けたとしても服に汁が付くから嫌だ。だからこれ皆さんで」と言われ、私と二人でやっている担当の方が半分こして私にくれました。他にも貰っている職員さんは居ますよ。大丈夫です。と言いますが私はお気持ちだけでも・・と言いたかったです。言えませんでした。。その何日間か前、施設長の所へ行きました。そしたら「高齢者は健常者みたく色々行為が難しくなってきている。よく観察するように。自分に気に取られているとすぐに倒れて転んでそけい部なんて怪我したら・・」と仰っておりました。リーダーに一応※※様から果物をお頂きになったのですが大丈夫ですか？と聞いたら「あげるって言うんならいいんじゃないの？」と言っていて、私と担当している女性職員（上司）もいいですよと言います。しかしここからが問題なんです。オレンジを”みかん”と間違えて買ってきてしまったみたいなんです。で、オレンジを沢山爪でつついた後があり、周りもふにゃけています。いたみすぎている物は食べてしまいました。言っていた通り、本当に汁が出てきました。よく観察するようにとの事、最初職場で貰った際リーダーに果物ごと見せに行こうと思ったのですが、担当の上司に「うん、いいです。」と言われてしまい見せる事が出来ませんでした。一回ユニットの職員にこの人馬鹿だから言う事聞かないでと言われ反論しましたが、「何ですか？あなた。私はあなたの上司ですよ？言う事を聞いて下さい。私は3年です。あなたは数ヶ月でしょう」と言われとても怖くなり、もう反論できません。オレンジはかなり柔らかくて爪でも十分剥けました。こんなに柔らかくて爪でも剥けるのに、もう剥けなくなってしまったと思うととても悲しく、これ以上は食べられません。この果物、施設長に見せるべきでしょうか？あと、この担当の女性職員の事も施設長に言うべきでしょうか？一回日課表というものを見ながら業務をと言われたのですが、施設長が「日課表なんて無いと思って頭に入れて」と言われてしまい私は介護をしたら命取りをするんだなと思いこの上司と行動をするのが怖くなりました。かと言って同じく働いているのだから何も言えません。
入社9ヶ月目、新しい環境での仕事は、期待と同時に多くの不安を伴うものです。特に介護の現場では、入居者様のケアだけでなく、人間関係や業務の進め方など、様々な問題に直面することがあります。今回の相談者様も、入居者様とのコミュニケーション、上司との関係、そして自身の業務に対する不安を抱えているようです。この状況を乗り越え、介護士として成長していくためには、いくつかのステップを踏む必要があります。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を客観的に整理し、何が問題なのかを具体的に把握することが重要です。相談者様の状況を整理すると、以下の点が問題として挙げられます。
- 入居者様とのコミュニケーションにおける戸惑い: オレンジの件で、入居者様の気持ちを尊重しきれなかったと感じている。
- 上司との関係性の悪化: 指示に従うことへの恐怖心、意見を言えない状況。
- 業務への不安: 日課表の指示と施設長の指示の矛盾、介護業務への自信の欠如。
- 情報共有の不足: オレンジの件を上司に相談できなかったこと。
これらの問題を一つずつ見ていきましょう。まずは、入居者様とのコミュニケーションについてです。入居者様からオレンジを頂いた際、感謝の気持ちを伝えられなかったことについて、相談者様は後悔の念を抱いています。これは、相手の気持ちを尊重したいという、あなたの優しさの表れです。しかし、同時に、相手の言葉を素直に受け止めることも大切です。今回のケースでは、入居者様は「皆で食べてほしい」という気持ちでオレンジを渡してくれたので、感謝の気持ちを伝えつつ、その意向に従うことも一つの方法です。介護の現場では、入居者様との良好な関係性を築くことが重要です。相手の気持ちを理解し、適切な対応を心がけましょう。
次に、上司との関係性についてです。相談者様は、上司からの厳しい言葉に傷つき、意見を言えなくなってしまっています。これは、非常に苦しい状況です。しかし、この状況を放置しておくと、あなたの成長を妨げるだけでなく、精神的な負担も大きくなってしまいます。上司との関係を改善するためには、まず、冷静に状況を分析することが重要です。上司がなぜそのような態度をとるのか、その背景を考えてみましょう。もしかしたら、上司はあなたに期待しているからこそ、厳しく接しているのかもしれません。また、上司も人間ですので、感情的になってしまうこともあるかもしれません。上司の言動をすべて真に受けるのではなく、客観的に受け止めるように心がけましょう。そして、可能であれば、上司とのコミュニケーションを積極的にとるようにしましょう。困ったことやわからないことがあれば、遠慮なく質問し、自分の意見も伝えるようにしましょう。ただし、感情的にならず、冷静に話すことが大切です。
業務への不安については、日課表の指示と施設長の指示の矛盾や、介護業務への自信の欠如が原因として挙げられます。介護の現場では、マニュアル通りにいかないことも多々あります。臨機応変な対応が求められることもあります。しかし、だからこそ、日々の業務を通じて学び、経験を積んでいくことが重要です。まずは、先輩職員のやり方をよく観察し、積極的に質問することで、知識と技術を身につけていきましょう。また、自分の得意なことや苦手なことを把握し、苦手なことは克服できるように努力しましょう。そして、自信を持つためには、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。できることから一つずつこなし、少しずつ自信をつけていきましょう。
情報共有の不足も、問題の一つです。オレンジの件を上司に相談できなかったことは、あなたの不安を増幅させる結果となりました。介護の現場では、情報共有が非常に重要です。何か困ったことや疑問点があれば、すぐに上司や同僚に相談し、情報を共有するようにしましょう。そうすることで、問題を早期に解決できるだけでなく、チームワークも向上します。
2. 具体的な行動計画の立案
次に、現状の問題点を踏まえ、具体的な行動計画を立てましょう。以下に、それぞれの問題に対する具体的な行動プランを提案します。
2-1. 入居者様とのコミュニケーション改善
- 感謝の気持ちを伝える: 入居者様から何かを頂いた際には、必ず感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。「ありがとうございます。嬉しいです。」といったシンプルな言葉でも、相手に気持ちは伝わります。
- 積極的に話しかける: 入居者様と積極的にコミュニケーションをとるように心がけましょう。挨拶はもちろんのこと、世間話や趣味の話など、様々な話題で会話をすることで、親密度を深めることができます。
- 相手の気持ちを理解する努力: 入居者様の言葉だけでなく、表情や仕草からも、相手の気持ちを読み取るように努めましょう。相手が何を求めているのか、何を伝えたいのかを理解しようとすることで、より適切な対応ができるようになります。
2-2. 上司との関係性改善
- 冷静な状況分析: 上司の言動を客観的に分析し、なぜそのような態度をとるのかを考えましょう。
- 積極的なコミュニケーション: 困ったことやわからないことがあれば、遠慮なく質問し、自分の意見も伝えるようにしましょう。
- 報告・連絡・相談の徹底: 業務に関する情報は、上司に正確に報告し、連絡し、相談しましょう。
- 第三者への相談: どうしても上司との関係が改善しない場合は、他の上司や同僚、または人事担当者に相談することも検討しましょう。
2-3. 業務への不安解消
- 先輩職員の観察と質問: 先輩職員のやり方をよく観察し、積極的に質問することで、知識と技術を身につけましょう。
- 自己分析: 自分の得意なことや苦手なことを把握し、苦手なことは克服できるように努力しましょう。
- 小さな成功体験の積み重ね: できることから一つずつこなし、少しずつ自信をつけていきましょう。
- 研修への参加: 介護に関する知識や技術を向上させるために、積極的に研修に参加しましょう。
- 記録の活用: 日々の業務内容や気づいたことを記録することで、自分の成長を可視化し、振り返りに役立てましょう。
2-4. 情報共有の徹底
- 困ったことはすぐに相談: 何か困ったことや疑問点があれば、すぐに上司や同僚に相談しましょう。
- 報連相の徹底: 業務に関する情報は、上司や同僚に正確に報告し、連絡し、相談しましょう。
- 情報共有の習慣化: 積極的に情報交換を行い、チーム全体で問題を共有する習慣をつけましょう。
3. 施設長への相談と上司への対応
相談者様は、オレンジの件を施設長に報告すべきか、上司の言動を施設長に伝えるべきか悩んでいます。この点について、以下のようにアドバイスします。
まず、オレンジの件についてですが、施設長に報告する必要はありません。今回の件は、大きな問題ではありません。しかし、もし今後、同様のことが起こった場合は、施設長に相談することも検討しましょう。例えば、入居者様の安全に関わる問題や、施設の運営に影響を与えるような問題が発生した場合は、施設長に報告する必要があります。
次に、上司の言動についてですが、まずは、上司とのコミュニケーションを試みることが重要です。上司に自分の気持ちを伝え、改善を求めるようにしましょう。しかし、もし上司との関係が改善しない場合は、施設長に相談することも検討しましょう。その際には、感情的にならず、客観的に状況を説明し、どのように改善したいのかを具体的に伝えましょう。また、人事担当者に相談することも有効です。人事担当者は、あなたの状況を客観的に判断し、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
4. キャリアパスと自己成長
入社9ヶ月目は、介護士としてのキャリアをスタートさせる大切な時期です。この時期に、様々な経験を積み、自己成長を促すことが重要です。以下に、キャリアパスと自己成長に関するアドバイスをします。
- 資格取得: ヘルパー2級をお持ちとのことですが、さらに上位の資格（介護福祉士など）を取得することで、専門性を高め、キャリアアップを目指すことができます。
- 研修への参加: 介護に関する様々な研修に参加し、知識や技術を向上させましょう。
- 自己分析: 自分の強みや弱みを把握し、自己成長のための目標を設定しましょう。
- キャリアプランの作成: 将来的にどのような介護士になりたいのか、具体的なキャリアプランを立てましょう。
- 情報収集: 介護業界に関する情報を積極的に収集し、最新の動向を把握しましょう。
介護の仕事は、大変なことも多いですが、やりがいのある仕事です。入居者様の笑顔や感謝の言葉は、あなたのモチベーションを高め、日々の業務を支えてくれるでしょう。今回の相談者様も、様々な困難を乗り越え、介護士として大きく成長することを願っています。
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5. まとめ：介護士として成長するために
介護の現場で働くことは、多くの困難を伴いますが、同時に、大きなやりがいを感じられる仕事です。今回の相談者様が抱える悩みは、多くの介護士が経験するものです。これらの問題を乗り越え、介護士として成長していくためには、以下の3つのポイントが重要です。
- 自己分析と問題解決能力の向上: 自分の現状を客観的に分析し、問題点を明確にすることが重要です。そして、問題解決能力を高めるために、様々な情報収集や、周囲とのコミュニケーションを通じて、解決策を見つけ出す努力をしましょう。
- 人間関係の構築: 入居者様との良好な関係を築くことはもちろん、上司や同僚との良好な関係を築くことも重要です。積極的にコミュニケーションを取り、協力し合える関係を築きましょう。
- 継続的な学習と自己成長: 介護に関する知識や技術を向上させるために、継続的に学習し、自己成長を目指しましょう。資格取得や研修への参加だけでなく、日々の業務を通じて学び、経験を積むことが大切です。
これらのポイントを意識し、日々の業務に取り組むことで、あなたは必ず介護士として成長し、やりがいを感じられるようになるでしょう。応援しています。
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