脳出血で寝たきりの夫の介護と仕事の両立…同じ境遇の方はいませんか？

この記事では、脳出血で寝たきりとなったご主人の介護をしながら、仕事との両立に悩む40代の女性の方に向けて、具体的な解決策を提示します。介護と仕事の両立は、多くの課題を伴いますが、適切な情報とサポートがあれば、乗り越えることができます。この記事では、介護保険制度の活用、利用できるサービス、仕事との両立のヒント、そして心のケアについて、詳しく解説していきます。

誰か同じ境遇の方はいませんか…主人が脳出血で倒れてから2年半が過ぎました。一命は取り留めましたが、左片麻痺、失語症、高次機能障害、胃瘻で寝たきり状態です。少し回復して簡単な筆談は出来るまでになりました。まだ40代の半ばです。お国が決めた期限と言う事で、回復期の最長6ヶ月までリハビリの病院にいました。その6ヶ月を過ぎると出て行かないと行けなくて、その後は少しでもリハビリのある老健施設や入退院等して、タライ回し状態で、やっと特養に入れました。正直、私としては、もう少し…主人にリハビリを頑張ってもらい、良い方向にいけたら…と願っているのですが…特養はリハビリがありません。今はコロナ渦の為、お部屋ではなくリクライニング式の車イスに乗って面会をさせていただいています。その為、主人は車イスに乗って外に行きたいと訴え掛けてくるようになりました。脳出血の為、性格も全く変わり、表情も険しくなってしまいました。笑う事もなく、最近はキツイ言葉は少しだけ出てきます…。「お前を殴り殺す」「使えないカス」等…主人の希望する事が出来ないと必ず出てきます。叩いてくる事もあります…。倒れる前の主人との関係は、すれ違いで会話は殆どありませんでした。一人息子が居ますが、只今反抗期で、やはり主人とは前から会話は殆どありませんでした。反抗期の息子と介護となると、主人を家に連れて帰ってくる自信も正直ありません…。ただ、このまま特養でいいのだろうか…仕事を辞めて家で介護をした方がいいのか…色々と考えてしまいます…家族会等も調べてみましたが、歩ける方や社会復帰を目指す方等で、少し我が家と状況が違うようで…答えが出てきませんでした。同じ様な境遇の方はどのようにされていますか…？

介護と仕事の両立：困難な状況を乗り越えるために

ご主人の脳出血による介護と、仕事との両立について、大変な状況の中、心身ともに疲労困憊されていることと思います。まず、現状を整理し、どのような選択肢があるのか、一緒に考えていきましょう。介護と仕事の両立は、多くの人にとって大きな課題ですが、適切な情報とサポートがあれば、必ず乗り越えることができます。

1. 現状の整理と課題の明確化

まず、現状を客観的に把握することが重要です。以下の点を整理してみましょう。

ご主人の状態：寝たきり、左片麻痺、失語症、高次機能障害、胃瘻、性格の変化、攻撃的な言動。
介護体制：特養入所中、面会はリクライニング車椅子、リハビリの不足。
家族関係：ご主人との関係性、反抗期の息子との関係性。
経済状況：仕事の継続、収入の確保。
精神的な負担：介護疲れ、将来への不安、孤独感。

これらの要素を整理することで、具体的な課題が明確になり、対策を立てやすくなります。

2. 介護保険制度と利用できるサービス

介護保険制度は、介護が必要な方を支えるための重要な制度です。ご自身の状況に合わせて、積極的に活用しましょう。

介護保険サービスの利用：
- 訪問介護（ホームヘルプサービス）：自宅での入浴、排泄、食事などの介助、家事援助。
- 訪問看護：看護師による健康管理、医療処置。
- 通所介護（デイサービス）：日中の介護サービス、リハビリ、レクリエーション。
- 短期入所生活介護（ショートステイ）：短期間の入所、介護者の負担軽減。
- 福祉用具のレンタル・購入：車椅子、特殊寝台、歩行器など。
介護保険の申請：
- お住まいの市区町村の窓口で申請。
- 介護認定調査を受け、要介護度を決定。
- ケアマネジャー（介護支援専門員）に相談し、ケアプランを作成。
ケアマネジャーとの連携：ケアマネジャーは、介護に関する専門家です。ご自身の状況を詳しく伝え、最適なサービスを提案してもらいましょう。

3. 仕事との両立：働き方の選択肢

仕事と介護の両立は、働き方を見直すことで、負担を軽減することができます。

勤務先の制度の活用：
- 介護休業：最長93日まで取得可能。
- 介護休暇：年5日まで取得可能（対象家族1人につき）。
- 時短勤務：勤務時間を短縮。
- テレワーク：在宅勤務。
転職・キャリアチェンジ：
- 介護業界への転職：介護職、ケアマネジャーなど、介護に関する知識や経験を活かせる仕事。
- 在宅ワーク：パソコンスキルを活かした仕事、ライター、Webデザイナーなど。
- パート・アルバイト：勤務時間や日数を調整しやすい。
フリーランス・副業：
- 自分のペースで働ける：時間や場所にとらわれない働き方。
- 収入源を増やす：本業と並行して収入を確保。
労働時間の見直し：
- 残業時間の削減：業務効率化、上司との相談。
- 有給休暇の取得：心身のリフレッシュ。

4. 家族との連携とサポート体制

一人で抱え込まず、家族や周囲の人々の協力を得ることが重要です。

家族との話し合い：
- 息子の協力：介護への参加、家事の手伝い。
- 親族のサポート：経済的な支援、精神的な支え。
地域社会とのつながり：
- 地域の相談窓口：社会福祉協議会、地域包括支援センターなど。
- 介護者同士の交流：情報交換、悩み相談。
- ボランティア：介護の手伝い、話し相手。
専門家のサポート：
- ケアマネジャー：介護に関する相談、ケアプランの作成。
- 医師：健康管理、精神的なサポート。
- カウンセラー：心のケア、ストレス軽減。

5. 精神的なケアと心の健康

介護は、心身ともに大きな負担がかかります。ご自身の心の健康を保つために、以下の対策を行いましょう。

休息とリフレッシュ：
- 睡眠時間の確保：質の高い睡眠。
- 趣味の時間：好きなことをする。
- 気分転換：散歩、旅行、映画鑑賞など。
ストレス解消：
- 悩み相談：家族、友人、専門家。
- リラックス法：アロマテラピー、瞑想、ヨガなど。
- 運動：軽い運動、ストレッチ。
自己肯定感を高める：
- 自分の頑張りを認める：自分を褒める。
- 目標設定：小さな目標を達成する。
- 感謝の気持ちを持つ：周囲の人々への感謝。
専門家のサポート：
- カウンセリング：心の悩み、ストレスの軽減。
- 精神科医：必要に応じて薬物療法。

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6. 特養での生活と今後の展望

特養での生活は、ご主人にとって、そしてあなたにとっても、様々な感情が入り混じるものです。特養での生活をより良くするために、以下の点を意識しましょう。

特養との連携：
- 情報共有：ご主人の状態、希望を伝える。
- 相談：疑問や不安を相談。
- 面会：頻繁に面会し、ご主人の様子を観察。
ご主人のQOL（生活の質）の向上：
- 趣味や楽しみ：好きな音楽を聴く、写真を見るなど。
- コミュニケーション：筆談、身振り手振り、笑顔。
- 環境整備：快適な空間作り。
今後の展望：
- リハビリの継続：可能な範囲でリハビリを続ける。
- 在宅介護の検討：家族の状況、経済状況を考慮して検討。
- 専門家との連携：ケアマネジャー、医師、カウンセラーなど。

7. 成功事例と専門家の視点

多くの人が、介護と仕事の両立という困難な状況を乗り越えています。以下に、成功事例と専門家の視点をご紹介します。

成功事例：
- Aさんの場合：訪問介護サービス、ショートステイを積極的に利用し、仕事と介護を両立。
- Bさんの場合：会社の介護休業制度を利用し、介護に専念。復帰後は時短勤務で仕事と介護を両立。
- Cさんの場合：在宅ワークに転職し、自分のペースで仕事と介護を両立。
専門家の視点：
- ケアマネジャー：「介護保険サービスを最大限に活用し、介護者の負担を軽減することが重要です。」
- 精神科医：「介護者は、自分の心の健康を保つことが大切です。休息、ストレス解消、専門家のサポートを受けましょう。」
- 社会福祉士：「家族や地域社会との連携を深め、孤立しないようにすることが重要です。」

8. まとめ：未来への一歩を踏み出すために

脳出血で寝たきりのご主人の介護と仕事の両立は、非常に困難な状況ですが、決して乗り越えられないものではありません。現状を整理し、介護保険制度や利用できるサービスを最大限に活用しましょう。働き方を見直し、家族や周囲の人々の協力を得ながら、ご自身の心の健康を保つことが重要です。未来への一歩を踏み出すために、積極的に情報収集し、専門家のアドバイスを受け、自分らしい方法で、この困難な状況を乗り越えていきましょう。

最後に、あなたの状況が少しでも改善されることを心から願っています。頑張ってください。

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