90歳のおばあ様の自宅介護、どうすれば？ 介護・福祉のプロが教える、安心して暮らすための完全ガイド
90歳のおばあ様の自宅介護、どうすれば？ 介護・福祉のプロが教える、安心して暮らすための完全ガイド
この記事では、90歳のおばあ様の自宅介護について、具体的な悩みと疑問を抱えるあなたに向けて、介護・福祉の専門家である私が、豊富な知識と経験に基づき、具体的なアドバイスを提供します。高齢者の自宅生活を支えるための情報、介護保険制度の活用方法、そして、あなた自身が抱える不安を解消するためのヒントが満載です。安心して、おばあ様と穏やかな日々を送るために、ぜひ最後までお読みください。
困っています！！高齢者自宅生活について お知恵をお貸しください。
高齢者90才の祖母です。
慢性心不全で3年前から肺に水がたまったりし、１年に１回位冬にⅠケ月間、入退院を繰り返す状態となっています。
昨年は５月に１ケ月程入院し、今年の1月１４日に入院。その際も 胸に水が貯まり腹部へも溜まっていた様です。
薬も効かず、点滴も中々効かないまま尿が出ず、1月21日から呼吸補助装置をつけました。危険な状態。
尿が出始め安定して回復に。２日めには食事も出ました。２月はじめには 足腰が弱くなっていて リハビリを１０日程したところで、2月14日に退院。（70歳未婚の息子と２人暮らし。）
かなり堪えていて、体を起こすこと、寝返りもままならない状態。雪や寒さも堪えてか、おう吐、下痢、食欲不振が続き・・・２月27日に入院。
現在、ベット横ポータブルには何とか移れるが、立ち上がれないことがしばしばあるという。
この状態で退院となるようです。
食事、排せつ・・・等日常常に介助が必要ではないかと思うのですが、
現在要介護2か3のハズです。 （頭はしっかりしています。）
本人が、現在入院している病院で最後をと希望しているようなので、他の病院を紹介してもらいたくはないようです。
おそらく、自宅に帰り生活をすると思いますが、
こういった更に足腰が不住になった状態で、以前から来てもらっている週二回のヘルパーさんは来てもらい、ヘルパーさんも増やす予定ですが、
食事も作ってくれるのでしょうか？ 毎日の事となれば、毎日の3食 来てくれるのでしょうか？
初めてのことでスミマセンが、少しでも 知っておけばいいことがあればアドバイスをお願いします。
長々と分かりにくくすみません。補足お忙しい中、たくさんのご回答に感謝いたしますm(__)m
bakatare_kozouさんのおっしゃられる通り地域によって異なりますよね。担当さん？というか・・確かに判断するのも人。人それぞれの基準だという事、現在のケアマネさんとしっかり話すようにおじさんに話します。でも、中々、頑固で話を聞かないので困っています。看護士さんも自宅は難しいと話してくれたようですが。soltfullmakiさん、宅配の件も参考になりました助かります。
90歳のおばあ様の自宅介護について、多くの不安やお悩みがあることと思います。特に、ご本人の状態が不安定で、介護保険や利用できるサービスについて情報が不足していると、なおさら不安は大きくなるでしょう。この記事では、そのようなあなたの不安を解消し、おばあ様が安心して自宅で生活できるよう、具体的な情報とアドバイスを提供します。
1. 現状の把握と必要な準備
まず、現状を正確に把握し、必要な準備をすることが重要です。おばあ様の現在の状態、利用できる介護サービス、そして、ご家族のサポート体制を整理しましょう。
1-1. おばあ様の状態の確認
おばあ様の現在の状態を詳しく把握することが、適切な介護プランを立てる第一歩です。以下の点を確認しましょう。
- 身体機能: 寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行などの動作はどの程度できるのか。
- 認知機能: 意思疎通はスムーズにできるか、理解力に問題はないか。
- 健康状態: 慢性心不全の症状、服薬状況、食事摂取量、排泄状況などを確認する。
- 既往歴: 過去の病歴やアレルギーの有無を確認する。
これらの情報は、今後の介護プランを立てる上で非常に重要になります。病院の主治医や看護師、ケアマネジャーに相談し、詳細な情報を収集しましょう。
1-2. 介護保険サービスの利用
要介護認定を受けている場合、介護保険サービスを利用できます。まだ認定を受けていない場合は、お住まいの市区町村の窓口で申請を行いましょう。要介護度によって利用できるサービスや費用負担が異なります。主な介護保険サービスには以下のようなものがあります。
- 訪問介護（ヘルパー）： 食事、入浴、排泄などの介助、掃除、洗濯など。
- 訪問看護： 医療的なケア（健康状態の観察、服薬管理、褥瘡の処置など）。
- 訪問リハビリ： 理学療法士や作業療法士によるリハビリ。
- 通所介護（デイサービス）： 日中の介護、食事、入浴、レクリエーションなど。
- 短期入所生活介護（ショートステイ）： 短期間の入所による介護。
- 福祉用具のレンタル・購入： 車椅子、ベッド、手すりなどの福祉用具のレンタルや購入。
これらのサービスを組み合わせることで、おばあ様の自宅での生活をサポートできます。ケアマネジャーに相談し、最適なプランを作成してもらいましょう。
1-3. 家族のサポート体制
自宅介護は、ご家族の協力が不可欠です。誰が中心となって介護を行うのか、他の家族はどのようにサポートできるのかを話し合いましょう。
以下は、家族で話し合うべき主なポイントです。
- 役割分担: 介護の中心となる人、金銭的なサポートをする人、情報収集をする人など、役割を分担する。
- 情報共有: おばあ様の状態や介護に関する情報を共有し、連携を密にする。
- 休息とリフレッシュ: 介護者の心身の負担を軽減するために、休息やリフレッシュの時間を確保する。
- 緊急時の対応: 緊急時の連絡先や対応方法を共有し、いざという時に備える。
家族だけで抱え込まず、地域の相談窓口や専門家にも相談し、サポート体制を構築しましょう。
2. 介護サービスの具体的な活用方法
次に、具体的な介護サービスの活用方法について解説します。おばあ様の状態に合わせて、適切なサービスを選択し、効果的に利用しましょう。
2-1. 訪問介護（ヘルパー）の活用
訪問介護は、自宅での生活を支える上で重要なサービスです。おばあ様の状態に合わせて、必要なサービス内容を検討しましょう。
- 身体介護: 食事介助、入浴介助、排泄介助、着替えなど。
- 生活援助: 掃除、洗濯、買い物、調理など。
ヘルパーは、食事の準備や掃除だけでなく、おばあ様の安否確認や健康状態の観察も行います。週に何回、どのくらいの時間、ヘルパーに来てもらうかを、ケアマネジャーと相談して決めましょう。
2-2. 食事のサポート
食事は、健康を維持するために非常に重要です。おばあ様の食欲や嚥下機能に合わせて、適切な食事のサポートを行いましょう。
- 食事の準備: ヘルパーに食事の準備を依頼するか、配食サービスを利用する。
- 食事形態: 嚥下機能に合わせて、刻み食、ミキサー食、とろみをつけるなど工夫する。
- 栄養バランス: 栄養士に相談し、栄養バランスの取れた食事を提供する。
- 水分補給: こまめな水分補給を促す。
2-3. 排泄のサポート
排泄は、尊厳を保ちながら行うことが重要です。おばあ様の状態に合わせて、適切なサポートを行いましょう。
- トイレへの誘導: トイレまでの移動をサポートする。
- 排泄介助: ポータブルトイレの使用、おむつ交換など。
- 清潔ケア: 清潔を保ち、褥瘡を予防する。
2-4. 医療的なケア
訪問看護を利用することで、自宅でも医療的なケアを受けることができます。
以下のようなケアが受けられます。
- 健康状態の観察: 血圧測定、体温測定、呼吸状態の観察など。
- 服薬管理: 薬の管理、服薬の介助。
- 褥瘡の処置: 褥瘡の予防と治療。
- 点滴やカテーテルの管理: 必要に応じて、点滴やカテーテルの管理を行う。
訪問看護師は、主治医やケアマネジャーと連携し、適切なケアを提供します。
3. 自宅介護を成功させるためのポイント
自宅介護を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。これらのポイントを意識することで、おばあ様とご家族が安心して生活できる環境を整えることができます。
3-1. コミュニケーションを大切にする
おばあ様とのコミュニケーションを大切にしましょう。話を聞き、気持ちを理解し、寄り添うことが重要です。
- 傾聴: おばあ様の言葉に耳を傾け、気持ちを理解しようと努める。
- 共感: おばあ様の気持ちに共感し、寄り添う。
- 情報共有: 介護に関する情報を共有し、一緒に考える。
- 感謝の気持ちを伝える: 感謝の気持ちを言葉で伝え、安心感を与える。
3-2. 環境を整える
安全で快適な生活環境を整えることも重要です。
以下のような点に注意しましょう。
- 住環境の整備: 手すりの設置、段差の解消、滑り止めの設置など、転倒防止対策を行う。
- 温度・湿度管理: 快適な温度と湿度を保つ。
- 明るさの確保: 十分な明るさを確保し、視覚的な負担を軽減する。
- 清潔さの維持: 清潔な環境を保ち、感染症を予防する。
3-3. 休息とリフレッシュ
介護者は、心身ともに負担が大きくなりがちです。
休息とリフレッシュの時間を確保し、心身の健康を保ちましょう。
- 休息時間の確保: 睡眠時間を確保し、疲労を回復する。
- 気分転換: 趣味や好きなことをする時間を作る。
- 相談: 家族や友人、専門家に相談し、悩みを共有する。
- レスパイトケア: 短期入所やデイサービスなどを利用し、介護から一時的に離れる時間を作る。
3-4. 専門家との連携
ケアマネジャー、医師、看護師、ヘルパーなど、専門家との連携を密にしましょう。
定期的に情報交換を行い、適切なアドバイスを受けることが重要です。
- ケアマネジャーとの連携: 介護プランの作成、サービスの調整、相談など。
- 医師との連携: 健康状態の管理、服薬管理、医療的なアドバイスなど。
- 看護師との連携: 医療的なケア、健康状態の観察、相談など。
- ヘルパーとの連携: 日常生活のサポート、情報共有、相談など。
4. 困ったときの対処法
自宅介護では、様々な問題に直面することがあります。困ったときの対処法を知っておくことで、冷静に対応し、問題を解決することができます。
4-1. 認知症の症状が現れた場合
認知症の症状が現れた場合は、まず、専門医に相談し、適切な診断と治療を受けましょう。
以下のような対応も重要です。
- 環境調整: 落ち着ける環境を整え、安全を確保する。
- コミュニケーション: 穏やかな口調で話しかけ、理解しようと努める。
- 生活習慣の維持: 規則正しい生活を送り、心身の安定を図る。
- 専門家のサポート: 認知症対応の専門家（認知症対応型デイサービス、グループホームなど）のサポートを受ける。
4-2. 体調が悪化した場合
体調が悪化した場合、まずは、主治医に連絡し、指示を仰ぎましょう。
以下のような対応も重要です。
- 症状の観察: 症状を詳しく観察し、記録する。
- 服薬管理: 薬の服用状況を確認し、正しく服用させる。
- 安静: 安静を保ち、無理をさせない。
- 緊急時の対応: 緊急時の連絡先を確認し、速やかに対応する。
4-3. 介護疲れを感じた場合
介護疲れを感じたら、無理をせずに、休息を取りましょう。
以下のような対応も重要です。
- 休息: 十分な睡眠を取り、心身を休ませる。
- 気分転換: 趣味や好きなことをする時間を作る。
- 相談: 家族や友人、専門家に相談し、悩みを共有する。
- レスパイトケア: 短期入所やデイサービスなどを利用し、介護から一時的に離れる時間を作る。
5. 今後の展望と心構え
自宅介護は、長期にわたる可能性があります。
今後の展望を持ち、心構えをしておくことが重要です。
- 目標設定: おばあ様が、できる限り長く、安心して自宅で生活できるように、具体的な目標を設定する。
- 情報収集: 最新の介護情報やサービスに関する情報を収集し、常に学び続ける。
- 柔軟な対応: おばあ様の状態や状況に合わせて、柔軟に対応する。
- 前向きな気持ち: 困難な状況でも、前向きな気持ちを持ち、笑顔を絶やさない。
自宅介護は、大変なことも多いですが、おばあ様との絆を深め、かけがえのない時間を過ごすことができます。
この記事が、あなたの自宅介護をサポートし、おばあ様との穏やかな日々を支える一助となれば幸いです。
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この記事が、あなたの自宅介護に関する疑問や不安を解消し、おばあ様との穏やかな生活をサポートする一助となれば幸いです。
もし、さらに詳しい情報や個別の相談が必要な場合は、お気軽に専門家にご相談ください。
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