介護と家族問題:理不尽な状況を乗り越えるためのチェックリスト
介護と家族問題:理不尽な状況を乗り越えるためのチェックリスト
この記事では、介護と家族関係の問題に直面しているあなたに向けて、具体的な解決策と心の持ち方について解説します。特に、親族間の不公平感や理不尽な振る舞いに悩んでいる方の心の負担を軽減し、より良い関係を築くためのヒントを提供します。介護と仕事の両立、そして家族との関係性に苦しんでいるあなたの現状を理解し、具体的なアドバイスをお届けします。
舅の姉からの仕打ちに納得がいきません。主人のひいおばあちゃん(101歳)をひきとって介護しています。ひいおばあちゃんは舅の母で、それまではうちの隣で、舅と暮らしていましたが、去年の夏に転倒し骨折してから介護が必要になりました。姑がすでに他界しているので、男が介護をしづらいこともありわが家にひきとりました。
舅には、姉一人と弟が二人いますが、全員家族に病人がいるのでひきとれないといわれました。うちにくれば、定期的にひいおばあちゃんを仏さんに参らせてあげることもできるし(ひいおばあちゃんは骨折するまで、朝晩のおつとめはかかしたことがありません。)私自身、元看護師なので介護には抵抗はなく、うちの子どもたちも、ひいおばあちゃんと暮らせるのを喜んだので、私も喜んでひいおばあちゃんをひきとりました。
私はお店を経営してますし、子どもも3人います。うち一人は持病をかかえ、毎日学校へ送迎が必要です。何時にいけるかは、その日の体調によるので、日程がたちません。また、舅は農業を営んでいるので、農繁期の11月は私も手伝うようになります。
おばあちゃんは、ほぼ寝たきりで、歯もないので、食事もすべて離乳食のようにすりつぶさなければいけません。仕事に、農業に、子育てに、長女の看病に、ひいおばあちゃんの介護。我ながら、よくやったと思っています。子どもたちも、ゴボウをすりつぶしてくれたり、おしめを変えるのを手伝ってくれたり、家族で楽しく介護していました。
ところが、12月に心臓を悪くして、ひいおばあちゃんが入院することになりました。12月に入院するまで、知らん顔の義父の姉弟(ひいばあちゃんからすれば娘息子たち)。久しぶりに顔をあわせても、私がおしめをかえていようがありがとうの一言もありません。
それどころか、「施設にいれてくれれば良かったのに」と迷惑そう…自分たちはひきとれないといったくせに。それが、入院を機に毎日病院にいくんです…介護はいやだけど、看病ごっこはしたいってこと?と、情けない気持ちになりました。
洗濯もこっちでするから大丈夫と言ってあるのに、必ず持って帰ってやってきます。まあ、娘だから、やってあげたいと思ってるかとはしてもらったらいいかなとそのまま放置してたら。今日、義父から「ねえ(自分のお姉さんのこと)がおばあさんの洗濯してるんだから、礼を言うとけ」と命令されました。
なんかおかしくないですか?娘が、母親の洗濯をしてるのに、甥っ子の嫁(ひいおばあちゃんとは血のつながりはありません)が、礼を言う。でも、下の世話をし、歯のない人も食べれる介護食を作っていた甥っ子の嫁(私)には礼は言わない。病院からの医療費の請求もなぜか、私たちに直接ではなく、床頭台の引出のなかにいれてありました。舅の姉がそれを見つけ、私たちが病院に行ってないと攻めてきました。舅の姉とは顔を合わせたくないので、彼女が帰った後であろう時間に行くようにしています。私がいけないときは主人が行ってくれています。
病院もなぜそんなところに入れていたのか、びっくりですが…納得がいかないです。農作業の時も、農作物をわけてもらえる日にだけやってきて、椅子に座ったまま手伝うこともなく、私のやり方に嫌味を言い続けます。
舅の姉はもともと、外への顔はいいけど、嫁や嫁の子ども(主人やうちの子どもたち)にはきつくあたります。わが家は本家ですが、主人には兄弟がいないので、法事などの段取りはいつも私と中学生の娘たちがやることになります。姑が生きていたころはいろいろ教えてくれました。その姑はもともと持病があったので、ステロイドを飲んでいて、副作用で転倒するとすぐ骨折していました。
以前、法事の前日に姑が転倒したことがあり、法事の日に起き上がれずにいました。痛がりようもひどかったので、病院に行くよううながしても、法事が終わるまでは我慢すると居間に寝たまま私に指示をしてくれていました。舅の姉は、姑を気遣うどころか、「こんなところで寝たまま…」と嫌味を言ってました。法事の後も、母の指示に従っていた私に「早くこっちへ来て、近所へ配る饅頭の支度をしなさい」と、命令されました。私としては、姑の気になるところをはやく片づけて、病院へ行かせてあげたかったので、「ちょっと待ってください」というと、「ちょっと待ってじゃない。反抗ばっかりして」といわれました。
病院へ行けば、やはり姑は大たい骨を骨折していて、即手術になりました。姑にたいするあまりの態度今でもゆるせません。舅の姉弟とは、二度と顔を合わせたくないのに、この先ひいおばあちゃんの葬式になれば、また、舅をはじめ姉弟そろって踏ん反りかえって命令するのかと思うとたまりません。正直、おばあちゃんのことは生きている間に精一杯やってるので、お葬式には出たくないとさえ思ってしまいます。こんな感覚間違っているでしょうか?
はじめに:あなたの状況を理解する
ご相談ありがとうございます。あなたは、介護と家族関係という、非常にデリケートで負担の大きい問題に直面されています。特に、献身的に介護をされているにも関わらず、親族からの理解が得られず、不公平感や理不尽さを感じている状況は、精神的にも非常に辛いものです。この状況を乗り越えるために、まずはあなたの置かれている状況を整理し、具体的な対策を講じていきましょう。
この問題は、介護という重労働に加え、家族間の感情的な対立、そしてあなたの時間的・精神的な負担が複雑に絡み合っています。介護保険制度の利用、親族とのコミュニケーション、そしてあなたの心のケアなど、多角的な視点から解決策を検討する必要があります。
1. 状況の整理と問題点の明確化
まずは、現状を客観的に把握し、問題点を明確にすることから始めましょう。以下のチェックリストを使って、あなたの状況を整理してください。
- 介護の負担:
- ひいおばあ様の介護における具体的な負担(食事、入浴、排泄、移動など)をリストアップする。
- 介護にかかる時間、費用、労力を具体的に把握する。
- 家族関係:
- 舅、舅の姉弟との関係における問題点を具体的に書き出す。(例:感謝の言葉がない、手伝わない、批判ばかりする、など)
- 家族間のコミュニケーションの現状を把握する。(例:話し合いが少ない、一方的な命令が多い、など)
- あなたの感情:
- 現在感じている感情(怒り、悲しみ、不満、疲労感など)を具体的に記録する。
- 感情的な負担を軽減するために、どのようなサポートが必要かを考える。
- 生活環境:
- 仕事、子育て、家事など、現在の生活における負担を整理する。
- 時間的余裕、経済的余裕、精神的余裕の現状を把握する。
このチェックリストを通じて、あなたの抱える問題が具体的に可視化されます。問題点を明確にすることで、具体的な解決策を見つけやすくなります。
2. 介護保険制度の活用
介護保険制度は、介護者の負担を軽減するための重要なツールです。まだ利用していない場合は、積極的に活用を検討しましょう。
- ケアマネージャーとの連携:
- ケアマネージャーに相談し、ひいおばあ様の介護に必要なサービスを検討する。
- 訪問介護、デイサービス、ショートステイなどのサービスを組み合わせ、あなたの負担を軽減する。
- 介護サービスの利用:
- 訪問介護を利用し、食事の準備、入浴、排泄の介助などを依頼する。
- デイサービスを利用し、ひいおばあ様の生活の質を向上させるとともに、あなたの休息時間を確保する。
- ショートステイを利用し、一時的に介護から解放される時間を作る。
- 介護費用の軽減:
- 介護保険の自己負担額を把握し、利用できる制度(高額介護サービス費など)を確認する。
- 介護費用に関する相談窓口を利用し、経済的な負担を軽減する。
介護保険制度を最大限に活用することで、あなたの負担は大幅に軽減されます。ケアマネージャーと連携し、最適なサービスプランを作成しましょう。
3. 親族とのコミュニケーション
親族との関係改善は、あなたの精神的な負担を軽減するために不可欠です。以下のステップで、コミュニケーションを改善しましょう。
- 現状の分析:
- 舅の姉弟がなぜそのような態度をとるのか、その背景を冷静に分析する。
- 彼らの価値観や考え方を理解しようと努める。
- 話し合いの場を設ける:
- 感情的にならず、冷静に話し合いができる場を設ける。
- 第三者(ケアマネージャーなど)を交えて話し合うことも有効。
- あなたの気持ちを伝える:
- あなたの感謝の気持ち、困っていること、そして改善してほしいことを具体的に伝える。
- 相手の言葉に耳を傾け、理解しようと努める。
- 期待しすぎない:
- 相手の態度がすぐに変わるとは期待しない。
- 焦らず、少しずつ関係を改善していくことを目指す。
- 距離を置く:
- どうしても関係が改善しない場合は、物理的な距離を置くことも考える。
- 無理に付き合うことで、あなたの精神的な負担が増えることを避ける。
コミュニケーションは、一方通行ではなく、双方向のものです。相手の気持ちを理解し、あなたの気持ちを伝えることで、より良い関係を築くことができます。
4. 境界線の設定
理不尽な要求や、あなたの負担を増やすような行動に対しては、明確な境界線を設定することが重要です。
- 断る勇気を持つ:
- あなたの負担が大きすぎる場合は、相手の要求を断る勇気を持つ。
- 断る際には、相手を傷つけないように、丁寧な言葉遣いを心がける。(例:「今はどうしても手が離せません」)
- 役割分担を決める:
- 介護の役割分担を明確にし、あなたの負担を軽減する。
- 家族間で話し合い、それぞれの役割を決め、責任を明確にする。
- 助けを求める:
- 一人で抱え込まず、周囲の人に助けを求める。
- 家族、友人、地域のサポート団体など、頼れる人に相談する。
- 自分の時間を確保する:
- 自分のための時間を確保し、心身のリフレッシュを図る。
- 趣味や休息の時間を持ち、ストレスを解消する。
境界線を設定することで、あなたの心身を守り、健全な状態を保つことができます。無理をせず、自分を大切にしましょう。
5. 感情的なケア
介護は、精神的な負担が大きいものです。あなたの感情をケアすることも、非常に重要です。
- 感情の整理:
- 自分の感情を認識し、受け入れる。
- 日記を書いたり、信頼できる人に話したりして、感情を吐き出す。
- ストレス解消:
- リラックスできる方法を見つける。(例:入浴、音楽鑑賞、軽い運動など)
- 趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図る。
- 専門家のサポート:
- カウンセリングやセラピーを受け、専門家のアドバイスを受ける。
- 精神的な負担を軽減し、心の健康を保つ。
- ポジティブな思考:
- 感謝の気持ちを持つ。
- 小さなことでも良いので、自分の頑張りを認め、褒める。
あなたの心の健康を守ることは、介護を続ける上で不可欠です。積極的に感情的なケアを行い、心身ともに健康な状態を保ちましょう。
6. 成功事例と専門家の視点
多くの人が、あなたと同じような状況を経験し、それを乗り越えてきました。以下に、成功事例と専門家の視点を紹介します。
- 成功事例1:
- Aさんは、義理の家族との関係に悩み、ケアマネージャーに相談しました。ケアマネージャーのサポートを受けながら、家族間のコミュニケーションを改善するための話し合いを重ねました。その結果、家族の理解が得られ、介護の役割分担が明確になり、Aさんの負担が軽減されました。
- 成功事例2:
- Bさんは、介護保険サービスを積極的に利用し、訪問介護やデイサービスを組み合わせました。これにより、Bさんは自分の時間を確保し、心身ともにリフレッシュすることができました。
- 専門家の視点:
- 精神科医のC先生は、「介護は、一人で抱え込まず、周囲のサポートを積極的に活用することが重要です。また、自分の感情を大切にし、心身の健康を保つことが、介護を長く続けるための秘訣です」と述べています。
これらの事例や専門家の意見を参考に、あなた自身の状況に合った解決策を見つけ、実践していきましょう。
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7. 今後のステップ
最後に、今後の具体的なステップをまとめます。
- チェックリストの作成:
- 現状を整理し、問題点を明確にする。
- 介護保険制度の活用:
- ケアマネージャーに相談し、必要なサービスを検討する。
- 親族とのコミュニケーション:
- 話し合いの場を設け、あなたの気持ちを伝える。
- 境界線の設定:
- 断る勇気を持ち、役割分担を決める。
- 感情的なケア:
- 感情を整理し、ストレスを解消する。
これらのステップを一つずつ実行していくことで、あなたの状況は必ず改善されます。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。あなたの努力は必ず報われます。
まとめ
介護と家族関係の問題は、非常に複雑で、解決には時間がかかることもあります。しかし、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことで、必ず状況は改善されます。この記事で紹介したチェックリスト、介護保険制度の活用、親族とのコミュニケーション、境界線の設定、感情的なケアなどを参考に、あなた自身の状況に合った解決策を見つけ、実践してください。あなたの心身の健康を守りながら、より良い未来を築いていくことを願っています。
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